今回、一風変わった扇風機と言えば、誰もが思い浮かべるダイソンの羽の無い扇風機
『dyson Pure Cool』
のレビューをさせて頂く機会を得ました。
今回ZIGSOW運営事務局より指令が来た内容は
・レビューテーマ
◇高性能扇風機は、価格に見合う機能・快適さがあるか?
ダイソン[Dyson Pure Cool]の印象やデザイン性ほか、レビュー製品を使用することで暑い夏をどのように快適に過ごすか(お勧めの使用方法等)についてレビューしていただきます。
●固有テーマ
・Dyson Pure Cool
省スペース、静穏性、高性能空気清浄機フィルター搭載といった点をウリにしていますが、使用感はどうなのか?
といったミッションが下されました。
・・・家電は良くわからないんですけど@@
しかし、羽の無い扇風機!
ちょっと使ってみたい!
価格が熟れてきたら欲しい!
使用感はどんなもんだろ?
という新しい物好きな欲求に抗えずレビュー依頼を承諾してしまったので、
自分目線のレビューをさせていただきます。
❑第一印象
まず、商品が届いて箱の大きさにビックリ!!
ちょっとびっくりするくらいの背の高さです。
箱のサイズが、112cm × 23cm × 23cm
という小学2年の娘より少し背が低いくらいの高さで、箱から取り出すのも一苦労でした。
取り出してみると送られてきた商品は (アイアン/サテンブルー)
という涼し気な装いの商品でした。
目の覚めるような鮮やかな『青』にアクセントの無骨な『鉄色』!
メカ好きな私の心を鷲掴みです!
直径198mm×高さ1018mmと 一般的な扇風機と比べても専有するサイズこそ小さいものの、背の高さからくる威圧感はかなりあります。
このムンクの叫びのような形状から、まず思い浮かんだのは、
我が家のデストロイヤーこと、小学2年生の娘が倒して破壊してしまわないか?
という心配が思い浮かびました。
すでに、この7年間で破壊した扇風機は3台!
2年に1台、リビングで男の子の様に暴れて扇風機を破壊する法則からすると、
今年の夏辺り4台目の破壊のタイミングでは!?
と思い、高さに比べて余りにも小さい直径から、安定感に不安を覚えました。
本体の構造は背の高さこそありますが、空気が出る輪っかの部分は軽く、底部の空気吸込口部分が重い構造のお陰で思った以上に安定感がありました。
ちょっとやそっと押したくらいではグラつきもせず、安心できます。
❑羽が無くってどうやって風が出るの?
みなさん、きっと不思議に思っている所でもあり、ひと目でダイソンの扇風機と分かる部分でもありますが、実は羽はあります!!
ただ目に見える所に無いだけなんです!
じゃー どこに羽があるんだろう?
というと
本体の土台部分に羽があります。
まるでジェットエンジンのような形状をしています。
下側の青い筒が空気清浄機能と脱臭機能を備えたフィルターになっており、
本体下部から空気を吸って上部の吹き出し口に風を送り込んでいます。
こうして本体下部のジェットエンジンから上部の吹き出し口にジェット気流のような風を送り込んで、ファントップ部分の丸い口の内側にはグルリと1.5mmの細い風の吹き出し口が360°開いており、そこで一気に風を圧縮して前に出す構造をしています。
※画像の赤枠で囲っている部分が吹き出し口。本体をグルリと一周回っています。
※本体下部のファンが空気を吹き出し口に向かって送り出しています
※公式より画像引用
上記図解や写真のような構造になっている為、見える部分には羽がない形状になっています。
開封をすると早速家族が輪っかの部分に手を入れたり、下の娘は顔を入れてみたり、
ボクシングのシャドウのように風が出ている輪っかに向かってパンチを繰り出していました。
・・・返却するまでに破壊されるのではないかと嫌な予感が湧きましたが幸い無事に返却することができました。
さっそく奥さんがSNSに上げた写真がこれです。
上の子供が2歳くらいの時に扇風機に指を入れて怪我をした事があり、それ以来我が家の扇風機には保護ネットを代々付けてきているのですが、
『Dyson Pure Cool』なら顔を入れちゃっても無問題!!
