「芋づる式洲崎綾 Part10」。Webラジオのキャラクターの面白さと、天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾（あやちゃん／ぺっちゃん／あやっぺ）関連レビュー。12月といえばあやちゃんのバースデイがあるということで、それに向けてこの1年で増えてきた彼女の参加した作品や楽曲や書籍、イベントグッズなど、幅広く芋づる式におよそ一ヶ月にわたりご紹介するシリーズレビューの10回目．．．の、ちょっと番外編。

そして、本の蟲。
実は結構読書家で、学生時代を中心に相当数乱読しました。
ジャンル的にはSF～ファンタジー～ミステリなどからコミックまでイロイロ。
3桁では収まらない蔵書の中から、新旧織り交ぜて、トピックをご紹介していきます。

あやちゃんが主要キャラのひとりを演じた、2018年末放送の「女子高生×スパイアクション」アニメ「RELEASE THE SPYCE」。

番組そのものの円盤（↑）や主題歌、

キャラソン、

前日譚ノベライズ、

ラジオCD

から、演者のリアル旅行記

まで、さまざまなアイテムを登録してきたが、第2巻の入手が遅れたので、一緒に登録できなかったアイテムをご紹介。

コミック「RELEASE THE SPYCE ないしょのミッション」。

クレジットとしては

・企画原案：タカヒロ（みなとそふと）

・キャラクターデザイン：なもり

・原作：SORASAKI.F

・作画：美月めいあ

となっているので、アニメチームでストーリーを創り、「SHOW BY ROCK!!」や「温泉むすめ」のコミカライズでも識られる美月めいあが絵をつけた作品。

上下2巻で、計11話（第0話～第10話）

美月の絵はかわいらしくて定評があるし、ストーリー自体も創ったのが制作チームそのものなので、破綻がなく高品位。

ただ、これ単なるコミカライズではない。メインのストーリー自体はむしろ描かれておらず、アニメでは語られなかった幕間のエピソードや、アニメエピソードの深掘りなどが行われていて、よりツキカゲメンバー達への理解が深まる、という感じ。

第0話では、ツキカゲがまだ5人で、後に主人公モモを弟子にする雪の負担が大きいことが語られていたり（これがモモ加入につながる）、第4話では入団できたモモのその後の訓練？？が語られたりしている。

ラストの第10話では、雪がツキカゲメンバーを卒業するときに、活動時の記憶の保持をするかどうかに悩む場面があったり、無事師匠になったモモが弟子の伊智香にトレーニングを課しながら、雪との日々を想い出す描写があったりして、尺の関係上アニメでは描かれきっていない部分が語られていて、興味深い（コミック原作がアニメチームなので、なるほど、と納得がいく深掘りだし）。

卒業時にツキカゲ時の記憶を消そうかどうか悩む雪。その時師匠の長穂の面影が．．．

コミックス単体では、ストーリーが飛び飛びになっている部分もあるので、ややキツいが、アニメと一緒に味わうと、よくわかる作品です。