レビューメディア「ジグソー」

ちょっと前作に比べて地味だが、たゆまぬ企業努力と技術・経験の累積が感じられる

2ヶ月ほど前から使い始めたiPhone 15 Pro、

操作性としてはiPhone Xとあまり変わらず劇的変化はないが、マスク対応Face ID、常時表示での時刻や新着アラートの内容把握、バッテリー容量の増大による十分な稼働時間など、毎日使うにあたって便利さを実感する部分がブラッシュアップされており、Type-C採用によってついに「開かれた」情報端末となったことも合わせて、カメラレンズが偏心して飛び出した背面を下に置いたときに安定しない醜悪なデザインを除けば、非常に完成度が高い。

 

途中のバッテリー交換は挟むだろうが、ほぼ6年使い倒したiPhone X

並に永く使って行きたいと考えている。

 

そうなると本体保護のためにケースは必須。そこで、iPhone Xを6年間守り通したGILD designのバンパーケースを今回も使うことにした。

 

元々PCのケースもアルミケースを多く使うアルミスキーなcybercatは、iPhoneに関して一貫してアルミケースを使ってきた(ワンポイントリリーフ機のiPhone SE(2nd)を除く)。

 

まず最初のiPhone 5

は、日本でアルミPCケースを流行らせた元祖とも言える星野金属の流れを汲むAbeeのケース。当時はiPhone自体が軽かった(5は公称112g)のもあり、このときはiPhoneのディスプレイ面以外の5面を保護するアルミジャケットを使用した。

強度と防護性能は申し分なかったが、いかんせん重かった(ケースの重量公称36g、iPhoneと合わせた実測151gで、1.3倍以上に重量増加)。

 

続くiPhone 6 Plus

は、本体がかなり大きく、重くなってしまった(重量公称172g)ので、軽さをウリにしていたメーカーの物を使うことにした。それがバイクのフロントスタビやマフラーを手掛ける 株式会社ケイファクトリーの多角化で、アルミ系モバイルアクセサリーを作っていたH2-STYLEの製品、アルミ製ビレットケース。

これはバックパネルがない分、公称26gと流石に軽く、iPhone 6 Plusにセットした状態で実測201gと2割程度しか重くなっておらず、使い勝手は良かった。

 

直前のメイン機、重量公称174gのiPhone X

の時は、AbeeはiPhoneケースから撤退しており、H2-STYLEは、ホームボタンレスとなったiPhone X対応製品の設計が遅れたので、第三の選択肢としてGILD designのバンパーケース

にした。この製品、裏板がない2枚の四角形のフレームで挟むという、ほぼ同様の構造を持つH2-STYLEのアルミ製ビレットケースより、さらに軽い(20g)のに、H2-STYLEの時見られたiPhoneの上下中央部分でケースが若干「浮く」感じがあまりなく、iPhoneとの一体化の具合が向上していた。iPhone 6 PlusのH2-STYLEのバンパーケースの時は、四方のビスの締め具合次第では、ケースが「歪む」感じが明らかだったのが、XのGILD designのバンパーケースでは、ビスの締め具合問わずiPhoneとの密着度が高く、「遊び」が少なかったわけ。装備重量はバンパー隅のクッションや先に貼付したフィルムなど諸々込みで198gと200gを切っていた。

 

今度のiPhone 15 Proは飛び出したカメラレンズに起因する厚さ以外の設置面積?はほぼ同じ(厳密にいうと3mmほど長いがほぼ差は感じない)。しかし重量は174g⇒187gと1割弱ほど重くなっている。これにつけるケースは、iPhone Xにも使用していたGILD designSolidbumperとした...というか、他の選択肢がなかった。

 

Abeeは会社としてはまだあるが、iPhoneをはじめとするスマホケースから撤退して久しく、今回の15シリーズも当然リリースされなかった。H2-STYLEの方に至ってはHPそのものが消滅しており、Facebookも2020年夏から更新がない。親会社?のバイクのマフラーなどのオーダーパーツを扱う株式会社ケイファクトリーは、まだ運営・更新されているが、スマホケース関係の記事は会社沿革の部分に「2010年11月 スマートフォンケース販売開始」との一文があるだけで、その部門の紹介もないし、逆に該当事業終了告知もない。かろうじて生き残っているFacebookへのリンクもなく、その方面の情報は「識っていても」たどることがほぼ不可能で、現在その分野の事業は手掛けてはいない感じ。

 

