レビューメディア「ジグソー」

2012年製のSynology初の8ベイNAS。DSM 6.1からはBtrfsフォーマットに対応していて、まだまだ現役で使える!

ヤフオクでふらっと見たら、「Synology DiskStation DS1812+」が出品されていた。

メモリも2GB増設済みでMAX3GBの搭載。

即決39,800円!
発売は2012年。しかし今でも管理ソフトのアップデートは続いていて最新のDSM 6.2も提供されている。

しかもDSM 6.1からはBtrfsフォーマットにも対応。

 

自宅のメインNASは、QNAPTS-869 Pro

正直なところ、家庭で使う分には問題ないのですが、つい購入してしまいました。

 

更新: 2022/11/16
総評

Btrfsをどうとらえるか?

既に8ベイのNASを持っているのに購入した理由は、Btrfsフォーマット。

Synology、ASUSTOR、NETGEARBtrfsを採用している。

QNAPはBtrfsを使わずにext4を使い続けると明言している。

 

QNAP:QNAP NASがBtrfsファイルシステムを使用しないのはなぜですか?

とまぁ、こんなことが書いてあって、他社をディスってる。

そんなこともあってか、ネットギアの反撃がすごい。


Netgear:ReadyNASが先進的なファイルシステムBtrfsを採用している理由
「従来のファイルシステムEXT4にしがみついているNASメーカーがあります。」

 

Synology:Btrfs が大切なデータを保護する方法

 

 

Btrfsのメリット
●メタデータのミラー化
フォルダー構造、ファイル名、アクセス権、ファイルの場所などのメタデータを二重化できる

 

●破損の自動検出と修復

Bit rot腐敗のようなひっそりと進行するエラー対策が可能。データとメタデータのチェックサムを作成し、読み取りプロセス中に確認し、誤りを検知したら自動的にデータを修正できる

 

●スナップショット
ストレージの現在の状態をスナップショットとして保管可能(しかも少ない容量で保管可能)。複数のスナップショットを保管し、データを任意の時点に復元可能になる。復元もWindowsのエクスプローラーからフォルダーのプロパティを開き、「以前のバージョン」を選択することで簡単に復元できる。

 

Btrfsのデメリット
●遅い
●まだ10年ほどしか経ってない技術的に新しい分類になる枯れてないためバグがあるかもしれない。ここ2年くらいで実用レベルになったばかりである。

 

どっちに魅力を感じるかは人それぞれです。
僕はRaid5や6でのサイレントクラッシュが不安でBtrfsを採用している機種に買い換えたいと思っていたのです。
その為、既に8ベイNASを持っているのに購入しました。

 

またフォーマットしかしてませんが、Btrfsは遅いとのことでしたが、ベンチマークの速度は非常に速いです。

家庭で使うなら十分かな。

 

更新: 2022/11/16
メンテナンスのしやすさ

背面FANも交換できるメンテナンスのしやすさはGood。HDDはネジレスだったら良かった。

「1812+」よりも後継の「DS215+」を持っています。

この機種はHDDの装着がネジレスなので、非常に楽でした。
215+よりも以前に出ているからなのでしょうが、「1812+」はネジ止めタイプでした。

HDD装着トレイも着実に進化しているんだなぁと感じました。

 

もう一点、素晴らしいと感じたのはメンテナンスのしやすさです。

マニュアルにも公開されていますが、背面FANをユーザーで交換できるようになっています。

これは素晴らしいなと感じました。

更新: 2022/11/16
性能

ATOMなので省電力

HDDベイ数:8

CPU:Intel ATOM D 2700 @ 2.13GHz(Hyper Thredingで4スレッド動作)

メモリ:DDR3 1GB+2GB

NIC:Gigabit LAN ポートx 2(リンクアグリゲーション)

拡張ポート:USB 3.0 ポートx 2、USB 2.0 ポートx 4、eSATA ポートx 2搭載

 

QNAPのTS-869 Proは「ATOM D 2701 @ 2.13GHz」なので、D2700の方がやや高性能。

 

ベンチマーク比較 ※情報源はPassMarkと言うサイト。日本語にしてくれてるサイト

Intel ATOM D 2700 @ 2.13GHz:840

Intel ATOM D 2701 @ 2.13GHz:720
 

家庭で使うなら、省電力のATOMは良いです。

更新: 2022/11/16
パーツ構成

WD Red 3TB×8 → 東芝 10TB ×8へ

WD Red 3TB(WD30EFRX)×8台のRaid6。

フォーマットはBrtfsで構成してみました。

 

パリティチェック中。

終わったらベンチマークかな。

 


 

2022/11/16

WD Red 3TB×8」から「東芝 10TB (MD06ACA10T) ×8」へ更新しました。

今回も同じく、Raid6Brtfsで構成。

 

なお、メーカーのサポート対象HDDリストには10TBなんてのはありません。

当時はそんな大きな容量のHDDは存在してなかったので仕方ないことです。

事前にネットを検索したところ、コミュニティHGST Ultrastar He10 10TB (HUH721010ALE600) で正常認識して使用できたという書き込みがありました。

ですので、10TBは大丈夫だろうと判断して東芝 Enterprise用 10TB (MD06ACA10T)を購入。

 

なお、搭載に伴いマウンタに突起がある箇所がHDDの底面に干渉するため、その突起だけをカッターで切ってあげる必要がありました。これもコミュニティにマウンタを改造する必要があると書いてあったので事前情報通りです。

 

 

 

 

  • 購入金額

    39,800円

  • 購入日

    2018年05月27日

  • 購入場所

    ヤフオク

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • まこりんさん

    2018/06/18

    プレカリアート真面目明さん>
    ヤフオクで即決額が39800円とか書かれたのに出会ったら仕方ない。
    ごく希にそういう運がありますので、要チェックです。
  • かもみーるさん

    2022/11/16

    一例ですが、B-tree file system の略で Btrfs です。(呼び方が色々あり正式名称が不明)
    NASの容量アップも考えるのですがSSDの容量単価が下がってきていますし、うちは頃合いを見てSSD(NVMe or SATA)とHDDのハイブリッドNASに切り替える方向になりそうです。
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