今の時代は、より目的を絞り込んで作り込まれたアイテムが増えてきているように感じます。
そして、その技術も精錬されてきています。
ワークシューズの世界もそうかもしれません。
今回、使用感等をお伝えするのは、ALMIGHTY TD11Lです。
普通のスニーカータイプです。
ミズノの「オールマイティLS」で絶大の安定性を実感したマジックテープタイプをと考えましたが
あえて、紐タイプにしました。
そして、私の使用スタイルは、家から作業靴を履いて現場に行きそのまま帰るスタイルです。
途中で買い物をしたりリフレッシュに行くこともありますので
カジュアルでも見栄えが良いものを選びたいと考えて上記写真の形と色を選択しました。
現在、仕事のメインで使用している安全スニーカーは
「オールマイティLS」です。
動き回るときに横へのバランス安定感があり、足首のホールドも程よく使いやすい靴です。
その為に仕事場での使用だけでなく 足を怪我して松葉杖歩行の時にも活躍してくれました。
(その時の報告も「オールマイティLS」のレビューに載せています)
「オールマイティLS」と比較しながら進めてみたいと思います。
現在の仕事は、
スーパーの品出し加工を行いながら数十年前からの美装工事をしています。
品出し加工作業は、かなり重たい段ボール(商品)を一度に運んだり持ち上げたりするために
足元の安定が高いほど疲れが軽減でき安全性が保たれます。
ごみを運んでごみ置き場の部屋入れますが、
他部署からのごみも集まり床面が濡れていたり油や脂で滑りやすくなっています。
重たいかご台車や金属製の枠などで足先をぶつけることもよくあります。
美装工事(自営業)は、
新築店舗・家や中古店舗・家の掃除、店舗の定期清掃をはじめいろいろ請け負います。
ポリシャー等の機械作業の時などは、足元の濡れた現場での作業となり
洗剤で床洗いをした場合、洗剤の種類や濃度等によって滑り具合が変わります。
現場は、様々な場所(依頼によって場所が替わる)で車の移動となります。
運転する時間が多くあります。
簡単にALMIGHTY TD11Lを見てみたいと思います。
白をベースに黒い靴ひもを使用することによって
前から見た時に気持ちが「キュッ!」と締まる感じがします。
外側に当たるサイドには大きな「ミズノ」のロゴマークが黒で走っていて
アッパー側に向かっての動きを催促しているようにも感じます。
シューズの真ん中あたりから白と黒が混じり合い その比率が白から黒に移っていきます。
このデザインによって 白一色よりより若者の匂いを感じます。
言い換えれば若者が持つエネルギッシュな活力を感じます。
その感覚をさらに強めるのがイエローの存在となっています。
さてここで質問です。
質問:「ミズノ」のロゴマークは、片足分の靴に何個あると思いますか?
答えは、私が発見した数は、6個です。
外側のサイド、内側のサイド、ベロの口紐収納、インナーの上側と内側、靴底です。
靴の底を見ると
曲がりやすい素材?厚み?で屈曲溝が数本 横に走っています。
この屈曲溝のおかげで靴部分における指の関節部分(基節骨部分)の曲がりが、
容易に行える構造になっています。
曲がやすさは、下の動画から読み取れます。
つま先とかかとにも注目します。
ALMIGHTY TD11Lは、前へ前へすすむ行動に特化しているように感じます。
もちろんランニングシューズに求められている前進運動を促すようなイメージまではありませんが
バランスを崩して横に流れる動きを防ぎながら前への動きが軽やかです。
前に前に進んでいくと 何かにつま先を打ちつける危険が増します。
しかし、ラバーが持ちあがっており また、つま先に芯があることによって保護となっています。
更に、しゃがんだ状態から次の行動に移るときつま先に大きな力が入ります。
屈曲溝によってしなやかに曲がっている状態からの動きの為に
つま先でしっかりと地面をグリップできて少ない力で立ち上がれます。
かかとは、車の運転に適応できるようにドライビングシューズのように
ラバーが巻き上げになっていて溝が刻まれています。
溝の形状によるのか かかとを床につけた状態で
アクセルやブレーキなどを操作しても滑ることがなく快適です。
うれしい作りとして
インナーソールの取り外しが可能です。