そう言う状況では、アルミケースを選択するには、iPhone 15シリーズ販売開始4日後に、15シリーズと既存商品の適合性を調査結果と、15 Plus以外の新規設計が必要なものに関して発売予定時期のアナウンスを行ったGILD designのものしか事実上選べなかったわけ。

 

で、バンパーケース予約開始の11月30日にラインアップが公開されたわけだが、以前のXの時からすると、かなり絞られた商品構成だった。Xの時は、カラーとしてシルバーシャンパンゴールドブラックレッドグレーブルーの6色が標準色設定され、さらに直営オンラインストアのオリジナルカラーとして、パープルグリーンゴールドオレンジライトブルーチタンピンクポリッシュの8色が加わって計14色の展開だった。さらに、直営オンラインストアでは「表面裏面色違い仕様」にすることもできた。このサービスを使って自分は、表面(ディスプレイ面)パープル、裏面ブラックという、オリジナリティの高いケースとすることができた。

 

しかし今回はカラーが少なく、iPhone 15 Pro用として用意されたのはのシルバーブラックレッドマットグレーマットチタニウムマットブルーの6色のみ。レッドマットブルー以外はすべて無彩色系で変化に乏しいうえ、表裏色違い指定も選択できなかった。6色のうちレッドマットグレー以外の4色は、iPhone 15 Pro本体色4色と対応している感じ(ホワイトチタニウム=シルバー、ブラックチタニウム=ブラック、ナチュラルチタニウム=マットチタニウム、ブルーチタニウム=マットブルー)。

 

...であれば奇をてらわず、ブラックを買うかと。

 

そして前回同様立派な箱入りで届いたのがこちら!

のはいつもしっかりした箱入りだな~
GILD designのは、いつもしっかりした箱入りだな~

 

今回GILD designのホンキを感じるのは、前作が20gだったのを公称ながら18.5gと1割近く削ってきたのに、モノとしての剛性は上がっていたこと。

公称18gより多少重かったが、十分軽い。
公称18.5gより多少重かったが、十分軽い。

 

iPhone 15 Proの背面のカメラレンズの出っ張りを何とかする?ガタつき防止Kitもついている。 

このガタつき防止Kit秀逸。これでガタガタしない。
このガタつき防止Kit秀逸。これでガタガタしない。

 

こんな感じで、レンズが「ない方」につける
こんな感じで、レンズの飛び出しが「ない方」につける

 

いつも通り精密な施工で、ボタン類・新しくなったType-Cコネクタも、押しやすく/様々なコネクタに対応するザグリが素晴らしい。

この周囲のザグリが、操作にはいい感じ
この周囲のザグリが、操作にはいい感じ

 

そして、今回のiPhone 15シリーズから、かつてのiPhone 5イメージに戻ったエッジが立ったフォルムを崩さない感じ。

こういうエッジの立った感じになった!
こういうエッジの立った感じになった!前作で少し見られた中央部の浮きもなく、ピタピタ

 

これで最低限の保護はできたが....

....使い倒すにはまだ足りないんだよな~

 

【Solidbumper for iPhone 15 Pro仕様】

材質:株式会社UACJ(旧古河スカイ)製ジュラルミンA2017S

本体サイズ:11×76×152mm
本体重量:18.5g
付属品:トルクスボルト5本(予備1本含む)、衝撃吸収材5個(予備1個含む)、Oリング5個(予備1含む)

ガタつき防止kit:トルクスボルト7.5mm3本(予備1本含む)、アルミシム2mm3枚(予備1枚含む)、
        アルミシム1mm3枚(予備1枚含む)

 

Gild design(ギルドデザイン)ソリッドバンパー for iPhone 15シリーズ

更新: 2024/05/02
アルミスキーオススメ度

今回カラーの組み合わせが選べなかったのが残念

前回(Solidbumper for iPhoneX)はずいぶんカラーとその組み合わせが選べたが、今回は本体色に寄り添った4色と赤と濃灰のみで、オーダー組み合わせも出来ずオリジナリティは出しにくい。

更新: 2024/05/02
保護性能

相変わらずの無敵状態

すでに一度机の上から硬い床に滑り落ちてしまったが、当然本体はまったく無傷(バンパーは少し傷ついた)。

 

このままiPhoneの使用限界まで護り続けて欲しい。

更新: 2024/04/22
クオリティ感

より精度が上がった

前回のSolidbumper for iPhoneXはストラップホールあたりがややユルかったが、今回のはピタピタ。その分組み立てはシビアだが。

  • 購入金額

    9,999円

  • 購入日

    2023年11月30日

  • 購入場所

    ギルドデザインオンラインショップ

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