レビューメディア「ジグソー」

ちっちゃい!かわいい!たのしい!

 

 


 

■追記について

 

 ・2015.06.09 ゴム足を白いシリコンゴムに替えました。

 

 ・2015.01.31 末尾に Windows10 TP日本語版9926の追記を行いました。

 

 ・2014.12.21 末尾に バックアップの追記を行いました。

 

 ・2014.11.29 末尾に BIOS 更新の追記を行いました。

 

 ・2014.10.03 末尾に Windows10 インストールの追記を行いました。

 


 

■レビュー構成

 

当レビューは以下のセクションで構成されています。

 

---- 導入部 ----

§製品詳細情報へのリンク
§主な特徴(公表値ベース)
§プレミアムレビュー応募動機

 

---- レビューテーマ ----
§開封と中身確認
§組み立て
§インストール
§雑用サーバ交代計画
§環境の再構築
§テーマ総括

 

---- レビューテーマ以外 ----

§ゴム足を作ろう

§所有タブレットとの比較
§ベンチマーク比較
§消費電力
§温度比較
§QSV比較
§モバイルバッテリでの動作
§リンクスさんありがとう!

 

---- その他 ----
§ハマったポイント
§ささやかな要望
§終わりに
§おまけ

§追記

 


 

§製品詳細情報へのリンク

 

株式会社リンクスインターナショナルによる製品紹介ページ


日本エリートグループ株式会社によるLIVAのページ

ECS本社によるLIVAのページ

ECS本社によるLIVAのサポートページ

 


 

§主な特徴(公表値ベース)

 

追加パーツ不要のベアボーンキット
190gで筐体容積0.4リットル
Intel BayTrail-M Celeron N2807
eMMC 64GB
低電圧DDR3L 2GB
最大消費電力 約14.9W
Wi-Fi 802.11a/b/g/n
Bluetooth 4.0
HDMI と D-Sub の同時出力が可能
USB 3.0 x 1,USB 2.0 x 1
GbE LAN
電源コネクタ形状は microB USB
対応OS は Windows 8.1 64bit と Ubuntu

 


 

§プレミアムレビュー応募動機

 

元々小型の電子機器、とりわけ小型PC が大好きです。
東芝 Libretto に感動し、Saintsong Espresso を手のひらに乗せ、FMV-BIBLO LOOX U を迷わず発注した私にとって小型なフルスペックPC はとても惹かれるアイテムのひとつです。

 

2014年8月初旬、新型LIVA が amazon.co.jp で予約開始との報を受け、ワクワクしていたんですが、すぐに製品ページがなくなるという不可解なことがありました。ECS さんどうしちゃったんだろう?と心配になったり。

程なくしてリンクスさんと ECS さんが代理店契約を締結したという発表があり納得しました。

 

そしてプレミアムレビューの募集開始ですよ。そりゃ応募しますって(`・ω・´)
変な熱量で応募してしまったのですが、選んでいただけました\(^o^)/

 


 

§開封と中身確認

 

 

 

まるで携帯電話やモバイルルータのような小さな外箱です。

 

 

開けると内ブタには LIVA の名前の由来と理念が記されています。
メーカ側の情熱が伝わってくるようです。こういうのに弱いんですよね~。

 

 

中身は至極シンプルです。

 

日本語クイックガイド
ドライバDVDメディア
専用ケース(上部と下部)
マザーボード
ACアダプタ
WiFi/Bluetoothカード
WiFiアンテナ 2本(長短1本ずつ)
無線カード取付用ネジ 1本
取扱説明書(英語)

 

ベアボーンですが CPU もメモリも OnBoard なので中身の点数も少ないです。


マザーボードをガードするスポンジがピンク色だったので、一瞬真空パックされたベーコンの塊に見えてお腹が空きました(^^:

 

 

・日本語クイックガイド

内容物一覧や組み立て方など、必要な情報は網羅されていますので困ることはありません。

 

・取扱説明書(英語)

小さな冊子で英語表記です。組み立てて Windows 入れちゃうだけなら読まなくてもいいです(^^:

 

・ドライバDVDメディア

ちゃんとプレスされたメディアでした。
Windows用ドライバのほかに Ubuntuフォルダがあり、中には Audio, WLAN, LAN のドライバが入っているようです。

 

・専用ケース(上部と下部)

白くてかわいいケースです。上下合わせて 77g でした。
ファンレス機らしくスリットがフロントとリア以外の面に入っています。
なお不用意にケースを組み立てないようにして下さい。
このケースは大変開け辛いので動作確認後に閉じましょう!

 

・マザーボード

ちっちゃい。ホントちっちゃい。105g ですよ。
ヒートシンクが巨大に見えます。比率的に大きく見えるだけなんですが。
D-Sub15ピンとか有線LAN コネクタが無ければもっとちっちゃく出来ますよね…。
なお、マザーボードのシステムモデル名は BAT-MINI です。

 

・ACアダプタ

本体があまりに小さいので一般的な大きさの ACアダプタですら巨大に見える不思議。
でも 135g と軽めでした。
海外メーカ品でよく見かけるプラグが着脱式で、日本で使えるものと海外用の丸口タイプの二種が付属していて、日本で使えるプラグが装着されていました。

LIVA 側のプラグは microB です。

 

・WiFi/Bluetoothカード

Azurewave AW-NB136NF で、LIVA のソケットは M.2 です。

 

・WiFiアンテナ 2本(長短1本ずつ)

アンテナ付きケーブルで、アンテナ線の長さが違う 2本が付属しています。
黒いケーブルが白いケーブルよりも長くなっていて、ケースへの敷設位置も異なっているので注意して下さい。

また、無線カード側のコネクタにも色の区別がありますのでその通りにした方がよろしいかと。

 

・無線カード取付用ネジ 1本

LIVA で唯一の工具が必要なパーツです。
スペアは無く 1本だけなので失くさないように気をつけて下さい。

 


 

§組み立て

 


LIVA はベアボーンなので完成品ではありません。プラモデル的に自分で組み立てる必要があります。


普通のベアボーンですと、CPU やメモリ、ストレージなど必要なパーツがあったりしますが、LIVA は全て OnBoard。
性能の自由選択は不可能ですが、必要なのは OS だけという潔さです。

 

必要な工具はプラスドライバだけ。しかも使うのは無線カードの取り付け時だけ。
マザーボードの固定もケースの組み立ても工具は不要ではめ込むだけです。

 

工程は以下の通り。

 

1. マザーボードに無線カードをネジ留めする
2. ケースにアンテナを貼り付ける
3. マザーボードをケースにはめ込む
4. 無線カードにアンテナを接続する
5. ケースを閉める

 

これだけです。なんとも簡潔!

