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高級ゲーミングチェア

これまで長年使用していたBauhutteのゲーミングチェア RS-800RR が座受金属部破損で破棄処分となりました。

ゲーミングチェアだけでなくオフィスチェアも含めて次のチェアを検討しましたが、結局落ち着いた先はゲーミングチェア。
リクライニング大事。とっても大事。

 

いくつかの候補に絞り込んで、最終的に選んだのが AndaseatのKaiser3でした。

更新: 2024/03/20
組み立て易さ

MagClap組み立てシステムで作業少なめ、お手軽に

先ずはパッケージ、と言うか、届けて貰った状態がコレ。
箱が物凄く大きいです(^^;

 

二人がかりでリビングへ……
さっそく開封して中身を取り出していきます。

 

内容物一覧。パーツ数少なめです。
アームレストとバックレスト取り付け用の金具は最初から座面に取付けられています。

 

アクセサリーボックスには取扱説明書の他、キャスターやシリンダー等が収められていました。

 

学校の教科書のように分厚い取扱説明書。
多言語仕様で日本語でのページ数自体は少ないですが、組み立てガイドが写真付きの説明でとても解り易いです。

 

最初にホイールベースにホイール(キャスター)を取付け。

 

裏返してシリンダーを差し込み、上からシリンダーカバーを乗せます。

 

次にバックレストと座面の組み立て。
バックレスト横に最初からネジが取付けられているので、そのネジを一旦外します。

 

座面に最初から取付けられている接続用金具のネジ穴と、バックレストのネジ穴を合わせてネジ止めします。

 

先に座面右側(リクライニングレバーのある方)の接続レールに、バックレスト右側の金具を差し込みます。

 

反対側は特に固定されておらず、ガイドレールも無く、ネジ穴の位置を合わせて止めていく感じになっています。
なお、最初にこちらの上側のネジを止めると、作業がやりやすいです。

 

バックレストと座面の取付けが完了したら、リクライニングレバー根本付近にある赤い固定ピンを抜きます。

これは輸送中にリクライニング用の金具が誤動作しないようにするためのものなので、チェア使用時には不要なパーツになります。

 

赤い固定ピンを抜くと穴が空いてしまうので、ネジセットのケースに入っている化粧パネルを差し込んで穴を隠します。

 

化粧カバーをはめ込むと遠目には穴が判らなくなります。

 

座受金属部にレバーを取付けます。
前方向に羽の部分がくるように取付けます。

 

組み立て済みの座面・バックレストを上下逆さまにして、座面の底に座受金属部を取付けます。

 

さらに、最初に組み立てたホイールベースを逆さまにして持ち上げ、シリンダーを差し込みます。

 

気をつけてサイド上下逆さまにして元に戻して床に下ろせば、チェアの基本が完成。

 

座面とバックレストを繋いでいる部分がむき出しなので、化粧カバーを取付けて隠します。
化粧カバーはマグネット式なので、上から被せるだけでOK。

 

アームレストもカバー部分は別パーツ。

 

こちらもマグネット式で、アームレストの上に置けばOK。

 

最後にヘッドレスト。これもマグネット式。

 

頭に当たる方には冷却ジェルが、バックレストに取り付ける方にはマグネット付きの板が入っていました。

 

これでチェアの完成です!ヽ(^o^)丿

 

さて、組み立てに関して。

 

梱包箱が大きくて重いので2人で運ぶか、配達して貰った場所で開封して中のパーツ単位で運ばないと駄目ですね。

各パーツはとても丁寧に梱包されていて、要所要所がプチプチ等の緩衝材で包まれていました。

流石に この辺りは、高級ゲーミングチェアって事でしょうかね。

 

アームレストとバックレスト接続用金具が最初から座面に取付けられているため、パーツ数自体が少なく、かつ組み立ても必要最小限で済むようになっています。

 

また、売りの一つになっている MagClap組み立てシステム の名の通り、化粧カバー等もネジ止めではなく磁石でくっつく形式になっていて、とにかく組み立ての手間がかからない感じでした。

