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逆引きINDEX

どうやって交換する

この度、思わぬ幸運に恵まれIntel X25-M 160GB SSDを二台使ったRAID0のレビューをする機会を与えていただきました。 一台のX25-V 40GB SSDを買うか買わないか本気で悩み、目に涙を溜めながら価格調査サイトと自分のがま口を見比べる毎日を過ごしていた事を考えると新年と正月が一度に来たような気分です。 Intel様、zigsow様、関係者の皆様に大変感謝しております。 SSD初体験、それに加えRAIDも初体験だったので様々な方々のサイトやブログを拝見し、SSDとRAIDについて学ぶのにとても時間がかかりました。 中でもこの[link:Intel X25-Vの耐久テストをしているサイト:http%3a//botchyworld.iinaa.net/ssd.htm]の中の別コーナーの[link:この記事:http%3a//botchyworld.iinaa.net/sperma.htm]の影響でサプリメントにハマり、不覚にも自分自身の耐久テストをしてしまったのが原因で十日ほど体調を崩す等の[link:艱難辛苦:http%3a//www.sanabo.com/words/archives/2003/10/post_1148.html]に見舞われながらも前向きに努力した甲斐があり、皆様と同じくインターネットの受け売りレベルの知識を習得することが出来ました。 拙いレビューですがどうか御覧下さい。 はじめに Intel X25-MといえばIntelがチップセットレベルでSATA3.0Gbpsに対応している現在、最高最強のSSDです。 巷では6.0Gbpsの速度に対応したSATA3.0という規格に対応したSSDもありますが、IntelがチップセットレベルでSATA3.0に対応していない現状ではこの世に存在しないのと同じと言えましょう!と言い切るのは言い過ぎかもしれませんが、絶対的な速さと、その速さと容量と価格を考慮すると他より抜きん出たコストパフォーマンスの良さ、そしてSSDについて未だ業界団体によるSSDの寿命の明確な比較基準が制定されていない現在、自作er(自作PC愛好者。メーカー製PCを使わずパーツ単位で購入したパーツでPCを組み立てる人。大抵の場合心が狭く偏屈)にとって事実上の標準・定番商品である事によるユーザー数の多さ、つまり情報量の多さがもたらす延命等の使いこなすためのノウハウを考えると今現在でも総合的には最高最強のSSDと言えると思います。 そのIntel X25-Mを、しかも160GBを贅沢にも二台を使ったRAID0がSSD初体験という、例えて言えば初体験が3(略 RAID0と言えば速度が×ストレージの台数分に伸びますが、故障率も×台数分となります。 HDDと違いモーターやヘッドといった可動部の無い、つまりHDDと違い故障の少ないSSDと実に相性の良い利用法と言えましょう。 組み込むPC 知り合いのベンチマーカー(数字フェチの変態。大抵の場合心が狭く偏執的等の人格的欠陥を持つ)に聞いたところ「X25-M二台を使ったRAID0ならICH10Rがボトルネックになることはないだろう」「どうしてもRAIDカードを使いたければx8のPCI-Eバスに挿す物を買え」「半端なものはICH10Rより遅くなるから買うな」と言われ[link:4GBのキャッシュメモリを積む事が出来る高級RAIDカード:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_req_item_detail&req_item_id=14996]を薦められましたので迷わず回避しました。 他の当選者の方々のもちものを見るとX58+ICH10Rのシステムに組み込む方はいないようなので、当選前にしていた準備の事もあり今回はメインマシンのX58チップセットのPCに組み込む事にします。 RAID0はICH10Rチップで制御されるという事になります。 CPU [link:Intel core i7-920(定格~4GHzに常用オーバークロック):http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49432] CPUクーラー [link:CORSAIR CWCH-50:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=58070] マザーボード [link:ASUS RAMPAGE Ⅱ EXTREME:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49431] メモリー [link:SanMax Technologys SMD-6G88HP-13H-T DDR3-1333 6GB CL9 hynix:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49985] ビデオカード [link:MSI N260GTX Lightning (Black Edition):http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49987] HDD [link:WESTERN DIGITAL WD1002FAEX(1TB):http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=79045] [link:Seagate ST31000528AS(1TB):http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49990] 古いPATAのHDD120GB+160GB 光学ドライブ [link:Pioneer DVR-216BK:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=56598] 電源 [link:CORSAIR CMPSU-850TXJP 850W:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49988] ケース Tharmaltake Xaser Ⅵ VG4000SWA OS [link:Windows7 Professional 64bit DSP版:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=61072] 組み込み 届けられたSSDは3.5インチ変換マウンターのないSSDSA2MH160G2C1でしたので秋葉原に変換マウンターを買いに行きました。 SSDは2.5インチHDDと同じサイズでなおかつHDDと違い発熱もほとんど無いという事からPCケースの3.5インチベイ一箇所に二台のX25-Mを取り付けられるマウンターを選びました。 この場合SATAケーブルのコネクターはストレート型、電源供給ケーブルもコネクターから伸びるコードがストレート型の延長ケーブルが必須となります。 ASUSのX58マザーボードはSATAポートの0と1(一番目と二番目)の挙動が怪しいとの噂も聞きますので(実際、[link:購入した日に畳の上に落としてしまったHDD:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=49990]をSATAポート0に接続して運用していたところ十ヶ月ほどでS.M.A.R.T.警告が出るようになりました)、念のために2/3/4/5(三番目から六番目)から使う事にしました。 「ス ト レ ー ジ 側 の S A T A コ ネ ク タ ー 部 は 破 損 し や す い 」ので注意して取り付けます。 [image:mi_18491_1275768897_1135837500.jpg:l:2.5インチHDD/SSD二台取り付け可能3.5インチ変換ブラケット] [image:mi_18491_1275769391_444992010.jpg:l:ブラケットに二台のSSDを取り付けた状態] [image:mi_18491_1275769499_1694064129.jpg:l:接続部がストレート型の電源延長ケーブル] [image:mi_18491_1275857524_752881668.jpg:l:ポート0と1を埋めるのは後回し] 自作PCを組み立てた事のある方なら誰でも組み込めると思います。 ファームウェアアップデート 今回届いたX25-Mのファームウェアのバージョンは02HAでした。 現在は[link:最新のバージョン:http%3a//downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&ProdId=3114&DwnldID=18363&lang=jpn]である02HDが配布されていますのでとりあえずアップデートすることにしました。 USBメモリーを使ったアップデート方法もありますが失敗が怖いので普通にCD-Rを焼いてアップデートしました。 マザーボードのBIOSに入りSATAの設定をAHCIからIDEのCompatibleにし、ブート順位をアップデートツールを焼いたCD-Rの入った光学ドライブを一番上に、SSDをその下に設定してセーブし再起動すればアップデートプログラムが起動します。 なにやら異国の言葉らしきものが表示されましたが、わからないことはとりあえずニヤニヤしながらも目だけは笑わず「y(es)」「y(es)」と応えていけばなんとかなるのは現実の社会と一緒のようです。 RAID設定 PCの起動時POST中ににDeleteキーを押しBIOS設定画面に入り、Storage ConfigretionのConfigure As SATAをSATAからRAIDにし設定をセーブしてからBIOS設定画面から抜けます。 自動でIntel Matrix Storage Manager Option ROM ユーティリティーが起動しますので、すかさずCtrlキーとIキーを同時に押すと設定メニューが出ます。 好きなように設定すればOKです。 今回はストライプサイズ128KB、RAID VolumeはSSD二台の容量一杯にしました。 SSDの延命の件で試したい事がありますので、とりあえずはデフォルトの設定でしてみようと思います。 しかし[link:SecureErase:http%3a//cmrr.ucsd.edu/people/Hughes/SecureErase.shtml]はマザーボードによってはうまく動作しないこともあるらしいのでRampage Ⅱ Extremeでうまく機能するのか少し心配です。 [image:mi_18491_1276083110_1279676463.jpg:l:1.のCreate RAID Volumeを選択します] [image:mi_18491_1276083181_1725719100.jpg:l:RAID Volumeに好きな名前をつけます] [image:mi_18491_1276083353_408000846.jpg:l:SELECT DISKSでRAID Volumeにしたいストレージを選択します。選択したストレージには緑の三角が表示されます] [image:mi_18491_1276083516_2144640883.jpg:l:ストライプサイズはデフォルトの128KB、容量はデフォルトで最大の容量が指定されます] RAID Volumeの名前を考えるのが一番難しかったです。 OSインストール 今回、64bit版Windows7をインストールするにあたってUSBメモリーからのインストールを試してみました。 フリーソフト[link:WinToFlash:http%3a//wintoflash.com/home/en/]を使いました。 OSインストール中の一回目の再起動のときにUSBメモリーを引き抜く必要がありましたがそれ以外は順調に30分ほどでデスクトップ画面を見る事が出来ました。 昔、重要なドライバーはなるべく早い段階でインストールした方が良いと言われていた事を思い出し、試しにインストールの途中で[link:F6 インストール用 64 ビット・インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー・ドライバー・ファイル9.6.0.1014:http%3a//downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?ProductID=2101&DwnldID=18861&lang=jpn&iid=dc_rss]を読み込ませてインストールしてみましたが、普通にOSをインストールした後に[link:インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー9.6.0.1014:http%3a//downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=18859&lang=jpn]をインストールした時と比べてベンチマークで見る速さに差はありませんでした。 現在はOSインストール後に怪しげな中国のサイトから拾ってきた9.6.3.1001をインストールしています。 大丈夫なんでしょうか? インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー・ドライバー(IRST)を使うとRAID0でもTrimが効果を発揮するとの情報が個人のPCニュースサイトで取り沙汰されていましたが真実はどうなのでしょうか? OSのCMD.exeから「fsutil behavior query DisableDeleteNotify」と入力し確認したところではTrimが有効と表示されますが、それがどのレベルでの話なのか疑問に思えます。 もしかしたら接続されたSSDの中にRAID Volumeに組み込まれていないSSDがあった場合にTrimが有効になるという意味かもしれません。 SSDの延命及びスピードの低下対策に関しては様々な[link:小ネタ:http%3a//review.dospara.co.jp/archives/51767496.html]がありますが、今回はあえて何もしていません。 ライブラリのピクチャフォルダやミュージックフォルダの中身もわざわざHDDからSSDに移しています。 ベンチマークとOSの起動 私はベンチマーカーではありませんがベンチマークをしてみました。 まずはお約束のWindowsエクスペリエンスインデックスです。 プライマリハードディスクの値が5.8から限界値である7.9に改善されました。 [image:mi_18491_1276401025_2108810695.jpg:l:プライマリハードディスク7.9] また一般的な[link:CrystalDiskMark3.0:http%3a//crystalmark.info/software/CrystalDiskMark/]も使用しました。 皆さんも是非お持ちのPCでテストをしてみて下さい。 参考として、手頃な価格で手に入れる事のできるSATAのHDDの中では最高の性能があると思われるWESTERN DIGITAL Caviar Black WD1002FAEXのベンチマークも載せておきます。 [image:mi_18491_1276172231_1191277303.jpg:l:インストール直後 ライトバックキャッシュ 無効] [image:mi_18491_1276172270_721291577.jpg:l:インストール直後 ライトバックキャッシュ 有効] [image:mi_18491_1276326506_244080054.jpg:l:WESTERN DIGITAL Caviar Black WD1002FAEX 3Gbps] 全体的に速いのですが特に小さめのデータを読み書きする事が優れていることがお判りになると思います。 Window7の64bit版でOSの起動と終了を動画に撮ってみました。 まずはHDDにインストールした状態での動画です。 POSTが終わってからの起動に38秒、終了に12秒かかりました。 [movie:youtube:rF1jNxkyras] [movie:youtube:dYmkAIFceik] そしてIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0環境にインストールした状態での動画です。 POSTが終わってからの起動に32秒、終了に14秒かかりました。 [movie:youtube:NiGo3YGwfJM] [movie:youtube:9DQiaSueuY4] 完全に同じ環境ではないとはいえ起動時の読み込みの速さがお判りになると思います。 ただしRAIDの分だけPOSTにかかる時間が伸びて相殺されると言えます。 終了時はSSDの方が時間が長くなっていますがこれは誤差だと思います。 個人的な感想としてはOSの起動終了の時間の差はそれほど重要では無いと思っています。 SSD導入後の劇的な変化はアプリケーションの起動や操作中の読み書き時間の短縮による操作感の快適さであると今回のSSD初体験で感じました。 SSDRAIDを使ったゲーム環境 私はハードコアゲーマー(ゲーオタ。ゲームオタク=ダメ人間。大抵の場合心が狭く社会性に欠ける。ネット内に限り攻撃性が無闇に高くすぐにキレる、他人の粗を探すのと自分の事を棚に上げるのだけは得意。上から目線の評論家気取り。また何故か自分だけはオタクでは無いと確信している場合が多い)ではありませんが、PCアプリケーションの中で最も"重いアプリケーション"としてのPCゲーム、そのローディングを調べてみました。 調べたゲームはグラフィックのデータ量が多いと思われるアクションゲーム[link:grand theft auto Ⅳ:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=58301]、ファーストパーソンシューティングゲーム(いわゆるFPS)[link:Crysis:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=66060]、そしてMODを入れ続けてフォルダのサイズが5.5GBから30GBまでに肥大したロールプレイングゲーム[link:The Elder Scrolls IV Oblivion:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=58005]です。 今回のレビューに応募した最大の動機はPCゲームの読み込みでした。 フロッピーディスクでゲームをしていた時代と比べればHDDは飛躍的に速くなったとはいえ、最近のゲームはグラフィックデータの量が増え、ゲーム起動時の読み込みやセーブデータの読み込みそれにエリア切替時の読み込み等の時間がかかるようになりました。 さらにPCゲームはMOD(Modification)というユーザー作成のモデリングデータやテクスチャーデータやシナリオを導入することが出来ます。 その中でもファンタジーロールプレイングゲームOblivionはMOD製作者人口の多さから無限とも言える拡張性を持つゲームです。 日本語化MODや高解像度地形テクスチャーデータやキャラクターの高解像度全裸テクスチャーデータ、アジア製RPGにありがちな日本のアニメや漫画に影響を受けた顔立ちにするMOD、ファンタジーゲームには無くてはならぬ三角木馬や逆さ磔台や産婦人科診察台といったシックな室内オブジェクトMOD、セーラー服やメイド服やシースルー紐ビキニや裸体に亀甲縛りといったいかにも頑丈そうな鎧を表示させるMOD等を導入する事が出来ますが、導入すればするほどデータ量が増え続け読み込みに時間がかかります。 それ以外にもプレイ中に裏でデータを読み込ませるタイプのプログラムの場合、プレイしている最中にHDDにアクセスし描画が一瞬落ち込む(フレームレートが落ちる、瞬間的にコマ送り状態になる)という、ゲーム中に体験すると実に煩わしい思いをする事もあります。 それぞれのゲームでHDDにインストールした状態とIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0にインストールした状態で動画を撮ってみました。 grand theft auto Ⅳのベンチマークの読み込み時間です。 HDDへインストールした場合読み込みに65秒もかかっていたのが、Intel X25-M 160GBを二台使用したRAID0環境へインストールした場合読み込み時間はたったの24秒です。 [movie:youtube:AQirAp3_DgE] [movie:youtube:Q4yZyfPQYzM] Crysisのセーブデータの読み込み時間です。 HDDへインストールした場合読み込みに54秒もかかっていたのが、Intel X25-M 160GBを二台使用したRAID0環境へインストールした場合読み込み時間はたったの22秒です。 [movie:youtube:WAJ66NJ3YsM] [movie:youtube:K_8bme9v1V8] OblivionのMOD導入前(いわゆるヴァニラ)とMOD導入後のHDDでの読み込みとMOD導入後のIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0での読み込みです。 三つの数字は起動時の読み込み+セーブデータの読み込み+街から武器屋に入るエリアチェンジの読み込みにかかる秒数です。 MODを導入した状態での動画はHDD・Intel X25-M 160GBを二台使用したRAID0環境ともに同じセーブデータを使用しています。 HDDにインストールしたMOD導入前のヴァニラ状態でファイルの容量は5.5GBです。 読み込み時間は5秒+12秒+5秒となります。 [movie:youtube:hgi9jCv-Cgs] その状態から各種MODを組み込むと私の環境ではOblivionファルダの容量は30GBになります。 読み込み時間は27秒+24秒+5秒となります [movie:youtube:sDpNgxcZfKg] 同じMODを組み込んだ環境をIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0環境の中に構築してみました。 読み込み時間は23秒+5秒+2秒です。 [movie:youtube:dXMle_RRznw] 三つのゲームともにローディングにかかる時間が劇的に少なくなっていることがお判りになると思います。 また動画の撮りようがなかったので動画はありませんがプレイ中に裏でデータを読み込む際のフレームレートの落ち込みを感じる事が無くなりました。 今回のIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0を導入したゲーム環境でもっとも喜ばしい点はここでした。 私は断じてゲームオタクではありませんので彼らの考える事を完全に予想する事は出来ませんが、この読み込み速度ならばきっと彼らも満足すると思います。 またMOゲーム(Multiplayer Online game)は、クライアント側のローディングが同時に各々のクライアントで始まり、そのローディングが誰が一番速いのか誰が一番遅いのか判ってしまう思いやりの無い仕様になっているものがほとんどです。 基本プレイ料金無料の[link:SDガンダム カプセルファイター オンライン:http%3a//www.sdgundamcfo.jp/]で実験してみました。 グループの中でローディングが一番に終わらない事はまずありませんでした。 [image:mi_18491_1276270473_706854048.jpg:l:僕が一番ガン・・・、もといアッガイをうまく使えるんだ] (以下の動画は、動画中のプレイヤーの名前を修正する手段が私には無かったので、いわゆる「晒し行為」にならないように10個ほど撮った動画の中でもっともプレイヤー間のローディング時間の差が少なかったものを選びました。 