ただし注意点があります。

 

・むやみにケースを閉じない事
・アンテナ線の長短を区別する事
・アンテナ線の接続はしっかり確認する事

 

ケースは再び開けることが大変困難なので最後の最後に閉じましょう。

 

アンテナの長短は設置場所も接続先も決まっています。しっかり確認して下さいね。
また、アンテナ端子はしっかり接続しないと外れてしまって無線LAN の不調を招きます。
ケースの開閉が困難な事を考慮するとそれは避けねばなりません…。

出来れば動作確認が済むまではケースを閉じないほうがいいと思いますよ。

 

 

工程2 と 4 が唯一の工作らしい工作部分ですが、アンテナの設置と接続はなかなか繊細なので十分にお気をつけ下さい。とにかく細かい作業です。

 

完成後の実測値は 186g でした!体積的に大変軽く感じます♪

 


 

§インストール

 

 

まずは UEFI の画面でお好みの設定を。

私は言語設定、電源復旧時の回復設定、ロゴ表示ブートの設定を行いました。

 

 

OSやドライバのインストールも至って簡単。
といいますか LIVA はちっちゃいけど普通の PC ですので OS のインストール経験があれば何ら問題はありません。

 

USB に光学ドライブを繋ぐもよし、USBメモリ経由でインストールするもよし。
私は USB3.0 の USBメモリがあったのでコレで Windows8.1 をインストールしました。

 

注意点はこの程度かな。

 

・ストレージが eMMC なので時間が掛かる事
・ドライバDVD はディレクトリ構造を維持する事
・統合インストールの Utility に注意する事

 

eMMC は書き込みが大変遅いですのでインストールやアップデートなど大変時間が掛かります。ゆったりのんびり待ってあげて下さい。

 

ドライバDVD の内容を USBメモリにコピーして使う場合、統合インストーラはルートディレクトリから位置が変わっていると DLL を見つけられずにエラーが出ます。
ルートから構造を買えずにコピーしてやれば問題ありません。
なお、個別にインストールする場合はどうでもいいですよ(^^:

 

統合インストーラは Google Chrome をデフォルトブラウザにしたがったり Norton を入れたがったりしますので、適宜用途に合わせて取捨選択して下さい。

 

再起動後にもインストールの後処理が動きますのでドライバインストールメディアはそれまで取り外さないで下さい。

 

 

ドライバも適用できたらネットワークに繋いで WindowsUpdate も適用しましょう。
最新状態になれば LIVA の準備は完了です\(^o^)/

 

基本的情報と CrystalDiskMark の結果、CHKDSK の結果を示します。

 

CHKDSK C:

ファイル システムの種類は NTFS です。

60528639 KB : 全ディスク領域
20139696 KB : 145817 個のファイル
121544 KB : 28902 個のインデックス
0 KB : 不良セクター
288527 KB : システムで使用中
65536 KB : ログ ファイルが使用
39978872 KB : 使用可能領域

4096 バイト : アロケーション ユニット サイズ
15132159 個 : 全アロケーション ユニット
9994718 個 : 利用可能アロケーション ユニット

 

 

Windows の終了と起動に掛かる時間も調べました。

 

終了:約10秒

起動:約18秒

 

インストール直後なので速いですね( ´ ▽ ` )

 


 

§雑用サーバ交代計画

 

今回プレミアムレビューに応募するにあたってメインテーマに選んだのは雑用サーバ交代計画でした。

 

4年ほど前から Shuttle製ベアボーン XS35GT(Windows7Pro-64bit) を24時間動かしています。
小さくてファンレスなので静かな製品で、用途は家庭内ファイル共有、外部公開のHTTPサーバ、radiko垂れ流し、たまにCUDAによる動画エンコードなど雑多に活躍中です。


約20W という省電力もあって電源つけっぱなしで約 4年経過した今、LIVA に替える事でパフォーマンスを落とすことなく節電と発熱を抑えられるか調べてみたかったんです。

 

XS35GT は仕様的に LIVA と似ています。

CPU: Atom D510
メモリ: DDR2 SO-DIMM 2GB(max)
Chipset: Intel NM10 Express
GPU: NVIDIA ION
映像出力: HDMI と D-Sub
ネットワーク: 100M LAN、無線LAN
消費電力: 20W前後
サイズ: 38.4mm x 162mm x 252mm (約1567.6ml)
重量: 1093g(HDDとメモリ込)

 

LIVA のサイズと重量はこんな感じです。

サイズ: 118mm x 70mm x 56mm (462.56ml)

重量: 186g

 

XS35GT で動かしているアプリケーションはこんな感じです。

リモート操作: TightVNC
HTTPサーバ: 04WebServer
Perl: ActivePerl
DDNS自動更新: DiCE

 

こういう構成でモニタもキーボードも繋がずに動かしています。

 

 

LIVA は XS35GT と比べて 体積は約 30%、重量は約 17%となり大幅に小型軽量化出来て、消費電力も確実に 20W 未満で節電にもなるかなーという期待を込めて検証していきます。

 


 

§環境の再構築

 


XS35GT は元々 WindowsXP で運用していて、今年初頭に Windows7 に移行していました。
LIVA でサポートされる OS は Windows8.1 なので同じアプリケーションでの運用が出来るかどうかも心配だったんですが杞憂でした。

 

インストールにつまずく事も無く、出力結果が異なるわけでもなく、外から見ればまったく同じです。手ごたえがありません/(^o^)\
喜ぶべき事なんですが少々拍子抜け…。

 


 

§テーマ総括

 

試行により以下の結果を得ました。

 

機能移行は問題なし
省電力化を達成
パフォーマンス向上を達成

 

期待以上です\(^o^)/

 

有線LAN も XS35GT は 100BASE なのに対して LIVA は 1000BASE ですし、ファイル転送にも不便を感じなくなりました。

 

なお、各論は以降のセクションで紹介します。

 


 

ここからは応募時に「テーマ以外でやってみたい内容」に記載した項目に沿って展開します。

 


 

§ゴム足を作ろう

 


LIVA のケースは廃熱用に高足になっています。
ただ足には滑り止め機能は無く、重量の軽さから電源ケーブルに容易に引っ張られたりして危険極まりないのです。
しかし足の裏にはくぼみがあります。あからさまにゴム足化しちゃってよ!というサインです!