更新: 2024/03/20
仕様と特徴

流石の最上位モデル……

高級ゲーミングチェアに類されているだけあって、お値段の方もそれなりにしますが、その分色々な特徴を持っています。
メーカーサイトから抜粋・引用すると……

  • EverSoftリネンファブリック
    本体素材として使用されており、​傷や汚れに強い高級車のための素材。
  • 座面厚み15cmの重厚感
    人間工学に基づいた設計。しっかりと優しく体を支えるために、座面や背面をはじめ、重厚な造りになっています。
  • MagClap組み立てシステム
    不必要なネジや設計を限りなく少なくし、特別なモジュールを使用して組み立て工程を簡素化。
  • Class4ガスシリンダー
    耐久性に優れた最高クラスのガスシリンダーを採用。高さ調節に​十分な安全性を確保。
  • マグネット式ヘッドレスト
    マグネットで簡単に取り付け可能。細かく調整でき、首への負担を軽減。高密度・高反発な生地を使用し、冷却ゲルも内蔵。
  • 内蔵型ランバーサポート
    椅子に組み込まれ、見た目がスタイリッシュな内蔵型ランバーサポートを採用。左右のダイヤルを回すことで、上下とサポートの強弱を簡単に調整。
  • 床に優しいPUキャスター
    床に優しいPUコーティングキャスターを使用
  • MagSwap4Dアームレスト
    フルメタルで上質さを際立たせた4Dアームレスト。可動域も広く、上下、縦横4方向、角度2方向を細かく調整することができます。

本体素材に関しては、今回筆者が購入したのがEverSoftのリネンファブリックを使用したタイプですが、それとは別にDuraXtraレザーを使用したタイプも用意されています、と言うか、そちらのDuraXtraレザーの方がメイン素材ですね。(ファブリックタイプもバックレスト背面はレザー素材になっています。)

 

ガスシリンダーについては、多くのゲーミングチェアでClass4のものが採用されているので、こちらについては一般的な感じでしょうかね。

 

MagClap組み立てシステムについては組立説明の部分でも書いたように、本当に組み立てが楽ですね。

まぁ、1回組み立てたら終わりですが、それでも簡単に組み立てられるのは良いことです。

 

座面は厚みが15cmとの事で、ソファ程ではないけど柔らかく、かと言って沈み込みすぎたりしない、程良い硬さになっています。
今回購入したAndaseatのKaiser3と、SecretlabのTITAN Evoで最終的に悩んだ感じなのですが、海外レビュー含め色々見ても、Secretlabの方は座面が硬い、と評されていたこともKaiser3を選んだ要因の一つになります。

Kaiser3の座り心地はとても良いのですが、思ってた以上に柔らかかったので、Secretlabの座面の硬さも少し気になる所ではあります。

 

その他の特徴については使用感の方で語るとして、各特徴については流石にAndaseatの最上位モデルの事はあるな、と言う感じですね。

更新: 2024/03/20
使用感

アームレストの五月蝿さが減点

では、実際の使用感を。

 

の前に各方向から。

 

今回新しいチェアを探す上で外せなかったのがリクライニング機能。
リクライニングは必須です。

 

Kaiser3は最大165度まで倒すことが出来ます。

 

とは言え、165度まで倒して使うことは無いですね。

倒しても130度くらいまででしょうか……
そのくらいでも爆睡出来るレベルです(w

 

アームレストはカバー部が別パーツになっているので、傷んできたら新しいのに交換すればOKな感じです。

 

今回は購入に至って無いのですが、面白いな、と思ったのが純正オプションのKaiser3専用「マグネット式拡張テーブル」。

Andaseat日本公式サイトより画像引用

 

アームレストのカバーを外して、代わりに取り付けるテーブルパーツです。

取付けると、以下のような状態になるそうで。

Andaseat日本公式サイトより画像引用

機会があれば使用してみたい所ですが……

 

以下は、バックレストの部分拡大図。

体に当たる前面部分がEverSoftのリネンファブリック、背面部分がDuraXtraレザーになっています。

 

リネンファブリックの手触りは心地良いですね。

背面のレザーも落ち着いた感じ。
ただ、レザー素材は劣化しやすいので、どのくらい持つものなのか耐久性が気になる所です。

 