極端な場合ですがIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0のローディングが終わった後に3分近く待たされる事もありました。) [movie:youtube:_9rJl0w_SHw] あまりにも遅いストレージを搭載し処理能力の低いCPUを搭載したPCを使っていると「○○さんと一緒のグループでプレイするといつもプレイが始まるのが遅いんだよね(効率が悪いんだよね)^^;」等とゲーム内で嫌味を言われ、挙句の果てには2ちゃんねるのネットゲーム板の当該スレッドで「おい〇〇!貧乏人はゲームする前に金を稼いでPCを買い換えろ!迷惑なんだよ!空気嫁!このデブ(orハゲ)!」等とハンドルネームを晒された上に罵倒を受ける事もありえます。 Intel core iシリーズCPUとIntel X25-M SSDを組み込んだPCのユーザーならば、そのような理不尽なトラブルに巻き込まれ悲しい思いをすることは無いと断言できます。 [link:とくべつふろく これが「げーおた」「ねとげ」だ!:http%3a//zigsow.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=17963] 感想 今回のSSD初体験でつくづく思い知らされたのはストレージ性能がPCシステム全体へ如何に影響を及ぼすかという事でした。 OSとよく使うアプリケーションをIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0環境にインストールすることによってストレス・イライラ感を感じる事が皆無となりました。 PCゲームだけではなく、例えばWindows Internet Explorer 8やWindows Media Player 12といったIntel X25-M 160GBを二台使用したRAID0の外部にあるデータを使用するアプリケーションも操作感が良くなりました。 よく秋葉原のPCパーツ店頭やイベントでHDDを搭載したPCとSSDを搭載したPCのOS起動の比較デモを見かけます。 確かに起動は速くなっていてデモとして有効だと思うのですが、SSD導入による最高のメリットはシステム全体のキビキビ感だと思います。 このキビキビ感を体験してしまった今、HDDをシステムディスクにした環境には戻りたくないと心の底から思っています。 2010年6月現在、SSDはHDDと比べると価格容量比でまだまだ高価ではありますが、導入する事に経済的な問題を感じないのであれば絶対のお薦めと言えると思います。 その後 [image:mi_18491_1277300411_1481123135.jpg:l:10日後 ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1277300446_50688816.jpg:l:10日後 ライトバックキャッシュ有効] [image:mi_18491_1277300519_837440945.jpg:l:20日後 ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1277300560_1546554418.jpg:l:20日後 ライトバックキャッシュ有効] [image:mi_18491_1277300660_533872278.jpg:l:20日後 デフラグ ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1277300706_1323315242.jpg:l:20日後 デフラグ ライトバックキャッシュ有効] 性能の低下が目立たないうちに[link:Defraggler:http%3a//www.filehippo.com/jp/download_defraggler]でデフラグしてみました。 最初に空き領域のデフラグをした後に使用領域のデフラグ。 予想通り大した変化はありませんでした。 ここでページングファイル(スワップファイル)とテンポラリフォルダとInternet Explorerの一時ファイルをHDDに移動しハイバネーションを切りました。 [image:mi_18491_1280025444_165130875.jpg:l:44日後 ライトバックキャシュ無効] [image:mi_18491_1280025508_2075437591.jpg:l:44日後 ライトバックキャシュ有効] [image:mi_18491_1280025540_570804023.jpg:l:50日後 ライトバックキャシュ無効] [image:mi_18491_1280025597_1240508271.jpg:l:50日後 ライトバックキャシュ有効] [image:mi_18491_1281773227_1735855188.jpg:l:65日後 ライトバックキャシュ無効] [image:mi_18491_1281773251_483615097.jpg:l:65日後 ライトバックキャシュ有効] [image:mi_18491_1281773274_155337194.jpg:l:75日後 ライトバックキャシュ無効] [image:mi_18491_1281773295_1435806156.jpg:l:75日後 ライトバックキャシュ有効] 数値は下がってきましたが普通に使っている限りは速度の低下は体感出来ません。 [image:mi_18491_1283068782_46299806.jpg:l:90日後 ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1283068807_173346656.jpg:l:90日後 ライトバックキャッシュ有効] 普通に使っている限りは速度の低下は体感できませんが、SDガンダムカプセルファイターオンラインの読み込みで、おそらくSSDを使っているであろうプレイヤーに読み込み速度で負けた事がありました。 ちょっとショック! [image:mi_18491_1284182313_836198030.jpg:l:100日後 ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1284182335_73013280.jpg:l:100日後 ライトバックキャッシュ有効] う~ん・・・。 [image:mi_18491_1284197168_1916133834.jpg:l:100日後 デフラグ ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1284197191_595919984.jpg:l:100日後 デフラグ ライトバックキャッシュ有効] というわけで今度は空き領域のみをデフラグしてみました。 さすがにかなり(数値的に)速度の低下した状態だったためもあって効果があり見事回復しました。 しかし結局のところ速度低下を体感する事が無いのは変わりません。 気にしてもしょうがないような気がします。 [image:mi_18491_1284372363_1961142957.jpg:l:100日後 RAIDを解除してTRIM] RAID0を解除してIntel SSD Toolboxを使ってTRIMをかけてみました。 この時点で書き込み量・使用時間はそれぞれが約1.2TB・約1900時間でした。 [image:mi_18491_1284372465_1553441744.jpg:l:100日後 RAIDを解除してTRIMしてOSからRAID0] 上記の状態からOSの機能でRAID0を組んでみました。 [image:mi_18491_1284372531_569524469.jpg:l:100日後 RAIDを解除してSECURE ERASE] OSの機能で組んだRAID0を解除し、Intel SSD ToolboxからSECURE ERASEをかけてみました。 TRIMをかけた後と比べて違いはないですね。 [image:mi_18491_1284372636_167837733.jpg:l:100日後 RAIDを解除してSECURE ERASEしてICH10RからRAID0 ライトバックキャッシュ無効] [image:mi_18491_1284372696_1619648313.jpg:l:100日後 RAIDを解除してSECURE ERASEしてICH10RからRAID0 ライトバックキャッシュ有効] 2台のSSDにそれぞれIntel SSD ToolboxからSECURE ERASEをかけ、ICH10RからRAID0を組んでみました。 新品同様になっています。 2010年6月19日のIntel in Akiba 2010 Summerの神様講演で取り上げられた、TRIMの効かないRAID0運用時に代用TRIMとなる予備領域の確保ですが、これはHDDERASEからSECURE ERASEをかけてまっさらな状態に戻してからでないと駄目だと思います。 しかし競合製品と比べて本製品のアドバンテージである価格容量比の良さを潰す事になると思いますので、私はするつもりはありません。 速度を回復させるのが目的であればRAIDを解除し単独でつないでTRIMをかければよいと思います。 一年たちました。 本当は一週間に一回TRIMを掛けるべきだそうですが、たまに思い出してIntel SSD TOOLBOXからTRIMを掛ければ劣化はまったく感じません。 [image:mi_18491_1311082065_792454101.jpg:l:一年後。Intel SSD TOOLBOXがある限りはまったく問題無し。]
【インテルSSD X25-M G2 120GB】のプレミアムレビューを始めさせて頂きます♪ 最初にこの様なレビューの機会をお与え下さいましたzigsow様、Intel様、プレミアムレビュー関係者の皆様、本当に有難う御座います! 全く初めてのレビューでかなり下手だと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m レビューの概略は ・SSDの説明など。。。 ・使用部品 ・USB外付けストレージとしての性能。 ・「Intel Data Migration Software」データ移行手順 ・ノートPCへの換装手順 ・「SSD オプティマイザー機能付き SSD ツールボックス」の導入(2010年12月16日追記) ・詳細 etc等を考えております。 同梱品ですが、 [image:mi_100768_1292307015_1010102275.jpg:l:SSD120GBパッケージ内容一覧] 〇SSD本体 〇マニュアル 〇マニュアルCD 〇3.5インチ用マウンタ 〇電源ケーブル 〇SATAケーブル 〇ねじ(大・小) 〇SSDシール♪ などが同梱されておりました♪ [image:mi_100768_1292393245_981261759.jpg:l:]  引用(wikipediaより) ///////////////////////////////////////////////////////////// ソリッドステートドライブ(solid state drive、SSD)とは記憶装置として半導体素子メモリを用いた、ストレージ(特に、ディスクドライブ)として扱うことのできるデバイスである。 ハードディスクドライブ(HDD)と比較すると以下のような特徴がある。 利点 シークタイムがないためランダムアクセス性能に優れる 物理的な稼動箇所がないため省電力、動作音がしないので静か 同じ理由でHDDよりはるかに振動・衝撃に強い 欠点 容量単位の価格がHDDより高い(2010年11月現在) ///////////////////////////////////////////////////////////// 引用終わり と概略は有ります。。基本的に駆動箇所が無い事により、静音で、耐衝撃性の高さ、低消費電力などの特徴が有ります。 メモリアクセスの形となり、ディスクにおける物理的な距離は無いため高速アクセスが出来る事が大きな利点です。 既存のHDDとコネクタ形状は同じであり、アクセスされたPC上での認識も同じため、使用するための特別な機器や操作方法が必要となる事は通常使用においては無いと思います。 HDDに比べて小型化が進めやすいという事も、ノートPCなどのモバイルデバイスでの適性に有っていると思われます。 欠点としては、まず価格面が上げられます。低価格帯のSSDも出てきておりますが、2TBが8000円を切る価格で購入できるHDDとはまだ差が有ると言えます。 次にSSD特有の問題として、書き込み回数の制限が有ります。 SSDにはタイプとして「MLCチップ」と「SLCチップ」が有ります。単純にはSLCチップの方が高速・長寿命・高価格と言えます。 大体の目安として、SLCチップの書き換え可能回数は10万回、MLCチップの書き換え可能回数は1万回と言われています。 現在の普及価格帯のSSDはMLCチップの比率が高いです。今回レビューをさせて頂いて居るSSDに関してましてもMLCチップです。理由としては、技術向上により速度や寿命が上がって居る事それにより価格差の埋めるだけの理由がSLCチップに無くなって来ているとも言えるかも知れません。。 HDDはおよそ100万回と言われているため、環境による面が有るのと、HDDは物理故障が多いので、単純に比較は出来ませんが、通常の比較を行った場合にはかなり短いと言えます。 特に、煩雑に書き換える事が多い環境だと必然的に寿命が短くなる可能性が高いと言えます。 これにより当初はHDDには有効で有るデフラグはSSDの場合には寿命を短くすると言われて来ましたが、SSDに特化した方法(空き領域を対象とする)でのデフラグは有効で有るとの考え方になってきていると思われます。 使用に適している環境は、 ・持ち歩きを前提としているのモバイルPC(耐衝撃性・低消費電力) ・デスクトップにおけるシステムドライブとして(読み込みが多く操作性に大きな効果が有るため) ・静音環境構築(低消費電力により低発熱である事と物理稼働部分が無いため) などが上げられると思います。 余り適さない環境としては、 ・データ保存のみのデータドライブ ・写真や動画などを多量に取り扱う環境 などは適さないと言えます。ただし製造コストの低減により、大容量SSDが廉価帯に普及してくれば、これらの環境への導入も進むと考えられます。 とりあえず簡単に説明を加えさせて頂きました。。 なお初心者の方でPCを初めて使用する場合には、単純に地デジ対応のデスクトップ環境などならばHDD、ビジネスで持ち歩くためのモバイルPCならばSSDというのが非常に簡単な目安かと思われます。。 それではこれから具体的なレビューを始めたいと思います。 [image:mi_100768_1292393166_1350744611.jpg:l:] 【レビュー対象】 〇型番: X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH120G2K5 〇容量: 120GB 〇サイズ: 2.5インチ ※参考 [link:価格.COM:http%3a//kakaku.com/item/K0000168198/] [link:メーカー製品情報ページ:http%3a//www.intel.co.jp/jp/design/flash/nand/mainstream/index.htm] 【ノートパソコンスペック】 [link:Letsnote CF-S8HYEADR:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94120] 〇メーカー: パナソニック 〇型番: CF-S8HYEADR 〇CPU: Core 2 Duo P8700(2.53GHz(3MB)) 〇液晶サイズ: 12.1 インチ 〇解像度: TFTカラー、WXGA、1280×800(1,677万色) 〇メモリ規格: DDR2 PC2-5300 〇PCカードスロット: 1 〇モニタポート: ミニD-Sub15ピン×1、HDMI×1 〇USBポート: USB2.0×3 〇メモリメディアスロット: SDカード(SDHCカード)スロット×1 〇ビデオチップ: Mobile Intel GM45 Express 〇ビデオメモリ: 765MB 〇ドライブ規格: DVD±R/±RW/RAM 〇LAN: 10/100/1000Mbps 〇無線通信: IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、IEEE802.16e-2005Mobile WiMAX 〇幅x高さx奥行: 282.8x38.7x209.6 mm 〇重量: 1.32 kg 〇メモリ: [link:DDR2-2GB×2:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=95736] 〇初期換装SSD: [link:X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH080G2R5:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94123] 【デスクトップスペック】 〇OS: Windows 7 Enterprise 64Bit 〇マザーボード: [link:Rampage Ⅲ Formula:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94085] 〇CPU: [link:Core i7 950(LGA1366/3.06 GHz/TB時 3.33 GHz/3 チャンネル/4コア/8論理コア/HT/キャッシュ8 MB):http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94082] 〇CPUクーラー: [link:サイズ 刀3クーラー SCKTN-3000:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94939] 〇ケース: [link:「CM690 II Plus」 ATXケース RC-692-KKN1:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94083] 〇電源: [link:サイズ 80PLUSシルバー電源 超力2ノーマル 850W SPCR2-850:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=96458] 〇ビデオカード: [link:SAPPHIRE HD 5770 1G GDDR5 PCIE DUAL DVI-I/HDMI/DP (PCIExp 1GB):http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94098] 〇光学ドライブ: [link:GH24NS50BL-B/K:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94096] 〇メインSSD:Crucial RealSSD C300 64GB CTFDDAC064MAG-1G1 [link:Crucial RealSSD C300 64GB CTFDDAC064MAG-1G1:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94095] 〇RAID1-HDD1: [link:WESTERN DIGITAL 3.5インチ内蔵HDD 1TB SATA/6.0Gb 7200rpm 64MB WD1002FAEX-R:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94491] 〇RAID1-HDD2: [link:WESTERN DIGITAL 3.5インチ内蔵HDD 1TB SATA/6.0Gb 7200rpm 64MB WD1002FAEX-R:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94093] 〇メモリ1: [link:Corsair DDR3 1600MHz 6GB 3x240 DIMM Unbuffered 9-9-9-24 CMX6GX3M3A1600C9:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94091] 〇メモリ2: [link:Corsair DDR3 1600MHz 6GB 3x240 DIMM Unbuffered 9-9-9-24 CMX6GX3M3A1600C9:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=94492] [image:mi_100768_1292392626_1670911022.jpg:l:] 外付けにはグリーンハウス製の外付けケースを使用します。 [zigsow:own_item:98959] [image:mi_100768_1292308890_1894667905.jpg:l:使用部品] ここから中に組み込むと… [image:mi_100768_1292308949_260559640.jpg:l:組み込み状態] この様になります。そして側面のねじを止めます。[image:mi_100768_1292309016_1426572957.jpg:l:ねじ止め写真] 組み込み完了♪[image:mi_100768_1292309078_1942339245.jpg:l:組み込み完了] 〇〇〇 SSDの初期化 〇〇〇 なお初期状態でPCに接続すると正常認識されません。。 参考[image:mi_100768_1292321457_736965795.jpg:l:フォーマット前] ここからSSDの初期化を行います。 1・フォーマット対象を選択します。 [image:mi_100768_1292321533_536117910.jpg:l:手順1] 2・ウィザード開始。。 [image:mi_100768_1292321587_334558457.jpg:l:手順2] 3・フォーマット容量を指定します(初期値でOK) [image:mi_100768_1292321614_1662979438.jpg:l:手順3] 4・ドライブ文字の割り当て指定(空き文字が自動で表示されます。) [image:mi_100768_1292321705_1122625565.jpg:l:手順4] 5・フォーマットの種類などの指定(初期値で大丈夫です。) [image:mi_100768_1292321875_868761468.jpg:l:手順5] 6・指定項目確認(OKで処理が始まります約3分で完了しました。) [image:mi_100768_1292321971_35491258.jpg:l:手順6] 7・これで正常認識されます♪ [image:mi_100768_1292322017_1337901261.jpg:l:手順7] 〇〇〇 USB接続のベンチマーク 〇〇〇 □□ デスクトップUSB接続のベンチマークです。□□ ・デスクトップUSB2.0接続[image:mi_100768_1292317719_981014156.jpg:l:デスクトップUSB2.0] デスクトップのUSB2.0やはり規格の上限で、50・100・1000ともに変化は少ないですね。 この速度で外付けとして使用するのは、ややオーバースペックかなと感じます。。 ・デスクトップUSB3.0接続[image:mi_100768_1292319193_274687799.jpg:l:USB3.0接続] USB3.0接続の場合目に見えて高速化されており、この速度で有れば仮に外付けのみの使用で有っても十分に満足でき、SSDである事による低発熱などの効果を考えると、費用対効果も有ると思われます。 次はデスクトップに内蔵されているSSD(C300)のベンチマークを載せます。 ・デスクトップ内蔵SSD[image:mi_100768_1292318138_1891004722.jpg:l:SSD(C300)] このSSDはSATA3.0対応が謳われており、コントローラーはMarvell@ 9128 が使用されています。 ただし規格がまだ枯れている段階ではないせいか、規格の速度上限までは出ていませんが、十分に高速です。 ただし速度を求めるだけで有ればRAID0などを組むとさらに高速になると思われます。 次はデスクトップに内蔵されているHDD(WD1002FAEX-R_RAID1)のベンチマークを載せます。 ・デスクトップ内蔵HDD(WD1002FAEX-R_RAID1)[image:mi_100768_1292318789_86520664.jpg:l:内蔵HDD(RAID1)] こちらのHDDはSATA3.0対応となっておりますが、HDDの転送速度の上限を考えると現時点でSATA3.0対応目当てで導入するのは効果が薄いかと思われます。。 ベンチマークの結果64MBのキャッシュが利いている50の数値だけ非常に良い結果となっております。 このため、煩雑に少量の更新を繰り返すケースでは非常に快適なHDDだと思います。 ただし、価格は最近のHDDとしては高い方なので、SSDの価格が下がってきている現状では、積極的な購入動機を見つけるのは一般用途では難しいかも知れません。 次はデスクトップからNASのベンチマークも載せます。 ・デスクトップNAS接続(Terastation)[image:mi_100768_1292320417_1072537684.jpg:l:デスクトップTarastation] 参考としてベンチマークを取りましたが、マザーボードとネットワーク処理の関係か比較的数字は出ています。あくまで比較的ですが。。。 次はデスクトップのRamDiskのベンチを載せます。 ・デスクトップRamDisk(4GB分をRamDiskとして使用)[image:mi_100768_1292320954_36132300.jpg:l:デスクトップRamDisk] もちろんメモリへの直アクセスの結果なので凄まじい数字になっています。ただ通常の場合突然の電源断によるデータ損失の可能性が高いので恒常的なデータの保存には適しません。それと容量当たりのコストは一番高くなりますが、一時ファイルとしては相当快適になっております。 □□ ノートUSB接続のベンチマークです。□□ 次はノート外付け使用(USB2.0)のベンチマークを載せます。 ・ノート外付け使用(USB2.0)[image:mi_100768_1292319503_219380515.jpg:l:ノート外付け(SSD)] こちらのベンチに関しては、デスクトップと同様に、USB2.0の規格の上限で頭打ちになりSSDの効果は活かせておりません。このノートはUSB2.0のみなので外付けでの使用はメリットが少ないと感じます。 次はノート内蔵SSD(Intel80GB)のベンチマークを載せます。 ・ノート内蔵SSD(Intel80GB)[image:mi_100768_1292319671_166137702.jpg:l:IntelSSD80GB] こちらは、ノートPC購入当初搭載されていたHDDをIntel製の80GBSSDに換装した上でのベンチです。 今回のレビュー対象であるSSD120GBは同系列の位置づけになると思います。 本来であればSATA2.0の転送速度を考えるとかなり遅いベンチマークとなっております。 この理由ですが、CF-S8に関して、SATA2の生成種類が1となって居る事が原因の様です。[image:mi_100768_1292320084_2048184494.jpg:l:生成1] これの設定はメーカーサイドで決定しており、ユーザー側で設定を行う事は出来ないとの回答がメーカーより有ったとの情報が有ります。 次はノートNAS接続(Terastation)のベンチマークを載せます。 ・ノートNAS接続(Terastation)[image:mi_100768_1292320309_433799987.jpg:l:ノートTeraStation] ベンチマークを取りましたが、さすがにデスクトップと比べてもかなり厳しい数字が出ています。。。 次はノートのRamDiskのベンチを載せます。 ・ノートRamDisk(1GB分をRamDiskとして使用)[image:mi_100768_1292320822_259496241.jpg:l:ノートRamDisk] こちらも相当な数字が出ておりますが、容量を超えていると思われる1000のベンチは極端に悪くなっています(笑)あとDDR2とDD3のさもあるのでしょうが、デスクトップのRamDiskとのベンチのさも大きく出ております。 この容量ですと、インターネットの一時ファイルとして使用すると快適ですが、Tempフォルダに割り当てを行うと、すぐに容量が足りなくなってしまいますね。。 ここまでは、SSDの外付けストレージとしての使用や他のストレージのベンチマークなどを中心にレビュー致しました。 [image:mi_100768_1292387244_1766860522.jpg:l:] ここではIntelSSDデータ移行ソフトを使用した環境の移行をレビューしたいと思います。 〇〇〇 移行ソフトインストール 〇〇〇 なお、単純に外付けSSDにOSドライブからファイルをすべてコピーしただけではSSDを換装した後で起動が出来ないのでご注意下さい。。。 使用するソフトは、Intel製「Data Migration Software 」です。このソフトはIntel製SSDへのコピーが簡単に行えるソフトです。「True Image」というディスクイメージ作成ソフトが元になって居る様です。。 [link:Data Migration Software トップ:http%3a//www.intel.co.jp/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/migration/index.htm] ダウンロード先[link::http%3a//downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?lang=jpn&changeLang=true&DwnldId=19324] こちらで「tih_s_e.exe」をダウンロードの上で実行します。 まずインストールを行います。 1・実行画面上でインストールを選択します。 [image:mi_100768_1292384287_801508114.jpg:l:手順1] 2・SETUP開始 [image:mi_100768_1292384377_1825488732.jpg:l:手順2] 3・使用許諾条件同意します。(上を選択) [image:mi_100768_1292384407_827754675.jpg:l:手順3] 4・Acronis カスタマ エクスペリエンス プログラム(ACEP)同意はYES選択。[image:mi_100768_1292384605_179081999.jpg:l:手順4] 5・インストール種類選択(通常は一番上で大丈夫です。) [image:mi_100768_1292384711_1336348963.jpg:l:手順5] 6・インストールユーザー選択(通常は上の選択で構いません。) [image:mi_100768_1292384836_996241057.jpg:l:手順6] 7・インストール最終確認 [image:mi_100768_1292384974_39691172.jpg:l:手順7] 8・インストールを行っています。 [image:mi_100768_1292385032_410530379.jpg:l:手順8] 9・インストール完了♪ [image:mi_100768_1292385079_544863448.jpg:l:手順9] 〇〇〇 移行手順 〇〇〇  移行を開始します。  ※前提条件として外付けSSDを接続するかデスクトップ環境であれば、SSDを接続しておいて下さい。  ※OSディスクのパーティションの合計容量が移行先のSSDに容量を超えるとクローンが作成出来ない様です。  ※複数パーティションで移行先のSSDの方が容量が大きい時にはパーティションごとの比率で割り当てられます。(例:Cドライブ30GB・Dドライブ50GB ⇒ 45GB・Dドライブ75GB) 1・ソフトを起動します。登録を託されますが、右下をクリックすると現時点でスキップ出来ます。。 [image:mi_100768_1292385495_177484405.jpg:l:手順1] 2・この時点でIntelSSDの認識されていないとエラーになります。。 [image:mi_100768_1292385796_1714796072.jpg:l:手順2] 3・クローン実行内容の詳細が表示されます。 [image:mi_100768_1292386079_128226250.jpg:l:手順3] 4・以下再起動するとOS起動前にクローンコピーが始まります。。 [image:mi_100768_1292386360_1923657575.jpg:l:手順4] ※当方の環境(IntelSSD80GB⇒IntelSSD120)で約50分程でした。。 [image:mi_100768_1292393957_48627575.jpg:l:] データのクローン化が終わったSSDをノートPCへ換装します。 Youtubeに動画を用意しました。高画質版で上げて有ります。(撮影スキルはスルーで(笑)) ・後動画内でしゃべってません。。(というか音を入れる意識が無かったです。。) ・途中でドライバー落とした音入ってます。。でもテイク何度も繰り返したので、まあ許して頂けるかなと。。 ・1080版で見るとそれなりに良い画質に見えます(笑) [movie:youtube:EnCnF8gBzG4] Youtube動画URL [link::http%3a//www.youtube.com/watch?v=EnCnF8gBzG4&fmt=22] 上記動画の手順詳細を以下に解説します。 まずは使用部品です。 〇ノートPC 〇SSD(本レビュー対象) 〇ドライバー 〇テレカ(笑) ・使用部品一覧 [image:mi_100768_1292394368_779274616.jpg:l:使用部品一覧] 1・電源OFFを確認(電源がきちんと切れていないとデータが飛びます!!) [image:mi_100768_1292394561_575338611.jpg:l:手順1] 2・ひっくり返します。 [image:mi_100768_1292394878_1867641700.jpg:l:手順2] 3・バッテリーを外します。 [image:mi_100768_1292395000_835463972.jpg:l:手順3] 4・バッテリー右横のねじを2本外します。 [image:mi_100768_1292396095_1083888506.jpg:l:手順4] 5・下のリードテープで少し引き出します。 [image:mi_100768_1292396491_1931062594.jpg:l:手順5] 6・コネクタを外します。 [image:mi_100768_1292396537_1055776944.jpg:l:手順6] 7・そのまま引き出します。 [image:mi_100768_1292396576_820949774.jpg:l:手順7] 8・シールを剥がして新しいSSDにシールを貼ります。 [image:mi_100768_1292396604_868201132.jpg:l:手順8] 9・テレホンカードを使って差し込みます。 [image:mi_100768_1292396690_335785205.jpg:l:手順9] 10・4分の3位まで入れてコネクタが届く状態にしてコネクタを繋げてテレカを抜きます。 [image:mi_100768_1292396744_150624698.jpg:l:手順10] 11・最後まで押し込みます(焦らず丁寧に!) [image:mi_100768_1292396818_883952462.jpg:l:手順11] 12・蓋を付けて、ねじ止めします。 [image:mi_100768_1292396974_689246717.jpg:l:手順12] 13・バッテリーを付けます。 [image:mi_100768_1292397007_2057635799.jpg:l:手順13] 14・元に戻して起動します。。 [image:mi_100768_1292397052_788720989.jpg:l:手順14] これで組み込み完了です♪ [image:mi_100768_1292494453_1601423759.jpg:l:] ※2010年12月16日追記。 次に「SSD オプティマイザー機能付き SSD ツールボックス」の導入をレビューします。 ※なお、今からの画面はもともと換装のIntelSSD80GBを使用しております。レビュー対象で有ります。120GBSSDはまだほとんど使用されていないため、オプティマイザーの効果が分かりにく面が有りますので。。なお、同じ系統のSSDで有り、操作手順の違いは有りません。。 SSDは前述の通り、書き込み回数の上限が有ります。 そして、OS側で「削除!」と実行してもSSD側ではまだ削除された状態(使用可能)と認識されないずれが生じてきます。 この事が生じたままにしておくと、SSD側で使用出来ると認識出来る範囲が狭くなりどんどん書き込み範囲を拡大して行きます。これにより早い段階で性能劣化が生じやすくなります。このずれの同期を取るのがWindows7のMaicrosoft製SATAドライバに搭載されたTrimコマンドです。 SSD オプティマイザーとはこのTrimコマンドをWindows7以外のOS(Vista・XP)や他のSATAドライバ環境でも分かり易いGUIで行う事が出来るソフトです。 [link:インテル SSD オプティマイザーとは? :http%3a//www.intel.co.jp/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/optimizer/index.htm] ダウンロード先[link::http%3a//downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=18455&lang=jpn] こちらで「v2.0.1.000.msi」をダウンロードの上で実行します。 まずインストールを行います。 1・実行画面 [image:mi_100768_1292494544_1859779851.jpg:l:手順1] 2・ソフト解説ですね(笑)英語なのでざっと。。 [image:mi_100768_1292494576_855055180.jpg:l:手順2] 3・使用規約に同意して… [image:mi_100768_1292494622_849351417.jpg:l:手順3] 4・インストール先などを指定します。(通常は、初期値で構いません。) [image:mi_100768_1292494647_826299820.jpg:l:手順4] 5・最終確認。 [image:mi_100768_1292494671_1138867565.jpg:l:手順5] 6・インストール中… [image:mi_100768_1292494708_205690506.jpg:l:手順6] 7・インストール完了♪ [image:mi_100768_1292494740_1075364779.jpg:l:手順7] 以下は実行手順です。 ・ソフトを立ち上げます。 [image:mi_100768_1292494774_627654530.jpg:l:立ち上げ直後] ソフトには5つの機能が有ります。 いずれの操作もパーティションを分割している場合それぞれに行います。。 1・Intel SSD Management Tools SSD を管理の管理(パラメーターチェックやオプティマイズ実行のスケジューリングなど。) [image:mi_100768_1292494829_1610274182.jpg:l:機能1] 2・View Drive Information SSDのドライブ情報を表示します。 [image:mi_100768_1292494862_1341568325.jpg:l:機能2] 3・Check SMART Attributes SSDの状態を「S.M.A.R.T.」でチェックします。[link:※項目詳細はこちら(笑):http%3a//www.intel.co.jp/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/optimizer/p6.htm] [image:mi_100768_1292494887_1513136537.jpg:l:機能3] 4・Run Fast Diagnostic Scan こちらがオプティマイザーの簡易スキャンです。 [image:mi_100768_1292495141_1290278143.jpg:l:機能4] ・「RUN」を押して実行です。。 [image:mi_100768_1292495040_447616727.jpg:l:実行中] 5・Run Full Diagnostic Scan こちらがオプティマイザーのフルスキャンで1時間程度掛かります。 [image:mi_100768_1292495189_1395874339.jpg:l:機能5] ・こちらも「RUN」を押して実行です。。 [image:mi_100768_1292495079_410060229.jpg:l:実行中] ベンチマークを見てみます。。 [image:mi_100768_1292319671_166137702.jpg:l:スキャン前] [image:mi_100768_1292495345_1278031131.jpg:l:スキャン後] 結果を見比べますと、書き込み性能がかなり向上している事と、わずかですが、読み込み性能が下がっているのが見て取れます。 読み込み性能の低下は、オプティマイザーの解析手法によるものと思われますが詳細は現時点では明確では有りませんが。。 ただ書き込みの向上幅に比べて読み込みの下がった値は、誤差と言える範囲で有り、書き込みの向上によりプチフリを避ける効果もある事を考えると適用の意味は有ると思います。 適用する事により、適正状態に保たれ、SSDの寿命が延びるのであれば、導入しておいた方が良いのでは無いでしょうか。 なお、一番上の機能内で、定期的な実行を設定する事が出来ます。 ・一番上をクリックして表の1行目をクリックすると。。 [image:mi_100768_1292496034_1216911461.jpg:l:スケジュール] ・上記で出てくる項目で指定します。ドライブごとの指定も出来ます。 [image:mi_100768_1292495785_413761534.jpg:l:スケジュール指定] 簡単ですが、「SSD オプティマイザー機能付き SSD ツールボックス」の導入解説でした。 [image:mi_100768_1292397299_72214159.jpg:l:] まずベンチマーク表を貼っておきます。。グラフには後程。。 ・50M [image:mi_100768_1292397730_79567313.jpg:l:CrystalDisk_50M] ・100M [image:mi_100768_1292397788_102478381.jpg:l:CrystalDisk_100M] ・1000M [image:mi_100768_1292397819_1180064047.jpg:l:CrystalDisk_1000M] まずSSDならではと言えるのは、低発熱で外付け使用にしても、ノートへの内蔵使用にしてもほとんど熱くなりません。 IntelSSD同士の比較としては書き込み性能向上が著しいです。 以下に軽く比較して有ります参考として2.5インチHDD(5400RPM)も加えて有ります。 ノートPCの起動速度は ・IntelSSD120GB アカウント一覧表示まで42秒 アカウントパス入力からログイン完了まで7秒 ログインからYahoo表示まで4秒 ・IntelSSD80GB アカウント一覧表示まで47秒 アカウントパス入力からログイン完了まで10秒 ログインからYahoo表示まで5秒 ・HDD250GB アカウント一覧表示まで63秒 アカウントパス入力からログイン完了まで15秒 ログインからYahoo表示まで10秒 環境として、RamDiskの再構築の時間が掛かるため、他の方よりは遅いと思いますが、HDDからは明確な速度UPが認められます。 SSDの比較では誤差の範囲内とも言えますが、数値はいずれも勝っているので書き込み性能の向上とコントローラーなどの改良がなされているものと思われます。 シャットダウンに関しては、ブラウザとExcelを1枚テキストを1枚立ち上げて居る状況で、Winボタンから終了をクリックした場合の時間を計測しました。 ・IntelSSD120GB:30秒 ・IntelSSD80GB:33秒 ・HDD250GB:52秒 こちらに関しても起動と同様の傾向となりました。 SSDからSSDへの交換後の実感としては、反応速度が上がったという印象が有ります。 もともとHDDからSSDに交換をした時点でかなり体感速度は向上しましたが、さらにベンチの向上以上に体感としてかなりキビキビ感がました様に感じました、 80GBに関してはもう10カ月程度使用してる事も有るとは思いますが、性能がUPし容量も上がっているSSDへの交換はかなり能率UPにも有効で有ると感じました♪ ストレージにこだわりを持つユーザー層というのは、PCに詳しい自作系の方や業務でPC管理などを行っている方、デザインやCAD方面などある程度のスペックを求められる環境の方だと思います。 しかしながら、SSDの速度向上はメモリ増設などと同様に明確な効果を感じる事が出来る上に比較的相性問題や技術的な問題が少ないと思われるので、PC経験の少ない方で有ってもお勧め出来る、PC改良手段だと思います。 旧資産のノートPCなども規格の上限で速度は頭打ちだとは思いますが、反応速度は目に見えて上がるので、再利用もしやすいのではないでしょうか。 今回のレビュー対象のSSDは容量が120GBで通常使用の範囲内で有ればOSとデータを保存しても足りなくはならない容量だと思います。 書き込み速度が向上し、規格の環境次第で相当な速度UPが見込め、IntelのSSDという意味で安心出来る上で、20000円を切る価格というのは、とても良い位置の選択と言えるのではないでしょうか♪ ///////////////////////////////////////////////////////////// ここまで長文にお付き合い頂きまして有難う御座いました。 気が付いた点やさらにトライしたかった部分に付きましては随時追記して参ります。 初めてであり、肝心の事が抜けて居たり、冗長になって居る部分などお見苦しい点が多々有ったと思いますが、 さらにスキルアップして頑張って行きますのでどうぞよろしくお願い致します。 ミスや誤記などお気づきの点などが有りましたらお知らせ下さい。 再度になりますが、私の様な初心者にこの様なレビューの機会をお与え下さいましたzigsow様、Intel様、プレミアムレビュー関係者の皆様、本当に有難う御座いました!