 

ちょうど手元に、このくぼみの幅(約5mm)に合う太い輪ゴムとクッションタイプの両面テープがありましたのでサクっと作ってみました。

 

輪ゴムならではの強力なグリップ力でビクともしなくなりました\(^o^)/
ただ輪ゴム製ですので、設置面との相性に気をつけねばなりません。
プラスチック面だと癒着の可能性もありますし。

 

当初はシリコンゴムを使いたかったんですが、適当な端切れが無くて断念しました。
安いスマホケースでも買って切っちゃおうと画策していました。

 


 

 

§所有タブレットとの比較

 

 

今年の 8月に ONDA V975W という中国メーカ製の Windows8.1 タブレットを購入しました。

 

主な仕様

9.7インチ液晶( Retina 2048x1536 )
BayTrail-T ATOM Z3735D
DDR3L 2GB
eMMC 32GB
無線LAN、Bluetooth4.0、HDMI
Windows8.1 with Bing

 

BayTrail-T の標準的な性能のタブレットです。
LIVA は BayTrail-M Celeron N2807 ですので、BayTrail 仲間です。
Celeron を名乗っているのは商売上の理由ですね(^^:

 

それぞれを Intel ARK で見ると、LIVA と V975W それぞれの実装具合からは実用上の大差は無いように見えます。

 

ATOM Z3735D

Celeron N2807

Atom D510(参考:XS35GT搭載CPU)

 

そこで、ベンチマークや Intel Quick Sync Video による動画のエンコードで比較してみます。

 


 

§ベンチマーク比較


我が家の PC たちとの比較をしてみました。

 

エクスペリエンスインデックスの表示機能がない Windows8.1 に合わせて、WinSAT.exe の結果をグラフィカルに表示してくれるフロントエンドである WIN SCORE SHARE を使用しました。

 

登場する PC は以下の 5機種。

 

・ECS LIVA-C0-2G-64G-W
・ONDA V975W
・NEC Express5800/S70-SD + ATI Radeon HD4300
・HP 6730b/CT
・SHUTTLE XS35GT

 

 

見てお判りのように我が家では LIVA が総合スコアトップとなりました/(^o^)\

 

CPU 単体で見るとこんな順位。

6730b ≒ V975W > LIVA > S70SD > XS35GT

 

なんかもう、色々ともにょもにょする結果になってションボリしています…。
新しいノートPC が欲しいです…。

 

 

出来心で LIVA と V975W の両機で PCMARK 8 の実行も行いました。
HOME、CREATIVE、WORK の ACCELERATED で実行した結果を示します。
LIVA では CONVENTIONAL も実行しました。
恐ろしく時間が掛かりました…。

 


 

§消費電力

 

 

仕様からも LIVA が XS35GT よりも低消費電力である事は明白なのですが実測してみました。
計測に使用したのはサンワサプライ ワットチェッカーPlus TAP-TST7 です。

 

条件としては以下の 3点。

 

・無線LAN有効
・電源以外は何も繋がない
・負荷は OCCT を使用

 

ドライバと WindowsUpdate 適用直後の LIVA はこのような結果になりました。


起動時: 4W ~ 8W
安定時: 4W
負荷時: 9W ~ 10W

 

その後、XS35GT代替計画でアプリをインストールした後で計測もしました。

 

無線LAN有効、04WebServer と Dice が起動状態: 4W

上記に IE で radiko.jp を再生: 4W

 

…な、何この豆電球(・з・)

 

ちなみに、他の準備をしていてこのまま放置していたら、3W をマークしましたよ。

 

XS35GT の消費電力は最大 20W で アイドル時は 18W でした。
LIVA との差は負荷時で 10W、安定時で 14W という事に。

 

今の電気料金目安単価は 27円/kwh ですので、10W を 24時間使う電気料金は以下の通り。


10W / 1000 x 24H x 27円 = 6.48円/日


一年で 2365.2円の節約になる計算です。

性能が向上して尚且つ電気代も半分以下という結果に大満足です。

 

それにしてもすごく少食で、常夜灯に良く使われているナツメ球相当ですよ\(^o^)/
というか LIVA の消費電力がナツメ球のバリエーションの範囲内(5~20W)だと考えると感慨深いです。

 


 

§温度比較

 

 

OCCT で以下の条件にて負荷をかけた時の CPU読みの温度グラフと非接触キッチン温度計での実測結果を示します。

 

・室温 26.9℃ ~ 28.3℃
・室内はほぼ無風
・ケースを閉じた状態と開けた状態の 2種
・1分アイドリング→19分間負荷→10分アイドリング
・温度計計測位置はケース上部とヒートシンク

 

OCCT での温度推移グラフ(Core#0)

 

温度計での計測結果

負荷終了直前のケース上面: 58.6℃
負荷終了直前のヒートシンク: 62.6℃

負荷終了直前のACアダプタ表面: 30.2℃
負荷終了直前のLANコネクタ部: 50.2℃

 

OCCT のグラフからは想定通りの結果が読み取れます。
ケースを開放した状態の方が放熱効率は高いので最高温度はケースを閉じた状態よりも低いですね。


ケースありのデータを見ると負荷終了後にしばらく少し負荷が掛かっていたようで温度の減衰にブレーキが掛かっているようですが、結論には影響しないという事で…(^^:
WindowsUpdate でも動いてたのかな?

 

結果として XS35GT よりは熱くなりませんでした。
XS35GT は筐体自体が金属製メッシュで覆われ、ヒートシンクにはヒートパイプが這っている事からも判るように高発熱な機体でして、夏場にはメッシュ部分が 60℃を普通に超えますし、OCCT の温度グラフでは 80℃超えたりします。
そんな事から一年中ノートPC 用の大型ファンクーラー台に置いていました。電源は XS35GT から取って。

 

筐体体積や密度もぜんぜん違いますが、体感的には LIVA は許容範囲です。もうクーラー台いらないかも。

 

ACアダプタが熱くならないのも高評価です。
XS35GT の ACアダプタは 30W級という事もあり、本体顔負けの高温を発したりしましたが、LIVA の ACアダプタはほんのり暖かくなる程度でした。BayTrail万歳\(^o^)/

 

負荷下ではなく、雑用サーバとして放置した状態での温度も計測しました。
電源を入れて30分ほど放置して計測しました。

 

・室温 30.2℃
・室内はほぼ無風
・ケースを閉じた状態と開けた状態の 2種

 

計測結果

ケース上面: 45.6℃
ヒートシンク: 45.8℃

 

この時の消費電力は 4W から微動だにしませんでした。

これで 45℃程度で済んでいるのです。


ケースを閉じた状態の試行とケースを開けた状態の試行それぞれで同じような温度という事は、通常使用において筐体内に熱がこもらない事を示していると思われます。

筐体の 4面にスリットが入っているのは効果的ですね。
筐体内の実装密度がかなり低い事も廃熱に寄与していると思います。

手にするまでは樹脂筐体である事に不安を感じていましたが、これも杞憂に終わりました。

 


 

§QSV比較

 


Intel Quick Sync Video が発表された時にいいなーと思いつつ、我が家には対応機が無かったため無縁でしたが、先月手に入れた BayTrail-T なタブレットが初 QSV 対応機となりました(^^:

 

Intel ARK で Z3735D と N2807 をも比べると若干 N2807 の方が速いのかな?と思ったので試してみました。

 

使用ソフトウェア

・AviUtl
・L-SMASH Works
・QSVEnc

 

動画ソース

・Video: MPEG2 1920x1080 29.97fps 24000kbps
・Audio: AAC 48000Hz stereo 252kbps
・コンテナは TS、長さは10分(約1.3GB)

 