イタズラ大好きっ子がいるご家庭にも安心して使えます^^
❑実際の使用感
使用してみた第一印象は、一般的な扇風機と比べると直進性の高い風を感じられます。
これは、扇風機の場合は、羽の中心部分は風が来ないのと、サイドの方は風が拡散されるように広がってしまい見た目より風が直進していないからだと思われますが、
※公式より画像引用
「Dyson Pure Cool」は輪っかの部分から圧縮された直進する風しかでないので扇風機とは比べ物にならない位真っ直ぐな風が飛んできます。
※公式より画像引用
実際に使用するまで公式に掲載されている画像は、ちょっと恣意的に思えましたが、
使ってみると、まさに上記画像の通りな風のイメージです。
これは、ダイソンの特許技術 Air Multiplier™(エアマルチプライアー)テクノロジーで、
周囲の空気を巻き込み、気流を増幅させ、途切れのないスムーズな風が生み出されることによって、
直進性の高い風が生み出されています。
「Dyson Pure Cool」から離れていても、しっかりと風が運ばれてくるので、
それほど風量を上げなくても遠くまで風が届き、扇風機と同程度の風を送る風量にした場合の静かさが際立ちます。
軽く室内の空気をかき混ぜたいサーキュレーター的な使い方をする風量③くらいまでなら作動しているのかほとんど分からないレベルの静かさです。
物凄く優しい風から、豪風まで、スイッチひとつで変えられる素敵扇風機ですが、
一点残念なのは、誰しも子供の頃に一度はやったことのある、
扇風機の前で『アー』とか、
『我々は宇宙人だ!』などの、ボイスチェンジャー効果がない点が残念です。
普通の羽のある扇風機にむかって『アーーー』っと声を出せば、
『アッアッアッ』と、音が断続的に途切れ途切れに聞こえて来るところが、
「Dyson Pure Cool」の場合、連続した直進性の高い風がでてくるので、
ちょっとくぐもった音で『ア”ー』ってなるだけなのです。
初夏の扇風機を出したての頃に子供たちが扇風機で遊んでいる恒例の風物詩が、
「Dyson Pure Cool」では見ることが出来ないのが残念です。
まさしく、扇風機のぶつ切りの風ではなくダイソンの特許技術 Air Multiplier™(エアマルチプライアー)テクノロジーの、途切れのないスムーズな風が生み出された結果が、ボイスチェンジャー効果を発揮出来なくしているからだと思われます。
不思議なのは、本体の底に隠れているプロペラが、一般的な扇風機と比べても約半分のサイズしか無いのにかなりの風量を得られる事が不思議です。
また、プロペラ的な風切音が聞こえないのでお昼寝の時など風切音が耳に付かないのもポイントが高いです。
操作については、本体には電源のオン・オフのスイッチしか付いていなく、
全てリモコンで操作します。
こちらの電源ボタンを押すか、リモコンで電源を入れると、電源ボタン上部に風量が表示されるというシンプルな作りになっています。
特にアンサーバック音などもないので、インジケーターを視認しないと風量③くらいまでですと
動作しているのかも分からない位静かに動き出します。
「Dyson Pure Cool」付属のリモコンはシンプルな作りになっていて、
パッと見は、『ipod』のように見えます。
操作は説明書を見なくても直感的に分かるジェスチャーが印字されています。
秀逸なのが、『スリープタイマー』で、15分単位で9時間までセットする事ができます。
2時間や3時間だと途中で暑くて目が覚めてしまうし、寝てから起きるまで運転させっぱなしでは
体調を崩してしまうかもしれない、起きる1時間前くらいに電源を切って気持よく朝を起きたい、
といった我儘なスリープタイマーの設定が出来ます。
❑省スペース性
現在使用している扇風機の直径約330mmと比べると
「Dyson Pure Cool」の直径は198mmとなり、
設置スペースの直径で約132mmの省スペースを実現していますが、
見た目の印象でいうと約半分になった感じがします。
しかし、背の高さは100cmと視覚的には圧迫感を覚えますので、壁のコーナーや、ソファーの角など、設置位置に気をつければその点も気にならないかと思います。
