Ｅｎｄｅａｖｏｒ Ｓシリーズ『ＮＰ３０Ｓ』は超コンパクトなデスクトップＰＣ。これは、“ネットトップ”と呼ぶ。幅２センチという薄さに、Ａ５のシステム手帳よりも小さいという、いわば机上の手乗りマシンだ。

　ＣＰＵには、省電力なＡＭＤのデュアルコアＡＰＵ『Ｃ -60』を採用。動作音が22ｄＢと非常に小さく、空調やほかの家電製品の音のほうが大きいので、使うと無音かのようだ。それでいて、ＡＭＤ Ｒａｄｅｏｎ ＨＤ ６２９０をＡＰＵに内蔵しているから、ＹｏｕＴｕｂｅのＨＤ動画もなんなくこなしてくれる。

　基本構成は２万円台と安く、必要に応じて、外付けの光学ドライブやカードリーダー、ストレージなどを追加していける。ただ、無線ＬＡＮは内蔵していないので、別売の小型無線ＬＡＮ ＵＳＢアダプター（『ＷＬＩ -Ｕ Ｃ -Ｇ Ｎ Ｍ 』、９ ８ ０円）は必要だろう。

　ＵＳＢタイプのキーボードが付属しているが、ここはぜひ３７８０円プラスして、コードレスタイプを選択したい。僕みたいにリビングで利用したいのならなおさらだ。あと、ディスプレーも新調するなら、『ディスプレイ一体型キット』（18・５インチ９９７５円、21・５インチ1万４７００円）にすると、本体をディスプレーの背面にスッキリ取り付けられるのでオススメ。　内蔵ＨＤＤの容量は２5０ＧＢあるから、写真や動画を入れて、デジタルフォトフレームのように流し続ける、なんてシャレた使い方もしてみたい。ふだん使いのＰＣとしてはこれで十分でしょう。