売り上げの半分以上を「iPod」を占めるようになっても、デジタルハブの根幹を担うのはあくまでコンピュータと考えていたジョブズは、2005年に大きな決断をする。インテルとの提携だ。この発表は多くのユーザーたちから歓迎されたが、同時にこれまで通りにOSが走るのか不安視する向きもあった。しかし2005年に発売された低価格で「G4 cube」のデキのいい弟的存在の「Mac mini」や、2006年に発売されたプロ仕様のワークステーション「Mac Pro」、そしてパワフルなノートPC「MacBook Pro」など、俗にいうインテルMacたちの静かで早いその仕事っぷりはそんな不安をいっぺんに吹き飛ばした。Windows全盛の世の中にあって、関連機器とのスムーズな連携は、デザイン性だけでなくCPUの能力においても戦えるマシンへと生まれ変わったのだ。
Mac Pro 2.8GHz 8 Core Xeon(zigsowユーザーのみ閲覧可能)
こうしたインテルとの提携によって生み出された傑作の中で忘れてはならないのが2008年に登場した「MacBook Air」だ。インテルはこの開発に従来よりもひと回りコンパクトなIntel Core2 Duoを提供。その結果、重さ1.36kg、折りたたんだ時の厚さ1.94cm、光学ドライブを廃し、ワイヤレスですべてを行える世界一薄くて軽い革新的なノートPCが誕生した。2011年にインテルが提唱し、各社からリリースされ始めたウルトラブックたちのまさにさきがけと言えるだろう。





