プレミアムレビューに登場した時に「言ってる意味が分からない」と思った製品です。
トレンドマイクロって言えば、ウイルス駆除ソフト ウイルスバスターで有名でしょう?保存されたデータの中のウイルスを除去(削除)する会社ですよ?なんでこの会社から出すのか、意味が分からなかったですね。
まさかの発売元トレンドマイクロらしさはあるんでしょうか?
不思議な形のジュエリーボックスを、開封して見たいと思います。
ジュエリーボックスと言う名にふさわしい、宝石箱っぽい感じですね。
外箱を外しても、おなじデザインの内箱が出現しました。
箱の開き方は宝石箱そのもの!ガルウイングドアっぽくて好きですね。
本体は、クッション材に優しく包まれていて、中でグラつくことはないでしょう。
上部のクッション材はこんな感じです。低反発枕のような感じです。
本体は、まるで宝石のようなデザインですね。
本体の上部に見える小さいボタン、大きい切り込みが見えます。
小さいボタンはネットワーク接続のために使うボタン、大きい切り込みは開口部で、カメラデータの取り込み用です。
開口部を指で押すと、USBとSDカードリーダーが見えます。USBは2.0でSDカードはSD/SDHCです。SDXCはサポートされません。
ジュエリーボックスの接続方法は無線LAN、有線LANです。テレビへの出力はHDMIですね。
接続しっぱなしや、普段使わないボタン類などは全て裏側に回してあって、本体デザインを損ねない造りです。
せっかくなので全部繋いでみた
手前に見えるのはリモコン受光部です。真ん中はシリコン樹脂の本体底部になります。
本体が丸みを帯びているので自立が大変と思いきや、樹脂の真ん中がペコっとへこんで自立します。
普通なら底部を真っ直ぐにするところですが、こだわりでしょうか?こういうこだわりは、好感が持てますね。
リモコンで押し込んでみた。んが、わかりづらくてスイマセン
全部でこれだけのものが入っていました。
説明書・本体・リモコン・アダプタ・LANケーブル・HDMIケーブル
ジュエリーボックスを使うには、大きく分けて3ステップのインストール作業が必要です。
STEP1.ジュエリーボックスをテレビ(またはPCモニタ)に接続
STEP2.インターネットに接続
STEP3.トレンドマイクロアカウントの作成
たったこれだけ。注意点としては・・・
STEP2のインターネット接続は、無線LAN、有線LANごとに設定する必要があります。
STEP3のトレンドマイクロアカウントは、既にアカウントをウイルスバスターなどのトレンドマイクロ製品で作成している場合、持っているアカウントでログインできます。
では、インストールしていきましょう。
インストール中は付属のリモコンの十字キーで、オレンジの枠を移動してOKボタンを押していくスタイルです。
無線LANの接続を設定してみます。
無線LANの一覧から接続先を選択して、接続情報を入力すると接続完了となります。
また、ジュエリーボックス背面のWi-Fi設定ボタンと、無線ルーター側のWi-Fi設定ボタンを押すだけの、かんたん設定も可能ですが今回はルーターのボタンを押しに行くのが面倒なので・・・ゴニョゴニョ
続いて、アカウントの作成です。
使用許諾読んで、アカウント情報(メールアドレス、アカウントパスワード、名前、電話番号)を入力します。
これだけで、ジュエリーボックスが使えるようになりました!
SDカードなら取り込みは1ステップ!
ジュエリーボックスは単体利用することも可能ですが、「おもいでバックアップサービス」という付加サービスを利用することによって、更に楽しめるように作られています。
では、「おもいでバックアップサービス」とは、いったいなんでしょうか?
マニュアルより
ハードディスクに比べて、破損しにくいメモリ保存型のジュエリーボックスの写真データを、トレンドマイクロの管理する、オンラインストレージに保存してくれるサービスですね。
つまり2重保管(バックアップ)することで、大切な写真データを徹底的に守ってくれるサービスです。
バックアップだけじゃなく、クラウドサービスとしての付加機能もあるようです。
マニュアルより
簡単にすると、こうですね。
① サービスは月額480円(税込)の有料(但し、最初の1年は無料)
② ジュエリーボックスの写真を、オンラインでバックアップしてくれる
③ 外出先から、写真の保存/共有ができる
③が付加機能となると・・・ジュエリーボックス単体で外出先からのコントロールが出来ないっぽいですね。
全体像はこんな感じでしょうか?