作業によって汚れた時、取り出して丸洗いができることは衛生面においてうれしい点です。
汗臭さも軽減できそうです。
場合によっては、インナー交換も可能。
スーパーの品出し作業にて
スーパーの品出し加工作業にての使用感です。
初めに、どのような作業があるのかを簡単に説明しておきます。
作業項目:品出しと商品加工等
作業内容:様々な大きさの台車に商品(段ボール)を積んで売り場まで運ぶ作業
1箱20キロの商品を大きい台車だと12ケース以上積んで
運ぶこともよくあります。
下の写真にあるような様々な台車を使用します。
(仕事場で写真撮影ができないために同じ型のものを掲載しました。)
*作業中の撮影は禁止されていますし、
あちらことらに監視カメラがありますので撮影ができない場所です。
ご了承ください。
6輪カート サイズ:1277×445×H1500mm
作業では、台車の左右にある棚枠のどちらか片方を外して天板に荷を積んでから
棚枠の掴みやすい段を持って運搬します。
かなりの重量を積み増すが 比較的動きが良い台車です。
静止状態から、はじめの一歩で足の踏ん張りが求められます。
動き出すと惰性も働いて扱いやすいです。
注意点の一つとして
曲がったり停止するときに慣性力が働き、
想像より力が必要になるときがあります。
その時、
靴のグリップ力は大切です。
横へ流れる力が働いた時にそれを防ぐ安定感によって体を保護します。
靴の役割は大きいと言えます。
商品搬入用とごみ用があります。
前側の二つの車輪にストッパーがついていて足の先でON,OFFを切り替えます。
時々つま先をぶつけてしまいます。
商品用のカーゴは、荷を下ろした後、屋外の保管場所に運んでいきます。
途中、スロープがあり注意深く作業します。
スロープでは、踏ん張りが求められます。
運搬は、たたんで二個ずつ運んでいきます。平均5往復ぐらいします。
サイズ:W760×D460×H130mm
直接段ボール等を載せたり作業用の大きなカゴ?(コンテナ?)を載せて使います。
荷物を各商品の陳列棚の前に積み上げてから陳列していきますが
その数は、かなりの数になります。時間にして数時間かかります。
しゃがんだり立ち上がったりの数もかなりの回数となります。
品出しが一段落したら後は、商品の加工作業に移ります。
全て立ち仕事です。
作業場に積み上げられている商品が入った段ボールを作業台まで運んでの作業です。
この時、売り場の商品が品薄なら頻繁に小走りや早歩きで作業場と売り場を往復します。
作業場の床は、水によって濡れていることもしばしばです。
滑りやすいところは、ごみ置き部屋です。
様々な部門からのごみが集まりますから油、脂等によって床が滑りやすくなっています。
店舗内は、Pタイルでワックスがかかっています。
バックヤードは、コンクリートの上から防水塗装がしてある感じです。
店舗とバックヤードの境には、ドアがありそこでも良く足先をひっかけてしまいます。
「オールマイティLS」の時の報告で記しているように
「オールマイティLS」の安心感と安定感に満足していました。
いや、失礼。今でも満足しています。
そうした中での「ALMIGHTY TD11L」との比較となります。
内心どうなるのだろうと・・・・。
数週間連続で使用して 感じているのは、
「前に動くのが軽い気がする」との感覚です。
そして、家に帰って靴を脱いだ時に蒸れていません。
通気性が良いと感じます。
下の写真から通気枠が見れます。両サイドにいくつも空いています。
「オールマイティLS」で感じていた 足首をキュッウ!と締めつける安定感はないですが
「ALMIGHTY TD11L」も不安を一切感じませんから安定てしていると結論を出せます。
今まで、他メーカーの靴ひもだと出勤時の締め付け具合によって解けたことがあります。
靴ひもの収納構造のおかげで危険予防となります。
安心感だけでなく不要なことを考えなくて助かります。
靴ひもの収納構造を下の写真と動画で見れます。
動画は、初めて紐を収納するときに撮影したために もたつきがありますが
すぐにスムーズに行えるようになります。
正直、使い始めの数日間は、収納するのが面倒に感じました。
きっと、慣れないせいでの戸惑いの部分があったと思います。