これを V975W と LIVA の eMMC に配置して、同一条件にて H.264 にエンコードする時間を比較します。

 

動画部分のエンコード時間

LIVA: 9分54秒
V975W; 8分59秒
6730b: 35分25秒(ソフトウェアエンコード)

 

V975W の方が速く終わりました。
ストレージやメモリ、CPU の速さも影響していると思うので一概には言えませんが、実時間程度でエンコードが出来るというだけで十分です。
何せ今までは 6730b で無為に電気と時間を浪費していましたから…。

 

画質的に QSV の結果が許せるか、というのは別問題ですが、レビュー用動画のファイナライズには使えるかな、といった印象です。

 

それにしても廉価な BayTrail ですらこの性能…。いい時代になりました。

 


 

§モバイルバッテリでの動作

 

 

これは各メディアでも報じられているように、条件を満たしたモバイルバッテリで動作するようです。

 

 

 

という事で別件ですでに購入していた Anker Astro E3 第2世代 10000mAh 大容量モバイルバッテリーで実験しました。
本当はもうひとつ上の容量のバッテリが欲しかったんですが売り切れでした…。

 

Ankerさんの一部製品に搭載されている PowerIQ テクノロジーという技術が、USBポートから出力される電流を最適化してくれるようで、LIVA にも使える可能性がある事がわかりました。

今回購入したバッテリの場合、USB 2ポートの合計出力が 5V/3A との事なので、1ポートしか使わなければ 3A まで供給してくれると考えられます。

 

 

面倒くさかったのでサクっと挿してみました(^^:
UEFI で再通電時の動作を電源ON に変更しているので、モバイルバッテリの電源を入れたら LIVA が起動しました。

 

OCCT も PCMARK8 も普通に動きます。
元々リモート操作するためにセットアップしているので、コンソールとしてタブレットを横に置けば、有線は LIVA とバッテリを繋ぐ USBケーブルだけというなかなか壮観な景色が完成します。

カタログ上の理論値では理解出来るんですが、実際にバッテリで動くと興奮しますよ(`・ω・´)

 


 

§リンクスさんありがとう!

 

リンクスさんのブログ「みんなで自作PCの記事でもブログ」の記事にあった「LIVA専用iPhoneスタンド」の試作品と「手作り版ゴム足」をいただく事が出来ました!

 

該当記事

LIVA専用iPhoneスタンド完成!?LIVAの上にiPhoneを斜めに固定でき便利です
ECS LIVA 開発(足ゴム)ストーリ&LIVAオンライン限定モデルのご紹介

試作スタンドは世界に 9個の試作品のうちのひとつ。すべて職人さんによる手作りだそうです。プレミアムです!

 


とてもしっかりした作りで滑り止めのシリコンゴムの足も付いています。
LIVA の放熱の邪魔にもならないですし、コレはいいものです。

 

 

なおわたくし、iPhone なんて持っておりません\(^o^)/
でも激安スマホを載せて VNC を走らせると何かステキ!かっこいい!

 

 

いただいたゴム足は手作業でパンチして打ち抜いた逸品。一つ一つ形が違います(^^:
すでにうちの子には黄色い靴(輪ゴム製の足)を履かせた後だったので、ありがたく予備パーツとして保管させていただきました。でもいただいたゴム足の方が高品質なので心が揺れています( ´ ▽ ' )

 


 

§ハマったポイント

 

組み立て簡単!というのがウリみたいになっている LIVA ですが、実はそうではありません。私にとっては高難易度の難関がありました。
そのポイントさえクリア出来れば後は確かに簡単です(・∀・)

 

・ケースが開けられない!

 

かわいい LIVAちゃんが届いて浮かれてしまい、開封してすぐ試しにケースをはめ込んだら、
開かない/(^o^)\


はめ込む前に一応内側のツメの位置を確認していたので、LIVA のロゴがある面以外の接合部は簡単に外せたんです。なぜかイヤホンジャック部分がビクともしない…。

 

 

結論から言うと、オーディオ端子上部のツメが周囲のツメより間隔が狭いせいか、かなりしっかりとハマりこんでいるようなのです。
これは開けられない…。オーディオ端子部分はケースの厚みが薄い部分でもあるので無理に開ければ破損は必至。


…無理に開けたんですけどね(・з・)

 

一応、リンクスさんでは保守部品としてケースが売られております\(^o^)/
税込2700円。黒ケースもありますよ(^^:

 

これは壊れる事が前提での保守部品提供なんじゃ…。

 

対策:むやみにケースを閉めない事
すなおに説明書の手順通りに進めましょう\(^o^)/

 

・アンテナ接続が熾烈!

 

LIVA はほとんど工作が必要ありません。マザーボードもケースもねじ留めしません。
CPU もメモリもオンボードで、やる事といったらアンテナの設置と無線モジュールの取り付け、無線モジュールにアンテナを結線する程度です。

 

リンクスさんの製品紹介ページを見てサクっと組み立てられると踏んでいました。
自分で組み立てるまでは/(^o^)\

 

無線モジュールにアンテナを接続するんですが、これがキツい。米粒に写経するレベルです。
私は視力は悪くないのですが極度の疲れ目。すぐに目がショボショボします。
そしてアンテナを繋ぎ終わるまでに軽く30分以上かかり涙目になりました_(:3 」 ∠)_

 

大変小さな構造体なので、はめ込むにしてはガイド機構も無いに等しいですし、指先が不器用な方や視力に難がある方には相当の難易度だと思います。

 

しかもコネクションの手ごたえが硬い!そのまま押し込んでいいのか悩むレベル!
しっかり収まればカチっと音がしました。

 

対策:ありません
がんばってください\(^o^)/

 

・UEFIメニューに入れない!

 

 

LIVA 固有の問題では無いんですが、実は Windows8.1 の初回インストール時にユーザ名を間違えてしまったので(^^:、いっそ再インスト-ルしようと起動ロゴで F7 だの DEL を連打したんですが UEFI に辿り着けませんでした…。手持ちのキーボード総出陣で一晩中やってもダメでした。

そこで夏の思い出に購入した中華な Win8.1タブレット ONDA V975W との熱い戦いを思い出しました。Windows側から呼び出せるやんか!と。

 

対策:Windows側から UEFI を呼び出す


チャーム

設定

PC設定の変更

保守と管理

回復

PCの起動をカスタマイズする

今すぐ再起動する

 

トラブルシューティング

詳細のオプション

UEFIファームウェアの設定

再起動

さぁどうぞ!

 

・ルート以外に配置すると付属DVD のインストーラがコケる!

