Zigsowプレミアムレビュー、ALMITY HW11L をお届けします
~働く人の足元を支えるシューズ~
今回は MIZUNO の ワークシューズ、ALMITY HW11L について
約2週間ほどの実使用経験を元にレビューを行いました。
2週間を超えてのレビューについては別途追記させていただきます。
Mizuno . ALMITY シリーズにおける HW11 の位置づけ
販売元のMizuno公式サイトで ALMITY シリーズを確認すると
目的用途に合わせ、プロテクティブシューズがラインナップされています。
【2020.4.10.現在のラインナップ】 ※左上の赤枠商品が今回のレビュー対象です。
上記サイトから選択できる商品のメッセージは以下の通りです。
AS:帯電防止(塗装工程や精密電子部品かな?)
CS:粉体などを扱う工程向きでしょうか?
FF:幅広タイプ、足の形が広い方へ。
LS:軽量モデル、こだわりを持った方へ。
LS:MIDモデル、軽量かつミドルカット(ハイカット)を求める方へ。
VS:通気性の良いタイプ、夏場のムレが気になる方へ(私もレビューしています)
SF:はき口が高く、汚れや足首の保護に気を配りたい方へ。
TD:一体感を重視しながらも安全と耐久性に配慮した製品。軽作業向けに良さそうです。
ES:着脱のしやすさに着目したモデル、事務所と現場の往来が多い事務方向け。
FS:女性向けのモデル。(男性なのでちょっとわからない)
SD:ハイハットモデルでありながら通気性にも配慮してあります。
→ HW:履き心地に着目し、長い時間はいても疲れにくいシューズを目指しました。
ターゲットが多いため、自分はどのモデルが良いのか?
すべてのモデルが耐滑性能を備えていますので、床が塗れていたり油や粉体を
扱う現場でも使用可能です。
そのうえで、自身が使う場所に適したモデルを選んでいただければよいと思います。
2週間使ってみた感想をメインでレビューします。
はき心地、装着感について
まず、シューズをはく動作はスムーズです。
はき口周辺の剛性が高く、素材が少し滑る様な感じなので
抵抗感すくなく、さっとはくことが出来ます。
また、靴紐の質感もよく、適度な硬さがあり
滑りもよく、調節しやすかったです。
鉄板の上で…。
設備設置予定の鉄板の上に立っています。
若干の防錆油が残っていますが、滑る様な事はありませんでした。
ズボンが黒、鉄板も黒っぽいので黄色のコントラストが映えます。
また、滑りにくいポイントは靴底のパターンにあります。
小さなリブを何か所も突き出したイメージで構成されており、
それぞれの凸リブが体重荷重を受け、たわむことで大きな抵抗を発揮していると思います。
ただし、背反としての「耐久力」はどうかな?と少し気になります。
このプロテクティブシューズは、「はき心地のやわらかさ」もポイントなのですが、
靴底の柔らかさ=耐摩耗力の弱さにつながらないか、心配です。
ここは、継続レビューしていこうと思います。
肝心のはき心地はどうなのか?
良好です!