さすがインテル!さすが34nmプロセス採用SSD!HDDでは体験できないパフォーマンスです! 私のレビューでは2.5インチHDDとの比較を行っていきます。 RAID0や3.5インチHDDとの比較、0FILL(SSDの全領域に0を書き込み出荷状態に戻すこと)などは他のレビューアー様が詳細を公開していますので、下記のURLよりアクセスしてください。 まずは、SSDのベンチマークを『CrystalDiskMark v2.2.0n』で行いました。 ベンチマークに用いたマシン概要 > Mainboard : Asus P5N7A-VM > Chipset : nVidia GeForce 9300 > Processor : Intel Pentium Dual-Core @ 2600 MHz > Physical Memory : 2048 MB (2 x 1024 DDR2-SDRAM ) > Video Card : 標準 VGA グラフィック アダプタ > Hard Disk : ST3320813AS (320 GB) > DVD-Rom Drive : HL-DT-ST DVD-RAM GH22NP20 ATA Device > Network Card : MCP79 Ethernet > Operating System : Windows Vista (TM) Enterprise Professional 6.00.6000 > DirectX : Version 10.00 > Windows Performance Index : 1.0 結果は上写真中央に掲載中です。 読み込み速度・ランダムアクセスが非常に高いことが伺えます。また、書き込み速度も2.5インチHDDと比べると非常に高いことが伺えます。 ※参考として後に比較をするhpのノートPC『nc6400』に内臓されている2.5インチHDDの結果を以下に載せます。 http://zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=58878 次にhpのノートPC『nc6400』のHDDをSSDに交換しました。 交換を行っている状況を撮影した映像を掲載します。 [movie:youtube:veU2-VrGW0M] ゆっくり作業を行っても4分程度で交換が完了しました。 続いてhpのノートPC『nc6400』を用いてWindowsVistaEnterpriseのセットアップ時間をHDDとSSDで比較しました。 hpのノートPC『nc6400』の 概要 > Mainboard : HP 30AD > Chipset : Intel i945GM/GME > Processor : Intel Core 2 Duo Mobile T5500 @ 1666 MHz > Physical Memory : 1024 MB (2 x 512 DDR2-SDRAM ) > Video Card : Mobile Intel(R) 945GM Express Chipset Controller 0 (Microsoft Corporation - WDDM) > Hard Disk : FUJITSU HDD(80 GB) or INTEL SSD(160GB) > DVD-Rom Drive : MATSHITA UJDA775 DVD/CDRW > Monitor Type : SAMSUNG - 14 inches > Network Card : BCM5753M NetXtreme Gigabit Ethernet PCIe > Network Card : BCM4310 UART (Wireless Ethernet Adapter) > Operating System : Windows Vista (TM) Enterprise Professional 6.00.6000 > DirectX : Version 10.00 > Windows Performance Index : 条件を変えながらテストした状況を映像にまとめました。 [movie:youtube:hk9CKHsuffI] 結果 HDDにDVD-ROMからのセットアップ時間:29分01秒 SSDにDVD-ROMからのセットアップ時間:22分26秒 HDDにネットワークからのセットアップ時間:18分56秒 SSDにネットワークからのセットアップ時間:13分05秒 やはり、DVD-ROMがボトルネックとなっていることが判りました。Vistaが13分程度でインストールできるという結果には脱帽しました。 最後にhpのノートPC『nc6400』でOS(WindowsVista)起動時間・IE起動時間・OS終了時間を比較しました。 HDD OS起動時間 1分08秒11フレーム IE起動時間 4秒25フレーム OS終了時間 9秒03フレーム SSD OS起動時間 59秒00フレーム IE起動時間 2秒27フレーム OS終了時間 5秒23フレーム ※1秒=30フレーム 読み込み速度・ランダムアクセスが速いSSDがすべての結果において時間短縮が出来ました。 ☆追記☆ Windows7が手に入りましたので、hpのノートPC『nc6400』を用いてWindows7 Enterpriseのセットアップ時間をHDDとSSDで比較しました。 条件を変えながらテストした状況を映像にまとめました。 [movie:youtube:gY9UekaUFjg] HDDにDVD-ROMからのセットアップ時間:23分19秒 SSDにDVD-ROMからのセットアップ時間:16分08秒 HDDにネットワークからのセットアップ時間:16分10秒 SSDにネットワークからのセットアップ時間:9分53秒 OSセットアップが10分切りました!インテルSSDとWindows7恐ろしいスピードです。 続いてhpのノートPC『nc6400』でOS(Windows7)起動時間・IE起動時間・OS終了時間を比較しました。 HDD OS起動時間 50秒17フレーム IE起動時間 5秒21フレーム OS終了時間 11秒14フレーム SSD OS起動時間 32秒14フレーム IE起動時間 2秒21フレーム OS終了時間 7秒10フレーム ※1秒=30フレーム Windows7でもSSDを用いることで時間短縮が出来ました。 ☆追記終了☆ ☆追記☆ 2010年春の【zigsowプレミアムレビュー 40daysダイナマイトレビュー X25-M G2】( http://zigsow.jp/review/20/ ) の紹介に、このレビューデータが採用されました。 大変光栄に思います。 ☆追記終了☆ 考察・感想 まず、遅くなりましたがインテル様、zigsow様今回このような機会を与えていただき感謝しております。 一般的にPCはメモリが少ないと遅い、CPUのクロックが・・・と言われていますが、 ある程度のスペックに達したPCのボトルネックはHDDとDVDなのだと今回痛感させられました。 他にも今回のレビューにあたりRAW現像等を行ったのですが、結果に信頼性が置けないので今回は掲載を見送られていただきました。 このレビューに乗せています結果は、ベンチマークを除き各5回実験したものの平均値を用いています。※映像上では私が選んだ1回を使用しています。 とても今回のレビュー用実験は楽しんで行えて満足しております。 皆様に少しでもインテルSSDの素晴らしさを伝えられたら幸いです。 今回のプレミアムレビューのHPです。他の方のレビューも掲載されております。 http://zigsow.jp/review/10/ レビューアー選出からの下書きは、日記に移動しました。 http://zigsow.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=11312
この様な機会を下さったzigsow様、Intel様、プレミアムレビュー関係者の皆々様、心より感謝申し上げます。初めてのSSDですが、SSD導入を迷われている方々と同じ視点に立ち、新鮮な気持ちでSSDをレビュー出来たと思います。 応募時にはシステムドライブとして活用する事をテーマとする旨で応募をさせて頂いたのですが、後発の160GB×4 RAID0という題材に非常に心を動かされ、『ストレージとしてのSSD』という課題に関してもレビューをさせて頂きました。 それでは、しばらくの間おつきあい下さい。 序章:SSD組み込み 一章:ストレージとしてのSSD 二章:ソフトウェアインストール速度 三章:インテル Data Migration Softwareによるデータ移動 四章:インテル SSD オプティマイザー 五章:SSDベンチマークとPC・各ソフトウェア起動時間 終章:結論 [movie:youtube:49ipkxnDFrE] [image:mi_21766_1291561327_896800707.jpg:l:] SSDの組み込みは非常に簡単だ。 普通のHDD組み込みと全く手順は変わらず、実際やらなくてはいけないのはSATAケーブルでマザーとSSDを繋げ、電源とSSDをSATAパワーケーブルで繋げるだけ。好みに応じてマウンターでシャドウベイに配置すれば良い。 しかもこの商品にはSATAケーブル・SATAパワー・マウンターとすべて付属しており、何も買い足すことなくデスクトップにインストールできるのが嬉しい。 [movie:youtube:kzeHcMl5JuI] 数分と掛からずに取り付ける事が出来た。 データストレージとして使用する場合はこのままフォーマットなどし、普通のドライブとして利用する。システムとして今までのHDDの環境を移行したいのであれば、intel Data Migration Softwareなどを用いる事になるのだが… 詳しくは第三章で話す事になる。 まずはストレージとして利用する。 [image:mi_21766_1291561333_1109100683.jpg:l:] ストレージとしてのSSDは、例えばオーディオマニアの間で注目を集め始めている。ストレージをSSDにする事は直接的なノイズ源排除と言えるからである。CDやHDDは可動部分の塊であり、音も出せば振動もし、音楽再生には不利な部分が多い。対してSSDは無音無振動、データ転送も高速である。そんなバックグラウンドを持ち、[link:実際、オーディオ用SSDストレージはzigsowからも既に発売されている。:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_s_item_detail&sale_item_id=50758] さて、今回は無音無振動に関してではなく、データ転送の高速性をストレージとしてどう生かしていけるかを検討してみたい。私のレビューで頻繁に登場する動画編集がまたテーマとなってくる。 今回行う検証のバックグラウンドを解説する。 使用するソフトは Adobe After Effects のみである。 作る動画は通称『タイムラプス』あるいは『微速度撮影動画』と呼ばれる物で、数秒~数時間に一回だけシャッターを切り、それを1秒に約24枚ほどの速度で再生させると、まるで時間が早送りされているかのように見えるという動画である。データが残っているのが数年前に撮影したものだったので、スキルの低さが丸見えで恥ずかしいが、それを使って検証していく。 参考までにこれが今回検証に使ったタイムラプスである。 [movie:youtube:eiVrBrjZTms] まず、何がどう検証になるかと言う事を説明する。 タイムラプスはその性質上数百枚の画像をパソコンで連続的に表示させる事になる。実際公開する時は既に動画としてレンダリング済みの物であるからPCに負担は掛からないが、編集時はリアルタイムでその処理をさせる事になる。 編集時に『RAMプレビュー』と呼ばれる操作をし、メモリーに対して動画がすべて書き込まれるまでの時間を競ってみたい。『RAMプレビュー』とは、HDDないしSSDからデータをメモリーにキャッシュとして貯めていく行程であると考えてもらって良い。 今回使用するのはフルHDに編集した一連のtiff画像で、1枚11.8MBという大きさになる。それを23.976fpsというフレームレートで処理すると、1秒間に282.9168MBという密度のデータをメモリに書き込むになり、そのデータを保存しているストレージの読み取り性能に大きく処理時間が依存する。 例えば読み取り性能が100MB秒の性能を持つHDDにデータが入っていた場合、1秒間の動画をメモリーに保存するのに2.83秒掛かってしまう。対して250MB秒の性能を持つSSDであれば、その処理は1.13秒で終わる事になる。結果として、20秒の動画をメモリーに保存しておこうとなれば、HDDでは56.6秒掛かっていたのが、SSDでは22.6秒で終わると言う事になるはずである。 これは例えばCPUを変えたりする以上に直感的な時間短縮になる。無論、あくまでも『理論的には』で有るために、今回それを検証する。万全のためにRAMプレビュー実行前にすべてのキャッシュを消去し、メモリーもクリアした。 [movie:youtube:6PIN8AUb8xY] この動画の通り、結果として25%ほどの時間短縮につながった。 この結果はSSDのシステムとしてではなく、純粋なデータストレージとしての優位性を明らかにするものである。 が、これは私が予想していたほど大きな変化ではない。 スペック表記上の差異程の結果が得られなかったのは私が思っている程システムが単純ではなかった部分もあるだろうが、例えば現段階でのSSDとHDDの差ではこの程度が限界なのかもしれないと考えることも出来てしまう。もし今後SSDをRAID0などで組むことがあれば結果を更新していきたい。 [image:mi_21766_1291561340_1955761905.jpg:l:] SSDとHDDに同じソフトウェアをインストールし、完了までの速度を競う。 今回はAutoCADおよび3dsmaxをインストールし、自動処理が始まってから終わるまでの間の時間を見る事にする。 一応DVD性能によるボトルネックを避けるために、一度DVDを展開し、RAMDISKに丸ごと保存し、そこからのインストールを行った。 動画を用意したかったのだが、動画時間が長くなるだろうと予想し、その場合カメラの素子が熱を持ってしまうと判断たため、データだけ取ると言う形担ってしまった。実際はそこまで時間が掛かることも無かったのだが…。 結果、 [image:mi_21766_1291615241_434881796.jpg:l:][image:mi_21766_1291615265_1933208684.jpg:l:]あまりSSDの優位性が見て取れる結果にはならなかった。 さらに、現実ではDVDからのインストールとなり、このデータをとる前に数回試した限りでは目立った差も生じず、むしろSSDへのインストールの方が時間が掛かってしまった例もあった。(DVDの機嫌に左右されているのではないか。)実際問題としてSSDへのインストールの優位性は感じられない。 ただし、そもそも『書き込みを減らしていく』というのが現行SSDの鉄則であるからして、そう頻繁にSSDに対してインストールを行うことも無いだろう。 [image:mi_21766_1291561345_372137790.jpg:l:] このソフトウェアはインテル純正のHDD・SSD間のシステムデータ移行ソフトである。通常のコピーペーストではコピー出来ないシステム関連のデータをそっくりそのまま移住(migrate)させる事で、今までHDDにシステムを入れていた人が『簡単にSSD環境に移れるようになる』と謳ったソフトだ。intel純正であり、無料であるため、非常に魅力的に映る。 私もHDDにシステムが入っているため、SSD環境に移行する為にこのソフトを使った(使おうとした)のだが… [movie:youtube:ksgqOlgq580] パーティションの選択などは出来ず、システムが入っているHDDのデータ総容量がSSDの容量を超えると移動出来なくなる。 つまりある一つのHDDにシステム【C】50GB、データ【D】100GBがあり、計150GBのデータがそのHDDに入っているとすると、120GBしかないSSDにはどうあがいても移行出来ないのだ。【C】だけをSSDに移行するというような事はこのソフトでは出来ない。 ただし、ここで【D】が純粋にデータだけであればそれを別のHDDに移動することで、Data Migration Softwareによるシステム移動が可能となる。が、移動できないデータがある場合はこのソフトはそれだけで使うことが出来なくなる。 公式で推薦されていながら日本語化されていない事にも疑問は残る。 確かに上記の問題を除くと操作は直感的で、やるべき操作は明確(移行元と移行先を選択するだけ)であるが、公式としては少しいい加減ではなかろうか。 パーティションの選択と、日本語化は最低限採用されるべきである。 強くアピールされているツールであるにも関わらず、どことなく投げやりな印象を受けてしまうのはとても残念である。 結局私はこのソフトは使わずにクリーンインストールすることにした。そのためHDDとSSDの比較が同一条件ではなくなってしまった事に関しては非常に申し訳なく思う。 [image:mi_21766_1291561351_388909070.jpg:l:] hyoue氏をして『基本』と言わしめたオプティマイザー、恥ずかしながら私は一連の映像を拝見するまでその存在を知らなかったのだが、今回SSDを手にする機会に恵まれ、せっかくなのでオプティマイズさせる事にした。 [movie:youtube:XPoaWM2Zsjs] 数分と掛からずにすべての行程を終えることができた。 正直に言うとオプティマイザーが何をしたのか把握してはいないのだが、 (OSから見える空き容量とSSDにとっての空き容量を一致させるらしい。 性能劣化を抑えてくれるとあらば使わないわけにはいかない。) 少なくとも精神衛生の面では非常に有意義であったように感じる。 また、チューナーを用いてSSD関連の設定を一律に管理出来る機能はとてもありがたい。私もチューナーを使用することで設定ミスに早い段階で気づけた。 ただしこちらのソフトも日本語化されておらず、ローカライズに対するやる気の無さは印象が悪い。確かに英語も簡単であるし、操作も直感的にこなせるが、そういう問題では無い。ローカライズとはユーザーの心を掴む上で非常に大切な一歩であるはずだ。切実にローカライズに対する姿勢の見直しを願う。 [image:mi_21766_1291561356_69937398.jpg:l:] SSDベンチマークにはおなじみのCrystalDiskMarkとHD Tune Proを使用した。 参考までに先ずHDDでのデータを以下に示す。 [image:mi_21766_1291561181_120679050.jpg:m:][image:mi_21766_1291561283_245641336.jpg:m:][image:mi_21766_1291561276_1396438028.jpg:m:][image:mi_21766_1291561248_587092476.jpg:m:] 次にSSDのデータを以下に示す。 [image:mi_21766_1291561189_505905827.jpg:l:][image:mi_21766_1291561302_1710174103.jpg:l:][image:mi_21766_1291561314_263701175.jpg:l:][image:mi_21766_1291561296_1489755801.jpg:l:][image:mi_21766_1291561309_823229935.jpg:l:][image:mi_21766_1291561223_2140275529.jpg:l:]HD Tune実行時に間違えてSSDのキャッシュを切ってしまっており、ライト性能の数値が著しく低下してしまっていることをお詫びする。 