レビューメディア「ジグソー」

使い方次第でとっても便利です

2016.08.16 「ファームウェア&ソフトウェア アップデート」追加

 


 

【概 要】

内容物
内容物

 

 USB充電機能付きの Wi-Fi SDカードリーダーになります。

 SDカードだけでなく、USBメモリへも読み書きを行うことが出来ます。

 対応SDカードは SD、SDHC、SDXC(128GBまでメーカー動作確認済)となっています。

 サイズは約118 x 79 x 14mmで、重さが約120g。

 3,000mAhの充電器としても使えますので、思ったより小さく収まっているなぁという印象です。

 ネットワーク機能で特筆すべきは、通常この手の製品はスマホ等と 1対1の接続を行うモノが多いですが、「インターネットブリッジ」に対応することにより無線APを介し既存のネットワークからアクセスすることが出来ます。※1

 対応機器は

   ・iOS4.0以降のiPhone、iPad、iPod touch
   ・Android 2.2以降のスマートフォン、タブレット
   ・Windows PC、Mac

 となっていますので、家の中でネットワークに繋げられる環境があれば本品にアクセスできるのです。

    ※1 要 WPA、WPA2、WPA&WPA2暗号化方式の無線AP


【外 観】


 まずは外観から見ていきます。


 SDカードメモリスロットの隣にリセット穴があり、その隣に USB端子があります。

 他機器に充電を行うのもこちらの USB端子を使いますが、接続するだけで充電が始まり充電の完了は接続した機器の方で確認することになります。

 使い勝手もあまりよくないので、あくまで緊急用として考えていた方が良さそうです。

 そして、上面にある LEDランプは右から

  ・電源/電池残量確認ランプ
    電源の ON/OFF及び色や点灯状況により電池残量の状況

  ・SDカード アクセスランプ
    SDカードの装着状態及びアクセス状況

  ・Wi-Fi ランプ
    Wi-Fiの動作状況

  ・インターネット接続ランプ
    インターネットへの接続状況        ※各名称は勝手に名付けています

 側面には電源ボタンと microUSB端子があります。


 microUSB端子は、本品への充電時と PCと接続することにより有線接続のカードリーダーとなります。


【Android端末からの利用】


※xperia GXで行った操作を元に説明しております。

 携帯端末からの接続は無償提供されている専用アプリから行ないます。

 まず Google playから「WiDrawer」を検索しインストールします。

   ※ iOS端末は、AppStoreから「WiDrawer」を検索しインストールします。

 SDカードまたは USBメモリを差し込んでから、本体の電源を入れます。

  ※同時挿しも可能です。

 「電源/電池残量確認ランプ」「SDカード アクセスランプ」「Wi-Fi ランプ」が点灯したことを確認し次に進みます。
 (約 1分ほどかかります)

 携帯端末から「WiDrawer」を起動します。


 Wi-Fi設定の確認を行うようにメッセージが表示されるので、[OK]をタップし設定画面に移ります。

  ※正規のマニュアルでは先に端末で Wi-Fi設定を行う流れになっていますが、
    先にアプリを起動した方が手間が少ないので、この方法で行っています。


 「WiDrawer-xxxx」を選択しパスワードを入力します。
  ※パスワードはマニュアルに記載されています。


 [接続]をタップし、IPアドレスの取得まですみ接続出来たら、戻るボタンをタップし「WiDrawer」に戻ります。


 「SDCard_Volume1」が SDカードで、「USBDisk_Volume1」が USBメモリになります。

 以下通常のフォルダ構造になっており、フォルダや対応したアイコンで表示されます。

 


 iOSと Androidでは対応してるファイル形式が異なっており、以下の様になっています。

  ○オーディオ
    iOS:mp3、aac、m4a、wav、aiff
    Android:mp3

  ○ビデオ
    iOS:mp4、mov、m4v
    Android:mp4

  ○写真
    iOS:jpg、tif、gif、bmp、png
    Android:jpg、png

  ○ドキュメント
    iOS:text、excel、word、power point、pdf、keynote、numbers、pages
    Android:text、excel、word、power point、pdf

