今回はMicrosoft Azure の機能のうちの、メディアサービスを使った
メディアストリーミングをするという内容で
レビューを行っていきます。
メディアストリーミングとは何かというと、自社用Youtube のような
もので、Web サイトに動画を張り付けて、再生ボタンを押すと
ブラウザベースで動画が再生できるというものです。
会社などでYoutube やニコニコ動画など、動画サイトの閲覧を禁止されている所もありますが
メディアストリーミングであれば、自社用となりますので
動画の再生が可能となる、といった使い方もできます。
仮に自社サーバーでメディアストリーミングを実現させようとすると
ストリーミング配信用のサーバーが必要になったりしますが
Microsoft Azure のメディアサービスはストリーミング再生に対応しているため
HTML5 を使ったマルチデバイスへのストリーミング配信が可能です。
Microsoft Azure のメディアストリーミングは非常に簡単に設定、
アップロード、動画の設置ができますので、興味のある方は是非こちらのレビューを
ご覧くださいませ。
Microsoft Azure には今現在無料評価版が提供されています。
先ずはこちらの無料評価版を使ってみて、実際にどれくらい難しいのか簡単なのか
料金がかかるのかなどを評価してみてください。
なお、無料評価版を使うためには、携帯電話番号とクレジットカード番号が
必要ですが、クレジットカード番号は本人確認のためだけに使うので
無料評価版終了後に課金されるということはありませんのでご安心ください。
Microsoft Azure の無料評価版はこちらのページをまず見てください。
http://azure.microsoft.com/ja-jp/
Azure申込み１
スクロールダウンするとこんなコンテンツも表示されます。
Azure申込み２
無料評価版にいきなりサインアップする前に、こちらのコンテンツを
見て回っても良いかもしれません。
各コンテンツを見て回って、これを試したいなと思ったら
画面右上にある「無料評価版」のリンクをクリックします。
Azure申込み３
内容をよく読んで「今すぐ試す」をクリックします。
Azure申込み４
マイクロソフトアカウントを入力する画面になります。
お持ちのマイクロソフトアカウントを入力して「サインイン」を
クリックします。
ここで、携帯電話での本人確認があるんですが
私の携帯電話はテキストでの確認ができないタイプなので
音声認識にしたところ、電話がかかってきました。
英語で。
といっても、数字のところだけ聞き取れればOK なのでご安心ください。
サインアップ直後の画面はこんな感じ。
一瞬あぜんとしますが、右上の「ポータル」をクリックで次に進みます。
こんな画面がでてくるので、ツアーを一通りチェック。
ツアーを一通り見ると、管理画面に移行します。
最初は何も作成されてないので、新規作成画面も表示されます。
ここで目的のものを新規作成してから使う流れとなります。
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10月8日にMicrosoft Azure のサイトがリニューアルしました。
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/azure/Explore...
イラストが多用され見やすくなり、
「クラウドとは？」
「Azure が選ばれる理由」
「Azure の活用シナリオ」
「Azure の特長」
などといった、細かい情報が見られるようになりました。
これにより「Microsoft Azureってよく聞くけどどんなのなんだろう？」といった
疑問が解けるのではないかと思います。
また、以前のWebページの構成ではたどり着きにくかった
「Azure を購入する」への導線がわかりやすくなりました。
以前は無料評価版への導線が強く、Azure の購入ページまでが
わかりづらかった状態でした。
今は、無料評価版への導線もありつつ、Azure の購入ページがあるという
構成になっており、Azure に申し込みたい人がすぐに申し込めるようになっています。
更新: 2014/10/14
Microsoft Azure の活用術
PREMIUM REVIEW
Microsoft Azure の色々な機能を使いこなしてメディアストリーミングを実現する
まずはメディアストリーミングの準備をします。
アプリケーションサービス→メディアサービス→
簡易作成、とクリックしていきます。
名前、国、ストレージアカウント、新しいストレージアカウント名
と、出てきますので、
名前と新しいストレージアカウント名に、任意の文字列（英数字）を入れて
国は適当に選んで（私は日本（西）にしました）
「メディアサービスの作成」をクリックします。
しばらく作成中になりますが、数分もすると状態が「アクティブ」に
変わります。
次に、名前のところをクリックします。
メディアサービスの管理画面が表示されました。
次にストリーミングエンドポイントの作成をします。
ストリーミングエンドポイントをクリックして
しばらく経つと状態が「実行中」になり、ホスト名が作られます。
次にdefault の右矢印をクリック。
default の画面が出たら、「スケール」をクリック。
ストリーミング容量のストリーミングユニットのスライドバーを
1メモリ右に動かして、画面下の「保存」をクリック。
これで準備完了です。
アップロードは「コンテンツ」から行います。
最初は何もアップロードされていないのでこのような画面になります。
コンテンツ→コンテンツのアップロード とクリックします。
アップロードするファイルを選択する画面になります。
ローカル（自宅のパソコン）からアップロードするか
ストレージ（Azureのストレージ）からアップロードするか選べます。
この時点でストレージには何もないので、
ローカルからのアップロードを選びます。
ファイル容量は最大200MBまで。
サポートされているファイル形式は
こちらのリンクを参照してください。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dn535852.aspx
ほとんどのファイル形式で対応していると思います。
アップロードするファイルを選び・・・
OKボタンをクリックします。
188MBもあるMP4ビデオファイルをアップロードしてしまったので
結構アップロードに時間がかかってます。
通信環境にもよるので、場合によっては5分以上かかるかもしれません。
無事ファイルがアップロードできたら、画面下中央部にある
「発行」ボタンをクリックします。