比較して分かるとおり、圧倒的な速度差である。 次にPCの起動・終了時間の差を動画で見て頂く。 [movie:youtube:21gAZP0BEX4] [movie:youtube:2VrGdlaCxjc] 体感で容易に分かるレベルの差がある。 SSDは快適そのものだ。 例えば再起動が必要になったときのストレスなどが殆どないのは嬉しい。 また、ソフトウェア起動時間の差を見るために、 フォトショップのデータからの起動時間の差を見る。 初回起動と二回目起動両方で比較した。 [movie:youtube:2HpBneFkdvU] [movie:youtube:1TF23qwU0p0] SSDの圧倒的な起動の早さに驚くことしか出来ない。 SSDを今まで使っていなかった自分がばからしくすら思える。 二回目起動でも優位性を保っているのは純粋に凄い。 すでに何度か利用しているが、起動の早さに慣れず毎回驚きのあまり笑ってしまう。 [image:mi_21766_1291561363_1913344687.jpg:l:] この様な機会を頂き、改めてzigsow様、intel様、プレミアムレビュー関係者の皆様、心からありがとうございます。正直な話、SSDの効果という物はデータを見聞きするだけではHDDユーザーには伝わりにくいものです。私もその一人として長期にわたりSSD導入を迷っており、私の環境でSSDのアドバンテージがあるのかと、大げさに言えば懐疑的であり、さらに言えば信じていませんでした。 今回zigsow様のご厚意でSSDをシステムに組み込み、まさに目から鱗というべき体験をさせて頂きました。私の下手な検証でどこまで伝え切れたか、恐らく半分も伝えられなかった様に思えてなりません。まず最初の起動に驚くのですが、実際はSSDを使ったシステムで作業をしながらジワジワと実感し、中毒のようにSSDを使う事になる様です。つまり残念ながら、いかなるレビュアー・文豪がその感動を伝えようとしても、特に私の様な下手くそが伝えようとしても、SSDを使う事の真の魅力は実際に使わない事には分からないのでしょう。私がzigsowでどれだけ豪華なレビューを拝読しても導入に踏み切れなかったのはそう言った部分が大きいと思います。 一見は百聞にしかずと言うよりも、一使は百見にしかずと言えば分かりやすいでしょうか。いくらでもデータとしての利点は挙げられますが、使用感を正確にお伝えする事は出来ません。特にこの感動というのはそう上手く伝える事が出来ません。 とにかく、ここまですべてのPCユーザーにお勧めしたくなるPCパーツは初めてです。今までは皆さんがしきりに『HDDには戻れない』と仰るのを遠目に、不思議に思いながら見ているだけでした。なるほど、SSDは本当に凄いです。ここまでPCが(それもストレージで!)俊敏になるとは思ってもいませんでした。 システムの移動に二、三本骨が折れましたが、その価値は十分にありました。近いうちにX25-M G2 120GBを購入し、RAID0で運用できればと思っています。 そして近い将来、数年もかからないでしょう、SSDがデータストレージとして各システムに搭載される日が来るでしょう。その日が早く来ることだけを願っております。 レビューを読んでいただき誠にありがとうございます。 以降も何か気づくことがあれば随時更新していく予定です。 また、質問等をコメントしていただければ私に出来る範囲で答えさせて頂きたいと思います。
この度はintel X25-M G2 120GBのレビュアーに選出していただきどうもありがとうございました。 まだzigsowに登録したばかりの初心者ユーザですができる限りのレビューをさせていただきますのでよろしくお願い致します。 [image:mi_102830_1290951435_264504468.png:l:] まずは仕様を見て予習です。  型番      :SSDSA2MH120G2K5  容量      :120GB  インタフェース :SATA 3Gb/s  フラッシュメモリ:MLC NAND (34nm)  最大読込速度 :不明 ※  最大書込速度 :不明 ※  ※intelのサイト、パッケージより120GB製品の正式な仕様表が見つけられなかったため [image:mi_102830_1290945034_1124184170.jpg:l:] Perfomance = Better でX25-M 80GBと同じグループになっています。 160GB版は最大読込速度:250MB/s, 最大書込速度:100MB/sで、80GB版は最大読込速度:250MB/s, 最大書込速度:70MB/sなのでその間ならBetterにするしかないという感じでしょうか? 速度についてはベンチマークソフトを使って実測します。 [image:mi_102830_1290951442_1387740582.png:l:] 最初から2.5インチドライブに対応しているケースやノートPCではX25-Mをそのまま搭載できますが、3.5インチドライブにしか対応していないケースでは付属のマウンタを使用します。 X25-Mに付属しているマウンタは3.5インチHDDのネジ穴と位置・個数が同じに作られているためほぼ全てのケースに対応できると思います。 問題が出るとしたら3.5インチHDD専用のリムーバブルケースに組み込みむ時で、SATAコネクタの位置が違うため使用不可となります。 [image:mi_102830_1290946566_449643435.jpg:l:] [image:mi_102830_1290946573_1436986686.jpg:l:] [image:mi_102830_1290946580_717785179.jpg:l:] [image:mi_102830_1290946587_1032819280.jpg:l:] [image:mi_102830_1291097902_631177250.jpg:l:] [image:mi_102830_1291097910_1984047724.jpg:l:] [image:mi_102830_1290951449_307763530.png:l:] Intel Data Migration Softwareをダウンロードして64bit版 Windows7をインストールしたHDDからX25-Mへのデータ移行を試しました。 intel Data Migration SoftwareはAcronis True Imageをカスタマイズしたもののようです。 ソフトを実行するとシステムをインストールしたHDDがコピー元、intel X25-Mがコピー先として自動で設定されるので、あとはメッセージを確認しながらボタンをクリックするだけでデータ移行が完了しました。 [image:mi_102830_1290940670_1748635368.jpg:l:] [image:mi_102830_1290940679_143281935.jpg:l:] 画像の手順(2)のところで「Run Clone Wizard」をクリックすると手動設定によるコピーができるようです。 今回はHDD 1個とX25-M 1個の状態で動作確認したので、複数ディスクが接続されている場合は手動で設定する必要があるのかも知れません。 移行元ディスクの容量が移行先SSDの容量より大きくても、使用領域が移行先SSDの容量より小さければクローンディスクの作成が可能なようです。 [image:mi_102830_1290951457_499520098.png:l:] HD Tune Pro - Sequential Read [image:mi_102830_1290870379_1286078951.png:l:] HD Tune Pro - Sequential Write [image:mi_102830_1290870388_1548083193.png:l:] HD Tuneによるシーケンシャルリードの測定値は全領域に渡ってほぼ一直線、シーケンシャルライトも山と谷があるもののやはり先頭からお尻まで横方向へのグラフになります。 HDDだと先頭が早く後ろに行くほど速度が落ちる右肩下がりの線になりますがSSDはこういうグラフになるようです。 最大読込速度は213MB/sでX25-M 80GB/160GBの仕様表の数値 250MB/sに及びませんが、最大書込速度は109MB/sとX25-M 160GBの仕様表の数値 100MB/sを超えました。 HD Tune Pro - Random Read [image:mi_102830_1290870397_1378043524.png:l:] HD Tune Pro - Random Write [image:mi_102830_1290870403_1252578887.png:l:] ランダムアクセスのテストではなぜか transfar size : Random のテスト実行中にテストが応答しなくなってしまい実行できませんでした。他のディスクでは正常に完了したので原因不明です。テスト範囲狭めても(Short strokeの設定で10gB等)も同じ現象が発生しました。テストが止まった状態でもX25-Mにはアクセスして読み書きできるのでディスク自体が固まったわけではないようです。 CrystalDiskMark [image:mi_102830_1290870282_1700655382.png:l:] CrystalDiskMarkによるテストでは最大読込速度 260MB/s、最大書込速度 118MB/sとどちらもX25-M 160GBの仕様表以上の数値となりました。 ATTO Disk Benchmark [image:mi_102830_1290870289_825742318.png:l:] ATTO Disk Benchmarkの結果も最大値はCrystalDiskMarkの結果に近い値となりました。 もしかしてX25-M 160GBにかなり近いスピードが出ているのでは?と良い方向に思っておきます。比較したわけじゃないので妄想です。 [image:mi_102830_1290951465_698304661.png:l:] X25-Mの速度を2.5インチHDD MK5055GSX(500GB)とのWindows起動時間を比べることで体感してみました。 HDDにWindows7 x64をインストール後、Windowsアップデート、ドライバ、ウィルス対策ソフト、Windows Performance Toolkit(トレース取得用)のインストールを行った状態で、 Intel Data Migration Softwareにてクローンディスクを作成し比較しました。 [movie:youtube:V-v-vi1EbFs] 結果としてX25-Mで30秒、HDDは50秒ほどでWindowsが起動して使える状態(※)になりました。さらにソフトを追加して読み込むファイルが増えるほどHDDとの差が開くのではないかと思います。 ※BIOSの表示からタスクバーにアイコンが揃うまでを基準としました。 同時にWindows Performance Toolkitを使用してWindows起動処理中のCPU使用率とディスクI/Oのトレースも取得しました。それが以下の画像です。 [image:mi_102830_1291203108_675445088.png:l:] [image:mi_102830_1291203120_1318989952.png:l:] [image:mi_102830_1291203128_36101016.png:l:] X25-MではディスクI/Oが落ち着くまで19秒ほどでどちらかと言うとCPUの使用率が忙しいそうなグラフになり、ディスクI/Oは4秒-8秒の間にほとんど処理を仕切っているようです。 HDDではディスクI/Oが落ち着くまで約40秒ほどでX25-Mより約21秒遅くなっています。 終始ディスク使用率が高いまま推移していますが1秒間に処理しているCounts値は最大でも800程度とSSDに比べて非常に少ないです。CPUは遊び気味です。 Kingston SNV125-S2/30GBもSSDですが性能はX25-Mの劣るのでディスク使用率が100%に張り付く時間が長くなっています。とは言ってもグラフが落ち着くまでの差は2秒ほどでしょうか。 ----- 感想などはもう少しの間使って追記を行います。 [2010/12/17追記] [image:mi_102830_1292588511_65783109.png:l:] X25-M G2 120GBを約3週間使用しました。 Windows7のシステムドライブにしていますがとても快適です。 前は容量が30GBしかないSSDだったのでUsersフォルダをHDDに移動していましたが、今回の入れ替えにより120GBの大容量になったのでUsersフォルダもSSDにしました。 デスクトップに作業中のファイルをおいても容量不足の心配もなくなり読み書き速度もHDDに置いている時より向上しています。 X25-Mでは総書き込み量が見れますが現在は125.75GB書き込んだようです。 最初の方はインストールやベンチマークで書き込み量が多かったはずですが平均すると6GB/日くらいになるでしょうか。Windows7を使用しているので自動デフラグとかは行われていないと思います。 S.M.A.R.T.のE9:メディア消耗指数を確認しましたが初日と変わらず現在値:99、健康状態も100%のままです。3週間程度では寿命が~って話はわかりませんがS.M.A.R.T.の値が減りだしたときに忘れてなかったら追記しようと思います。 正規代理店商品なら3年保証が付いているし寿命を気にせずバンバン使い込んでSSDの速度を体感するのが一番だと思います。
最近はサーバーでもSSDを搭載したものが増えてきていますよね。 MacBook AirでSSDの威力を知った人も多いのでは、実は私もその一人。 メリットはHDDよりも高速で低消費電力。 しかしまだまだ価格は高いので簡単には導入できません。 今回、6度目の正直(?)でレビュアーに当選しましたので、今まで試してみたかった色々なことを試していきたいと思います。 まず、今回はデスクトップマシンの起動ドライブをSSDに置き換えてみたいと思います。 今回レビューするIntel X25-M G2 120GBは、デスクトップに搭載するために3.5インチドライブベイ用のマウンターが付属しています。パッケージにも「Desktop installation kit included」と書かれています。 SATAケーブルやSATA電源ケーブルも付属しているのでデスクトップに搭載する場合もノートに搭載する場合も特に追加で購入するものはありませんでした。 [image:mi_18271_1291559411_2052286973.jpg:m:パッケージ] [image:mi_18271_1291559213_870653548.jpg:m:パッケージ内容] また、現在の環境を移行するためのハードディスクコピーツール(HDD→SSDへのコピーツール)もダウンロードすることができます。 今回はこのツール(Intel Data Migration Software)を使って、HDDの内容をSSDにコピーして、HDDとSSDを入れ替えます。 まず、Intel Data Migration Softwareをダウンロードします。 http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?lang=jpn&changeLang=true&DwnldId=19324 非常に残念なことに英語版のみですが、日本語環境でも問題なく動作しました。 [image:mi_18271_1291559591_1912085266.png:m:IDMS01] [image:mi_18271_1291559650_989936914.png:m:IDMS02][image:mi_18271_1291559682_696940538.png:m:IDMS03][image:mi_18271_1291559699_2034116964.png:m:IDMS04][image:mi_18271_1291559728_385037672.png:m:IDMS05][image:mi_18271_1291559745_1535559659.png:m:IDMS06][image:mi_18271_1291559757_1100921547.png:m:IDMS07][image:mi_18271_1291559773_893888310.png:m:IDMS08][image:mi_18271_1291559790_1466727024.png:m:IDMS09] [image:mi_18271_1291559802_2125334927.png:m:IDMS10] インストールはここまです。 インストールが終わって起動すると、名前やメールアドレスの入力をきかれます。 [image:mi_18271_1291559847_394625213.png:m:IDMS11] 「Start Now」をクリックすると自動的にドライブを認識して表示しますので間違いなければ「Clone Now」でコピーを実行します。実際のコピーは再起動後に行われます。 [image:mi_18271_1291559857_763582172.png:m:IDMS12] [image:mi_18271_1291559865_1098296673.png:m:IDMS13] [image:mi_18271_1291559877_438295323.png:m:IDMS14] [image:mi_18271_1291559904_57375139.png:m:IDMS15] [image:mi_18271_1291560097_291448258.jpg:m:IDMS16] [image:mi_18271_1291560136_1245731014.jpg:m:IDMS17] コピーが無事完了すれば、メッセージに従ってシャットダウンし、ディスクをつなぎ変えて起動するだけです。 と書くと簡単そうですが(実際簡単ではあるのですが)、私が実行したときは最初「Start Now」ボタンが出てこず再起動してやり直し、次は再起動後のコピー時に「Error Disk is not found.」のメッセージがでて失敗。再度再起動したところ3度目の正直で問題なく(上記のように)コピーできました。 HDD(SAMSUNG HD501LJ)の時の起動時間が100秒、終了時間が30秒だったところ、SSD(INTEL SSD X25-M G2 120GB)に換装すると、起動時間が40秒、終了時間が15秒に短縮されました。 システムやアプリの起動時間が早くなって快適です。 この後はアプリケーションのインストールや消費電力の差をレビューしたいと思います。 2010/12/11 追記---------- Microsoft Office Professional Plus 2010のインストールをしてみました。 時間を計ったのはプロダクトキーの入力が終わり「インストール」のボタンを押してから、インストール完了までの時間です。 インストールプログラムは別の物理ディスクにおいて、インストールしました。 ストップウォッチでの手動計測ですが、HDDの場合は5分40秒。SSDだと3分50秒。 プロダクトキーの入力画面が出るまでの時間もSSDの方がかなり早かったです。 2010/12/12 追記---------- 今度はノート(hp tx2005)のHDDをSSDに入れ替えてみました。 Intel Data Migration SoftwareでGUI上の設定までは問題なかったのですが...再起動後のコピーがうまくいきません。ブート順序でUSB HDDが上位になっていたので内蔵HDDを優先に変更。[image:mi_18271_1292165632_1455225424.jpg:l:SSD_tx1] コピーが無事に終われば後はSSDを内蔵HDDと入れ替えるだけ。 まずHDD部分のふたを開けて、HDDを取り外します。 [image:mi_18271_1292165841_1694450111.jpg:l:SSD_tx2][image:mi_18271_1292165856_1658767132.jpg:l:SSD_tx3] [image:mi_18271_1292165876_1348143900.jpg:l:SSD_tx4] このマシンでは何故かコネクタ部分に変な部品(コネクタの向きを変えてる)が付いているので、普通のHDD交換よりもちょっとだけ手間が増えますが、それ以外は特別なことはありません。ちょっと硬いのでピンが折れないか心配しながら外して取り付けます。 [image:mi_18271_1292165896_349586538.jpg:l:SSD_tx5] [image:mi_18271_1292165910_1668591460.jpg:l:SSD_tx6] [image:mi_18271_1292165926_1703260941.jpg:l:SSD_tx7] [image:mi_18271_1292165946_1103669309.jpg:l:SSD_tx8]