今では、何も感じることなく靴を履く一環の作業となっています。
久しぶりに
「オールマイティLS」を履いて作業をしてみました。
最初の数時間は、「ALMIGHTY TD11L」よりも重たさと靴の固さを感じました。
また、足首がしっかりしと締まった感じでシューズが足にしっかりと付いてきている感じでした。
(「ALMIGHTY TD11L」は、足と一体になっている感じです。)
作業が進んでいくと すぐにそんな感覚は消えて作業していました。
ごみ置き部屋に入って
重たいごみ袋や発泡スチロール箱をいくつもごみ台車に載せる作業があります。
脂と油で足元が滑りやすい状態ですが
「オールマイティLS」と同じようにグリップがしっかりしています。
雨の日に 店舗のワックスが塗ってあるPタイルの上を歩くときに
「オールマイティLS」は何となく足元の滑りを気にしてしまうことがありましたが
「ALMIGHTY TD11L」はそのような感覚がありません。
同じ素材のように思っていますが 微妙な滑りの違いの理由がよくわからない状態です。
同じはずだと思うのですが・・・・。
26.5㎝サイズの靴で
最大横幅が 約10㎝(実寸)長さが約27㎝(実寸)⇒下の写真参考
違いは、溝の形状から来ているのでしょうか?
上の写真が「ALMIGHTY TD11L」です。
下の写真が「オールマイティLS」です。
(「オールマイティLS」レビューの写真を転用しています。
赤文字は、レビューの時のコメントです。ここでは無視してください。)
「ALMIGHTY TD11L」は、アウトソールの周囲ぐるりにも溝があります。
より水の抜けが良いのかもしれません。
週末の運動が響いてか おしりの筋肉が筋肉痛で歩きづらく感じながら作業をした時がありました。
バックヤードをいつもよりもゆっくりと筋肉をかばいながら歩いていると
屈曲溝の前から3列目がよく反り返っているイメージが脳裏に浮かんできました。
ちょうど足の指の付け根部分がそのラインに該当します。
いつも以上に歩きやすさを感じました。
台車の隅やバックヤードから店内に入るドアによく足先をひっかけていますが
つま先に芯がある為に足に衝撃は来ません。
しゃがんだり立ち上がったりをかなりの頻度で繰り返し行いますが楽です。
アウトソールが柔らかく反り返りの時に軽い力でできるからかと感じます。
店舗の床洗い作業で使用してみて
ポリシャー作業は、
室内作業の為に上履き用靴に履き替えて作業する場合と屋外用の靴で作業を行う場合があります。
時には、写真のように機械をもって階段の上り下りがあります。
階段で運んでいることを示す写真を撮影するために途中で機械を階段に置いています。
運搬は、一人で運びます。
約半年前にアキレス腱を断裂してまだ、筋肉が元に戻っていません。
注意深く一歩づつ階段の上り下りをします。
平地での歩行よりも靴のしなりが大きくて作業しやすい靴です。
また、しゃがんでの作業も下の写真のように
よくアウトソールが曲がり足への負担が少ないとも感じます。
アパート新築現場は、入り口で靴を履き替えて 共用通路に侵入します。
中古物件の場合は、玄関で履き替えます。
このような現場では、一日に何度も履いたり脱いだりを繰り返します。
ちょっと面倒です。
靴ひもの穴を一段下げて緩めに紐を締めて紐を解かずに履けるようにしたりします。
この場合、「ALMIGHTY TD11L」のメリットを感じませんでした。
店舗の床洗いと サッシのクリーニングで使用してみました。
床洗いは、洗剤を床に散布してポリシャーで洗ってワックスをします。
サッシは、5段脚立での作業です。
床面に洗剤や汚水で写真のように水分が多いですが
靴のサイドの通気口から水分が入るようなことはありませんでした。
また、滑ることもありませんでした。
左右に前後にと頻繁に動きますが 非常に動きやすく感じました。
また、脚立作業の時に店舗ですから大きい冊子がいくつもあります。
脚立の上で ガラスの上面をクリーニングして
次に降りて下面のクリーニングをします。
その作業を繰り返しながら 少しずつ 脚立を横にずらしながらの作業です。
上り下りが楽でした。
アウトソールが曲がりやすいからだと思います。
別の現場での使用
上記の店舗より広い店内面積のクリーニングを行いました。