ど、どうかなぁ~(;・∀・)
サービス未加入だと、”外出先から画像の保存が出来ない”とか・・・場合によっては不便かもしれない。
取込方法は色々あるようですが、普段多用するであろう2種類の取り込み方法をレビューします。
1つ目:デジカメの保存メモリ(SDカード) から ジュエリーボックスへ
これは、ジュエリーボックスのメディアスロットを使用して、ジュエリーボックス本体に取り込む方法です。
2つ目:タブレットの内蔵メモリ(Wi-Fi) から ジュエリーボックスへ
SDスロットを持たない、またはSDをいちいち外すのが面倒な場合、Wi-Fiを使ってジュエリーボックス本体に取り込む方法です。
この2つの方法で行いますが、画像形式はSDカード側は「JPEG形式」とNexus7側は「PNG形式」となります。
他の画像形式は保存できるのでしょうか?ジュエリーボックスで扱える画像形式を見てみると。。。
だいたい対応しているようですが、RAWデータについては保存出来ません。
現像ソフトを内蔵している訳ではないですし、そう難しいことを考えないで写真データ保存すると言う趣旨の製品ですって事ですね。
■SDカード編:使用機器 Canon EOS 60D
これ、説明するまでもないほどに簡単でした。
ジュエリーボックス本体のカードスロットにSDカードを挿入したら、即読み込みを開始しまして写真を撮る間もなく取り込まれました。
使ったSDカードはCanon EOS 60Dのフォーマットです
SDカードを差したら勝手に取り込まれた
写真が数枚だったので取り込みが直ぐに終わりましたが、過去の写真も取り込もうとして数十枚~数百枚あったりすると時間が掛かるかもしれません。
それでも、SDカードを差すだけの簡単操作で一括取り込みが行われるのは、すばらしいほど簡単です!
■Wi-Fi編:使用機器 ASUS Nexus7(2013)
ジュエリーボックス専用アプリ(JewerlyBox)が必要になります。写真の保存や共有も全て専用ソフトからとなります。
専用ソフトはGooglePlayからインストールを行いますが、特に迷うことなくインストールが出来ると思います。
ジュエリーボックス本体にもインストールの説明がのってます。
ってことで、インストールは割愛して写真の取り込みに進みます。
ジュエリーボックス専用アプリを立ち上げたら・・・
「取り込み」を選択するとNexus7に保存されている画像一覧が表示されるので・・・
写真をタップすると選択します
右上の↑を押して写真をジュエリーボックスへ保存するのですが、外出時でモバイル環境を使っていると”モバイル回線を使用する”とメッセージが表示されます。
OKするしかないので「OK」をタップします。
取り込み対象が何枚あって、ジュエリーボックスへの保存が何枚完了したかがカウントされます。
これで、写真の保存が完了しました。特に迷うことなく完了することができました。
写真保存に関して1つだけ、注意点があります。
写真を保存すると、写真の日付けを元にジュエリーボックスが整理(アルバム化)してくれます。そのため過去の写真を取り込むと、プレビューされているカレンダー上にプレビューとして一覧表示されません。
※Wi-Fi編で保存した写真は2013/11/9の写真です。
一度カレンダーを取り込んだ写真の日付けまで戻す必要があります。写真選択の方法は使いづらく、バージョンアップでなんとかして欲しいところです。
例えば、写真が保存してある年月のみカレンダー移動してくれるとか?
と思ったら、ジュエリーボックス本体での操作では、写真が保存されている年月しかカレンダーが移動しないんですね。
なんだよ・・・Android版も同じインターフェースを希望します。_(._.)_
2種類の取り込みについて説明しましたが、どちらも簡単に写真を保存出来て非常に便利だと思います!
とか、喜んでる場合じゃないんですよ。実は、大事なお知らせがあります。
大事なところだけ抜粋しますが
「データサイズの変換技術により、写真のデータサイズが変換されます。」
(; ・'д・´) ナ、ナンダッテー!!
”データサイズの変換技術”とは、”画像圧縮を行います”ということです。ようするに”画像劣化が少なからず起こり得る”事を意味します。
まずは画像比較となる元の画像と、ジュエリーボックスから取出した画像のファイルサイズから。
元画像は、EOS 60Dから取り込んだ物を使用しています。
ず、すいぶん小さくなってますが?(;・∀・)
画像サイズは・・・
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
画像サイズは縦横1/4になってますよ。テレビ出力を標準としているのに、1920*1080を切るサイズに変換されるとは・・・
ここまで来ると、画像劣化がどうとかいうレベルじゃない気がしますが、見てみましょうか?
いやぁぁぁ!!
元の画像を切り取って、同程度まで拡大したものを並べてみました。
ジュエリーボックス側の画像サイズが、1/4まで圧縮されてしまっているので、同程度まで拡大すると画質に差が出るのは仕方ないですか?
で、でも実際にテレビ(レビューではPC用モニタを使用)に映したら、そうでもないんでしょ?って思うのでやってみます。
画面いっぱいに映した時の画像の一部を、カメラで写したものを比較してみます。
Windowsフォトビューアー最大化時
ジュエリーボックス再生時
ほら!縮小画像じゃ差が分からないじゃない!と思えるならば平気です。
良く見たいと思った人、画像をクリックして原寸で見比べてください。
ジュエリーボックス側の、写真がボンヤリしてるの分かりますか?