3月から4月に行われたダイナマイトレビューで、SSDが当たったので少し時間が空きましたがノートPCに組み込みました。 ノートPCの機種はDynabook NXE 76です。 CPUはCore 2 Duo SU9300でメモリが3GBとなっています。 とりあえず一発撮りで動画を作ってみました。 若干映像が乱れたり声が小さかったりと微妙な出来になってしまったのですが…。 後半の「SSD+OSの違いによる起動時間の比較」だけでも結構です。 [movie:youtube:rC1cAhdPANo] 動画では見にくい(聞こえにくい)と思うので、写真でも説明しておきます。 まずバッテリーやSDカードを外しておきます。 その後、裏側のネジを外し、裏板を外していきます。 [image:mi_21394_1276519750_1231770522.jpg:l:CA3F0114.JPG] ここで注意したいのが [image:mi_21394_1276519787_245071819.jpg:l:CA3F0115.JPG] 丸の付いている部分が裏板にくっついているので慎重に外さないと薄いケーブルが外れてしまいます。 つけ直せますが、面倒な作業は増やしたくないですよね。 ちなみ今回は1度HDD→SSD換装しているので気にせず外しました。 外し方は簡単です。 [image:mi_21394_1276520560_1312053007.jpg:l:CA3F0116.JPG] 黒いスポンジの付いている部分をもって外すだけです。 ネジ止めなどはしていないので、ラクちんです。 [image:mi_21394_1276520758_1110080712.jpg:l:CA3F0117.JPG] 黒いスポンジの部分の端子はこのようになっています。 電源とSATAが一緒になっていますね。 SSDを交換したら戻していくだけです。 ネジを締めなおし、バッテリーをつけたら終了です。 ここからOSのインストールですが、予めリカバリーディスクを作っておくと今使っているOSをそのまま使えます。 ただ、このノートPCに入っていたのはVistaで、これを機会にWindows 7にしようと思いWin7のインストールディスクでインストールしてしまいました。 なのでViata同士での起動時間の比較は出来ませんでしたが、参考程度に起動時間の違いを書いておきます。 Windows Vista + OCZ Agility OCZSSD2-1AGT60G 起動時間(デスクトップ表示までの時間)…50秒 Windows 7 + Intel X25-M SSDSA2MJ080G2C1 起動時間(デスクトップ表示までの時間)…26秒 ガジェット全表示時間…50秒 このように並べて見ると分かると思いますが、Win7は起動が早くなったのは確かですが、起動後にも処理を続けているので実際は見えてないだけなんですよね。 ただ、だからと言って7の方が遅いかと言うと、そうではなくVistaも50秒からガジェットを表示するまで、更に5秒ほどかかります。 体感速度だけでなくデータでの比較をしてみました。 使用ソフトはCrystal Disc Markです。 東芝 MK2552GSX (もともと入っていたHDD) [image:mi_21394_1276522546_414880625.png:l:東芝 MK2552GSX.png] OCZ Agility OCZSSD2-1AGT60G [image:mi_21394_1276522626_1285240798.png:l:OCZ.png] Intel X25-M SSDSA2MJ080G2C1 [image:mi_21394_1276522642_1551753757.png:l:intel.png] データ上で見てみるとそれほど二つのSSDでの差はありません。 書き込みはIntelの方が良いですが、読み込みはそれほどですね。 やはり、Dynabook自体にボトルネックがあったみたいですね…。 総評ですが、OCZで微妙にきなったプチフリらしきフリーズがなくなっただけでも満足です。 そして、20GBも容量アップしたのは大きいと思います。 大学用のノートPCなので、後2年半はもつように大切にしていきたいと思います。
zigsowさん、並びにIntelさん選出していただきありがとうございますw ☆Lenovo ThinkPad X201s CTO 5129CTOの載せ替え☆ [zigsow:own_item:77092] まずは、X201sの載せ替えをしたいと思います!! 現在のX201sにはデフォルトで東芝製SSD 128GBが搭載されています。 [zigsow:own_item:75088] データの移行には、Acronis True Image Home 2009を使用しました。 [zigsow:own_item:53618] 使用方法は、 動画の通り、ツールからディスククローンを選択し、 後は指示通り行っていけば簡単にクローンが完了します!! [movie:youtube:pMv0Rs0m2Ak] [link:Acronis True Image Home 2009:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=53618]は、Backupソフトウェアとしては鉄板で、使い方も非常に簡単になっています!! 私が1番オススメするBackupソフトウェアです。 そして、クローンが完成後、いよいよ載せ替えです!! X201sの載せ替えは非常に簡単ですwww ・第1段階:画像の位置のボルトを外します。 [image:mi_17894_1277206325_596858824.jpg:l:] ・第2段階:プラスチックのカバーを外しフィルムを引っ張るだけで、 マウンターごとHDDやSSDを本体から出すことができます!! [image:mi_17894_1277213932_1665584068.jpg:l:] ・第3段階:マウンターのボルトをすべて外します。 [image:mi_17894_1277214697_811289041.jpg:l:] [image:mi_17894_1277206349_1406570714.jpg:l:] [image:mi_17894_1277206370_2006776838.jpg:l:] ・第4段階:外したマウンターに先ほどディスククローンを行ったX25-M G2 80GBを搭載します。 [image:mi_17894_1277206339_736570733.jpg:l:] 後は、先ほどの手順の逆を行っていけば載せ替え完了です!! X201sの載せ替えの手順を動画にしましたのでUPします。 [movie:youtube:ARO6y0aM0ak] ThinkPad系は、 載せ替えが非常に簡単で期間をいじることが苦手な人でも簡単にできるようになっています。 また、ThinkPadの説明書には分解マニュアルが付属されています。 <OS起動時間の比較> 次にOSの起動時間の動画です!! 1つ目の動画は、デフォルトで搭載されている、[link:I-O DATA Serial ATA対応内蔵2.5インチSSD SSDN-ST128B:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=75088]での起動時間の測定動画です。 [movie:youtube:Ql8IW0cvV-g] 2つ目の動画は、X25-M G2 80GBでの起動時間の測定動画です。 [movie:youtube:UglpNvqsUxk] <起動時間の考察> 特に、Intel G2 80GB SSDと東芝SSDでの起動時間の差は全く感じられませんでした!! 多少、Intel G2 80GB SSDが起動時の常駐ソフトウェアの起動が速いかなぁ?? 程度です。 アプリケーションの起動レスポンスはIntel G2 80GB SSDがサクサク感があります。 Adobe CS5の製品を起動させるときに感じました。 あくまで体感ですが。 要するに、どちらも非常によくできたSSDだと思います。 <ベンチ結果> ・1つ目の画像は、[link:I-O DATA Serial ATA対応内蔵2.5インチSSD SSDN-ST128B:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=75088]使用時のCrystalDiskMarkでの結果です。 [image:mi_17894_1277206384_1053933700.jpg:l:] [image:mi_17894_1277206389_1843627909.jpg:l:] ・2つ目の画像は、[link:I-O DATA Serial ATA対応内蔵2.5インチSSD SSDN-ST128B:http%3a//zigsow.jp/?m=zigsow&a=page_fh_own_item_detail&own_item_id=75088]使用時のHD Tune Pro 3.50でのベンチ結果です。 [image:mi_17894_1277215708_1922478572.jpg:l:] [image:mi_17894_1277215720_167627269.jpg:l:] ・3つ目の画像は、X25-M G2 80GB使用時のCrystalDiskMarkでの結果です。 [image:mi_17894_1277220318_90391288.jpg:l:] [image:mi_17894_1277220329_331639831.jpg:l:] ・4つ目は、X25-M G2 80GB使用時のHD Tune Pro 3.50での結果です。 [image:mi_17894_1277220339_1434056523.jpg:l:] [image:mi_17894_1277220348_942533410.jpg:l:] <ベンチの考察> CrystalDiskMarkでのベンチ比較では、 Intel G2 80GB SSDは、100MBと1000MBテストでも性能の変化は微々たるものでした!! それに、OSをインストールした状態でのベンチは多少の性能低下はありますが、 それも微々たるものです。 また、Intel G2 80GB SSDはNCQが有効なので、 4k ReadやWriteのベンチ結果も非常にすばらしい結果です。 東芝SSDは、100MBと1000MBでベンチ結果にすごい違いが出ました!! 100MBベンチでのSequential Readの性能低下は顕著で、どの機種に搭載しても200MB/sは超えません… また、Sequential Writeも100MB/sを超えません… メーカー公表値はRead230MB/s、Write130MB/sなのに… Intelは、メーカー公表値に限りなく近い性能を発揮しています!! すばらしいコントローラーの設計技術です。 HD Tune Pro 3.50でのベンチ比較では、(BenchmarkでのBlocksizeは8MB) Intel G2 80GB SSDの波形と、東芝SSDの波形では大きな違いが見受けられます。 Intel G2 80GB SSDは途中で一瞬だけ落ち込みが見受けられますが、 後は非常に安定してきれいな波形を記録しています。 東芝SSDの波形はギザギザで、一定のリズムで性能低下が起きています。 要するに、Intel G2 80GB SSDの方が、 安定した性能を継続して出すことができていることが解ると思います!! HD Tune Pro 3.50のRandom Accessの結果は、 Intel G2 80GB SSDが、512B,4KB,64KB,1MB,RandomのすべてのIOPSにおいて東芝SSDを上回っています!! 512Bに至っては、2倍近い違いが現れています。 avg,Access TimeもIntel G2 80GB SSDの方が圧倒的に速いです!www ☆Panasonic Let's note W7 CF-W7CWUAJCの載せ替え☆ [zigsow:own_item:51992] 続いて、Panasonic Let's note W7 CF-W7CWUAJCの載せ替えを行いたいと思います。 現在のW7には、デフォルトで東芝製HDD 80GBが搭載されています。 上記、X201sの載せ替えと同じで、データの移行には、Acronis True Image Home 2009を使用しました。 [zigsow:own_item:53618] 使用方法は、 動画の通り、ツールからディスククローンを選択し、 後は指示通り行っていけば簡単にクローンが完了します!! [movie:youtube:ep6WM3_Nd3M] クローンが完成後、いよいよ載せ替えです!! W7の載せ替えも非常に簡単www ・第1段階:画像1と画像2の位置のボルトをすべて外します。 [image:mi_17894_1277207091_683410205.jpg:l:] [image:mi_17894_1277207098_2022501957.jpg:l:] ・第2段階:カバーを外すと、黒い保護ケースが出てきます。 [image:mi_17894_1277207345_1400441828.jpg:l:] ・第3段階:SATAケーブルを外し、黒いケースからHDDを取り出します。 [image:mi_17894_1277207493_1292220992.jpg:l:] 後は、先ほどクローンしたX25-M G2 80GBを保護ケースに入れ、 逆順を辿れば載せ替え完了です!! W7の載せ替えの手順を動画にしましたのでUPします。 [movie:youtube:9Fy2grHimag] Let's note W7も非常に載せ替えが簡単です!! 驚いたのは、開いたときにHDDが固定されておらず黒に衝撃吸収剤にくるまれていたことwww <OS起動時間の比較> 次にOSの起動時間の動画です!! 1つ目の動画は、デフォルトで搭載されている、東芝製HDD 80GBでの起動時間の測定動画です。 [movie:youtube:H31XiBuR3_E] 2つ目の動画は、X25-M G2 80GBでの起動時間の測定動画です。 [movie:youtube:WYwGRgHbwrk] <起動時間の考察> HDDとSSDでは、起動時間が圧倒的に違うのは明らかです。 動画のように2倍近い時間の短縮が図られました。 もうSSDに慣れてしまったら、HDDの遅さにイライラが全開でしょうwww 私は、もうHDDには戻れません!! <ベンチ結果> ・1つ目の画像は、東芝製HDD 80GB使用時のCrystalDiskMarkでの結果です。 [image:mi_17894_1277224398_1982685664.jpg:l:] [image:mi_17894_1277224407_1127622178.jpg:l:] ・2つ目の画像は、東芝製HDD 80GB使用時のHD Tune Pro 3.50でのベンチ結果です。 [image:mi_17894_1277224415_1833691400.jpg:l:] [image:mi_17894_1277224426_634770929.jpg:l:] ・3つ目の画像は、X25-M G2 80GB使用時のCrystalDiskMarkでの結果です。 [image:mi_17894_1277207544_1846116972.jpg:l:] [image:mi_17894_1277207552_68269973.jpg:l:] ・4つ目は、X25-M G2 80GB使用時のHD Tune Pro 3.50での結果です。 [image:mi_17894_1277213523_1075524746.jpg:l:] [image:mi_17894_1277213512_2020081239.jpg:l:] <ベンチの考察> ベンチの結果もHDDと比べたら圧倒的!! しかし、気になったことが… X201sとW7で結構な性能差が現れました!! W7は、完全に近いぐらいメーカー公表値の結果が出ています。 しかし、X201sは、多少の性能低下が… チップセットの問題なのか、何なのかよくわかりませんが。 最新機種と2年前の機種でこれだけの性能差が現れるとは… 理由はわかりませんでしたが、なんだかスッキリしなく気持ち悪い状態です。 <総合考察> 最新SSDを搭載した機種では、Intel G2 80GB SSDを踏査してもたいした性能向上は感じられず… しかし、Intel G2 80GB SSDの方がAdobe CS5等のソフトウェアを起動させるのに、 多少のレスポンス向上が感じられました。 それはIntel G2 80GB SSDが、 東芝SSDよりも2倍近くAccess Timeで勝っていることが原因であると思います。 HDD搭載機種では、圧倒的な性能向上ができました。 非力なCPU搭載機種であるのにもかかわらず、 OS起動時間では2倍近い起動時間の短縮に成功しました。 すぐにでも使いたいという時に、すぐに起動できるという強みはすばらしいと思います!! また、SSDは衝撃にも強いのでモバイルPCでは耐久性の向上も期待できます。 最後に、今回レビューさせていただいた製品は新ステッピングでした。 特に性能の変化は前ステッピングと比べても全く変わらないのですが、 どこがどう変わったのかが非常に気になりますwww 私が調べた限り、全く検索でヒットしません… 誰かご存じの方いらっしゃいませんでしょうか??笑
