zigsow様 および グローバルデータ様、この度はレビューアーに選定していただき、ありがとうございました。
今回は、2カ国を訪問する出張をする機会を会社から頂きましたので、このレビューアーに応募しまし、使い方や使い勝手を報告します。
(7/22 総括を行いました。長いですが、下のほうまでスクロールしてご覧ください。)
【出発前】
MiFiルータは佐川急便で届きました。
開封してみると、ルーターは2セット用意されていました。イタリアとトルコでは通信方式が違うためでしょう。
イタリア用の中身はこのようになっています。
(本体、予備バッテリー、それぞれのACアダプター、接続ケーブル、変換プラグ)
予備バッテリーはパナソニック製です。
トルコ用の中身です。イタリア用に予備バッテリーなどが入っているためでしょうか、ルーターとACアダプタのみが入っています。
ルーターはD25HWと瓜二つ(?)です。
それぞれの機器は充電済みの様でしたので、さっそく持っていく機器の設定を行っておきます。
持ってく機器は、VAIOとiPhoneです。
通信量の制限もかかるようですし、会議資料を大量に持っていかなければならないので、当初予定していたPSPは持っていくのをやめました。
準備といっても、ルーターを起動しVAIOとiPhoneがSSIDを見つければ、ルータに書かれているパスワードを入力するだけで、簡単に接続されます。2機種×2ルーターの4つの設定は20分程で完了しました。
【出張中】:7/6現在
出発前に、余計な通信をしないよう、設定を変更します。
WindowsUpdateの停止
iPhoneの設定
飛行機搭乗前に設定の変更をし、いよいよ出発します。
以後は、MiFiを活用しつつ、現地からアップロードを試みます。
【イタリアにて】 7/8追記
関空を出発し、約20時間。ようやくイタリアのミラノマルペンサ空港に到着しました。
PocketWiFiとの比較を行うため、空港でイタリアの大手通信会社のTIMを探しましたが、見当たらず、インフォメーションに聞いたSIMカードの販売場所にはボーダフォンしかなかったため、購入を断念。とりあえず、MiFiのみで行動を開始しました。
出国前に必要な設定をしておいたので、MiFiの電源をいれると、ものの1分弱で使えるようになりました。
さっそく、家族に到着の連絡をメールすると、すぐに家族からの返信があり、国内で使っているのと変わりの無い使い方ができます。
時間が早かったですが、ホテルにチェックインできたので大きな荷物を部屋において、ミラノ市内を散策しました。今回の出張の目的には観光客が訪れる場所の、外国人への対応状況を調べることもあるため、仕事として観光地を回ることができます。
ガイドブック片手に、ミラノ中心部を歩きまわりましたが、やはり古い街並みで、中央から放射状に道ができているため、自分の位置が分からなくなりました。
ここで、iPhoneの出番です。MiFiに接続した状態で地図アプリを起動し、目的にに無事辿り着くことができました。
たどり着いたところは、ミラノに訪れる人はおそらくみんな立ち寄る、壮大な建築物のドゥオーモです。
《通信速度》
スピードテストのサイト(http://homepage2.nifty.com/oso/speedtest/)で、通信速度を確かめてみましたが、この程度なので過度の期待は禁物です。実際この記事を作るのにも、画像の貼り付けなどは、結構ストレスが溜まります。
明日からは3日間、国際会議で缶詰状態になるので、メールチェック程度しか使わないと思いますので、イタリア編はこの程度とさせていただきます。
一応、仕事(プレゼン)している状況を。
(TIMのSIMはもう少し探してみますが....)
結局、空港やミラノ中央駅のTIMショップは土日に休んでいたようで、イスタンブールに向かう木曜日にはショップがあることを確認しました。ただし、数時間で出国するので、購入はしませんでしたが。ちなみに、TIMのホームページなどを確認してみると、1GBまでで10ユーロのSIMカードがあるようで、PocketWiFiを所有しており、数日程度であれば、MiFiよりも経済的になるケースもありそうです。
【イスタンブール編】 7/14追記
7月12日にミラノからイスタンブールに移動しました。今回は空港のSIMショップがすぐに見つかりましたが、店員さんに費用を聞くと、聞き取りにくい英語で、「データ通信SIM自体が25TL、1GBのプリペイドに30TL」と言っていたように聞こえました。現在1TLは50円弱なので、2500円位になります。イタリアのTIMに比べると高いですし、トルコには3日しかいないので、購入は断念しました。
で、気を取り直してMiFiを起動すると、すぐに電波をキャッチし、ネットワーク環境が整いました。イタリアで使用していた機種よりは早い印象を受けました。
iPhoneを接続すると、移動中に溜まっていたメールがすぐに届きました。
《通信速度》
イスタンブールでの通信速度は次の通りで、イタリアよりも早く、体感的にも快適でした。
イスタンブールでの仕事は、ボスポラス海峡にかかる吊橋の調査です。現地の管理主体にコンタクトし、塔頂まで連れて行ってもらいました。
【総括】
現地の空港に着いて、「すぐに」かつ「簡単に」ネットにつながるので、とても便利だと思います。とくにスマホを持っていれば、地図アプリを利用して道に迷わず目的地にたどり着けるので、海外ではとても助かりました。(自分は、道に迷ってから使いましたが....)
ただし、金額面で考えると、次のように分析されます。
今回私は、イタリア5日間、トルコ4日間の滞在で、前後とイタリアトルコの移動で1日ずつ飛行機内での移動があり、12日間の出張でした。
MiFiのレンタル費用はイタリア980円/日、トルコ1580円/日、予備バッテリー210円/日ですので、
(980円+1580円+210円)×12日=33,240円
が必要となります。この他に、安心パックフル367.5円/日と受け渡し手数料525円/台を考慮すると、
(367.5円×2台)×12日+525円×2台=9870円
が別途必要となり、総額は43,110円となります。
一方、海外パケット使い放題ですと、どこの会社でも1日約3,000円なので、36,000円程度で済むことになります。すなわち、私のような機器が異なる2カ国を移動する場合、予備バッテリーも含めMiFI機器を借りるだけであれば若干安くなりますが、i機器の保証費用を考慮すると、必ずしも安くならない結果となります。
(実際に、どれだけの費用がかかったのかは不明ですが、FAQをみると移動などで通信していない日についても、費用が発生するとなっているので、上記のような計算になると思います)
また、本文中にも記載していますが、SIMフリーのモバイルルーターを保有し、かつ現地でSIMを調達できる語学力があれば、数千円で通信環境が整うことになります。
以上の通り、確かにこのサービスは初心者には便利で、通常の場合は安く海外での通信環境(通信速度は決して早くありません)を確保することができると思いますが、事前のコスト比較はとても重要だと思います。
最後に要望として、iPhoneにしてもAndroidにしても、勝手に通信しない設定を出国時にし、帰国時にもとに戻す必要がありますが、それを自動的に行ってくれるアプリがあると便利だと思います。
りっちさん
2012/07/18
かっちょええw
地図も日本語表記で便利ですねー
海外出張おきおつけてー
くすくすさん
2012/07/22
場所によって頻繁に拾う電波が変わるようで、TIMになったりBodafoneになったりしてました。