「芋づる式洲崎綾 Part5」。Webラジオのキャラクターの面白さと天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾(あやちゃん/ぺっちゃん/あやっぺ)関連。12月といえばあやちゃんのバースデイということで、それに向けてこの1年で増えてきた彼女の直接参加した作品や楽曲、ラジオCDなどから、参加作品の主題歌や演じたキャラクターのグッズ、イベントグッズなどの関連商品まで芋づる式にご紹介するシリーズレビューの5回目。
いままで、cybercatとあやちゃんの出逢いのWebラジオ、「洲崎西」関係をご紹介してきたが、これは彼女のソロ番組関係のアイテム。
「洲崎西」で人気の出た二人のパーソナリティーは、それぞれソロ番組を持つことになる。どちらも簡易動画つきの番組で、あっちゃん(西明日香)が2015年秋から「西明日香のデリケートゾーン!(デリラジ)」というアカンタイトルのアカン内容の下ネタラジオをザキニシと同じシーサイド・コミュニケーションズ制作で開始し(文化放送 超A&G⇒アーカイブ公開ニコニコ動画シーサイドチャンネル)、それに遅れる事およそ1年の2016年9月からあやちゃんも「洲崎綾の7.6(ナナロク)」という番組を始める(ニコニコ生放送ボイスガレッジチャンネル)。
デリラジの方が、構成作家がザキニシよりもある意味あぶない「井上麻里奈・下田麻美のIT革命!」と同じテムシステム氏に代わった以外は、慣れ親しんだ?シーサイド+文化放送系の番組で、比較的ザキニシのはっちゃけ回とテイストが似ているのに対して、ナナロクは構成作家こそザキニシと同じふかわげんき氏だが、制作はシーサイド・コミュニケーションズではなくボイスガレッジのためかテイストは全く異なる。
ナナロクという番組名は以前あやちゃんが住んでいた(借りていた)部屋が7.6畳であったことに由来する。そして簡易動画のスタジオセットは、引っ越しをする前のその7.6畳の部屋で使っていた家具そのものが持ち込まれて使われているので、まるで自分の家から配信しているようなリラックスした空間。
内容もわりに淡々としている真面目系のトークで、彼女の性格の「芯」の方はたぶんこちらの方。
時間が早いのだけが自分にとってリアタイでは聴きづらいが(原則隔週火曜日21時から)、聴くとまったりとした時間が過ごせるので、ザキニシのように瞬間的にTwitterで反応して周りの反応ともどもリアルタイムに楽しむというよりは、タイムシフトで飯食べつつとか酒飲みつつ「ながら聴き」していたりする。
ザキニシはシーサイド系番組で一番メールが多いらしく、いままでに数回イベントの感想などを送ったこともあったけれども採用されたこともないし、そもそもあのぶっ飛びテイストに合ったメールを書くこと自体難しいので、ここ1年以上は完全に「聴く専」だが、ナナロクの方は送ったTwitterやメールが何度か取り上げられている(収録前にTwitterとメールで別々のテーマでコメントを募集する⇒メールは他番組と同じ「お便り募集」形式だが、Twitterの方は募集ツイートのリプライでぶら下げる形になるので、収録中に彼女がそれをたどってコメントくれたりする感じ)。
ま、そのテーマは「この1年で変わったこと」とか「あやちゃんへの誕生日メッセージと来年ナナロクでやって欲しいこと」というようなふつーのもあるが、「絶望を感じた瞬間」や「人生においてリセットボタンを押したくなった瞬間」、「バレンタインの良い思い出・残念な思い出」といった何となく闇な方向にも転がりそうなテーマも多く(そしてリスナーもそれに合わせてくるので)、そのわずかな毒気成分が結構いいスパイスになっている番組。
そしてボイスガレッジはかなりなんでも自由にやらせてくれる会社らしく、他局の宣伝をするなどしても問題がないみたい。デレマスやBLAME!などの映画やイベントへの出演情報だけではなく、響 Radio Stationの「radio 1000ちゃんねる」やシーサイドでのソロイベント、名古屋学院大学系のニコ生project758といった「他局番組/イベント」にも番組内や番組公式Twitterで触れられたことがある....ばかりか、それらのイベントや配信時間が「火曜の21時」に被ると、フレキシブルに配信時間の変更があるなど、かなり「あやちゃんの活動」をフォローするような体制をとっている、「あやちゃん情報発信番組」に近い感じもあるプログラム。
そんな「ナナロク」、イベントとしては今まで2回あり、初回は今年(2017年)の4月に親友のるるきゃんこと佳村はるかをゲストに迎えたトークイベント。そして2回目が10月の本DVDの先行発売記念のイベントだった。
後から入ってきた某政治団体の集会に巻き込まれて(多数の報道陣などがいたため混乱を避けるために)、イベント前日夜に八重洲のビジョンセンター東京 Vision Hallという横広の会場から、渋谷のFORUM8 オリオンホールという縦長の会場に変更となり、当日現場に着くまで全くどこに座れるのか不明だったり、旧会場から移動する観客を待つためリアルタイムで何度か開演時間が変更となったりとバタバタはしたが、イベントそのものはその分手作り感あふれるものでとてもよかった。あやちゃんもスタッフも直前の変更を申し訳なく思ってか、普段よりさらにサービスが良かったような気もするし(見えないでショ!と客の間やサイドの通路通って最後列まで来ること数回、など)。