-御挨拶- このたびは「Intel X25-M G2」40daysダイナマイトレビューに選出いただき、ありがとうございます。 この場を借りて深くお礼申しあげます。 2010年6月11日 Dynamite ReviewのIntel X25-M G2が本日届きました。(不在中だったので遅くなりました。) 2010年6月16日 レビュー完了。微少修正などを進行中。 ★概観 [image:mi_21654_1276364975_335713341.jpg:l:] [image:mi_21654_1276363484_403554056.jpg:l:] ★さて、今回のレビューの説明をさせていただきます。 レビュー環境はこちら。↓ --------------------------------------------------------------------- ・レビュー環境 [image:mi_21654_1276363693_1026334024.jpg:m:] 「SONY VAIO typeS VGN-SZ95S」 CPU : Intel Core2 Duo T7250 (2GHz/2MB) M/B : Intel GM965 Express/ICH8M + NVIDIA GeForce 8400M GS    (ハイブリッド・グラフィックシステム) Mem : Trancend DDR2-533 2GBx2 NIC : IEEE802.11abgn、Bluetooth Option : 指紋認証なし、TPMなし、Felicaなし、カメラなし、WWANなし OS : Windows 7 Enterprise 32bit (独自にクリーンインストール) [zigsow:own_item:73491] --------------------------------------------------------------------- プレミアムカーボン仕様のオーダーメード版、typeSです。 特筆したいのが「ハイブリッドHDD」を採用しているところ。 OSがVistaに変わり始めた頃だったので、少しでも快適性を実現するために採用されたのでしょう。 おかげでWindows7の起動速度が異様に速いです...(RAID0組んでるデスクトップより速い) Vistaでは作業・効率・時間的な面で辛いので、Windows7に入れ替えています。 家庭向けから企業向けエディションにアップグレードは出来ないので クリーンインストールをしています。 こちらが比較製品。↓ --------------------------------------------------------------------- [image:mi_21654_1276363862_1619694033.jpg:l:] ◎Intel製 SSD『X25-M G2 SSDSA2MJ080G2C1』  (80GB/Read250MB/s:Write70MB/s/SATA2.0/34nmプロセス/ファームウェア02HD) ◎Seagate製 ハイブリッドHDD『Momentus5400PSD ST91608220AS』  (160GB/フラッシュメモリ256MB/SATA1.5/5400rpm/キャッシュ8MB) --------------------------------------------------------------------- ハイブリッドHDDとは? ・大容量フラッシュとHDDを組み合わせることで 「省電力化」「起動/レスポンスの高速化」「信頼性向上」等を実現する複合HDD。 ・活用するにはWindows Vistaか7が必要。 ・基本的にはベンチマーク結果が速くなったりはせず、システムレスポンス改善がメイン。  Vistaのような書き込みが頻繁に行われる環境でのレスポンス改善が著しいのが特徴。  HDDとしての性能は標準的な2.5インチHDDと同じ。 大容量不揮発性メモリが高すぎて ストレージとして使えない時代に考案された異端なHDDです(笑) ※補足 最近ではSeagate社が新型ハイブリッドHDD「Momentus XT」を発表しています。 HDD+フラッシュメモリではなくHDD+SSDを採用、 最大7200rpm 500GB HDD+SLC 4GB SSDを合わせたものようです。 ハイブリッドHDDはまだ市場からは消えないようですね。 意外と活躍してくれたハイブリッドHDD→SSDはどんな優位性を与えてくれるのか。 楽しみです。 ちなみに、ハイブリッドHDDは実測99g、SSDは実測79gなので ぴったり20gの減量が可能となっています! ★それでは換装作業へ。 ※リカバリにてOSを入れる予定でしたが、クリーンインストールに変更しました。 ノートPCの分解は初なので、ドキドキ...SONYだし。 まずはバッテリーははずして、裏側にする。 底面4箇所のネジをはずす。はずす位置は手前3箇所、奥1箇所の計4箇所。 [image:mi_21654_1276407526_1404128222.jpg:l:] 表側に戻して、キーボードの上部のツメをはずす。 キーボードは上部4箇所で固定されているので、細い棒か何かでずらしてはずす。 自分は細いマイナスドライバーを使用。 ※キーボードの基板の塗装を剥がさないよう注意。 [image:mi_21654_1276408025_739853215.jpg:l:] キーボードを外したところ。配線が繋がっているので気をつけること。 繋いだまま作業するのでモニタの上にずらして置いておく。 [image:mi_21654_1276408338_2024869979.jpg:l:] 続いて、パームレストを固定しているネジをはずす。はずす位置は手前の3箇所。 [image:mi_21654_1276409089_228463879.jpg:l:] そしてパームレストをひっくり返しながら、上にずらして置く。 パームレストにはタッチパッドの配線が繋がっているので注意。 [image:mi_21654_1276409372_602640636.jpg:l:] やっとハードディスクにたどり着く。 (拡大可能) まずプリント基板に繋がっているコネクタをはずす。両端から同じ力加減で。 ※人間が触ることを想定して作られていないので、慎重に作業を行うこと。 そのあとに、ハードディスクを固定しているネジをはずす。3箇所。 [image:mi_21654_1276410382_460305339.jpg:l:] 取り外したハイブリッドHDD。 コネクタ、固定用サイドレールを外して、SSDにつけかえる。 [image:mi_21654_1276411534_1720045621.jpg:l:] [image:mi_21654_1276411595_712506574.jpg:l:] 付け替えたら、もとのように収めて元通りにしていく。 逆手順を踏むだけなのであとは楽。 [image:mi_21654_1276411713_1884600454.jpg:l:] 組み戻しが終わったら、Windowsのクリーンインストールに入る。 今回もまた専門学校のほうで 「Windows7 Enterprise Edition 32bit」を支給してもらった。 [image:mi_21654_1276532933_206539482.jpg:l:] やっぱりすごい速度でインストールが進むのがわかる。 でもDVDドライブが回らなくて(2倍速くらい?)ファイルコピーだけが遅め。 ドライバ、アプリのインストール手順はノートPCのリンク先に記述してあるとおり。 一通り終わったので、ベンチ&検証に入ります... ★ベンチ&検証開始。 ※注意 ・グラフィックモードは「STAMINAモード」で測定。   →なのでIntel GMA X3100のスコアとなっています。 ・VAIO typeS SZシリーズはXPを使用することを前提で開発されているため、 AHCIを活用するように作られていません。なのでSATAはIDE互換モードのみ。 -------------------------------------------------------------------------- ☆Windows7 エクスペリエンスインデックス まずST91608220AS。 HDDは「4.7」と、ランダムアクセスが速いわけではないので低いスコア。 [image:mi_21654_1276534105_207559296.jpg:l:] 続いてIntel X25-M G2。 ランダムアクセスが飛躍的に上がったので「7.4」まで上昇。さすがです。 RAID0組んでるデスクップを超えてます(;><) [image:mi_21654_1276534397_1585924408.jpg:l:] -------------------------------------------------------------------------- ☆CrystalDiskMark 3.0.0c ベンチとして定番中の定番ですね ・500MB、3回でテスト。(キャッシュの影響は無いかと思われます) 左がST91608220AS、右がIntel X25-M G2。 [image:mi_21654_1276615011_1515777026.png:l:] 凄まじいスコアの向上ですね... SATA2の速度まで達しているのが見てとれます。 -------------------------------------------------------------------------- ☆CrystalMark2004R3 DiskMarkと似たようなスコアを出す傾向がある旧定番 ・HDDスコアのみ、測定。他設定はデフォルト。 グラフにしてみました。 差がありすぎて、非常に見にくいですね。 [image:mi_21654_1276680844_362339750.png:l:] -------------------------------------------------------------------------- ☆HD Tune 2.5.5 Free ディスクのアクセス速度を調べる ・全てデフォルト。 まずST91608220AS。 やはり、ハイブリッドHDDとはいえ、いたって普通の性能です。 [image:mi_21654_1276617340_135426596.png:l:] 続いてIntel X25-M G2。 よくわかりませんが約200MB/sで頭打ちしてますね。 しかし、アクセス速度が0.1ms(100ns)というのは衝撃です。 [image:mi_21654_1276617426_558812250.png:l:] -------------------------------------------------------------------------- ☆ATTO Disk Benchmark 2.3.4 Crystalシリーズとはまた違った味のあるベンチマーク ・4kB~4096kBの間で計測。他はデフォルト。 左がST91608220AS、右がIntel X25-M G2。 [image:mi_21654_1276617681_866065421.png:l:] これもまたハイブリッドHDDに特に目立つ点はありません。 SSDの速さだけが際立つ結果となりました。 -------------------------------------------------------------------------- ☆CrystalDiskInfo 3.5.6a SMART情報の読み取り まずST91608220AS。 なぜか、注意信号...まぁ大丈夫でしょう! フラッシュメモリ(NVキャッシュ)が確認できます。 [image:mi_21654_1276617817_633707054.png:l:] 続いてIntel X25-M G2。 Trimや最新ファームが確認できます。 なぜか総書き込み量がもう60GBを超えている...やば [image:mi_21654_1276617909_28188160.png:l:] -------------------------------------------------------------------------- ☆起動・終了・休止・復帰・スタンバイ時間の検証 起動速度のみ、PassMark Rebooterを使用。 条件 ・起動は、5サイクル・15秒待ち。 ・終了・休止・スタンバイは、押してから電源ランプが消えるまで。 ・復帰は、電源ボタン押してからログイン画面が出るまで。 [image:mi_21654_1276686012_2135232382.png:l:] ・ハイブリッドHDD時 起動    ・・・44秒/53秒/57秒/48秒/57秒 → 平均:約51秒 終了    ・・・約22秒 休止    ・・・約18秒 復帰    ・・・約19秒 スタンバイ ・・・約7秒 ・SSD時 起動 ・・・40秒/44秒/46秒/44秒/46秒 → 平均:約44秒 終了 ・・・約14秒 休止 ・・・約9秒 復帰 ・・・約14秒 スタンバイ ・・・約5秒 ハイブリッドHDDの時から十分速いと感じていましたが、 Intel X25-M G2はそれ以上に速いですね。 家にあるPCの中で起動速度が最速だったのですがまたその記録を更新しました! 初回OSインストール時の終了は瞬時に切れたので驚きました。 休止~復帰までが起動~終了よりあきらかに高速なので、 そちらを使う選択肢も見出せました。 [movie:youtube:X0DC1FBu_L4] -------------------------------------------------------------------------- ☆バッテリー持続時間の検証 条件 バッテリーモード:バランス LED輝度50%、音量50%、WLAN有効、バッテリ残量5%で終了 →HD動画をフル画面でループ再生 (動画詳細:CryENGINE2のデモ、WMV9 1280x720 8000kbps 126MB 3分18秒) ・ハイブリッドHDD時 153分 ・SSD時 151分 なぜか誤差の範囲内であまり変わらない結果に。 たぶん、ドライブ自体を読み込む動作が少ないのが原因かなと。 もっと大容量データを読み込む必要のある実験にするべきだったorz -------------------------------------------------------------------------- ★使ってみて。 反応速度面で大きく劣るノート用2.5インチHDDから大きく改善され 活躍してくれたハイブリッドHDDですが、 やはりメモリだけで構成された本物には全く歯が立たないようです。 電源入れた直後からのHDDのプラッタ回転音が全くなく、 BIOSでの認識速度もほんの何コマか速くなったりと良いことばかりですね。 なにより稼動部がないので、 ・移動時に気にせず持ち運べる。 ・動作中に揺らしてもHDDプロテクションが起きない など個人的にここが安心になりました。 ハイブリッドHDDはOS動作を非常に快適にしてくれますが、 NVキャッシュに収まらないものはやはりHDDから読み書きします。 その都度、プラッタを回転させるため待ち時間の発生(極短いフリーズ)や モーターの起電力に大きく電力を取られたりします。 Intel X25-M G2はこのようなことを一切排除し、非常に高速な応答速度を体感させてくれました。 SSD技術が今後のコンピュータ業界の革新へ役立っていくことを期待しています。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 また、レビューに御選考していただいたzigsow様へお礼申し上げます。
インテルSSD X25-M G2 120GBモデルのレビューに当選しました。 僕のテーマはSSDによる「旧々世代環境の延命」です。 僕のメインマシンは Optiplex GX620 という、4年程前のワークステーションです。ストレージを変えるだけでどれほどの恩恵を得られるか、またそれによって WindowsXP終焉のそのときまで一緒に戦えるか。そんな観点でいってみたいと思います。 ということで、デスクトップ機へのストレージの換装手順と換装後のI/O性能の変化、それに伴うソフトウェアの使い勝手の変化について、自作の苦手なYGGが主観を大いに交えてレビューします。 [image:mi_102727_1292137752_1391026963.png:l:] まず、SSD換装前の現状をご説明します。換装対象は前述の通り Optiplex GX620、以下の筐体です。 [zigsow:own_item:95381] HTテクノロジ Pentium4 630 3.0GHz 3.0GBメモリ(512MB x2 + 1024MB x2) 160GB SATA2 HDD(7200rpm) メモリは購入時1GBだったものを、後日追加しています。 ディスプレイは SAMSUNG SyncMaster 2343BW、 キーボードは FILCO Majestouch FKB108M/NB、 マウスは ボール式 Microsoft Intellimouse です。 OS は Windows XP Professional SP3 32bit を使っています。 [zigsow:own_item:95395] [zigsow:own_item:95382] [zigsow:own_item:97126] 主な用途はWebブラウジングや作文、プログラミング(Java/C++)です。動画やイラスト、写真などはほとんど弄りません。ゲームもあまりしないので、ディスプレイの品質含めてグラフィックス環境には無頓着です。逆に文字をよく書くので、キーボードは少し拘っています。また、情報の一覧性の高さが快適さを生むと考えているため、ディスプレイは広めのものを使っています。 スペックを見て頂ければ分かる通り、Pentium4 D でも Core2 でも Core ix でもない、HT Pentium4 単機のマシンです。これでも購入当時は比較的良い部類のマシンでしたが、今会社で使っているCore2Duo搭載機と比べるとやはり見劣りする感は否めません。 とは言え、一昔前と違って、5年前のCPUでも単純に動作周波数だけを見ればほとんど差は無い時代です。また、僕の用途を鑑みれば、これ以上のメモリ増設やHDDの大容量化などは、総合的な性能向上に対して効果薄だろうと想像できます。同様にメモリを I/O性能の高いものに換えても1msが0.5msになるような変化では、こちらも体感上効果は低いでしょう。 その点、処理時間全体に対して大きなウェイトを占めるストレージへのI/O速度向上は、各種作業にダイレクトに影響を与えると想像できます。延命という観点では、SSDへの換装は理に適っていそうで大いに期待できます。 [image:mi_102727_1292137757_860620523.png:l:] このSSD、X25-M G2 には環境移行用のツールが提供されているのですが、今回は今までの環境を一度リセットする方法を選びました。理由は 2つあり、1つはそもそも移行元HDDの使用量が移行先SSDの容量 120GB を超えていたこと、もう1つは移行に際し、環境の再整備を行いたかったためです。 5年近くも使えば、嗜好の変化、使い方の変更などでアプリケーションのインストールと削除を繰り返しており、ディスク内も多少散らかっているものではないでしょうか。環境移行ツールは今の使い勝手を簡単に移行できる反面、これら負の遺産も同時に引き継いでしまう可能性がありました。そこで、今後当分使うつもりの新環境は、OSインストールから再構築する方針としました。 そうと決まれば色々用意が要ります。