レビューメディア「ジグソー」

本格水冷の気分を味わいたかったんです・・・



このレビューは本格水冷が欲しいけど、高いので簡易水冷を改造して
本格水冷の気分を味わいたかった人が書いたものです
※改造行為は保証がなくなるので自己責任です

この簡易水冷の改造というものには賛否両論あると思いますが、私は思う改造のメリット、デメリットを書いてみました。

〔メリット〕
①見た目が本格水冷ぽくなる
②冷却性の向上が望めるかも
③チューブの柔らかさや長さを調節することで、設置が容易になる
④クーラントの補充ができるようになる

〔デメリット〕
①保証がなくなる
②失敗したら終わり
③メンテナンスフリーでなくなる
④一概に性能が上がるとは言えない

以上が私が思うメリット、デメリットです。
④と③は同じことですが、これが賛否両論のわけでしょう。

クーラントの補充が「できる」と「しなければならない」   

あなたはどちらに思いますか?

〔総評〕
安くて、安定した性能、簡易水冷のエントリーモデルとしては十分な性能だと思います。
ですが、普通に使う分には今は上位機種が投売り状態なので、そちらをお勧めします。

-------------------------------------------------------------------------------
以降は「できる」と思った人用です。

※本格水冷を行った事のない初心者の改造ですので、まだまだパーツの選定が未熟で、安さのみを追求した構成になっております。

〔準備したもの〕
■チューブ(内径1/4インチ外径3/8mm 2m)
■フィッティング(Bitspower G1/4、内径1/4インチ)x2
■リザーバー(Phobya Balancer 150 Black Nickel)
■クーラント(JINGWAY TECHNOLOGY ICELAND COOLANT UV Blue 1000ml)
■結束バンド(ホースクリップの代わり)

〔手順〕
①ポンプからの水の出入り方向を確認する
有名なコルセアの簡易水冷などはよく改造している方がいるので、その記事を読めばいいのですが、このECO A.L.C.を改造している方はいなかったので、自分で確認する必要がありました。
→まず、ウォーターブロックとラジエターをハサミで「ちょき!」そのまま待機。
次に、電源をショートさせて、ポンプを動かして、水の出てくる方を確認します。

②標準のチューブを取り外す
→ライターであぶる作戦でいこうと思ったのですが、これが意外に取れない・・・・
なので、あぶって柔らかくしてから、カッターで切り目を入れて手で剥くことにしました。
これでカッターで切り目を入れる際に注意さえすればフィッティングが傷つくこともありません。

③準備したものとウォーターブロック、ラジエターを合体!
→経路の確認を行い、取り付けます。
今回の構成は
ポンプ→リザーバー→ラジエター→ウォーターブロック→ポンプ
という順番です。

ラジエターの位置が適切でないと思いますが、経路の確認をしたはずなのに、組み終えてから見ると最初予定していた経路と違うことに気付きましたが、そのまま続行!


④エア抜きをする
とりあえず転がしたり、振ってみたりして一応空気は抜きました。

⑤試運転をする
→水漏れなどをチェックする
早く取り付けたさのあまり、2時間ほどでやめてしまいました。

⑥取り付け!
これは本来のECO A.L.C.の取り付けと同じです。

が!ここで!問題発生!
取り付け時に「超~密着させてやる~」とドライバーでグルグル回していたら
ネジの頭が取れました・・・orz
泣きながら、コーナンPROへ行って、似たネジを買いに行くはめになりました。
※ドライバーでネジを締める際は落ち着きましょう

〔性能〕

マシン構成
【OS】 Windows7 Ultimate 32bit
【CPU】 Intel Core i7-2600K BOX
【CPUクーラー】 CoolIT Systems ECO A.L.C.(ファンサンド)
【グラフィックボード】msi N460GTX Hawk x2(SLI)
【マザーボード】 ASUS P8P67 DELUXE
【メモリ】 Patriot Memory PSD34G1333KH
【PCケース】 Thermaltake M5 VJ2000BWS
【電源】 Rosewill   Lightning-800
【HDD/SSD】 WESTERN DIGITAL WD20EARS 2TB

室温 27℃(暑いです)

今回比較に使うのは、TherMax Eclipse IIとECO A.L.C.(ノーマル)です
TherMax Eclipse II
ECO A.L.C.(ノーマル)
ECO A.L.C.改

アイドル時
32℃
35℃
34℃

負担時
58℃
64℃
62℃

という結果になりました。
ノーマルよりかは冷えていたので、安心しました。

さらにこいつで進化させました。




〔総評〕
安くて、安定した性能、簡易水冷のエントリーモデルとしては十分な性能だと思います。
でずが、普通に使うには今は上位機種が投売り状態なので、そちらをお勧めします。

最後に、このレビューはこの製品の改造を勧めるものではありません
  • 購入金額

    5,400円

  • 購入日

    2010年頃

  • 購入場所

28人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • R-O-G-Eさん

    2012/01/12

    うーん…難しいところですが…否で(笑)

    冷却液の主成分ってエチレングリコールが
    多いんですよね。エチレングリコールは
    毒性があって、普通に捨てちゃダメなんです。

    ①新聞紙に含ませて燃えるごみに捨てる
    ②ガソリンスタンドで引き取ってもらう

    のどちらかの手間を考えると、
    「メンテナンスフリー」に対して残念感が
    出ちゃうかなー、と思います(´゚'ω゚`)
  • RYOさん

    2012/01/12

    >R-O-G-Eさん
    コメントありがとうございます!

    本格水冷は高いので、私みたいな貧乏な人には導入できないですよね・・・
    なので、チューブの交換などをしたのですが・・・
    今は、ケース傾けただけで空気が入り、エア抜きをしないといけない状態になっているので、ちょっと不満が出てきましたw

    冷却水は学校の化学の先生に処分してもらってますw
    精製水を時々もらうので、そのついでに・・・
  • mkamaさん

    2012/01/12

    RYOさん、こんにちは。

    >今回の構成は
    >ポンプ→リザーバー→ラジエター→ウォーターブロック→ポンプ
    ポンプの寿命を延ばすために、なるべくポンプには冷えたクーラントを
    入れたほうが良いと思います。

    私なら
    ラジエター→リザーバー→ポンプ→ウォーターブロック→ラジエター
    と設置します。
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