DVD発売記念イベントと言っても、DVDに使われなかったボツシーンを中心にダイジェスト映像を流して、それに対するコメントというコーナーに加えて、会場アンケートに答えたり、お客さん弄りの場面といった普通の?コーナーも多く、DVD紹介一辺倒の構成ではなかったので、この「DVDそのものの完全版」はその場では観ることなかった。
なので、帰宅してからじっくりと観賞。
...内容的には旅行記に近い。
ザキニシのDJCD添付の映像特典のように、収録時の想い出を語るような「付録あつかいのもの」ではもちろんなく、シーサイド系やアニメのイベントDVDのように企画をやったりするわけでもなく、沖縄の各所を回りながら、いろんなことをトークする形の映像。その中でTwitterのリプライなども取り上げるので、フォトブック
の添付CDの自身の想い出語りのように、完全に真面目一辺倒の一人語りではないが、雰囲気的には上記フォトブックの特典CDに絵が付いた感じ+出張版ナナロク+訪れた観光名所の紹介と言った、ゆる~いカンジでのまったりトーク。
まず、万座毛の海岸を歩きながら「バラエティDVDじゃないぞ」と言いつつ始めるあやちゃん。「いっしょに来ているていで、普段話すことだけをダラダラしゃべっていくDVD」ラシイ...w
さすがにダイビング中は水中マイク装備ではなかったので、単なるイメージ映像。
そのあとはダイビング⇒第一牧志公設市場でのお魚選び(この市場は購入したものを上の階の食堂で調理してもらえる)。面識のある魚屋さんの店長に「仕事している感じじゃない」と言われるほどリラックスモード。
...そしてひたすら飲んで喰うあやちゃんw
あれだけ喰ったのに「二次会」w 琉球料理の「うりずん」。来た料理の写真撮ったりしつつ緩ーい感じで。ここでTwitterで募集したリプに対するコメントを読む。ここら辺は普段のナナロクっぽい(普段でもナナロクは緩い)
30歳になっての心境や、北陸新幹線に対して石川弁で一言!など色々なリプを
そして海カフェ(ビーチテラスカフェ ダイヤモンドブルー)でさらに飲むw(←ロケは2日間あって、DVDでの時系列はバラバラなので1日でここまで飲み食いしたわけではないみたいだが)。ここでは番組の雰囲気でテーマトーク。将来どんなBBAになりたいかw 「ちんまりカワイイおばあちゃんになりたい」⇒「(そのためには)結婚していたいよね」←本人切実w
旅行にはお土産...ということで「じーまーみ豆腐 花商」でお買い物。あと、緒方恵美さんにゴジラ柄の男物のトランクスを買うw
ラストはBar Owlでエンディングトーク。「みなさん、楽しんでいただけましたか?ま、一番楽しんだのは私なんですけどね」←全くその通り。
やってきたカクテルの写真撮るあやちゃん←収録とか関係なく、余所行きではない感じね
全編通してみると、TVの旅番組の「旅人」があやちゃん一人で、その一部にTwitter投稿へのリプなど「ナナロクテイスト」がちりばめられている感じ。
「ナナロク」のオープニング曲は、生ギターを中心としたボサノヴァ調のインスト曲ナンだけれど、それが似合うゆる~~~いカンジの映像。
ザキニシなどのキレッキレの彼女を期待したんだとしたら期待はずれ。
なんとなく、「彼女とデートなう」のイメージというか。
まったりと、酒でも呑みながら夏の沖縄を味わうという感じ?
ま、トークショーで隣に座った人がDVDの一部を観て呟いた言葉が、このDVDの中身をもっとも端的に表しているかもしれないが。
-結局、飲んで喰ってるだけじゃネェかw-(^^ゞ(^^ゞ
【収録内容】
1. オープニング & 万座毛海岸
2. ダイビング
3. 第一牧志公設市場
4. 琉球料理
5. 海カフェ
6. お土産
7. Bar & エンディング
*イベントの方のハイライトは
・会場のカワイイ女性からアンケート回答をもらって息を荒げるあやちゃん
・第1部で「ヲタクはこの世で一番信用できる生き物」と力強く言い放った同じ人が、その数時間後に「付き合い方がわからず数日で彼女と別れた」人に向かって「これだからヲタクは…」と華麗なる掌返しを決めた事
ディープなファン向け
あやちゃんの表層には、ザキニシや秘密の光合成、キルラキルあたりで見せる「ヒトを楽しませに行く」おもしろいキャラクターが表現形としてはあるが、芯は結構真面目で「普通のひと」。そのあたりのギャップにまで惚れ込んだ人にはいい(「ナナロク」聴ける人ならOK)。ふだんシーサイド系などのイベントで見せる爆発力を期待すると完全に拍子抜け。
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購入金額
5,184円
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購入日
2017年10月01日
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購入場所
「DVD『洲崎綾の7.6』vol.1 ~沖縄編~」先行発売記念トークショー
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