USBメモリにディレクトリを作ってその配下に DVD の中身を丸ごと放り込んで自動起動のインストーラをキックしたらエラーが出ました\(^o^)/
仕方なく個別で導入してたんですが、理由は簡単。

 

対策:USBメモリなどに配置する場合はルートから
DVD と同じ配置にしておかないと DLL を探せないようでした。

 

・インストールに時間が掛かる

 

OS やドライバセットのインストールにやたら時間が掛かりますが eMMC のパフォーマンスに起因する現象なので異常では無いです。

 

対策:お茶でも飲んでゆっくりしましょう

 


 

§ささやかな要望

 

・microSD系カードスロットが欲しい

起動できたら尚良し!
やはり外部ストレージが内蔵できると便利。eMMC の容量不足を解消するために貴重な USBポートを消費するのは辛いです。

 

・アクセスランプが欲しい

eMMC なんで HDD と同じ実装が可能かどうか判らないんですが、モニタレスで運用してると「お前動いてんの?」という事が多々あります。
ネットワークが切断されていてリモートで確認できないけど動いてるって事はあるわけでして、アクセスランプがあれば、もうちょっと放っておくかなーとか、あー強制終了だなーとか判断の材料になるわけですよ。

 

・自己診断ビープブザーが欲しい

圧電素子のちっちゃいのがあったらいいなという程度です。スピーカまでは流石に無理かな。
HDMI やイヤホンを接続していないと、タスクトレイのスピーカアイコンがバツになるんですよね。仕方ないんだけど。

 

・Windows8.1 with Bing モデルが欲しい

やはり LIVA のネックは OS も買うと +1万円以上が必須なわけでして…。
トータルで 3万円台になると色々妥協すれば選択肢も多くなります。
Ubuntu が正式対応したりするなら話は別ですが、何とかなりませんかね?

 

・ACアダプタは USBタイプが欲しい

現行品はケーブルが直に生えているので少々使いにくいです。
USB-AC型のアダプタで microB-A ケーブルが採用されていたら色々と便利だったのになぁ。

 

・メモリは4GB欲しい

Intel ARK によると N2807 は 4GB まで OK らしいので、是非。
2GB で困るような使い方はしない予定ですが余裕は欲しいじゃないですか(^^:

 


 

§終わりに

 

LIVA は本当にかわいい子です!
小さきものはみなうつくし、とはよく言ったもので、ちっちゃいものが大好きな私にとってはその外観だけで愛でるに十分値する PC です。


そして今回の私の用途ではオーバースペックという有様/(^o^)\

体感的には普通の事務処理程度なら十分に耐えられるんじゃないでしょうか。

 

VESAマウントどころか WiDi 使って完全無線化しちゃえばどこにでも置けますし、オフィスのレイアウトの自由度が増します。

 

ネックは内蔵ストレージの容量ですね。高速回線に繋げられるならクラウドに置いちゃえば気にならないのかもしれません。

 

今回のレビューでは取り上げていませんが、VT-x 対応ですし実験で VMware Player 入れて DOS 時代の某有名データベースを動かして旧世代システムを仮想化で移行させる、というネタも考えていたんですが、今回のテーマよりも規模が大きくなるのであえて避けました。需要も無さそうだし疲れるし、どうせ別件でやらなきゃならないし(・з・)

 

小型筐体PC でおなじみの ZOTACさんからも ZBOX PI320 pico というかわいい名前の PC が発表になりましたし、楽しくなってきました。
ZBOX PI320 pico は Windows8.1 with Bing を採用しているとの事で価格がどうなるか気になります。microSDスロットもあるっぽい。いいなー。いいなー!

 

選択肢がどんどん増えていくので、ちっちゃいもの好きにとってはすばらしい時代がやってきたものです。
Saintsong Espresso に頬ずりしていたあの日からまだ 10年ちょい。技術の進化に敬服します。

 

LIVA の外箱の内ブタに書かれたメッセージのように、人生を謳歌するためのツールとして昇華できたらいいな。


稼動放置する前に、もうちょい色々やってみたいですね。楽しみです♪

 


 

§おまけ

 

うちの LIVA ちゃんが急にぷるんぷるんするようになりましたよ!

やったね!

 

以下、メイキングです(^^:

 

 

プレミアムレビュー応募時に「冷やっことツーショット」って書きました。
きっとそのおかげでうっかり当選しちゃったと確信していまして、運よくもめん豆腐でジャストなサイズのものも入手できて、よし!デコっちゃえ!と。

 

焼き海苔でケース境界、電源LED はキュウリ、ロゴはニンジンです。
加工中にどんどん水が抜けていって体積が縮んじゃって…_(:3 」 ∠)_
でも今回のレビュー項目の中では一番がんばったよ!

 

コンテじゃ最後にかつお節とお醤油かけるカットがあったんですが、いい具合に水抜き出来たせいで豆腐ステーキにされましたとさ/(^o^)\

 

あー、楽しいレビューだった!とんでもなく疲れたけど!

そしてレビューに使った動画を繋げたものも置いておきます。
19分くらいあります。クレイジー!\(^o^)/

 


 

§追記 20141003

 

Windows 10 Technical Preview版 をインストールしてみました。

Windows8.1 のインストールと工程的な差は無く、すんなりとインストールできました。

 

付属DVD の統合インストーラは OS のバージョンチェックに引っかかって先に進まないので、個別にひとつひとつ適用するハメになりましたが、全て正常に導入できました。

 

つくづく思うのは、いきなり既存UI のデスクトップを廃して Modern UI をタッチパネル非搭載機にまで強要したのが間違ってたわけで、使用シーンに合わせた UI をユーザに選ばせるか、高度に融合させる以外に普及するはずはなかったワケで。

 

Windows10 でようやくその糸口にたどり着いたというか、最初からそうしときゃよかったのに、という気持ちでいっぱいになりましたとさ。

 

Windows10 の正式版を楽しみに待ちたいと思います♪

 


 

 

§追記 20141129

 

BIOS 更新をしてみました。

 

2014年11月17日に ECS さんの LIVAちゃんのページに BIOS(2014年11月14日板) が追加されました。

  • Correct GPIO fucntion

という事で、無線LAN の挙動が修正されました。

症状は、こういうものでした。

  • 無線LAN アダプタを有効から無効にした状態で有効にしても有効にならない

うちの子の無線LAN はすこぶる調子がいいのでアダプタの有効・無効を操作した事が無かったので気付きませんでした。

Windows10TP で稼働中ですが試しにやってみました所、再現出来ました/(^o^)\
無線LAN アダプタを無効にしてしまうと有効にできなくなります。
有効化の操作を行った後に再起動を行えば無線LAN アダプタは有効化されますが面倒ですね。
絶対にこんな操作はしない!とは言い切れないので BIOS の更新を検討しました。

…と、その前にお約束。
BIOS の更新作業は自己責任です。
ECS さんのページにも注意事項が延々と書かれていますが、BIOS の更新作業は地味に危険な操作です。
デスクトップ機の場合だと、更新中に電源が落ちたりすると起動不能になる事が多いです。
そのためのフェイルセーフ機構が用意されているマザーボードも多いですが、LIVA にはそんなものはありません。ちっちゃいしね。