26.0サイズはわずかに大きかったかな?と思いもしましたが
気づいたら違和感なくなれていました。
シューズ内に遊びもほとんどありません。
アピールポイント通り、はき心地が良い。
ふわふわする感じではない。
ぐにゃっという感じでもない。
適度に接地感がやわらかい。
なんというか表現が難しいのですが、
靴の底の下、コンクリートの上に薄いクッションシートがあるような、そんな感覚です。
足に力をかけて蹴り出すときに動きを阻害せず、
変な挙動もなく、とても良い印象です。
シューズの汚れと、清掃について。
現場作業のため、グリスなどの汚れが衣服を介して、また直接設備から受けてしまう
事が想定されます。
3日ほど使用した際に何か所か汚れを確認できたので
ウエットティッシュで丁寧に拭けば、かなりきれいになります。
(清掃前) (清掃後)
(清掃前) (清掃後)
清掃は、プロテクティブシューズが新しいこともあり、直ちに落ちました。
半年、一年後にどうなっているか、見てみようと思います。
汚れの元はグリスですので、よほどの汚れでなければ
ウエットティッシュレベルでも拭き上げることが出来そうなのは
メンテナンス面で非常にありがたいです。
履き口の形
HW11の履き口の形はこんな感じです。
シューズ本体側は合皮っぽくなっていて足を通すときはスムーズです。
そのくせ、一度履いてしまえば足首をしっかり守ってくれます。
少しだけですが、ハイカット気味になっている感じもあり、安心感があります。
【安全】目立って守る!、防御力も十分!そして滑らない! 三拍子そろった凄い奴。
HW11に付属する反射材の効果を見てみます。
締め切った部屋に少し差し込む日の光、
部屋の暗い部分に置いて、カメラで撮影したものです。
ミズノロゴの上部にある反射材が光っているのが分かってもらえるでしょうか。
実際はもっと反射の光量が変化するので目立ちます。
(シューズの色自体も黄色で相乗効果になっていると思います)
HW11の耐滑性能(油・樹脂ペレット)
【油】 【樹脂ペレット】
シューズ裏の素材が良いのでしょうか、油が床に滲んでいるところでも
一定の耐滑性を発揮してくれます。
また、細かな樹脂ペレットが散乱した状態で上から踏みつけても大丈夫でした。
※走ってきてジャンプ、着地を踏ん張れるなどとは言いませんが、
無意識に歩行する限りにおいては、足を滑らせるような状況は
起こりえませんでした。かなり良いです。
(非常に短い動画です)
足を保護してくれる範囲、保護する部材の耐久性について
以前レビューしたミズノ製プロテクティブシューズと比較します。
ちょっとシューズが汚くて申し訳ないです。
ですが、約20ヶ月使用し、オールマイティVS が受けたダメージはこれだけ。
ダメージ部分を確認した結果
・ダメージは先端に集中している(つまり、前進方向に足を動かすときにぶつかる)
・シューズの色が剥げている部分はあるが、形状が崩れる等ダメージに負けた痕跡はない。
上記をふまえ、仮に使用期間を2年と想定(裏面のグリップが減ってきているため)すると
シューズの防御力、強度は(VSに関しては)十分であると思えます。
そして、同じメーカーさんで同じ程度の規格を満足していると思いますので
今回の オールマイティHW に関しても同程度の期待を持てると思います。
普段使いでも全く問題ない、安心安全おすすめできます。
車両の運転に関して。
運転に関しては、マイカー何種類かとフォークリフト、2tクラスのトラックで評価。
足先の保護のため、防御力は十分と書きましたが、
保護部分が邪魔になるわけでもなく、保護部分で感覚がぼやけるわけでもなく
違和感なく運転ができます。
【フォークリフトを運転している状況です】
アクセルの調整も問題なく出来ますし、つま先を上げる動作も楽ちんです。
自転車の運転、通勤での利用に関して
自転車の運転に関しても全く問題ありませんでした。
車の運転と同様、靴のサイズ感、ペダルを踏む感覚、
力のかけ方、靴底の剛性など、最近自転車を良く乗っているので
いろいろ気にしてみましたが、気づけば何も違和感なく走っています。
【ブリジストンTB1:上から】
【Giant Escape-RX.disc:横から】
今日(2020.04.19)もこの仕様で50kmほど走ってきましたが
調子よく、最後まで走り切ることが出来ました。
普段使いから軽作業まで、全く問題なく安全に使用することが出来ます。
職場で靴を履き替える習慣の有無にかかわらず使用でき、
日常においても不意に足先をぶつけてしまうようなシーンを回避できるため
通勤も含めて使用したいと思います。
checkerflagさん
2020/04/20
名前の通りどんな使い方にも対応してくれそうですね。
ただ、耐水性の記述が無いのですがその辺は普通の靴と同じように
雨量が多いとしみ込んでくるのでしょうか。
いや、自分が耐水性有りのモデルを買ったら固くて足が痛かった
経験が有るので(^_^;)
普通の靴に耐水性汚を求めるのがおかしいのかも知れませんがね。
とっぷりんさん
2020/04/20
コメントありがとうございます。
耐水性確認やってみますね!
2日ほどお時間いただければ幸いです。