onso (音素)(ひさご電材株式会社)のリケーブル用ベーシックイヤホンケーブル「iect_02」。
導体に古川電工の4N(銅純度99.99%)グレードの無酸素銅線=PCUHDとOFCのツインリード構造、安価な割にはきちんと効果がある。
以前、onsoのベーシックイヤホンケーブル「iect_01」のMMCX⇔2.5mmバランス版をレビュー
したが、それの上位ケーブルの3.5mmアンバランス版。
音にどういう変化が起こるか聴き比べてみた。
比較対象はWestone UM Pro50
の純正ケーブル。
評価曲はいつもの高音質録音のハイレゾファイル、吉田賢一ピアノトリオの「Never Let Me Go」。
まずUM Pro50の純正だが、さすがにバランスよく、破たんがない。取り回しもよい細いケーブルで、耳かけの部分のワイヤーも硬さが絶妙で、装着感はすごく良い。
純正でも特に不満がないのだが、これをonsoの「02」に替えると、グッとベースに芯が出る。シャープな印象の音像になるので、聴感上の音量は上がった感じがしないのだが(むしろ見通し良くすっきりめ)、曲の土台である低音域がきっちりと組み上げられるので、とてもグルーヴィ。そして、音場が広がるのがさらに見通しを良くしている。もともと、UM Pro50のキャラクターからするとonsoの「02」の相性は良好。
とくに突出して「色」があるわけではないが、確実に「良い」といえるケーブル。
...ちなみにこのケーブル当選?もの。
ヘッドホン/イヤホン、ポータブルオーディオ系機材の専業店舗、e☆イヤホンが実質主催する(表記上は「ポタフェス運営事務局」が主催なのだが、そのメンバーは結局イーイヤのメンツなので)ポータブルオーディオの展示会、「ポタフェス」。秋葉原で2012年から行われているが、2017年から全国主要都市でも行われるようになった(2016年には先行して、テスト的に小規模フェスが行われたが)。
大須に店舗がある名古屋でも、2017年は6月に開催されたポタフェス、今年(2018年)は春先の3月17日に行われた。
その前日に名古屋店のそばの中華料理屋で前夜祭があったのも昨年通り。
そしてそこで行われたジャンケン大会で、昨年
に続いてゲットした商品がこれだったわけ。
これ、実はe☆イヤホンの10周年(2017年9月)を企画して作られた限定商品。
onsoの「02」をベースに
・限定カラー
・ロゴ印刷
の変更がされたもの。
onsoの「01」にはオレンジ色のがあった...というかむしろ自分の持っているブラックの方が追加カラーだったので、「限定カラー」といわれると不思議な気がするが、実は「02」にはオレンジは設定されなかった。それをイーイヤのコーポレートカラーに合わせて復活させたもの。さらに、プラグに「e☆10th」と刻印されている。
この限定ケーブルは、2.5mmバランス端子の「iect_02es_bl2m_120」と3.5mmステレオミニ端子の本品=「iect_02es_ub3m_120」が各50本ずつ用意されたが、その最後の数本がこの前夜祭ジャンケン大会の賞品として持ち込まれたもの。
自分としては(厳密には下位グレードだが)MMCX⇔2.5mmバランスのベーシックケーブルとしては、同じonsoの「01」を持っているので、なかなか自分ではリケーブル用として購入しない3.5mmアンバランスをチョイス(勝ち抜けたときにはまだ両方あったので選べた)。
...なんかこの前夜祭、いつも参加費以上に「稼いで」いる気がする(参加費3000円弱で、去年の水筒が約3000円、これは新品販売時7560円)。
【iect_02_ub3m_120仕様】
導体:4N(PCUHD + OFC)導体ツインリード構造
ジャケット:PVC
3.5mmアンバランス端子処理:金メッキ
MMCX端子処理:金メッキ
ケーブル長:1.2m
KINERA&onso! e☆イヤホン10周年モデルが揃い踏みで登場!(e☆イヤホンブログ)
低域が締まってグルーヴィ!
低域がシャープになるので、聴感上の低域の量は減るが、むしろ耳に届く圧は増えるような?ヴツべの音に芯が出ていい感じ。
素直でクセがなく取り回ししやすい(ただしSHURE掛け以外)
2.5mm版バランスのブラックラインと同じく、癖がない。ただソコソコ反発力はあるので、SHURE掛けするときはイヤーフック(イヤーガイド)必須かな。あと分岐前の部分は、3.5mmバランスプラグの付け根まで、ダブルライン(導線2本)で来ているので、曲げる方向に制約があるのには注意。
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購入金額
0円
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購入日
2018年03月16日
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購入場所
ポタフェス前夜祭(eイヤホン主催オフ会@名古屋大須)
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