我が家の扇風機を置く定位置は、ソファーの横で、ソファーとチェストに挟まれた約80cmの通路に置いています。
エアコン→ソファー→扇風機→ダイニングテーブル→キッチンという流れで設置しています。
夏などのエアコンを付ける季節は、キッチンがどうしても熱くなってしまうので、
料理中はエアコンからの風の中継にサーキュレーター代わりに置いてキッチンの奥さんにエアコンの風が送られるようにしています。
扇風機よりも背が高い「Dyson Pure Cool」は扇風機とは比べ物にならないくらいキッチンまで冷風を届けてくれて、奥さんも大満足でした。
ソファーに座っているときはソファー側に向けるので、ちょうど良い場所がソファー横の通路なのですが、この通路の幅が通路の幅が80cmあります。
ここに全風機を置くと通路の幅が、取れていたのが約47cmになり、
大人が通るにはちょっと狭く感じますが、
「Dyson Pure Cool」だと通路が60cmは取れるのでかなり通りやすくなりました。
今までは、この通路のせいで、子供が犬を追いかけたり(主に下の娘)、
走り回ったり(主に下の娘)すると扇風機を倒して(主に下の娘)壊されていたのですが、「Dyson Pure Cool」なら設置スペースが小さいので、倒されなさそうです。
❑静音性
「Dyson Pure Cool」のウリの一つでもある静音性は、わざわざ、
ダイソン英国本社に反無響室を作ってまで研究しただけのことがある静音性です。
家電屋さんなのに、音響メーカーのように自社にこんな実験室を作ってしまう辺りに
技術者集団の執念を感じます。
※公式より画像を引用
その静音性を支えているギミックがヘルムホルツ式空洞という技術を使って、ほとんどの騒音を
本体内に吸収する構造になっています。
※公式より画像を引用
※ヘルムホルツ式空洞—ノイズ低減 ヘルムホルツ式空洞とは高品質のスピーカーや 車の排気口によく利用されているテクノロジーです。 音波がヘルムホルツ式空洞に入ると、 空洞内で変動圧力が作用し、ノイズが中和されます。 次世代のDyson Cool™ファンでは、 モーターから発生した音響エネルギーの多くは 本体内で吸収されています。
いつもはスマホのアプリを使っていますが、今回はこいつで騒音値を測ってみます。
「Dyson Pure Cool」は、風量を①から⑩まで10段階で変えることが出来ます。
体感でいくと、①から③は、ほぼ無音
④からいきなりうるさくなってきますが、扇風機に比べれば全然静かです。
⑧からは爆音といっていいほどの騒音になりますが、扇風機と比べ物にならない風量があります。
実際に静音計で、騒音を測ってみると、
我が家は24時間の強制換気システムのせいで、普段は気になりませんが、深夜の静かな環境になると『シューシュー』と換気音が出てきます。
この状態で平均31.5dBの騒音値になります。
騒音値を計測するにあたり、「Dyson Pure Cool」から1mの所で、各風量の騒音値を計測します。
ちなみに音の大きさは下のように言われています。
30dBは、『ささやく音、深夜の郊外』
40dBは、『静かな住宅街、図書館』
50dBは、『静かなオフィス』
60dBは、『話の音、デパート店内の騒音』
70dBは、『騒々しいオフィス、電話の着信音』
80dBは、『地下鉄の騒音、掃除機』
「Dyson Pure Cool」
風量①・・31.7dB、スイッチの入った電子音がならなければ動作しているのか分からないレベル
風量②・・32.0dB、スイッチの入った電子音がならなければ動作しているのか分からないレベル
風量③・・32.2dB、かすかに風の音が聞こえるレベル
風量④・・33.4dB、いきなり風の音が聞こえてくる感じ
風量⑤・・35.9dB、テレビが付いていれば無音と言ってもいい音量ですが、深夜だとはっきりと作動音が分かるくらいの音量
風量⑥・・41.0dB、それなりにうるさくなってくるが、テレビをつければそれほど気にならないレベル
風量⑦・・43.7dB
