セガサターン用シミュレーションRPG。
続編もなく知名度が低いとも思いますが、隠れた名作です。


■ ストーリー

マイス大公国は、セレシオン帝国を支える国のひとつ。
古くから伝わる神殿には、「無名神」と呼ばれる美しい女性の石像が祀られていた。
ある日その神殿に訪れた幼き公子は、その石像に名前を与えたのだった。

時は移り……魔族の突然の襲来を受けたマイス大公国。
突如として現れた女性が、人間とは思われぬ力を発揮して魔族を退けた。
そして彼女は、大公の地位を継いだ幼い公子（幼君）に代わり、
元帥としてマイス正規軍を率いることになった。

■ システム

マイスの首脳陣が参加する国務会議（作戦会議）で、
今後の方針を協議し、決定事項にしたがってシナリオが展開されます。

戦闘システムは、一般的なシミュレーションと同じです。
変わったところでは、戦像部隊などが登場します。

また、特長のひとつとして、幼君の相談を受けるイベントが発生します。
これはかなり重要で、選択された回答によってエンディングに変化が訪れます。


■ 感想

帝国を形成している各国家がそれぞれの思惑で動き出したり、
幼君が少しずつ成長するなど、シナリオ的に作りこまれていると思います。

ゲームの作風は『タクティクスオウガ』に近いと感じますので、
オウガファンには受けるのではないでしょうか？

【タクティクスオウガ】
おものだちのUDさんが紹介されています。