更新履歴
2015年12月12日 ファーストインプレッション掲載
2015年12月13日 Hyper-V、無線LAN関係追記
2015年12月15日 VESAマウント取り付け、天板取り外し追記
2015年12月19日 グラフィックメモリ調整結果、レビューのまとめ
"インテル(R) NUC キット NUC5i5RYK"のレビューをさせていただくことに
なりました!!
小さくて青が目にまぶしい箱に入って我が家へやってきました。
開封前の印象は、"箱も小さいんだ!!"でした。
Intel製品のイメージカラーが個人的にとても好きなので、CPUやSSDの箱と
ともに大切に箱もとっておきたいと思います。(笑)
お決まりの箱と箱の中身を広げてみました。
小冊子類とACアダプタ、ACアダプタの電源プラグ類(各種)どれがどの国用なのか....
とりあえずいつも日本で目にしているプラグを取り付けてみました。
全面はこんな感じでUSB3.0ポートとオーディオポートが並んでいます。
USBポートの中が黄色いほうは充電に対応している様です。
後ろ側はこんな感じで、排気孔、電源ポート、MiniDisplayポート、Eternetポート
USBポート、Mini HDMIポートが並んでいます。
Mini HDMIは私の周りで珍しいので、スペース的には普通サイズのHDMIポートでも
よかったかと思います。(Mini HDMIポートのケーブルを持っていません)
幸いにMini Displayポートに使えるケーブルを持っていたので、今回は
新たに購入せずに済みました。
早速、事前に購入してレビューもアップしていたSSDとメモリを取り付けて
OSのインストールをしてみます。
↓はSSD、メモリの取り付けの動画です。
アングルが悪く、手ばかりが映っていてすみません。
素手でリストバンドによるアースもとらずにやっていますが、
静電気対策はやったほうがいいですよ。
SSDはTranscendのSATA3 のM2.5 2280のものにしました。
メモリはサムスンの8GBのものを1枚だけ購入しました。
経験上デュアルチャンネルで動かしても体感としては変わらないので、
先々8GBのものをもう一枚買うことを想定して8GB1枚にしました。
※バラバラに買うと相性の問題とかはありそうですが....
今回用意したOSはWindows10 Pro ダウンロード版です。
後ろ側にいろいろとつないでOSのインストールを実施します。
左から電源ケーブル、Mini Displayケーブル、LANケーブル、上の段がマウス・キーボード用
のレシーバーです。
その下にUSBスピーカーを接続しています。
あとは全面にUSBポートが余るのでわたしの使い方としては、外部機器とのインターフェースの数は
問題ないと思っています。
欲を言えばSDカードスロットはほしかったと思うことがありました。
スピーカーはこれです。
キーボードとマウスはこれを使っています。
ディスプレイはこれを使っています。(4Kディスプレイの購入を検討中)
Windows10のインストールは問題なくあっという間に完了しました。
デバイスマネージャーで確認してもすべてのドライバーはインストールできて
いる様です。
念のためにインテル ドライバー・アップデート・ユーティリティーで
ドライバーを最新のものにしました。
まずはCPU-Zで確認してみます。問題なく認識されています。
定番のエクスペリエンスインデックスを動かしてみました。
Windows10では測定はできてもXMLファイルの中身を直接見るか
ExperienceIndexOKというプログラムで以前と同様な表示ができます。
日本語表示にも対応しています。(右上のLNGボタンで日本語を選択)
次に色々とアプリをインストールする前に起動速度を測定してみました。
↑Windows10の起動速度の速さもあってとても高速に起動します。
ようこそが表示されるまでの時間が5秒ととても早く、その後の
準備が完了するまでの時間を入れても21秒となっています。
↑OCCTを1時間完走させてみましたが、CPU負荷100%で1時間動かしても最高温度が79度
優秀な結果で、本体を触った感じも冷却ファンの音も静かで、
今回一番この"インテル(R) NUC キット NUC5i5RYK"を気に入ったのはこの点で、
メインで使用しているファンの音に少し不快感を感じる様になっていたので
余計に気に入りました。
↑消費電力ですが、Windowsが起動していて何もしていない状態では、約11Wです。
↑OCCTでCPU負荷100%の際は約23Wです。
↑SSDのレビューにも載せていますが、ディスクベンチの結果です。
SATA3のディスクとしては早いとは思いますが
最近よく使っているMacBook Air のベンチと比べると目おとりするので
買い換えるかもしれませんが、今回はこのSSDでレビューを継続します。
↑今回のテーマである"インテル(R) NUC キット NUC5i5RYK"がどんなゲーミング環境を
提供するのかに基づいてゲームのベンチマークを実施しました。
定番中の定番、FFベンチを動かしてみます。
最初DirectX9がない旨のエラーで動作しなかったのですが、
