追記:2023/06/18(一部表記修正)
今回、フィリップスの「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」のプレミアム
レビューの機会を頂くことができましたので、早速レビューしていきます。
■製品概要
フィリップス・ジャパンの公式YouTubeアカウントでこの機種の紹介動画が
公開されていますが、水と空気をジェット噴射することで歯間の汚れを素早く
取り除くことができる口腔洗浄器です。従来、歯ブラシの毛先が届かない歯間
の汚れを取り除くには、歯間ブラシやデンタルフロスといったもので地道に歯間を
磨いていくしかありませんでしたが、こちらを使うと歯間を狙って起動ボタンを
ワンプッシュするたけで、汚れを吹き飛ばすことができ非常に楽になります。
なお「ソニッケアー エアーフロス」には
通常のものと、
今回レビューさせて頂く「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」が用意されて
おり、前者は電池残量表示が低下時のみになるのに対し、後者は3段階の残量表示
が利用でき充電するタイミングを計りやすくなっています。また、連続噴射回数
についても前者は1回固定なのに対し、後者は1回/2回/3回を選択して使用でき
ます。詳細な使用感は後ほど触れますが、1回でも十分綺麗になりますが3回の
連続噴射では完膚なきまでに汚れを吹き飛ばしている感覚になりますので、場合
によって使い分けできるのは便利かと思います。使用するノズルの先端の形状も
異なり、後者の方がワイドに噴射できるようです。口腔洗浄器は他社でも取り
扱いがありますが、そちらは連続吐水で言うなれば口の中で高圧洗浄機(もちろん
屋外用のような圧力ではないですが)を使って洗っているような状態なので給水
タンクも大きめですが、こちらは1カ所ずつピンポイントにジェットの力で吹き
飛ばしているため、給水タンクは小さめです。それでも1回の給水で全ての
歯間をカバーできる+αの容量ですので、タンクが小さい分軽く扱いやすいです。
■開梱
箱の中身はシンプルで、本体とノズルが2本・そして充電器と説明書です。
ウルトラではない通常のものではノズルが1本となり、充電器にもノズル
スタンドが付かないため家族で共用したい場合はウルトラがおすすめです。
説明書には使い方について図入りで分かりやすく解説されていますが、実際
使い方は簡単なので見なくてもすぐに使いこなせます。あとは洗面所に設置
して充電しましょう。当方の元にやってきた個体は充電せずとも半分程度充電
されている状態でしたが、購入のタイミングによっては残量がなくすぐ使え
ないこともありますので、基本的には使い始める前に充電が必要です。
付属のノズル2本ですが、シリコン部分の色が違うので家族で共用する場合に
区別が付きやすくなっています。シリコン部分の先端を歯間に当てて洗浄
していきます。
手持ちのソニッケアー ダイヤモンドクリーン ディープクリーンエディション
と並べてみるとこんな感じで、ノズルを含めない高さこそブラシを付けない
ソニッケアーの本体と一緒くらいですが、奥行きが2倍くらいあります。
持ちやすいように突起がついたグリップ部が用意されています。
スタンドにセットした状態がこんな感じです。上に見える薄いブルーの
ボタンが噴射に利用する起動ボタンです。下の丸い部分が
電源/モードスイッチで、電源の入り切りとモード切替に使用します。
ランプは電源が入った状態だとモード表示、充電中の状態だと電池残量
を示しています。
■使用感
使用感の前に日頃のオーラルケアですが、毎日朝晩と同社の電動歯ブラシ、
「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ディープクリーンエディション」を
ディープクリーンモードで使用しており、時間がある晩だけ糸ようじを
使用して歯間ケアを行っています。このケアを続けて3ヶ月に1度、歯科医で
歯の状態をチェックしていただいていますが、ソニッケアーを使い始める前
に比べかなり磨き残しの量が改善されてきたものの、歯間ケアがまだ不十分
とのことで毎回のようにデンタルフロスの利用を勧められています。ただ
デンタルフロス、自分で使うには結構大変なんですよね・・・。大きく口を
開けるのはもちろんのこと、指で磨く幅の糸をつかんで歯間に差し込むのが
かなり億劫です。手も唾液でベタベタになりますし。
それに比べると今回の「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」については
糸ようじ+α程度の手間でデンタルフロスを越える洗浄能力があるのでは、
と感じました。タンクに入れる水は通常の水道水のほか、マウスウォッシュ
も利用可能とのことだったのでマウスウォッシュで使用していますが、歯間に
噴射するたびにスースーする爽快感が得られます。噴射回数は電源/モード
スイッチで切り替えられますが、初期状態で3回になっており少し強すぎると
感じれば1回や2回も選べます。個人的には1回で十分ですが、奥歯など隙間が
大きい部分は3回でやるとより汚れが落ちやすいかもしれません。説明書では
3回を推奨しています。水の噴射量はそれほど多くはないのですが、やはり
勢いもあって10回程度噴射すると1度口をすすがないと垂れてくる感じです。
休み休みやっていくのがよさそうです。上下の歯を一周し、奥歯や歯並びが悪い
ところを追加で噴射してと使って、だいたいタンクが満水から空に近くなる感じ
なので、殆どの場合は追加で給水せずに使い終えることができます。マウス
ウォッシュをタンクに入れていた場合は水道水を入れて軽く振って流して
終わりです。
ノズルは水洗いできますが、残念ながら本体は水洗い不可なので固く絞った
タオルで拭くくらいしかできません。使用中に垂れてくるものもありますので、
この辺は次期モデルでは改善してほしいところですね。なお使用後に電源
ボタンを長押しして電源を切らないと、噴射に使用する起動ボタンに
うっかり触れて暴発することがありますので気をつける必要があります。
1分ほど無操作だとオートオフになる機能も用意されています。
効果についてはマウスウォッシュを使うとさらに歯間がスースーする感じが
得られます。少なくとも適当に糸ようじでケアしていた時よりは歯間がクリア
になった感じがありますし。しばらく使用したあとにいつもの歯科医の検査が
ありましたが、糸ようじ使用時と同等には汚れが落ちているようでした。概ね
期待していた効果が出ていることを確認できました。
■総評
同社の電動歯ブラシと組み合わせて使用することで、オーラルケアの効果を
さらに高めることができると感じました。歯間ブラシやデンタルフロスの場合は
歯ブラシほど長く使えないのでちょくちょく変える必要がありますが、これで
あればノズルを半年に一回交換するだけで済むためあまり手を掛けずに済みます。
手間のかかる歯間ケアが、非常に簡略化できるので長く続けやすくなりそうです。
水洗い不可な点は気になりますが、今後の製品で改善されることを期待します。
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