これ、決してPCモニタを撮影した時にピンボケしたわけじゃないです。撮った素敵な写真が台無し・・・ゴホッゴホッ
(色合いについてはモニタを映しているので、光の反射による違いで違って見えてるかもしれません)
画質を求めず、その時点の雰囲気を見る分には十分だと思います。大人数で、わいわいガヤガヤと見るなら雰囲気で見るので十分だと思います。
例えば「結婚式の二次会とかの写真再生 → そのまま新郎新婦にプレゼント!(・∀・)」とかには最適じゃないでしょうか?
使い方次第でいろいろ面白いことは出来そうです。
撮った写真が自分的に良かったりすると、誰かに見せたくなることありませんか?
・面白い写真が撮れたとき。
・お出かけしているときに、良い写真が撮れたとき。
・めずらしい食べ物を発見した時に、友人に言いたくて仕方なくなったとき。
とか。
急に写真を共有したくなったら、こんな手順で写真の共有が可能です。
共有はNexus7のジュエリーボックス専用アプリを使ってみました。
まずは共有したくなった写真を表示して、共有ボタンという名の何とも言えないボタンをタップします。
で、送り先のメールアドレスを入力して、送信ボタンをタップして完了!
メールアドレスのお助け入力機能は無いので、頑張って入力しましょう。
ジュエリーボックスのインストールしたときは、ne.jpとかあったのに・・・
もし連絡帳があれば、送信先の人型アイコンをタップするとアドレス帳が出現します。
そうしたら相手先のメールボックスに、こんなメールが送信されてきます。
送信された人は、画像を押せば画像が表示されますよ。
メールアドレスの入力が難易度高い!と思うくらいに簡単です。
単にデジカメ写真を撮って保存するだけなら、外付けHDDでもいいでしょう。
でもそれはPCが使える人に限って言える事で、そもそもPCが使えない人は、カメラ屋さんで現像してアルバム保存が一般的です。
それでもいいですが、このジュエリーボックスを使う事で様々なメリットがあります。
・テレビとジュエリーボックスがあれば、写真の整理が簡単。
・パソコンが不要なので、パソコン操作が苦手な人は大助かり。
・写真の共有方法も、選んで送信するだけ。
・写真が圧縮されるので、たくさんの写真を保存できる。
・写真の取り込みは、SDカードを入れるだけ。
・おもいでバックアップサービスで大切な写真を守る!
デメリットも当然あります。
・写真はたくさん入るが、写真の元の画質は残らない。
・有料サービスに入らないと、使いどころに困る。
と言う事で、こだわり派にはメリットよりもデメリットが目立ってしまいますが、保存さえしてくれればよいと言う方にはメリットしか無いです。
PCが苦手な人、PCに触りたくない人に是非使ってほしい製品だと思います。
そのジュエリーボックスは私の物だ!?
・ジュエリーボックス本体と、テレビの接続がHDMIだけなので、繋ぎっぱなし。
・画像の取り込みも、SDカードで超簡単。
・ジュエリーボックスは、リモコンで視覚的に使える簡単操作。
っていう事から、レビュー画像の取り込みを子供に手伝ってもらっていたんですね。
Androidアプリからの取り込みは、多少手順が多いですけれども、それでもやる事は単純なのでレビュー後半の方は、子供に「あれ取り込んでおいて」って言ったらやってくれました。
そのくらい簡単に使える製品です。
簡単に使えて、簡単に取り込めるとなれば・・・遊びに使うんですよ。子供がっ!
SDカード差し込むだけなら、自分でも出来そうって思ったんでしょう。
いままで極々たまーに外出時にしか触らなかったデジカメに手を伸ばし、遊びに行った先で写真を撮ってはジュエリーボックスに入れ、花を見つけて写真を撮ってはジュエリーボックスに入れ・・・
デジカメだけなら、たまに写真を撮るだけだったのに、ジュエリーボックスと組み合わせたら突然に使うんですよ。面白いもんです。
そして、日々どんなところで遊んでいるか、どんな友達がいるのか、普段なら「何々ちゃんと遊んだ」「どこどこに行って遊んだ」とかの日常会話で、「何々ちゃんって誰?」とか話すんですが、撮ってきた写真を見ながら話すので、良くわかるんです。
おぉ!我が子よ!意外な使い方を見つけてきたもんだなぁw
16GBという比較的小さい容量でも、こういう使い方でどれだけ保存できるのか?
1枚当たりの写真容量を多めに見積もって500KBとしても・・・
16GB ÷ 500KB = 約3万3千枚!!
ジュエリーボックスは写真を圧縮して保存容量を小さくしてくれるので、これなら子供が遊んでくれる間は、記録をとっておけるのではないかと思います。
こんな調子でジュエリーボックスを使ってくれるなら、取り込んだ写真はそのままにして、子供が手を離れる時にプレゼントするのもいいなぁと思いました。
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