これまでも何度か登場している末尾が「P」のモデル。

　Skylake世代では、Core i3とCore i5だけにラインナップされることになりました。また、これまでは内蔵GPUをなくしたモデルでしたが、今回は内蔵GPUの性能を落としているということで、一応画面の出力はできます。「映ればいいんだよ！」といったところでしょうか。実際、他のCore i5がHD Graphics 530を搭載しているところ、6402PはHD Graphics 510を搭載しています。 スペック的には半分の性能といったところです。それでも3画面出力はできるので、今時のCPUですねぇ。

　問題は、内蔵GPUの性能を落としたら、何故か動作クロックが2.8GHzで、TDP65WというCore i5-6600Kとは比べられない性能に落とされたことでしょうか。Core i5-6600と比べるのも難しいですね。比べるなら動作クロックが2.7GHzのCore i5-6400あたりになりそうです。そして、Core i5-6400とCore i5-6402Pの価格差は約2000円。グラボ搭載を前提に、内蔵GPUのスペックを落として

価格を抑えるのが「P」モデルだと思っていたのですが……。比較対象との価格差があまりないため、ただ内蔵GPUの性能が低いだけのCPUとなっています。何故、こんなCPUを発売した？　何故、こんなCPUを買ってしまった？

　謎ですね。

　まぁ、変わったCPUだったからというだけなんですが、内蔵GPUの性能があがったSkylake世代のCPUとしては完全に失敗という気がします。今でも、本当に購入してよかったのか？　悩みはつきません。

まぁ、いっかー　

　Skyalake世代のこのパッケージ。結構好きなんですよ。欲しかったんですよ。わりとスルーしたかったSkylakeだけど、おかしなCPUがあったことで買う機会ができました。ありがとう6402P！　めっちゃ後悔してるけどね！！

　ちなみに、このCPUを唐突に買おうと思った理由は、夏のCPU殻割り大会～これが専用ツールの威力だ！割って割って割りまくれ～　かいうイベントがあったためです。

　Core2あたり持っていってお茶を濁してもよかったのですが、それだけじゃ面白くないでしょう？　どうせ殻割りするなら少しくらいリスクがないと面白くないので、イベントう当日に秋葉原で購入。そのまま殻割りﾋｬｯﾌｰ!　という流れです。

　本日の主役に登場してもらいましょう！

　Rockit 88を使って殻割りを開始。

　皆さん、どんどん殻割りしていきます。

　ひと言でいうと、ひどい状況。

　古いCPUを持ち込んだ人が多かったので、グリスじゃなくてハンダなんですが、どんどん殻割りされていく。ハンダでも簡単かつキレイに殻割りできるのでRockit 88はいいですね。ちょっと欲しくなります。

　ウチの6402Pの出番も来ましたよ！

　セットするとこんな感じi。

　なんかSkylakeだけ手応えが大きくて怖いです。「バキッ！」なんて音が響き渡るので少しビビります。

　ちょっとビビらされるけど、殻割り事態は問題なく手軽に終了。

　驚いたのは、ヒートスプレッダが分厚い。重い。Skylakeは基板が薄くなっているので、その分ヒートスプレッダが厚くなっているんですねぇ。熱伝導率が悪そうで、よけい殻割りが有効に思えます。

　殻割りしたら動作チェックしてね。と、検証機材も用意されていたので、もちろんチェックしますよ。Z170-Aとか自分じゃ買いそうにないので、A170-Aにセット。

　キタコレ！

　ちゃんと6402Pで認識し、2.8GHzで動作してますね。

　殻割りしたヒートスプレッダをそのまま載せて、グリスも塗らずにCPUクーラーをセットしての動作確認なので温度とかは特にチェックしてません。すぐに停止して取り外します。

　いや～、楽しいですね殻割り。

　6402Pのレビューじゃなくて殻割りで遊んだだけですね。

　どうなんでしょうね？

　知りませんね。

　殻割りしただけなので。

　殻割りした6402Pは机の前に飾ってます。このパッケージは好きなので、なかなかお気に入りです。後は、M/Bやメモリを買ってから（持ってないので）考えようと思います。