私が過去512GBのmicroSDXCメモリーカードを買ったのは、全てDAPで利用するためでした。特にEssencore Klevvは速度の割には安価に購入できるため、現在メイン級のDAPであるCayin N6ii/R01やA&futura SE100はいずれもこのカードを使ってきました。
しかし、同じメモリーカードを使ったことで困った事態が生じたことがありました。Astell&Kernの最上位DAP、A&Ultima SP3000の試聴をしようとしたところ、このEssencore Klevvのメモリーカードを全く認識できないのです。代理店アユートのF氏が個人で持っていたSanDisk Extreme の1TBは正常に認識していましたので、カード容量の問題やスロットの故障というわけではないようです。こういうときに他社製のメモリーカードを持っていればそれを試すことが出来たのですが、2台のDAPが同じメモリーカードを使っていたため、どちらも使えないという結論で終わってしまいました。
そこで他のメーカーのメモリーカードで、速度性能が高く実売価格が安いものを探していました。ただ、Essencore KlevvのKRASはどうもTranscend製OEMっぽかったので、Essencore、Transcendを除いたメーカー製で探したところ、AmazonのセールでSAMSUNG EVO Plusがそこそこ手頃な価格まで下がっていたため、これを買ってみることにしたのです。
パッケージ裏のシールで判るように正規代理店のITGマーケティングを通った品です。
韓国製となっていますので、きちんとSAMSUNG内製ということでしょう。
カードリーダーの性能上限か
それでは早速いつも通りCrystal Disk Mark 2バージョンを使って速度性能を確認してみましょう。測定したPCはRyzen 9 3900+ASUS PRIME X370-AでWindows 10 Pro v22H2を動かし、カードリーダーiBUFFALO BSCR20TU3BKをそこに接続したものです。
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(IOPS表示)
BSCR20TU3のmicroSDスロットはUHS-Iまでの対応ですので、理論上限速度が100MB/s程度止まりですが、EVO Plusはその速度に限りなく近づいています。以前ならSanDiskでいえばExtreme Proでやっと出ていたような速度が標準グレードであるEVO Plusでも出ているという辺りに、時代の進歩を感じます。
速度に関して特に文句はつけられませんので、後は安定性や耐久性がどうかというところですが、これはしばらく使ってみないと何とも言えないところです。一応国内正規品であれば10年保証が付いているようですので、その意味での不安はあまり無いでしょうけど。
今回の価格であれば、メジャーブランド品としては最安ラインに近いところですので、安心してお勧めできる製品と言えそうです。
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購入金額
5,380円
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購入日
2023年03月04日
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購入場所
Amazon
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