ヘッドレストは内蔵のマグネットでバックレストに貼り付く感じですが、割としっかりと貼り付いて簡単には落ちたりしないです。
でも、手で引っ張ると僅かな抵抗の後、ちゃんと取れます。

 

貼り付けられる位置は、バックレストの穴の空いている辺りから天辺までの間。
結構広範囲に貼り付けられるので調整も楽ですね。

PUキャスターに関しては、うちではカーペット敷いた上に置いて使っているので、転がり具合は宜しくありません。
チェア自体の重さもあって、動きにくい感じです。
ぐっと力を入れると動きますが、簡単に位置がズレたりする事は無いですね。

まぁ、うちでの使い方としては、軽くスムーズに転がられると困るので、寧ろ動きにくい事が幸いしています(^^;

普通にフローリングの上とかに直置きしたら、スムーズに動くと思います。
単にキャスターの種類と床素材の相性の問題なので。

 

さて、4Dアームレスト。
上下の移動幅も大きく、また前後左右に角度調整まで出来て、4Dアームレスト滅茶苦茶便利!って感じです。
前後左右の移動幅自体はそこまででも無いけど、その少しの移動があるのと無いのでは大きな違いですね。

 

ただ、フルメタルであるが故に、ロック外したり止めたりする際にカチャン、カチャン、と音がして割と五月蝿いんですよね、特に上下移動させる場合に。
まぁ、慣れたらカチャカチャ音小さめに操作する事自体は出来ますが……流石に無音で、とはいかない。

 

後、4Dアームレストの構造的にスライド部分に隙間があるので、アームレストに肘置く際にカタン、って音がしちゃうのが気になりますね。肘を置く位置にもよるのだけれど。

 

たぶん、Kaiser3の不満点、アームレストの音に関してだけですね。

 

なお、kaiser3にオットマンは内蔵されていません。

と言うか、高級ゲーミングチェアに類する製品でオットマン付いてるの殆ど無い気がします。

オットマン内蔵のゲーミングチェアやらオフィスチェアやらのレビュー見てると、故障率No.1パーツが内蔵式オットマンな感じなので、耐久性考えたらオットマンは別途用意する方が良いのかもしれませんね。

 

うちの場合、PC使う場所として机ですら無くメタルラックで組んだ棚を使ってるので、メタルラックのワイヤーバーを足を上げた高さに合わせて設置して、そこに要らなくなった布を巻き付けてオットマン代わりにしています。

布巻き付けてあるのは、そのまま足置くと冷たいから(w

(奥行き46cmのメタルラックを2つ並べて手前がPC作業場で、奥のラックの足元は空にしてあるので、そのまま足突き抜けて置けるんです。)

 

以下、4Dアームレストを用途に応じて変えて使っている図。

 

コントローラー(ゲームパッド)持った手をメタルラックの棚板に乗せて使用する場合は、バックレスト立て気味にして、アームレストは後方にずらし、極力ラックの近くに。
高さはラックの棚板より気持ち下げる感じで。

 

ゆっくり持たれてプレイしたい時は、若干リクライニングしてアームレストはぐっと下げて肘を乗せやすい高さにして、肘だけ乗せる感じで。
肘を乗せない場合は、アームレストを外側にずらしてコントローラーは膝の上。
アームレスト外側にずらせば、そのまま肘を下ろしても窮屈ではない程度の広さが確保出来ます。

 

PC作業する場合は、手首浮く感じに。
前傾寄りのゲーム姿勢と同じだけど、アームレストはハの字にして腕を支える感じで。

 

基本的に姿勢を正しくして座りたい、ではなく、リラックスして座りたい、と言う欲求の方が大きいのでオフィスチェアではなくゲーミングチェアな感じですね。

自宅でテレワークしてるけど、仕事中も前傾姿勢で仕事する事少ないですし。

更新: 2024/03/20
サポートセンタの対応

サポートは迅速丁寧

先に書いたアームレストに肘を置いた際のカタカタ音が気になったので、サポートに問い合わせました。

右肘は控えめだけど、左肘置く時の音が大きめで、その辺りが気になったので。

 

公式の問い合わせフォームメールからのサポートになりますが、問い合わせてからのレスポンスも速いですし、対応も丁寧ですね。

 