作業に入って焦らないように、以下の資材を用意しました(結局作業に入って焦ることは出てきたのですが...それは後ほど)。 [image:mi_102727_1292136762_518352560.jpg:l:] ・Windows XP Professonal Service Pack 2 再インストール用CD ・Dell Optiplex ResourceCD(デバイスドライバのセット) ・Power Chute Personal Edition(UPSの管理ツール) ・PIXUS MP640 セットアップCD-ROM(プリンタドライバとユーティリティ) ・SyncMasterドライバCD ・ノートンインターネットセキュリティ2011 ・各種アプリケーションのインストーラや書庫(ZIP、LHAなど) 特にデバイスドライバのセットは無くしていると悲惨です。ハードが得意でない僕のような人間は、まず必要なドライバの種類を調べるだけで滅入ってしまいます。調べてはメーカーサイトからダウンロード、調べてはダウンロード...うぅ、あんまりやりたくない。 ちなみにDELLの機種の多くはOSインストール直後NICのドライバを認識してくれないので、インターネットに探しに行くことすらままなりません。 導入アプリケーションのインストーラなどは換装元ディスクに入れておきます。こんなときの為に、インストーラなどはまとめて取って置くと良いでしょう。僕は「Archive」というフォルダを作って置いておくようにしています。 上記の他、ケース内での作業用に ・プラスドライバ(100円均一で購入) を用意しました。 それから、今回は数年ぶりにケースを開けるのでコレを買ってきました。 [zigsow:own_item:99571] [image:mi_102727_1292137762_873015511.png:l:] まず作業場所を確保します。筐体を開けたあと、ケースを掃除するつもりなので居間の掃き出し窓のそばを陣取りました。 筐体からは電源ケーブルなど全てのケーブルを抜き取り、作業場所に運び込みます。 [image:mi_102727_1292136755_174105680.jpg:l:] 筐体の上部後方にあるロックを引くと、ガコッと音を立てて筐体の側面が開きます。 [image:mi_102727_1292136770_2025096881.jpg:l:] 開きました。 [image:mi_102727_1292136878_1851224545.jpg:l:] 予想通り埃まみれです。 [image:mi_102727_1292136895_923778711.jpg:l:] エアダスターで埃を吹き飛ばします。ぷしゅー。 どうでもいいですが、缶がかなり冷たくなるのであんまり長いこと持ってられません。 [image:mi_102727_1292136850_1910611543.jpg:l:] HDDは筐体に対して横向きにつけるのですね。SATAケーブルと電源ケーブルを抜いて、HDDを抜き出します。 [image:mi_102727_1292136825_1815952875.jpg:l:] [image:mi_102727_1292136841_734348674.jpg:l:] 次はSSDのマウントです。 この筐体は2.5インチデバイスを直接マウントできないので、SSDに付属の 3.5インチマウンタを使います。 [image:mi_102727_1292136786_1969473172.jpg:l:] 筐体にSSDをマウントするため、筐体付属のレールを取り付けます。 [image:mi_102727_1292136793_936774633.jpg:l:] ところがここで問題が発生しました。筐体取付用の取り付け具とSSD側の端子が干渉してしまいます。これではケーブルを刺すことができません。 [image:mi_102727_1292136864_1570636430.jpg:l:] これは付属の3.5インチマウンタが中央にマウントするようになっているためですね。コネクタが片側に寄るようにマウントできれば良かったのですが。 とりあえず、マウント位置を変えてみました。 [image:mi_102727_1292136871_216258666.jpg:l:] 取付具と端子の間に隙間はできましたが、ケーブルを刺せるほどではありません。ありゃ、困った。 ここで、8年程前に買った 3.5インチHDDの付属品に 5インチベイ用のマウンタがあった事を思い出しました。まだ捨ててなかったような気が... [image:mi_102727_1292136777_743237889.jpg:l:] 押入れを漁ったら出てきました。物を捨てられない性格が、珍しく役に立った瞬間。 [image:mi_102727_1292136818_1349302577.jpg:l:] 作業し易いように再度SSDのマウント位置を変え、さらに3.5インチマウンタを5インチマウンタにマウントします。 [image:mi_102727_1292136833_1955288099.jpg:l:] HDDは元の場所に戻ってもらいます。騒がせてすまんね。 [image:mi_102727_1292136810_888612123.jpg:l:] 筐体の 5インチベイにアクセスします。 [image:mi_102727_1292136800_691641293.jpg:l:] 併せて、電源を確保すべく付属のアダプタで4PinペリフェラルをSATA電源用に変換し、SSDに刺します。 [image:mi_102727_1292136858_1215013582.jpg:l:] SSDをメインドライブにするため、マザーボードからHDD用のSATAケーブルを抜き、SSDから伸びるSATAケーブルに差し替えます。HDDも移行元として使うため、マザーボード上の空きポートに刺し直します(赤い方がSSD、青い方がHDDです)。 [image:mi_102727_1292136886_878489778.jpg:l:] ケースを閉じて、一通りのハードウェア移行が完了しました。他のレビューを拝見してさほど難易度は高くないかと思っていたのですが、3.5インチベイにマウントできなかったため結局 2時間かかりました。 端子と取付具の干渉というのが、この機種固有の問題なのか、他の機種でもよくある話なのかは経験不足でよく分かりませんが、何にせよ古めのデスクトップで換装する場合は気にしておいた方が良いかもしれません。 [image:mi_102727_1292137774_1729785948.png:l:] 次にソフトウェア移行です。 OSを入れ直すため、光学ドライブにOSのCD-ROMを入れてPCを起動します。この際、余計なトラブルを避けるためUSBなどの外部デバイスは必要最小限にしておいた方が無難です。 また、移行元HDDとの取り違えを避けるため、BIOSから当該HDDを無効にしておくと安全です。一通りの構築作業が済んだら改めてBIOSからドライブを有効にします。 CD-ROMからPCを起動し、OSのインストールを選択します。デバイスの容量を確認して SSD の方にインストールします。容量は 111GB 程度に見えるはずです。120GBじゃ無いのは、キロとかメガとかを商業的に有利な(大きく見える)10の3乗で計算するか、IT関連で慣用的に使う2の乗数で計算するかの違いですが、テラバイトオーダーになると10%近く誤差が出てくるので、そろそろどうにかして欲しいなあ、と思います。 余談でした。話を戻してOSをインストールします。 数回の再起動やユーザの作成などを経て、OSのインストールが終わったら次はドライバのインストールです。DELLの場合、インストールすべきドライバをResourceCDが教えてくれるので、表示の通りインストールします。 その後、ディスプレイドライバのインストール、OSのアップデート、ノートンインターネットセキュリティの導入、と続きます。この辺りは各インストーラの指示に従えば良いので、画面をみながら黙々と作業をします。ここ、ツマラナイので詳細は省きます。 ソフトウェアの再インストールに際して、ソフトウェアの設定情報が引き継げるものがあります。これは会社のマシンと自宅のマシンを同期するのにも使えるので便利です。今回使ったいくつかの手段を紹介します。 ・秀丸エディタ/秀丸メール  「その他 - 設定内容の保存/復元」から設定内容をregファイルにエクスポートできます ・ffftp  「接続 - 設定 - 設定をファイルに保存」から設定内容をregファイルにエクスポートできます ・eclipse  インストールフォルダごとコピーすれば移行できます ・TeraTerm  TERATERM.INI をコピーすれば設定を移行できます ソフトウェアのインストールフェーズもなかなか時間がかかりますが、ここでの再整備が今後の使い勝手、ひいては寿命にも関わってきます。旧環境での使い勝手を思い出して、使わないソフトは切り捨て、よく使うソフトを選んで導入するようにします。 [image:mi_102727_1292137779_823234860.png:l:] さて、一通りの環境が再構築できました。 インストールの最中にも、ストレージへのアクセス速度が向上しているのが感じられましたが、実際に計測するとどうでしょうか。 まずは定番のベンチマークソフトを使います。 [image:mi_102727_1292139247_1985040849.png:l:] [image:mi_102727_1292139279_2133023699.png:l:] 差は歴然です。 シーケンシャルリードで 5.7倍、シーケンシャルライトでも2.9倍もの差異があります。ランダムアクセスではさらに顕著で、ほぼ50倍以上の差が出ています。 この差がアプリケーションにどのような影響を与えるか、いくつかのシチュエーションを想定して性能を測定しました。なお、マシンの時計を使えないシーンではストップウォッチが必要になるので、 [zigsow:own_item:95664] を使いました。 測定は基本的に複数回計測して平均値を出しています。再起動直後の計測だけは一発勝負です。 [image:mi_102727_1292137785_1310720215.png:l:] まず、Webブラウジングを対象にします。よく行くサイトをタブブラウザ上に一度に開いて巡回する、という使い方を想定してみました。 僕がよく行くサイトをA、B、Cセットに分けています。これはサイトの作りやサービスしているホストに関係なく分けているので、セットの違いに意味はありません。同時に開くサイト数の違い、程度に取ってください。 [image:mi_102727_1292119160_30465437.png:l:] ブラウザは Sleipnir、バージョンは 2.9.6、レンダリングエンジンはデフォルトのままです。また、JavaScript と ActiveX はほぼ全てのサイトで無効に設定しています。 計測は、「このフォルダを開く」メニュー押下から処理が落ち着くまで、今回はタスクマネージャ上でCPU使用率が 0% を示すまでを 1処理単位としました。 [image:mi_102727_1292119207_1584858315.png:l:] [image:mi_102727_1292119197_2069687110.png:l:] [image:mi_102727_1292119192_1651163424.png:l:] 全体的にSSDの方が早く処理を完了しています。特に再起動直後の処理速度で差が顕著です。 ブラウザキャッシュクリア時はSSDもHDDもだいぶ時間がかかっていますが、これはキャッシュが無い分、全てのコンテンツをインターネットから取得する必要があったためと考えられます。 数値のブレは、計測した曜日/時間帯による通信帯域幅の差やサーバサイドの負荷状況にもよると思われます。 この結果から、SSDは再起動直後か通常使用時かに関わらず高速にブラウジングできる、ということがわかりました。 [image:mi_102727_1292137790_942430871.png:l:] 2つ目はファイルリストの作成です。 僕はSE屋さんをやっているのですが、資料やソースファイルなどを一覧化するためにファイルリストを作成することが良くあります。 この操作でフォルダ走査速度を計れると思いましたので、ディレクトリを走査してファイルリストの作成する簡単なバッチを書き、その実行時間を計ってみました。 [image:mi_102727_1292119166_1372566050.png:l:] [image:mi_102727_1292119112_915103095.png:l:] 再起動前にSSDの方が遅いのは、OSによるキャッシュがあったためと考えられます。再起動してキャッシュが破棄された状態では実に13倍近い差が出ています。 この結果から、SSDはランダムリードを行う簡単なプログラムの性能向上に有効、ということがわかりました。 [image:mi_102727_1292137794_1004236800.png:l:] 3つ目は検索です。 PCからファイルやキーワードなどを検索することは日常的に良くあることかと思います。今回次の 2種類を試行しました。 ・「C:\WINDOWS」フォルダ配下から「hosts」ファイルを検索 [image:mi_102727_1292119178_229339338.png:l:] ・秀丸メールで約8000件のメールから特定のキーワードを検索 [image:mi_102727_1292141739_438660541.png:l:] 結果は次の通りでした。 [image:mi_102727_1292119172_903979957.png:l:] [image:mi_102727_1292119141_625486463.png:l:] いずれも再起動前の結果がHDDに劣っています。 これもキャッシュの差かと思いますが、ファイル検索で倍近く差がついた理由が思いあたりませんでした。差としてはあまり大きくないので(1秒程度)誤差として考えても良いのかもしれませんが。母数が大きければもう少し正確に傾向が読めたかもしれません。この辺りはちょっと追求してみたいところです。対して、再起動後の結果には他のテスト同様、大きく差が開きました。 再起動直後のキャッシュの無いタイミングでの読み込みにはやはりSSDに高いアドバンテージがあるようです。 [image:mi_102727_1292137798_767668952.png:l:] 4つ目は、sqlite3 によるデータのDB登録です。 先ほど作ったファイルリストを、2000行程度の簡単なテーブルにしてDBに登録します。 [image:mi_102727_1292136724_2083519270.png:l:] sqlite3 は最近色々なソフトに組み込まれていますので、そうとは知らず皆さんも使っているかもしれません。どんな言語からも簡単に使えるので重宝しています。 こちらも簡単なバッチファイルを書いてDBに登録してみます。 [image:mi_102727_1292119156_90882331.png:l:] 測定の結果は次の通りです。 [image:mi_102727_1292119182_2079388668.png:l:] これはかなりの大差がつきました。ランダムライトの性能差がよく現れています。 sqlite3の利用においてSSDはかなり効果があることが分かりました。 今回は sqlite における 2000トランザクションの実行をシミュレートしましたが、通常このような使い方をする場合はトランザクションを切って1回でデータを登録するのがセオリーです。 単純に 1トランザクションで2000件の登録であれば、HDDの場合でも十分実用的な結果になりました。 [image:mi_102727_1292119187_1971609453.png:l:] 余談でした。 [image:mi_102727_1292137740_58202101.png:l:] 最後に、システムの起動/停止の性能を測定しました。 デスクトップの場合、PCの起動は日に何度もやる作業ではないので、性能が上がってもそれほど効果は感じられないのですが、毎日のことなので遅いよりは早い方が良いですよね。 計測は、電源ボタン押下からログオンダイアログが表示されるまでと、ログオン処理開始(ボタン押下)から処理が落ち着くまで、今回はタスクマネージャ上でCPU使用率が0%を示すまでを 1処理単位としました。 停止は、電源ボタン押下から電源ランプ消灯までを計測しました。 [image:mi_102727_1292119213_1978586426.png:l:] こちらも派手ではないものの確実な性能向上が見られます。 起動は、電源投入からPCが使えるようになるまで 1分を切っているため、今までスーツを脱ぎながらやっていた起動処理は部屋着に着替えてから始めても困らなくなりました。 [image:mi_102727_1292137747_464757261.png:l:] 全体的に、全ての処理時間が大幅に短縮されました。 CPUの性能向上による処理速度の向上は王道ではありますが(そういえばODPなんてのもありましたね)、メモリの増量によるデータのオンメモリ化、スワップの低減などの時代を経て、今はストレージのI/O速度向上が、システム全体の性能強化に有効な時代なのだな、と実感しました。 特に再起動直後の測定結果から、アプリケーションレベルキャッシュを必要としないほどの高いパフォーマンスに驚かされました。これからの時代、下手なキャッシュを自作する位ならストレージ性能に任せた方がいいかもしれません。 一方SSDは、HDDと比べて容量単価が高い、という問題があります。 これは今後流通量が増えれば改善されると思いますが、こと「旧々世代環境の延命」というテーマに関して言えば、旧マシンHDD程度の容量(80GB-120GB)のものなら手が出ない程高価でもありませんし、コストに見合うだけの恩恵を得られると考えます。 ただし死蔵するタイプのデータを入れるには勿体無いので、ファイルサーバや大容量HDDなどを併用し、動画やDVDイメージなどかさ張るデータはそちらに、プログラムや作業中のデータはSSDに、と使い分けるのが合理的と思います。 以上の考察から、 [image:mi_102727_1292140556_1068650228.png:l:] と結論付けて、レビューを終わります。 [2011/08/03 追記] 試してみたら差が歴然だったので、思わず追記。 オプティマイザを使わずに半年ほど運用した結果、次のような性能劣化がありました。 [image:mi_102727_1312298755_499306315.jpg:l:] ご覧の通り、書き込みについて元の測定数値(前述参照)を大きく下回ります。 使っててそんなに気にならなかったのですが。 ちなみに運用時間は 1400時間程度と思います(S.M.A.R.T. の通電総時間から推定)。 このドライブにオプティマイザを使ってみると、次の通りほぼカンペキに当初の状態に戻りました。 [image:mi_102727_1312298747_1346335390.jpg:l:] この結果から、オプティマイザの定期的な実行は性能劣化対策に有意ということがはっきりわかりました。おー。 今後は素直にスケジューラを設定することにします。
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