レビューメディア「ジグソー」

高機能でも本物でもないアイテムが、夏を彩る。

 

我が家の夏の風物詩、「グリーンシェード」。


夏がくると、日差し対策で窓の外にフェイクグリーンを使ったシェードをかけるのが毎年の行事のようになっています。夏の気配がしたら設置し、涼しくなって秋の気配がしたら撤去する感じ。


ホームセンターで購入できる簡単お手軽な日差し除けなのですが、目隠しにもなり、カーテンのようにバタバタと五月蠅い音がしないし、冷房効率も上がるという、実用的なアイテムとなっています。

 

グリーンシェードとはグリーンカーテンとも言われることが多いのですが、窓の外に網を張りそこに蔦やツルなどの植物を絡ませて平面に敷き詰めていくことで、日差しをカットするカーテンを作るというものです。


リアルの植物でグリーンシェードを作ると手間も時間もかかり大変なのですが、フェイクグリーンを使ってさくっとお気軽に設置できるのは嬉しいですね。

 

 

  

本来は、フェンスに貼り付けて目隠しにするための単純なアイテムです。
これを窓の外に吊り下げて、簡易的なグリーンシェードにするというアイデアです!


色はダークグリーンとライトグリーンがあるのですが、サイズは1種類です。広く使いたい時は複数を購入し結合させれば大丈夫です。

ネットを探すと、これより大きいものもあります。たぶん同じものだと思う。

 

 

  

こんな感じでロールで売られています。
ダークグリーンの方が本物っぽく見え、ライトグリーンはより明るく見えます。今年はライトグリーンを仕掛けました。

 

 

 

風でばたばたさせないためには、下部に重りをつける必要があります。
接地面が土なら杭を打って縛るだけですが、バルコニーなどで細工ができない場合は何か重い物を下部に縛り付ける必要があります。ここではアルミフレーム材を重りにして縛っています。

 

 

 

ちなみに2メートルは結構長いので、わりと余ります。

 

 

 

空が見えるように、物干し竿にかけて使用してみました。
ひっかけるだけなので設置はものすごく簡単。

葉っぱを密集させたことで日光があんまり入ってこなくなるはずなので、やっぱりある程度のスカスカ感は必要かも。
ただ、グリーンシェードを設置する人は本来「日差しをカットするため」だと思うので、威力を発揮するためにはやっぱりこのくらいが必要。

 

 

 

2枚ぐらいを重ねて張れば、目隠し効果もアップです。
向こう側はほとんど見えません。でも風は通り抜けてくるので涼しいです。

僕の場合は、目隠し目的で窓から離して設置したので、上から日差しが普通に入ってくるのですが、日差し対策する場合は窓のすぐ外に設置する方が効果的だと思います。
グリーンシェードのメリットは、この「窓の外に設置する」。
通常の遮熱カーテン等が「窓から部屋に入ってきた熱を反射する」という機能なので、実は部屋内に熱が入っているので遮熱効果が高いといえません。
それに比べ、グリーンシェードは事前に窓外で熱遮断しているので、部屋の温度に影響が少なく快適なのです。

また、通常のシェードやカーテンだと布や半透明フィルムなどで完全に視界を遮るものばかりなのですが、このグリーンシェードならリーフとリーフの間に適度に隙間があるので、風や光を通します。閉塞感がありません。

室内からはある程度外の様子が見えるけど、外から室内の様子はあまり見えないという状況にすることができます。

 

 

 

部屋の中から見ても、生け垣のような感じで、なかなか良い感じ。
普通の目隠しだと味気無いのですが、こういうデザインにすることで目に優しく可愛くできますね。
これは自分でもなかなかのアイデアだと思います。

 

もちろん、普通のシェードのように窓の上部に取り付ければ、完全に窓を覆うこともできます。うちの場合は吹き抜けがあるので、完全に塞ぐのは考えても無い。

 

葉っぱと葉っぱの間から風が入ってくるので、とても涼しい。


この葉っぱはニセモノなので機能を持っていないのですが、これが本物の葉っぱだとかなり涼しいと聞きます。

植物の葉っぱの中に含まれる水分が日差しで蒸発し、それが気化する時に周囲の熱を奪うので涼しくなるのです。
昔の人がよく家の前の道路のコンクリートに水を撒くのがあるのですが、あれと同じ理由です。

本物のグリーンシェードって、よくできたシステムだと思います。

 

 

 

ワンコも大喜びで、揺れるグリーンリーフを見ています。

 

 

 

グリーンシェードは窓の外に吊るす方が遮熱効果が高いのですが、お手軽に設置するには窓内に吊るす場合もあります。突っ張り棒を使って簡単に設置できます。

 

 

 

このキッチンカウンター背後、ちょっと殺風景な大型縦型窓も…。

 

 

 

こんな感じに窓を隠すと、明るさを確保しながらちょっとした涼感が得られます。
窓の外ではなく内側に設置した場合はフェイクグリーンが分かりやすいですが、壁面緑化のような新しい見せ方ができます。木漏れ日はこちらのパターンの方が綺麗に出ますね。

 

とにかく光が綺麗に見えるので、インテリアとしても評判が良いですよ。

更新: 2021/09/23
デザイン性と機能美

新緑と木洩れ陽が重なれば、暮らしは輝く。

強い日差しを遮るアイテムは数多くあり、その中では機能的には優れているとはいえません。遮光カーテンや特殊フィルムなどの方が、夏の暑さを凌ぐには強い味方でしょう。

 

フェイク素材によるグリーンシェードは、わりといい加減な遮熱効果を持ち、ニセモノ植物という外見を持つという、ちょっとイタズラがすぎるアイテムの利用方法です。

 

高機能でも、本物でもない。そして高価でもない。
そんなアイテムだからこそ、すっと生活に溶け込んでくるのかもしれない。

更新: 2021/09/23
メンテナンス性

フェイクグリーンで手間いらず

本物の植物なら水やりに虫よけに育成、と結構な手間がかかるのに対し、フェイクなので何の手間もかかりません。素材的に水はけもよく、埃のような汚れも雨で流されるので掃除の必要もありません。

あえて作業があるとしたら、時々取れてしまう葉っぱを再度接着剤でくっつけるくらいでしょうか……。

更新: 2021/09/23
コストパフォーマンス

ワンシーズンでも良いコスパ

ワンシーズンで買い換える必要性は無く、長持ちします。

外に吊るしたものは、天気の良い日にホースで水をかけておけば綺麗になり、あっという間に乾くのでくるくると巻いてしまうだけです。

 

ただ、昔に比べて値段が上昇傾向にあるので、見かけたときに購入しておくのも手です。
このアイテムは、カインズでは夏シーズンだけ販売されています。

更新: 2021/09/23
happy指数

ある夏の日は、風も光も微笑んだようだった

猛暑でも、ゆらめきながら木漏れ日のように光が差し込み、優しい風が頬を撫でていくような夏の一日を造るグリーンシェードは、充実した夏を体験させてくれます。

 

過酷な夏の暑さにクーラーという文明の利器も良いですが、自然の猛威に立ち向かうのではなく。

ちょっとした人間の智慧と創意によって、ゆるかやかに麗しく寄り添うように、対話するように、お互いを認めて自然を感じていく。

 

光を、大地を風を感じ、その中で生きていく。

 

そんな風なライフスタイルも、逆に贅沢なのかもしれないですね。

  • 購入金額

    2,480円

  • 購入日

    2021年09月22日

  • 購入場所

    カインズ

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