レビューメディア「ジグソー」

ファイル置き場なので大容量であることが大事

現在自宅内でメディアファイル配信用に使っているサーバーは、Core i7-3770とASRock H77M-ITXを組み合わせた、Mini-ITXのPCです。

 

 

 

 

 

 

 

設置スペースを重視した代償ではあるのですが、Mini-ITXであるだけにHDDの搭載台数が限られます。かなり強引な詰め方をしても、起動用のSSD以外には、3.5インチHDDを2台搭載するのが限度です。

 

そのため、ここに搭載するHDDは信頼性もさること(録画PCでもあり、原則的に24時間常時動かすため)ながら、とにかく1台当たりの容量が大きいものを搭載する必要があります。

 

現時点では8TBのSeagate IronWolf ST8000VN0022と、6TBのTOSHIBA MG04ACA600Eを搭載して14TBとしていたのですが、どちらのHDDも空き容量が1TBをとっくに割り込んでいます。

 

 

 

 

 

 

差し当たって特に消費量が激しい、ビデオファイルとハイレゾWAVを中心とするオーディオファイルを保管するST8000VN0022の方を交換するために購入したのが、今回掲載するWesternDigital WD Purple WD100PURZです。

 

 

 

 

 

今回はバッファローダイレクトで販売されていた中古品を購入しています。以前同じく中古扱いで購入したSSDが殆ど未使用に等しいものでしたので、それを期待していた面もあったわけです。

 

 

 

 

 

 

 

出荷時の帯電防止パッケージではないので、本当の中古の様な気がします…。

更新: 2018/10/15
総評

容量単価が安く、連続稼働対応

まずはCrystal Disk Infoでステータスを確認してみましょう。

 

 

 

 

 

 

130時間以上動作していたということで、本格的に使われていたわけでは無いものの、中古品というべきコンディションでした。まあ、S.M.A.R.Tのステータスに問題はないようですので、気にせずにこのまま使います。

 

WD Purpleには10TBモデルが2種類用意されています。今回掲載しているWD100PURZは回転数が5,400rpmクラス(クラスと表記されているのはIntelliPowerによって制御されているためと思われます)、そしてWD101PURZは7,200rpmクラスとなっています。

 

WD100PURZはMTBFが100万時間、WD101PURZはMTBFが150万時間となってますが、それ以外の仕様から判断して、WD100PURZはWD RedのWD100EFAXと、WD101PURZはWD Red ProのWD101KFBXと、それぞれメカ的には同等なのではないかと思われます。

 

Western Digitalの大容量HDDでは、ヘリウムガスを封入した「HelioSeal」テクノロジーが採用されているものがありますが、このWD100PURZもそれに該当する機種です。元々「HelioSeal」はHGSTが開発したヘリウムガス充填HDDの技術でしたが、HGSTがWestern Digitalに買収されたことでWestern Digital製品にも利用されるようになっています。「HelioSeal」は、通常の空気ではなくヘリウムガスを充填することでHDD内部のプラッターが回転する際に発生する気体抵抗を小さくすることができ、回転が安定することから通常のHDDよりもプラッターを薄型化して搭載枚数を増やし、HDDの容量を向上させるという目的で採用されています。また、抵抗が減る事で低消費電力化や静音化も期待できます。ヘリウムを充填するために機密性が要求されることから、さらに静音化が進むことにもなります。

 

 

それではST8000VN0022のデータをここに移す前に、ベンチマークテストの値を取得しておきましょう。

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 6.0.1
▲Crystal Disk Mark 6.0.1

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 5.1.0
▲Crystal Disk Mark 5.1.0

 

 

 

公称値で最大転送速度210MB/sとなっていますので、ほぼ仕様通りの結果と考えて良いのではないかと思います。

 

WD Purpleは本来監視カメラ等での録画用を想定した製品であり、複数の映像を同時に記録してもフレーム落ちを発生させないことを重視したHDDです。その意味では映像の録再で真価が発揮される製品であり、ベンチマークの結果だけでは真価は発揮されません。それでも5,400rpmクラスでこの程度の性能を発揮しているのですから充分に優秀といえるでしょう。

 

今回は映像や音声の保管用に使うことになりますので、WD Purpleの想定通りとはいかないものの割合近い用途での運用となりますので、丁度良さそうにも思えます。

 

今回はWD Redの8TB程度の価格で購入していますので、取り敢えずは納得のいく内容ではあるといえます。

  • 購入金額

    25,800円

  • 購入日

    2018年10月12日

  • 購入場所

    バッファローダイレクト

18人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • kensanさん

    2018/10/17

    USEDのHDD等は自分が使っていたものは別にして、遠慮していたのですがまあまあ使えるのですね。当たり外れもあるのでしょうか?
  • jive9821さん

    2018/10/17

    > kensan さん

    普段は当然この類の用途には新品のHDDを買ってくるのですが、ここで先日買ったSSDが通電2回、使用時間1時間未満というものでしたので、同じようなものが出てくることを期待して買ってみたわけです。

    残念ながらある程度使われた品ではありましたが、まあ130時間程度ならあまり気にすることもないかと思い、そのまま使っています。

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