風量⑧・・47.6dB、ここでまた一段階風量のボリュームがあがります。
風量⑨・・50.9dB
風量⑩・・53.6dB、結構な爆音に聞こえますが、テレビを付けるとちょっと気になる程度で、テレビの音量を上げてしまうレベル
『普通の扇風機』の騒音値は
風量-弱・・41.3dB 「Dyson Pure Cool」の風量⑥くらいの騒音値
風量-中・・47.5dB 「Dyson Pure Cool」の風量⑧と同じくらいの騒音値
風量-強・・53.1dB 「Dyson Pure Cool」の風量⑩と同じくらいの騒音値
それぞれ、風の勢いは「Dyson Pure Cool」騒音値マイナス②から④くらいで、
扇風機の弱なら④
扇風機の中なら⑤
扇風機の強なら⑥で同等の風に感じました。
風量⑩は、深夜の時間帯で考えるとかなりの爆音に聞こえますが、一般的な扇風機の強風と比べればそこまでうるさくは感じられないのに、風量は体感で倍は違います。
❑空気清浄機能
「Dyson Pure Cool」は、扇風機なのに空気清浄機能も付いた高性能な扇風機になります。
ダイソンの掃除機にも付いている機能なので、ダイソンにとって必然の機能なのでしょうが、
扇風機の風を送るのにどうせ風を集めるんだから
ついでに空気を綺麗にしちゃえばいいんじゃね?!
ってジェームズ・ダイソンさんが言ったのかどうかは分かりません。
しかし、この空気清浄機能が、そんじょそこらの空気清浄機よりも高性能だったりします。
ハウスダストや花粉・カビは言うまでもなく、最近何かとお騒がせなPM2.5や、
さらに微細な粒子のPM0.1まで取れちゃう上に、脱臭機能まで付いています。
その性能は、PM0.1までのあらゆるサイズの粒子を99.95%除去するそうです。
ほぼ100%見たいなものですね!
仕事能率もなかなか優秀で、10帖の部屋の空気を綺麗にするのに約30分
1時間で約26帖の部屋の空気を綺麗にしてくます。
下の子供がアレルギー持ちなので、一年中空気清浄機を使っておりますが、冬場の加湿機能を抜かして考えれば省スペースな「Dyson Pure Cool」だけで済むので利便性は非常に高いです。
実際の効果は花粉の時期も過ぎてしまったので、どれほど効果があるのかは現状まだわかりませんが、PM0.1サイズの微細な粒子まで除去できるとのことなので期待は持てます。
消臭機能については、使っている時に実感はありませんでしたが、「Dyson Pure Cool」を返却した後で気がつくことがありました。
現在我が家では4ヶ月になる二匹目のトイプードルのトイレトレーニングをしているのですが、まだまだ失敗が多いのです。
「Dyson Pure Cool」を返却する前は、いつの間にかトイレ以外でウンチをしていて、気が付かずに踏んづけてしまうこともしばしばありました。
返却後は、ちょっと目を離した隙にウンチをされても、すぐに プ~ん と臭ってきて、すぐに分かるようになったので、消臭機能はかなりすごい性能を持っていた事が分かりました。
❑メンテナンス性
現在使っているシャープの空気清浄機がフィルター交換が半年に1回、水の補給が2、3日に一回なので、1日12時間使用で1年間メンテナンスフリーの「Dyson Pure Cool」は手間はかかりません。
交換用フィルターが6000円ちょっとするので、一回の出費はちょっと多めに感じますがは、シャープのフィルターは半年交換で4000円位ですので、トータルコストは下がります。
交換するのに、シャープはネジを外してかなり分解しなければならないのに対して、
「Dyson Pure Cool」は、両サイドのボタンを押して上部吹き出し口を外ずし、
ドラム状の空気フィルターを上に上げるだけで外せるので、交換時のストレスはないです。
取付け時はしっかりと押し込んで、ゴムフィルターを密着させないと、
微妙に開いた隙間から『ヒューヒュー』と音が鳴りますので注意が必要です。
交換時に気をつけなければならないのはその点だけです。
羽もないので、扇風機のように面倒な羽を拭くという事もなく、本体を ササッ と吹けばお掃除終了のお手軽メンテナンスです。
❑価格に見合う価値はあるのか?