上図の設定後にDirectXの最新版をインストールして動作する様になりました。
高品質でまずはベンチマークを実施しましたが、"設定変更を推奨"となってしまいました。
設定を"標準品質"にすると"やや快適"となりこれであればゲームのプレイはできます。
CPU内蔵のグラフィックでも十分プレイできるようになってきたのは、うれしいことです。
各種ベンチマークの結果です。
結果のみ掲載しています。
さて、課題にあった実際にゲームをプレイした際の感想ですが、
今回こちらが選んだゲームはWorld of Tanks とDarkorbitです。
結果としては、どちらも快適にプレイできました。
画面表示の切り替えや標的へのターゲット取りもスムーズにできました。
ゲームによっては厳しいものもあるとは思いますが、高いグラフィックボードを
用意しなくても十分に楽しめると感じました。
実際にプレイした動画を掲載します。
録画にはWindows10のGame DVR機能を使いました。
OS標準で録画機能が付いたことはとても良いことでこれまではOSの再インストール
した場合には改めてキャプチャツールをインストールしなおす必要があったので
これからは楽になります。
また、録画していてもゲームのプレイには影響はありませんでした。
↓ここからは、2015年12月13日追記分です。
Hyper-Vを設定してLinuxMintをインストールしてみました。
インストールはネットワークの設定部分で戸惑う部分がありましたが、
その他は問題なく完了しました。
※無線LANと有線LANのアダプタがあるのですが、仮想スイッチに接続する
アダプタを間違えていました。
Hyper-VのLinux上でブラウザでYoutubeの動画を再生してみましたが、
止まったりすることなくスムーズに再生できました。
無線LANは802.11acに対応しているので780Mbpsでアクセスポイントと接続できています。
↑ルーターWN-AC1600DGRをアクセスポイントとして使用しています。
無線LAN使用時にインターネットの速度測定サイトでで計測してみましたが、
良好な結果となりましたので、無線LANで使う事にしました。
↓ここからは2015年12月15日追記分です。
天板を開けてみました。爪が固く割れそうなので開けるのに苦労しましたが、
無事に開けることができました。
天板の交換やオプションパーツがここにつけられる様になる?らしいので
開けてみましたが、特に発見はありませんでした。
VESAマウントが初めから付属していて当初からモニターにマウントさせて使う予定
でしたが、付属のねじがマウントさせるモニターとあわずに遅れていました。
付属のねじはM4×5mmでしたが短い為、M4×10mmのものを購入しました。
これはピッタリで問題なくVESAマウントの取り付けが完了しました。
本体にも付属のねじを取り付けてモニターにセットしました。
やはり本体が小さいので見た感じもよくて満足しています。
↓2015年12月19日追記分
内蔵グラフィック"Intel HD Graphics 6000"の実力を引き上げる為に
BIOSでメモリの割り当てを変更しました。
POST画面のでF2キーを押してUEFI BIOSに入ってDevices → Videoの
IGD Minimum Memory を64MB → 128MBに、IGDAperture Size を
256MB → 1024MBに変更しました。
FFベンチを実施した結果、標準品質(デスクトップPC)でスコア2651(やや快適)
だったのが同じ標準品質(デスクトップPC)の設定でスコア3606(快適)になりました。
エクスペリエンスインデックスも一番低いグラフィックスの項目が5.1 → 5.6と
改善されました。
この設定変更によるデメリットは若干消費電力が多くなりましたが、
それ以外の発熱、静音性には影響ないようなのでこのまま使用したいと
思っています。
まとめ
今回"インテル(R) NUC キット NUC5i5RYK"のレビューをさせていただく
機会をいただきましたが、このサイズで数年前のハイスペックPCと同等または
それ以上の性能があるにも関わらず、TDPの低いCPUの採用で静粛性が高く
消費電力の低いPCになっている事を実感しました。
ただ残念なのは、NFCやSDカードリーダーのオプションの登場ですが、
現在発売されていない事です。
また、内蔵グラフィック性能が高くなりグラフィックボードを別途搭載しなくても
グラフィック性能の要求がよほど高いゲームでなければ十分にプレイできます。
普段の私のPC使い方からすると十分な性能なので、これまでメインに使用してきた
自作PCはファンの音や無駄に使われる電力がきになるので、普段使いではこの
"インテル(R) NUC キット NUC5i5RYK"をメインPCとして使いたいと思います。
リンさん
2015/12/21
グラフィックメモリー設定でスコアがこんなに変わるんですね!
情報ありがとうございます。
帰ったら早速やってみます。
flatcaddyさん
2015/12/21
ありがとうございます。
設定後のVRAMの値は128MBから変わりませんが、
ベンチマークでは効果がありましたのお試しください。