 このうち、画像と音楽再生は内蔵のプレーヤをもっているようですが、他の形式は対応したアプリケーションをインストールしておくことで再生/閲覧が出来るようになっています。


【PCからの利用】


※今回 Windows 8端末より行っていますが、「Windows 8 / 7/ Vista / XP」が対応しております。

 あらかじめラトックのホームページより専用ツールの「FindWiDrawer」をダウンロードしておきます。

 PCからの利用は Wi-Fi接続の出来る端末から行います。

 まず「WiDrawer-xxxx」のネットワークに接続します。


  ※初期パスワードはマニュアルに記載されています。

 続いて「FindWiDrawer」を起動します。


   ※この時アプリが起動されずにファイアウォールの警告が表示されたら、
     アクセスを許可してください。


 デバイス一覧内のデバイスを選択し「My Storage」をクリックします。


 ユーザー名とパスワードを入力し[OK]をクリックします。


  ※初期ユーザー名とパスワードはマニュアルに記載されています。


 ネットワークドライブとして接続され、エクスプローラーが起動します。


【各種設定】


 ファームウェアのアップデートやインターネット接続設定などは、PCからしか行うことが出来ません。

 

  ※ ファームウェアVer.2.000.088以降からスマホからも出来る様になっているようです
     (2016.08.16追記)

 前述の「PCからの利用」で使用した「FindWiDrawer」を使います。

 「FindWiDrawer」を起動したら[ログイン]をクリックします。


 ログイン画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入力し[ログイン]をクリックします。

  ※初期ユーザー名とパスワードはマニュアルに記載されています。


 初期起動時にはウィザードが起動されるので、このまま設定を見ていきます。


 [次へ]をクリックします。


 インターネット設定画面が開くので、既存の無線LAN環境に接続したい場合はここで設定します。

 「SSID」欄の横の三角をクリックすると見つかった SSIDが表示されるので、接続したい SSIDを選択しパスワードを入力します。

 この時、WPA、WPA2に対応していないネットワークだと接続することが出来ません。

 現在の家での環境は WEPでしか構築していないので、後日検証してみたいと思います。

 [スキップ]または[次へ]をクリックします。


 Wi-Fi & LAN設定画面が開きます。

 初期設定が表示されているので変更する場合はここで行ないます。

 [スキップ]または[次へ]をクリックします。


 ユーザー設定画面が開きます。

 ユーザー名とパスワードを変更したい場合はここで行います。

 [スキップ]または[次へ]をクリックします。


 設定の更新のために本体の再起動がかかります。


 再起動が済んだのを見計らい再接続されると、初期画面が表示されます。

 2回目以降はログイン後この画面が表示されます。

 また、インターネット設定を行った場合は、このままでは再接続できないので、PCの Wi-Fiの変更後「FindWiDrawer」を起動し直します。


【終わりに】


 この製品が出る前くらいに相次いで Wi-Fi対応のカードリーダーが発売され、その中でも充電機能とインターネット接続機能のある本品を選びました。

 しかし、インターネット接続機能はセキュリティで WPA、WPA2にしか対応していないため残念ながらうちの既存の環境(WEP)に繋ぐことは出来ませんでした。

 もう WEPなんて使ってちゃダメだってことですかね(^^;

 このインターネット接続の設定はこの機能が欲しくて選んだようなものなので、後日必ず設定したいと思います。

 既存の設定変更が大変なので、また無線APが増えちゃうなぁ.....