私は電源トラブルリスクを減らすために UPS に電源を接続して作業しました。
本当は対応OS である Windows8.1 にしてから作業するのが筋ですが、実験の意味も兼ねて Windows10TP で行いました。万全を期すためには対応OS で行いましょう。

そんなわけで心の準備が出来たので BIOS を更新してみます。

指定されたファイルをダウンロードしてみたら RAR 形式の書庫ファイルでした。
展開すると 5本のファイルが出てきます。

適用するには 管理者権限のコマンドプロンプトで付属のバッチファイルを起動すれば更新作業が始まります。
終われば勝手にリブートされて終了、という流れです。

eMMC に書庫を展開し、バッチファイルを実行しました。
バッチファイルの中身は Flashツールに引数を指定しただけのもので、更新完了時にリブートするように指示されています。

更新には約 1分45秒を要しました。
自動的にリブートがはじまり画面が暗転、BIOS が立ち上がるのを待ったのですが 10分経っても画面が出ません…。PowerLED は点灯しています。
もしややらかしたか!と血の気が引きましたが、電源ボタンを押して強制シャットダウンをして深呼吸後に電源を再投入。無事に立ち上がりましたヽ(゚∀゚)ノ

BIOS の設定は初期化されていましたので、再度設定をしました。
OS も無事起動し、無線LAN アダプタの無効から有効への切り替えが正常動作する事を確認しましたとさ。めでたしめでたし。

繰り返しになりますが、BIOS 更新は慎重に作業してくださいね。

 

  • 余談:
    ECS本社で公開されている最新BIOS は 2014年07月28日版です。
    ファイルは ZIP形式で配布されていました。
    2014年11月14日板は日本だけの公開なのかな?書庫形式も何故か RAR だし。
    リカバリレコードを付加してるわけでもないし、RAR である理由は OSの標準サポート外の書庫を用いる事で注意喚起と作業者をふるいにかけるためかな、と推測してみたり。

 


 

 

§追記 20141221

 

白LIVAちゃんのバックアップを行ってみました。

 


PC を新しく買ったり、クリーンインストールした直後は、起動ドライブの全体をバックアップするようにしています。私にとっては開封の儀に次いで重要な儀式のひとつです。
それはインストールされた OS 側からではなく、USBメモリや光学メディアから起動してのフルバックアップの事を指します。OSインストール済み製品の場合は、初回起動の前に、自作や OSレス機の場合は OSインストール直後の状態でバックアップしています。

当然、白LIVAちゃんでもそうしたかったんですが、レビューの初稿を作成していた時点では Paragon Backup & Recovery 2014 Free や EaseUS Todo Backup Free 7.0 で作成したリカバリメディアでは eMMC を認識できずにバックアップを作成する事が出来ませんでした。

INTEL の資料を見ても判りますが、eMMC は SATA に接続されているわけでは無いのでバックアップシステム側にドライバがないと認識はしてくれません。
そういう理由なので、インストールされた上記アプリケーションをインストールした OS上で実行すれば当然のように eMMC のバックアップを作成する事が出来ます。

当初、レビューではバックアップについても触れる予定だったんですが、応募時の内容に含めていなかった事もあって割愛しました。「出来なかった」という情報を記載しても良かったんですが、Windows8.1 ならば回復ドライブもありますし、多くの方には実害は無いと考えての判断です。

今後、廉価品やバッテリ駆動型端末を中心に eMMC 搭載機はどんどん増えていくでしょうし、Windows8系は標準でドライバを持ってますから新しい WinPE系のバックアップメディアであれば認識してくれるようになるだろうなーと時が満ちるのを待っていました。

そこで最近リリースされていた AOMEI Backupper Standard v2.1.0 を Windows10TechnicalPreview を入れた白LIVAちゃんにインストールして、WinPE のバックアップメディアを USBメモリに作成して試してみました。

 

 

ご覧の通り、無事に eMMC を認識しましたヽ(゚∀゚)ノ
バックアップ処理も時間は掛かりますが正常に終了。べりファイもOK。
ようやく心置きなく実験が出来るというものです。

皆様も転ばぬ先の杖として、バックアップとリカバリ手段を検討・確認してみてはいかがでしょうか。事が起こってからではスムーズな回復は望めませんよ(`・ω・´)

 


 

 

§追記 20150131

 

白LIVAちゃんに Windows10 TechnicalPreview日本語版Build9926 をインストールしました。

 

 

 

白LIVAちゃんに Windows10_TechnicalPreview_x64_JA-JP_9926.iso をインストールしてみました。

Rufus ver.1.4.12(Build 535) で USBメモリ(USB3.0)にインストールイメージを作成してインストールしました。今までの TechnicalPreview 同様、何の問題も無くすんなりと終わりました。

 

20分ちょい掛かる事とドライバを主導インストールしなきゃいけないのも同様です。

でも日本語になったおかげで以前の TechnicalPreview よりは扱いやすくなりましたね。

 


 

§追記 20150609

 

白LIVA ちゃんのゴム足を白いシリコンゴム製に替えました!

 

 

我が家の白LIVAちゃんのゴム足は分厚い輪ゴムを切って作った黄色いものでした。

 

たまたま白いシリコンゴムの板が見つかったので、コレを使ってゴム足を作って交換しました。

 

真っ白!真っ白ですよ!なかなかかわいくなりました>w<

 

更新: 2015/01/31
満足度

気軽に色々遊べます

最近は Windows の TechnicalPreview を試したり、ソフトウェアの導入試験をしたりと活躍してもらっています。

とにかく小さめなのと消費電力が小さいのでパワーユースには当然向きませんが、メディアプレイヤ的な使い方ならソコソコ使える HTPC として活躍出来ると思います。

 

eMMC の書き込み速度がすこぶる悪いので、ランダム書き込みが頻発するような用途では少々荷が重いかもしれません。

 

適材適所を意識した配置で活躍させてあげたい PC です。

 

更新: 2016/10/04

最近の動向(2016.10.04更新)

LIVAちゃんに関する動向を追ってみようと思います。

 

・2016.10.04 記

GPIOポート標準搭載の組込用途機の販売開始!

 

また急に地味~に当レビューのアクセスが伸びてたのでニュースを調べたらこんな記事が。

 

ECS、GPIOポート標準搭載、Windowsベースの組込向け小型ボード LIVA BAT-MINIを2016年10月1日より発売 : 読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/adv/science/release/detail/00029045.html

 

スペックを見ると無線LANモジュールが ac 対応になってたり、ヒートシンクが黒かったりしてますね。

「リンクスインターナショナル直販サイトにて2016年10月1日より発売、順次出荷」

との事で、もう世に出ている模様。

Intelさんのちっちゃい子たちと違い、ちょいと大き目だけどフルサイズのWindowsが動く、というのは強みになると思います。

希望小売価格は 12,778円(税抜) とのことです。あらお値打ち。

 

・2016.02.19 記

初代LIVA の巨大壁紙?