「Dyson Pure Cool」は、現在6~7万円という価格で販売されています。
扇風機と考えると、正直いくらこのデザインでも高いだろ~! と感じますが、
- 空気清浄機の機能が付いてる。しかも高性能!
- 脱臭機能もすごい!
- サーキュレーター代わりにもなる。
- もちろん扇風機としての機能も優れていて、遠くまで風が届く!
- 一年中使える家電がこのデザイン!
と考えると、案外妥当な金額に感じてきます。
普通に、扇風機、空気清浄機、サーキュレーターと3台購入すると同じくらいの価格になり、
設置スペースや、使用しない時の片付け場所も確保しなければならないことを考えると、
むしろ安く感じてきます。
家に赤ちゃんがいれば迷わずに即決できるだけの機能を持った価格ですが、
現状で考えるとちょっと勇気のいる価格
これが、5万円前後の価格だったら迷わず即決です!
❑オススメなシチュエーション
一番おすすめしたいのは赤ちゃんがいる家庭にオススメしたいですね。
エアコンの風を直接当てたくない時や、花粉、ハウスダスト、PM2.5、などのアレルギー対策にもなります。
実際、子供が赤ちゃんの時にアレルギー体質とわかり、空気清浄機など一通り揃えましたが、
ちゃちな空気清浄機よりもよっぽど高性能です。
ちょっと神経質な赤ちゃんだと、風の音で起きてしまったりもするので、相当優しい風の出せる「Dyson Pure Cool」はオススメです。
徳用の蚊取線香の缶程度の大きさしか場所を取らない省スペースは、都心部でリビングが10帖前後の三階建ての戸建てに住んでいる方にもオススメです。
設置スペースを取らないし、片付ける場合もクローゼットにしまう場合もともかく省スペースですみます。
最近のPM2.5については、子供がいる世帯には気になる所だと思いますが、PM2.5よりも更に微細なPM0.1を99.95%も除去できるので、空気清浄機として購入しても良いかと思います。
❑オススメポイント
初めて見た人が、みんな首を傾げるどこから風が出ているんだろう?というデザインが私は一番気に入っておりますが、奥さんはキッチンで料理をしている時に、エアコンの風を中継させるサーキュレーターとして気に入ったようです。
ともかく風の直進性が素晴らしく、周囲の風を巻き込みながら風が来るので風量も強く文句なく大満足です。
これが春の花粉症の時期であれば、我が家は私以外全員花粉症なので、空気清浄機機能が1番と答えていたかもしれません。
幼児のいるご家庭には羽で怪我する心配もなく、介護をしているご家庭でも柔らかな風や脱臭機能など便利機能が盛りだくさんです。
現状の我が家では、ペットのニオイ消しに非常に役立ちました。
価格以外は全ての点で大満足で、性能を考えればその価格も納得できる扇風機です。
ムンクの叫び? 唯一無二のデザイン
ひと目で『ダイソン!』と分かるアバンギャルドなデザインは、例え和室に置いたとしても日本というより、どこかのお洒落なリゾートホテルに来た錯覚を起こさせるデザインです。
未来的なデザインなのに、ムンクの叫びのようなデフォルメされた送風口は無機質で工業的なデザインではなくどこか和ませてくれるフォルムに感じられます。
開封するなり、案の定、下の娘が輪っかになっている送風口に手を入れてみたり、顔を突っ込んでみたりして、どうやって風が出るのか不思議がっていました。