サポート利用に際し、特に事前のユーザー登録的な物は要らないそうです。

ただし購入証明書(領収書、納品書、購入履歴の画面)は必須なので、それらの書類を紛失しないようにしておく必要があります。

 

今回のアームレストのカタカタ音に関しては、故障時の対応になると言う事で、故障部分(不具合部分)の写真と動画の送付が必要でした。
右肘を置いた場合と、左肘を置いた場合の比較動画を撮影して、動画を自サイトに非公開でアップ、そのURLをメールにて伝える感じで行いました。(動画のファイルサイズが大きすぎて添付出来なかったので。)

送付後直ぐに品質管理部門にて確認を行っているので待って欲しい旨のメールが返信され、翌日にはアームレストのネジを締め直して再度確認して欲しい旨と、それでも駄目なら部品交換を行う旨の返信が来ました。

 

結局パーツ交換になった訳ですが、交換したパーツでも症状は変わらなかったので、製品の構造的に仕方の無いものだとして諦めました。

 

サポートを要する事自体が少ないからなのかも知れませんが、問い合わせに対するレスポンスが速い、ってのは、かなりの好印象でした。

更新: 2024/03/20
総評

値段相応の価値はあり

安いゲーミングチェアだと1万円~2万円程度で変えるし、普及帯のでも3~4万円なので、7~8万円となると、ゲーミングチェアとしては、かなり高い部類になると思います。

ゲーミングチェアの耐久性として、1万円で1年、と言うのが通説らしく、それでいくなら8年くらいは持って欲しい所。

 

メーカー保証としては5年になっていますが、出来れば10年くらい無事に使えると嬉しいのですが……

 

機能的には文句無しな感じですね。

4Dアームレストがここまで便利だとは思ってませんでした。


後、アームレストの可動に際して、ちゃんとロックされる点も良いですね。

4Dアームレストでも前後左右や角度の移動に際し、ロックが無いものもあるそうで、そういうのだと使用中にズレたりしてストレスを感じるそうです。

 

今回オフィスチェア含めて検討したのだけれど、自分の使い方で考えるとリクライニングが一番重要で、今の所腰痛でもないので姿勢を正して座る事よりも、リラックスした姿勢で使える、の方を重視した結果ゲーミングチェアに軍配が上がった感じです。

 

座り心地に関しては上々。
リクライニングは130度くらいまでしか倒さないですが、それでもガッツリ爆睡するくらいにはリラックス出来てます(w

 

一般的なゲーミングチェアで採用されているバケットシート形状に比べて、左右のウイングの部分が前方向に出っ張っていないので、座っていてもゆったりしているし、寝てても腕とか痛くならないので、仮眠してても非常に快適ですね。

 

後、座面左右のウイング部分も柔らかく、胡座かいても足に刺さらないです。

流石に胡座かく場合はアームレストを一番下まで下げていると邪魔になるので、少し上げないと駄目ですが、胡座かいた際には肘の高さも上になるので、どっちにしてもアームレスト上げる事になりますしね。

 

アームレスト操作時の音が若干気にはなるものの、本当に欠点らしき欠点はそのくらい。

お値段も納得な機能・品質って感じです。

 

ランバーサポートが内蔵式なので全く目立ってないですが、座って背中預けるとランバーサポートの存在が良く判ります。
クッションタイプ程の圧迫感も無く、最大に張り出しても気持ち程度ですが、私的にはそのくらいの圧迫感で十分な感じです。

要らない時は一番薄くして最下部に移動させると邪魔にならないです。

 

以下、機能などを簡単にまとめた動画。

 

後は耐久性がどれくらいあるか、ですが、これについては長期利用して不具合起きたら追記する感じで。

 

最後に……組み立てから使用感まで写真枚数多すぎるので、こちらのレビューでは写真枚数割愛して掲載しています。
以下の拙ブログの方を見て貰えれば全掲載していますので興味のある方は是非(w
[参考] the Fang of Sky : Andaseat Kaiser3 買いました

  • 購入金額

    77,800円

  • 購入日

    2024年01月15日

  • 購入場所

    楽天ビック

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