 あと、レビュー中には書きませんでしたが USBメモリが使えるならば HDDは?ということで、こちらを接続してみました。

 当然?本品からの電源供給だけではダメだろうと更にUSB給電してみたのですが、全く認識されませんでした。

 マニュアルでは「USBフラッシュメモリ」に接続できるとしか書いておらず、制限でもかけているのかなぁ。

 この辺も、ACアダプタから給電している外付けHDDや SSDの入っているポータブルストレージなどでも試してみたいところです。

 まぁ、いろいろ調べても実際に使うのは SDカードを挿しこんで nexus 7から書籍や動画の再生に使うのがメインになると思うので、動画の再生状況なども追記したいと思います。

 他の利用予定としては、デジカメで撮った画像をスマホ経由で Facebookにアップしたり、家の中でのネットワーク共有のカードリーダーとして使うつもりです。

しっかり使いこなせればかなり便利(予定)なんですが、どうなることやら。

 

 

------ 2013.3.2 追記 ------

 

 ポータブルSSDのレビューを行った時に本品に接続してみたところ、問題なく使用することが出来ました。

 上記はNTFSでフォーマットされていたことをすっかり忘れており、mickeyさんの気になるもの登録のコメントで気づきました(^^;

 

 調べてみると「exFATやNTFSフォーマットにも対応」となっていました。

 

 なかなか、使えるやつです(^^

 

 そして、A-DATA製のHDDはダメでしたが I-O DATA製のHDDを接続してみると特に他から電源供給することなく使用することが出来ました。


NTFSフォーマット


FAT32フォーマット

 

 A-DATA製のHDDも再度ケーブルを変えたりしてやってみたのですが、やっぱり認識されませんでした。

 

 理由は分かりませんが、とりあえず HDDだから接続できなかった訳ではなかったようです。

更新: 2016/08/16

ファームウェア&ソフトウェア アップデート


 

 

最近は本品の必要性が低くなり全く使用していなかったのですが、思うところがあり久しぶりに接続しようとするも、購入当時に使用していたスマホと PC環境は無く、新たにインストールし直しする事に。

 

まず、スマホに「WiDrawer」をインストールしようとしたら、

 

WiDrawer2」なるアプリが出ているようです。

 

内容を確認すると Android OS 5.x以上は「WiDrawer2」を使用しなくてはならないようで、Xperiaで利用するにはこちらを入れなくてはなりません。

 

使用条件を確認すると、本体のファームウェアを Ver.3以上にしなくてはならないようです。

(逆に Android 4.x以下の場合は、ファームウェアは Ver.2台にしておかないと
 接続できないようです)

 

購入してから一度もファームウェアのアップデートなんて行った覚えが無いので、前述の【各種設定】の項で貼ってある画面の画像の下の方に表示されている「2.000.070」でまず間違いがありません。

 

という事であらかじめメーカーのホームページからファームウェアをダウンロードしておきます。

 

 ※ Wi-Fiストレージ[RATOC]
 
 (トップ > ダウンロード > ソフトウェアダウンロード > Wi-Fiストレージ)

 

上記リンクページより該当機種(REX-WIFISD1)の最新ファームウェアをダウンロードしてきます。

併せて Windows用のツール「FindWiDrawer」もダウンロードしてきます。

(2013年公開のアプリですが Windows 10も対応になっています)

 

ファームウェアのアップデート方法は、前述の【PCからの利用】から行えば途中まで一緒ですが、すっかり忘れているので、補足しながら手順を追っていきます。

 

 


ファームウェアのアップデート

ファームウェアのアップデートを行なうには、まず本体起動前に SDカードまたはUSBストレージを接続しておく必要があります

(あくまで作業スペースの為のようで中のファイル等は消える事は無いようです)

 

続いて本体の電源を入れ、前準備は終了です。

 

今回は Windows 10にアップデート済みの ASUS VivoTab Note 8で行ないました。

 

本品に繋げるためには固定IPではなく、DHCP接続にしておかねばなりません。
(通常は DHCPにしていると思いますが)

 

先の手順通り、「WiDrawer-xxxx」のネットワークに Wi-Fi接続し、「FindWiDrawer」を起動します。

 

デバイス一覧内のデバイスを選択し[ログイン]をクリックします。

 

