今回、GetNavi編集部様、ZIGSOW運営事務局様のご厚意により、高級扇風機を試用させていただいたので、使ってみた感想をレポートしたい。
今回使用させていただいたのは、バルミューダ GreenFan EGF1550だ。
http://www.balmuda.com/jp/greenfan/
GreenFanの特徴
- 独特の2重構造の羽根で再現する、自然界の心地よい風
- DCモーター駆動による静音性と、低消費電力
- 最大150°の範囲で、左右とも任意に設定できる首振り角度
- 和室にも洋室にも合う、シンプルなデザイン
約1週間の短い試用期間だったが、引き続き使っていきたいと思うハイエンド扇風機だ。
レビューにあたっては、所有するDCモータータイプの PanasonicのF-CJ329、ACモータータイプのHITACHI HFR-80Rと、National F-C302Y(モチモノ未登録) の各リビング扇とも比較してみた。
ファーストインプレッション
届いた箱を持った時に感じたことは、その軽さ。
DCモータータイプのリビング扇は、PanasonicのF-CJ329を使用しているが、CJ329はとっても重く6.5Kgある。対するEGF1550は4.1Kgと2Kg以上軽い。DCモータータイプCJ-329しか知らず、重いものだと思っていたので意外だった。箱から出して組み立てを行ったが、組み立ては特に説明書を見ることもなく、簡単にできる。
リモコンの電池にCR2032を使用しているので、リモコンも薄く、軽い。ボタンも最小限でシンプル。
EGF1550自体のデザインも、とてもシンプルだ。
どんな部屋にも合うシンプルなデザイン
ファン部分がとても小さく見える。実際には、普段使用しているリビング扇と同じ直径30cmなのだが、ファンガードの形状が独特で、一般的なリビング扇の直径が37cmほどあるのに対して33cmくらいなので、ひと回り小さくコンパクトに見える。前面が黒いことも小さく見える一因だろうか。
このファンガードは、前面・背面が樹脂なので、見た目の高級感を少し妨げる気もする。
好みの問題ではあるが、個人的には、金属製の方が高級感があって良いように感じる。
高さは中間ポールをセットした通常の状態で87cmほどある。
一般的なリビング扇も高さ調整できるものが多いが、それらの高さを上げた状態に近く、リビングで床置きで使用するのにピッタリだと思う。
そして、中間ポールを外すことで、ロータイプに変更できるのだ。
ロータイプはデスクサイドや、寝室のチェスト上など、卓上への設置に適した高さで、一般的なリビング扇をロー位置にセットした状態よりも低く、コンパクトなファンガードとともに、一層コンパクトに見える。
ちょっと残念なのは、外したポールの収納だろうか・・・
性能的には全く変わらないので、ローパワーで静かな運転から、パワフルな運転まで可能だ。
普通のリビング扇とは明らかに違う心地よい風
ファン後部の本体上面に配された一番後ろの電源ボタンを押すと、静かに回り出した。
風量切り替えは4段階で、風量切り替えボタンを押すたびに、1→2→3→4→1→2・・・と切り替わる。
羽根が小さく見えるので、適度な風量を得るためには、ファンを高速で回す必要があると思ったのだが、風量1でもシッカリと風が届く。
試用したのは5月末だったが、例年に無く暑い中、風量1~2で充分な風量が得られる。
首の角度を左右に振っていた場合、電源OFF時には中央に戻るのだが、次に電源をONすると元の位置に復元され、元通りの位置・範囲で運転を再開する。
電源OFF時に常に中央位置に戻るのは、エアコンをON/OFFした時にフラップが開閉するのと同じような感覚で、高級な感じがする。
「GreenFan Japan」の売りである、「自然界の風」は、一言で言うと優しい感じ。
自分に向かってくる風は、一般的なリビング扇の風とは違い、渦を巻くような荒々しい感じはせず、風全体が柔らかに面で当たってくる感覚と言えば良いのか・・・
実は、Panasonic F-CJ329-S も、新形状の7枚羽根と進化した1/fゆらぎで細かく回転数制御を行うことで、蓼科高原に吹く心地いいやさしい風を再現したことを謳っている。
風量8段階切り替えと、1/fゆらぎによる強弱をつけた風と、上下左右の3D首振りによって、自然風を再現している。
CJ329の1/fゆらぎの強弱をつけた風と比較すると、「GreenFan Japan」は均一な風量なので、緩やかな変化をもたせれば、より自然の風に近づくものと思われる。
寝室でも使いたくなる静かさ
静音性に関しては文句無し。
最大風量の4にすると大きくなってくるが、それでもACモーターを使った扇風機の中速程度の感じで、ACモータータイプの最大風量時はかなり大きな音で風切音も耳に付くのとは段違いで、風切音も気にならない。
普段寝室で使っているACモータータイプのリビング扇は、モーターの音は結構する。
就寝時は風量1~2のリズム風にして使うことが多いため、モーター音は大きくなったり小さくなったりと、周期的に変動し、騒がしくはないもののそれなりに耳に付く。
「GreenFan Japan」を使ってみたところ、風量2でも音はほとんど気にならないので、寝室での使用にも向く。
ホームシアターなどへの設置にも、向いていそうである。
DCモーターならではの省エネ設計
GreenFanは、DCモーター採用モデル。
電源は、ACアダプターを使用する。
プラグの向きを切り替えできるのは、使用するコンセントに合わせることができて便利だと思う。
実消費電力は、DCモータータイプならではの省エネ性を発揮した。
この低消費電力はDCモーターならでは
他のリビング扇とともに、風量ごとの消費電力を測定してみた。
測定に使用したのはコレ。
そして、計測結果はコチラ。
同じDCモータータイプのF-CJ329とは同等だが、ACモータータイプとは段違いの低消費電力だ。
(CJ329は風量8段切り替え、C302Yは弱・中・強の3段切り替え)
EGF1550の仕様では1.5Wとなっているが、EC-03EBの最小測定単位が1W単位なので、最小値は2Wとなっている。実消費電力は、仕様通りの1.5W相当と思われる。
省エネ、エコ意識の高まる中、DCモータータイプの省電力は大きな魅力。
「これから購入するのであれば、やはりDCモーターで!」と思わせる。
北のラブリエさん
2015/06/24
でもちょっと高い!
ねおさん
2015/06/24
梅雨もなく、エアコンも要らない気候、羨ましいです。
この扇風機、良いのですが、価格がネックですね(^^;