 

こんなツイートがリンクスさんのアカウントで投稿されました。

 

「茂みのLIVA」と題して、無駄に高解像度(5120*2880px 13MB)で需要のなさそうな?初代LIVAの壁紙作りました。重いのでご注意ください。

https://twitter.com/linksevent/status/700570679637254144

 

このタイミングで初代のイメージ戦略?などと勘ぐってみたり。

よくわかんないけど、面白い試みだと思います\(^o^)/

 

・2016.01.21 記

LIVA X2 が Barebone化!

 

完成品として展開していた LIVA X2 がついにベアボーンになります!

 

完全無音の小型PCキット「LIVA X2 Barebone」が発売 - AKIBA PC Hotline! http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/20160116_739322.html @watch_akibaさんから

 

こんなラインナップのようです。

・eMMC 64GB搭載モデル「LIVAX2-4/64」
・Intel製M.2 SSD 120GB搭載モデル「LIVAX2-4/120(M2)」

店頭価格は税込33,264円、税込36,504円とのことで、3千円差で 120GB の SSD 付き。

 

そして、こんな記事が。

 

AKIBA PC Hotline!週間アクセスランキング - AKIBA PC Hotline! http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/rank/access/20160120_739761.html @watch_akibaさんから

 

LIVA X2 Barebone の記事の PV が約6万6千とのことで、まだまだ LIVA ちゃんファミリーは注目を集めているようで安心します。

 

願わくば、もうちょい安くなりませんか?(^^;

 

・2015.10.26 記

いつのまにか、こんなサイトが出来上がっていました。

知ったのは 2015.10.19 にリンクスさんから届いたメールでした。

 

「組み込み向けパソコン基板 - 手のひらサイズの高性能ボード」
http://liva.links.co.jp/

 

サブドメイン名だけ見ると LIVAちゃんのブランドサイトに見えるんですが、このサイトは法人向けに LIVAちゃんのマザーを組み込み用途に使おうよ!というサイトです。

 

Intel Celeron N2807を搭載したWindowsベースの組込向けボード「LIVA BAT-MINI」

 

とありますが、LIVAちゃんのマザー名のままですね。

LIVA-C0-2G-64G-W や LIVA-C0-2G-32G-W のマザーがベース(もしくは同じもの)だと思います。

 

採用実績としてはこんな記述もあります。

 

約数十台の採用実績 区役所の処理端末として導入
約百台の採用実績 監視カメラユニットとして採用
約数千台の採用実績 歌詞を表示するスピーカに組み込み
約一万台の採用実績例 動画視聴端末としてOEM

 

Windowsベースですし、なんでもそつなくこなせますもんね。

FAQ を見ると GPIO 含めて色々なカスタマイズが可能になっています。
組み込み用途として大量導入も軽コストで行えるように配慮されています。

 

LIVAちゃんのままでも役所や事務所などでは即戦力だと思いますが、大量導入にもこういう手段で対応できるのは選択肢の広がりとして考えると喜ばしい事です。

すでに X2 や Core が登場している中でも、まだまだ LIVAちゃんは頑張れそうです!

 

・2015.06.09 記

 COMPUTEX TAIPEI 2015 - ECS、スタイリッシュになってラインナップも拡充した新型「LIVA」 | マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2015/06/08/computex30/

COMPUTEX TAIPEI 2015:ECS、Skylakeな「One」にCore Mな「LIVA Core」を公開 - ITmedia PC USER http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1506/06/news017.html

LIVA のラインナップが COMPUTEX TAIPEI 2015 にて より詳細が公開されていました。

初見で LIVA Core にモニタがくっついてるのかと思ったら透明な天板でした(^^:
キカイダーみたいな感じですかね?

M.2 に SSD を搭載できるようになっていたり、IEEE802.11ac に対応していたりと正常進化しています。

LIVA Core は HDMI が 2系統あるので、単体でデュアルモニタが使えるって事かな?色々と使い道がありそう♪

LIVA Core は約 600ドル以降、LIVA X2 は約 220ドル前後2015年6月中の発売が予定されているそうです。

LIVA One なんてスリム筐体の LIVA も出てくるんですね。これは CPU がオンボードじゃなくて Skylake を載せるベアボーンとの事。こりゃ楽しみ。

・2015.03.20 記

LIVA X 登場で浮かれる今日この頃ですが、ドイツで開催中の CeBIT にて、Core M搭載の LIVA Core および LIVA X2 が発表されています。

 

参考:http://www.legitreviews.com/ecs-liva-core-liva-x2-mini-pcs-shown-off-cebit_160334

 

LIVA Core は黒くてモニタ(タッチパネル式かな?)がくっついてて、タブレットではない「モニタ付き小型PC」という風貌。こういうの大好き(=ΦωΦ=)

※20150609 ただのクリアパネルな天板でした/(^o^)\

Braswell-M との事で性能面での向上も更に期待できます。投入が待ち遠しい!!!

 

LIVA X2 は白くて丸っこい、にゃんこっぽい外観の、従来の LIVA シリーズを踏襲したプロダクトのようです。よりリビングなどになじむデザインでは無いでしょうか。

こんな白くて丸い子が転がってるのを想像するだけでムズムズします(〃▽〃)

 

with Bing じゃなくていいので、さっさと出してくださいお願いします!

 

ついでに、eMMC 32GB で withBing モデルの LIVA-C0-2G-32G-W-OS が約4千円値下げで 24,000円前後になる事です。

http://news.mynavi.jp/news/2015/03/19/208/

 

・2015.02.26 記

 気付いたら LIVA X の発売日が決定していました!\(^o^)/

http://www.links.co.jp/item/liva-x/ によると、2015年2月28日ですって!あさってじゃないか!/(^o^)\

google検索で LIVA X のニュースアラートを気にしてたらとっくに決まってたなんて!

そして本日、プレミアムレビューの募集も開始されました!

今夜はごちそうだね!