これをクリックしないと、どこからでも見る事ができません。
ファイルを参照するURL が発行されるほか、管理画面上でも
再生ができるようになります。
実際に再生してみよう
まずは管理画面上で再生してみます。
こんな感じ。
ちょっとしたプレイヤーで再生してくれる感じです。
これで再生できれば、動画のアップロードと公開は無事完了したと言えます。
メディアストリーミングで再生してみよう
HTML5形式でWeb サイトに記述すれば、HTML5に対応している
IE＆Chorme＆Safari といったブラウザーで
ストリーミング再生が可能になります。
サンプルソースはこちら
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<html>
<head>
<title>HTML5 Video in Web Browser</title>
</head>
<body>
<h1>HTML5 Video タグ</h1>
<video width="80%" height="80%"
src="URL"
autoplay controls >
このブラウザーでは再生できません
</video>
</body>
</html>
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実際に動画を再生しているところの動画はこちらです。
Wordpressでサイト作成
Microsoft Azure ではWeb 作成のオプションに
Wordpress が標準で選べるようになっています。
※Wordpressとは、ブログやCMSとして使われているオープンソースのソフトウェアです。
※CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で、
Webサイトを管理・更新できるシステムのことです。
Wordpress の作成は非常に簡単で、数クリック数秒で完了します。
以下その流れをご紹介します。
先ず、左下にある「新規」をクリックします。
下記のような画面が表示されるので
[WEBSITE]-[ギャラリーから]とクリックします。
WP1
Microsoft Azure 向けアプリケーションの検索画面が表示されるので
[CMS]-[Wordpress日本語版パッケージ]とクリックします。
WP2
URLに任意の文字列を入れて、地域を選び、次へのボタンをクリックします。
WP3
左下のチェックボックスにチェックを入れ、最後にOKボタンをクリックします。
WP4
しばらくすると、Webサイトが作成され、URLが発行されます。
URLをクリックします。
WP5
初回アクセス時はWordpressの初期設定画面になります。
ここで必要な情報を入力して、画面左下の[Wordpressをインストール]を
クリックします。
WP6
数秒後にはインストールが完了します。
ログイン画面はこんな感じです。
先ほど入力したユーザーIDとパスワードを入力してログインしましょう。
ダッシュボードが表示されます。
あとはこちらのサイト
http://wp-themetank.com/wordpress-theme-free-magazine-blo...
などを見ながらカスタマイズしてデザインを整えれば
サイトの準備は完了です
WP8
できあがったサンプルサイトはこちら
WP9
デフォルトのテーマですがレスポンシブデザインにも対応しているので便利です。
WP10
モバイルから動画をアップロード
マイクロソフトアカウントとインターネットがあれば
いつでもどこでもMicrosoft Azure に接続することができます。
つまり、モバイルパソコンさえあれば、どこからでも動画のアップロードと
動画配信ができるようになるということです。
では、実際に私の所有するタブレットPC Miix2 8 にて
動画を撮影し、そのままAzure にアップロードして、
作成してあるWeb サイトに投稿するまでの流れをご紹介します。
まずタブレットPC で動画を撮影します。
モバイル１
次にMicrosoft Azure にログインします。
モバイル２
先述した「アップロードしてみよう」の通りに、動画をアップロードし、
公開URL をコピーします。
モバイル３
作成してあるWeb サイトを開き、記事投稿画面を出し、
サンプルソースにあったようにVideo タグを使って、動画を投稿します。
モバイル４
以上でモバイルPCからの動画アップロードとWebサイトへの公開ができました。
モバイル５
メディアサービスを使ったメディアストリーミング、いかがでしたでしょうか。
企業での需要としては、動画マニュアルやe-ラーニングなどに
活用されるシーンなどが考えられます。
今回はWebサイトにWordpress を使いましたが、既存のWeb サイトに
流用することも可能です。（videoタグを使ってください）
気になる金額は、メディアストリーミングを有効にすることにより
日割り計算で料金が発生し、再生数により追加料金が発生します。
どれくらいの金額が実際にかかるか知りたい場合は
無料評価版についてくる20500円ぶんのクレジットの減り具合を確認してください。
素人でも簡単に動画のアップロード・公開URLの生成・動画の公開ができますので
導入に対する敷居はとても低いです。
また急激なトラフィックの増大があったとしても、その分だけ課金されるだけなので
初めから大きい箱を用意する必要がないのも魅力的ですね。
Microsoft Azure の特徴である、従量課金制の恩恵を最大限に受けられるサービスが、
メディアサービスによるメディアストリーミングだと思います。
北のラブリエさん
2014/10/14
大変ですね。
でも同じことを他のやり方でと思うと....
非常に勉強になりました。
リーダーさん
2014/10/14
他のやり方でと考えると、ちょっと難しいしコストがかかるのでしょうね。
その点ではAzure は敷居の低いサービスだと思いました。
harmankardonさん
2014/10/14
中の人のナレーション，久しぶりに聴きました．
大変ですね．
敷居を超えればその先は楽なんでしょうが，まだ敷居が高すぎて私には無理です．
リーダーさん
2014/10/14
今回の動画はちょっとお堅い感じになってしまいました。
今回のレビューはコミュニティでの雑談から
アイデアを得た部分も多く、一人では最後まで書けなかったかもしれません。
かげちゃんさん
2014/10/29
https://msevents.microsoft.com/CUI/EventDetail.aspx?Event...
リーダーさん
2014/10/29
近かったら行きたかったです（＞＜