お店の営業が終了してからの作業で 同業他社からの応援を数名お願いしての作業でした。
そのような状況ですので 途中で撮影するなどの余裕はありませんでした。
床洗いが終わって 屋外で道具の片づけの時にやっとで1枚だけ下の写真を撮影しました。
この時点で 店内ではワックス作業等が行われています。
私は片づけに回り スマホで・・・・一枚だけ 撮影。
動きは軽やかでした。
日中作業して 少々足が疲れている時間帯が終わった後からの
今回は作業でしたが思ったほど疲れませんでした。もちろん疲れはしましたが。
靴が軽いのと アウトソールの反り返りが軽く
更に洗剤を撒いても床へのグリップが良いのが疲れにくい要因かと感じました。
ただ、道具やモップを洗う時に 気をつけないと靴の中にホースの水が入りました。
作業中は 汚水が入ることはありませんでした。
当然と言えば当然のことかとも思います。
暗くなってからの作業なので 「再帰反射材付き」の効果はどの様なものかと
気にかけてみましたが よくわかりませんでした。
遠くから見たらわかったかもしれません。
車での運転とカジュアルで
現場へ行くためには、自動車での移動となります。
「オールマイティLS」の時のレビューより(下の青文字)
アクセルやブレーキを踏む右足は大丈夫ですが
オートマで何もしない左足は、かかと部分が履き口にあたってちょっぴり痛い感じがありました。
往復で約2時間かかりましたが 意識をしなければ全く問題ないレベルです。
従って 現場までオールマイティLS ミッドを履いて行って
デザインもいいのでコンビニ途中よって 一日を満足して終われます。
履いた状態の見え方を下の写真で紹介します。
これに対して「ALMIGHTY TD11L」が下の写真となります。
作業ズボンだけでなく ジーンズにも違和感がありません。
若者が普通に履くスニーカーのようです。
言われなければ安全スニーカーと気づく人はほとんどいないと思います。
そう考えると「オールマイティLS」よりさらに
カジュアルに似合うと感じています。
運転時の様子です。
動画はアクセルを踏むときの様子です。
滑り止めがあるかかとを軸に踏み込みます。
アウトソールが、かかと部分で巻き上がっているために
前後だけでなく、横にずれることもありません。
そして、屈曲溝構造によりしなりがあり
ドライビングシューズのようです。
「オールマイティLS」の時のコメントを見ると
「かかと部分が履き口にあたってちょっぴり痛い感じがありました。」となっていましたが
「ALMIGHTY TD11L」は、全くそのようなことはありません。
繰り返しますが、ドライビングシューズのようです。
我が家の「ミズノ」一族
現在、「ミズノブランド」シューズを4タイプ持っています。
タイル目地の直線にそれぞれを揃えて比較した写真を下記に載せています。
サイズは全て26.5㎝です。
左から紹介します。
ランニングシューズ WAVE POLARIS (ブラック)
安全スニーカー ALMIGHTY TD11L (ホワイト)
安全スニーカー オールマイティLS (ホワイト)
アウトドアシューズ ウエーブ ナビゲーション(レッド)
並べると何となく 大きく二つのタイプに分かれる気がします。
ALMIGHTY TD11Lは、WAVE POLARISよりの血筋が入ってるのかな?
オールマイティLSは、ウエーブ ナビゲーションに似た部分があるような・・・。
そう言いながら、ALMIGHTY TD11LとオールマイティLSも似た部分があるような。
この相違は、そのまま使用感に現れてきている気がします。
オールマイティLSは、どっしりと構えて踏ん張っての作業により向いている感じがしています。
ALMIGHTY TD11Lは、活動的な現場で躍動感を必要とする作業により良いように感じます。
「より向いている」「より良い」との表現を使ったのは
二つのタイプとも私の使用する現場では、
十分すぎるほどの性能を発揮してくれていますが
その状態からさらに優れた部分を見つけ、感じ、表現するために使いました。
プレカリアート真面目明さん
2019/07/01
とーさんさん
2019/07/03
かなり 若者向きで 気持ちが若返ります。
気持ちだけでも 花丸です。