 

・2014.12.26 記

 ついに LIVA X が発表になりました!\(^o^)/

http://www.ecs.com.tw/ECSWebSite/Product/Product_LIVA_X.aspx

メモリが 4GB になって mSATA もあるようです。

USBコネクタも増えてますし、大きいヒートシンクも付くようです。

リンクスさんの取り扱い機種では OSなしモデルのようですが、価格が気になりますね。

LIVA X はかわいらしさが薄れちゃってて少ししょんぼり。

待ち遠しい!価格がどうなるかちょっと怖いですが、白LIVAちゃんと並べてみたいな。

 

・2014.12.17 記

 ユニットコムさんが Win8.1 with Bing / eMMC 64GB の黒LIVAちゃんの販売を発表しました。( http://www.unitcom.co.jp/info/press/2014121603.pdf )

リンクスさんでの取り扱いでは Win8.1モデルは今のところ白筐体だけなので、黒い子が欲しい方は保守部品で黒ケースを別途入手する必要がありましたが、選択肢が増えた事になりますね。
こういう販売店ごとの差別化が出来るのはいいと思います。いっそ当初の筐体デザインコンテストみたいに色んなケースを出せばよかったのになー。モデリングデータ販売で各自 3D出力して使うっていうのも今は可能になりましたし。

そしてこの 64GB with Bing な黒LIVAちゃんにはタッチパッド付ワイヤレスキーボードも付いてくるようです。

組み立ててすぐに使えるって事ですね。いい組み合わせだと思います。
パソコン工房さんの製品ページでは、Logicool Wireless Touch Keyboard k400r( http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/wireless-touch-keyboard-k400r ) との事。
k400r は 2.4GHz帯の USBドングルを使うタイプのはずなので、LIVAちゃんの USBコネクタがひとつなくなってしまいますね…。
理想的なのは bluetooth キーボードですが、ペアリングの手間や UEFI 操作を考えると仕方の無い選択肢かもしれませんね。

これで次は次期LIVA の正式発表が待ち遠しくなってきますヽ(゚∀゚)ノ
2014 年は BayTrail のおかげで小型PC カテゴリがとても賑わいました。マウスコンピューターさんの m-Stick も年内に登場しちゃいましたし興奮しっぱなしで過ぎようとしています。来年も INTELさん次第ではありますがエキサイティングな年になってくれないかなー。

やはり次の LIVAちゃんがどんな子になるのか興味津々なのです。ハイパワーに寄せてくるのか更なる小型化に寄せてくるのか…。
LIVAシリーズがこれからもエントリー機として手軽に手に取ってもらえる製品になってくれる事をファンとして心から願っています♪

 

・2014.12.06 記

Windows8.1 with Bing 搭載版の白LIVAちゃんが、ついに販売開始になったようです。

秋葉原の各取り扱いショップさんでは店頭販売されているとツイッターで告知されていました!気になっている方は店頭で実物を見てくださいね☆

マウスコンピューターさんの m-Stick も急遽投入されて超小型PC 界隈が活気付いております。性能的にはみな似たような感じですが、eMMC 容量や映像出力、USBポート数などに特徴があるので、要望にあった製品が見つかると思います。ぜひぜひ超小型PC の世界へお越しくださいませ♪

 

・2014.11.21 記

Windows8.1 with Bing 搭載版が正式に発表になってから、メディアの露出が再び多くなってきました。

秋葉原の取り扱い店舗では本日から予約を受け付けているそうですし、amazon.co.jp などの通販サイトでも商品がエントリされています。

お値段はイベント発表時より少し上がって 32GB版が 28,000円前後、64GB が 30,000円前後となっているようです。お店によって価格は多少違っています。

そんな中、ドスパラさんで取り扱っていた、黒LIVAちゃんに Windows 8.1 with Bing 64bit をプリインストールした Diginnos LIVA11月27日19時までの期間限定ではありますが 18,500円という価格で販売中です。


「ドスパラ22周年祭 ファイナル」の特価PC:ドスパラ、超小型Windows PC「Diginnos LIVA」を“税別1万8500円”で限定販売――11月27日19時まで - ITmedia PC USER http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1411/21/news114.html

 

黒LIVAちゃんは白LIVAちゃんの先にリリースされていた eMMC が 32GB で黒筐体の製品ですが、もし LIVA-C0-2G-32G-W-OS を狙っている方であれば、なかなかお得な選択肢では無いでしょうか。

白筐体が欲しければ、保守パーツで筐体だけ用意するという手もありますヽ(゚∀゚)ノ

 

・2014.11.20 記

リンクスさんのHP( http://www.links.co.jp/item/liva/ ) によると、ついに 2014年12月06日に Windows 8.1 with Bing を搭載した白LIVA ちゃんが発売決定のようです。10月のイベント発表から少しずれ込んだけどやったねヽ(゚∀゚)ノ

型番は LIVA-C0-2G-64G-W-OSLIVA-C0-2G-32G-W-OS となっていますので、ベースは当レビュー製品の LIVA-C0-2G-64G-W で、色も白色という事ですね。SoC も N2807 のままです(^^:

価格表記はどこだろう?見当たらないなぁ。

 

イベント発表通りならば価格的な破壊力は小さめですが、OSインストール不要で気軽に体験できるのは十分魅力的かと思います。

 

願わくば、何でも出来る万能小型デスクトップと誤解して購入後「こんなはずじゃ…」と落胆する方が出ないことを祈ります。

この小ささ、消費電力量をぜひ体験して頂きたいです。

端的に言えば3万円前後の Win8.1 搭載タブレットと似たようなパフォーマンスなので LIVAちゃんが気になっていて未体験の方は店頭でタブレットを触って確認してみましょう!(・з・)

 

・2014.10.30 記

ZIGSOWさんのアカウントもリツイートしていた下記のツイートにて Windows8.1 with Bing 搭載版の発売時期と価格が出ていました。

https://twitter.com/hrhktym/status/527447921982070785

 

11月発売、筐体カラーは白、eMMC 容量が 32GB と 64GB の 2種が出るようです。

・32GB 24,800円(税別)

・64GB 26.800円(税別)

 

黒LIVA と白LIVA が白筐体で Bing プリインストールってな感じですね。

32GB と 64GB の推奨売価差が 2160円なら、64GB一択かな?

実売価格差はもうちょい縮まりそうですし。

 

他社競合製品の価格設定からも予想は出来た価格設定ですが、もうちょい下だったらインパクトがあったのになぁ。

 

・2014.10.28 記

2014年10月29日から幕張メッセで開催される「第4回 スマートフォン&モバイル EXPO【秋】」での株式会社リンクスインターナショナルさんの出展内容が公開されていますが、その中に Windows 8.1 with Bing を搭載した LIVAちゃんの告知がありました!

 

詳細は会場にて発表だと思いますが、筐体の色や販売価格が大変気になります。

価格次第では更なる LIVAちゃん仲間が増える事になりそうで、ワクワクしますね!

各メディアやリンクスさんの発表を待ちたいと思います♪

 

コメント (11)

  • KAOさん

    2014/09/17

    とても詳しく書かれていてLIVAのことがとってもよくわかりました。
    お豆腐のLIVAにもびっくりです。

    レビューお疲れ様でした(*´ω`*)
  • ぴょんきちさん

    2014/09/17

    KAOさん、ありがとうございます♪
    実はお豆腐動画だけ見ていただければ満足なのです( ´ ▽ ` )
  • ちばとどさん

    2014/09/20

    動画がスゴイですね。よくわかりました。
    自作ゴム足に共感しました。これは、付属してほしいところですね。
    ケースが1度はめ込んだら、とても外しにくい作りですね。特にツメの位置は外からわかりにくいので、いつかこの系列機を入手することがあれば参考になりそうです。
    そして、デコ木綿豆腐!ステーキに向いてますね。好きです。
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