見た目も触り心地もエクスペンシブ
手元に届いた商品のカラーが『アイアン/サテンブルー』の涼し気なカラーの商品になります。
メタリックなカラーですが、つや消しで質感の高い塗装がされており、シンプルなインジケーターも相まって高級感が高められています。
触り心地もさらっとしていた、ベタつかず、プラスチッキーな所がなく高そうです。
リモコンも同色のサテンブルーで、ぱっと見は昔の第三世代iPod Shuffleのようなデザインです。
ジェスチャーマークしか印刷されていませんが、見れば直感的に分かるボタンになっているので、操作も簡単です。
技術者集団の執念の結晶
ともかく静か!
この一言に尽きます。
流石に風量10のマックスパワーで運転すればそれなりの音がでますが、
それでも一般的な扇風機の『中』程度の音量です。
伊達に、ダイソン英国本社に反無響室を作って、血眼になって音の実験をした訳ではない事が伺えます。
メリットとデメリット両方ですが、操作時のアンサーバック音がないので作動させる時の音量も静かです。
デメリットとしては、インジケーターを見ないと、動いているのか判らないのがデメリットではありますが、寝付きの悪い赤ちゃんがいるご家庭では、やっと寝かしつけたと思ったところでスイッチの音や、アンサーバック音で起きてしまい殺意が湧くほどのイラツキを扇風機や空気清浄機に覚えることも無くなるので非常にオススメです。
扇風機の固定概念をぶっ壊す快適さ
遠くまで風が届く優れた直進性に、その風量からは想像が出来ないくらいの静音性!
質感も高く、省スペースで見た目もバッチリ!!
さらに空気清浄機の機能も付いているという全部盛りっぷりは価格に見合う万能性を発揮しています。
使うシチュエーションで評価が別れる
扇風機として考えれば、コスパは正直悪いと思いますが、
これが、赤ちゃんや幼児のいるご家庭だと一気にコスパが良く感じられます。
③までの微風は風を送っているというより、空気を撹拌しているような状態なので、
安心して赤ちゃんに使えますし、これ一台で空気清浄機と微風を作る扇風機に脱臭機能も付けて
省スペース!
さらに、お手入れもサッとひと拭きで終わってしまうお手軽さ!
しかも羽がないので、幼児が手を突っ込んで怪我をしてしまう危険性はゼロ!
こんなご家庭にはコストパフォーマンス以上の付加価値がありますので、
★★★★★と星5つ
また、扇風機と空気清浄機とサーキュレーターを同時に買おうとした場合には、
これ一台で済みますので、
コストパフォーマンスは★★★★☆と星4つ
3歳位までの手が掛かる小さなお子様がいる家庭には非常にコストパフォーマンスの良い商品です。
同様に、介護をしているご家庭にもオススメです。
赤ちゃんから要介護者まで万遍なく使える素敵扇風機
赤ちゃんや、寝たきりの要介護者など、直接強い風を長時間当て続けるのがよろしくない方達にも安心して使える超微風から、爆風まで10段階の設定が出来て空気清浄機機能も高性能な扇風機!
0.2ポイント点数が低いのは、4万円台後半から5万円台前半の価格だったら文句なく買いなのにな~
という願望からちょこっと点数を下げました。
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