ブラウザが起動しログイン画面が表示されるので、ユーザー名とパスワードを入れると一度設定しているのでホーム画面が表示されます。

 

 

[システム] – [Firmware update]を開きます。

 

 

[更新]をクリックするとファイルの選択画面が表示されますので、ダウンロードしたファームウェアを選択し、[開く]をクリックします。

 

 

元の画面に戻ると選択したファームウェアのファイル名が表示されています。

[適用]をクリックします。

 

 

ファームウェアのアップデートが開始され、5分のカウントダウンが始まります。

 

 

カウントダウンが終了すると次のように画面が変わるので、

 

 

再度、「WiDrawer-xxxx」のネットワークに接続し、管理画面を表示させます。

 

 

[Firmware update]で新しいバージョンになっていれば成功です。

 

[3.000.046] の変更内容は下記の様になっています。

[追加]

  • DLNAサーバー機能を追加しました。
  • ゲストユーザー(特定フォルダ以下のみアクセス可能なユーザー)を追加しました。

[変更]

  • 画面デザインを変更しました。

                  (ホームページより引用)

 

逆に今まであった DDNS設定、時間設定の"PCの時刻と同期"等いくつかの機能が省かれたようです。

 

 


WiDrawer2」インストール

Androidスマホで、Google playから「WiDrawer2」を検索しインストールします。

 

 

そのまま起動すると【Android端末からの利用】の時と同じ操作になるのですが、画面が大分変りました。

 

 

[OK]をタップし「WiDrawer-xxxx」のネットワークに接続すると、ホーム画面が現われます。

 

 

予め SDカードを挿入し、外付けHDDを接続しておいたので

 

中身を少し覗いてみます。

「フォルダー」をタップします。

 

 

「USBDisk1_Volume1」が外付けHDDですので、タップしてみます。

 

 

しっかり中身を見る事が出来ました。

 

 


インターネット接続設定

スマホとはアドホック接続しているのでこのままでは、ネット接続が出来ません。

新しいファームウェアでは、インターネット接続設定がスマホ上から出来る様になっているので、設定してみます。

 

まずホーム画面右上をタップします。

 

 

「インターネットモード」を”ON”にし、表示される「ネットワーク接続設定」から接続する SSIDをタップし、接続します(Wi-Fiパスワードを入力します)

 

 

ホーム画面に戻ると、右上と右下のアイコンの色が変わっており、インターネットに接続できるようになっています。

 

 

ちなみに本体の「インターネット接続ランプ」も点灯しています。

 

今回久しぶりの操作でやたらとアップデートにたどり着くまでに時間がかかってしまったのですが、やっぱり利用予定がありません(^^;;;

 

なんかいい使い道無いかなぁ...

  • 購入金額

    7,254円

  • 購入日

    2012年12月31日

  • 購入場所

    amazon

24人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • pixyfileさん

    2013/01/22

    意外と高かった。
    iphoneがある環境だとこれはいいかもしれないですねぇ。

    WEPは5秒ほどで”簡単”に”素人”でも解読されてしまうらしいので
    止めた方がいいみたいですよー。
  • atsuo@tokyoさん

    2013/01/22

    > pixyfileさん

    値段がもう少し安いと飛びつき易いんですけどねぇ。

    iPhoneや nexus 7はもちろんですが、既存ネットワークに組み込めれば複数台 PCを使用している人でも便利ですよ(^^

    WEPは何もかけないよりマシ程度に言われているので、設定し直さないととは思うんですが、繋げている機器が多いのでなかなか手を出すのが面倒なんですよねぇ。

    とりあえず、一つ WPAとかで SSIDを作って徐々に移行しようとは思っていたので、今回のテストがてらやろうかなという気にはなっているんですけど。
  • mickeyさん

    2013/01/22

    とても魅力的で欲しいのですが、やはり
    値段が障壁になっています。
    5千円をきるぐらいなら即効で購入するの
    ですが(^^)
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