にごり酒自体は通年販売されていますが、この生酒は冬の間だけの限定販売です。

銘柄の富士千歳。　名前の由来は、、。

江戸時代、松井酒造のお酒は二隻の船〝八幡丸・天神丸〟で海を下りました。

「富士千歳」は、霊峰富士に航海の安全を祈願し、

お客様の千歳の幸せを願い命名されたと伝えられます。

様々な銘柄がある松井酒造のお酒ですが、この富士千歳は、定番らしく万人に好まれる旨さが楽しめます。

精米歩合は70％

日本酒度数は-6.0

アルコール度数は14〜15度

火入れされていない生酒ですので冷蔵庫保管が前提です。　それでも開栓時に吹き出す事があるそうです。

安静下では濁り成分が分離していますが、お召し上がりの前に振るとこのようになります。

にごり酒

甘いです。　キレはありません。　少し濁り成分が口中に残る感じがあります。

おそらくにごり酒を経験されていないおものだちが想像なさるより、いわゆる癖はありません。

かと言って普段お飲みになる清酒とは異なる味わいです。

お燗で戴くお酒ではなく、冷やして、またはオンザロックで戴くことが推奨されています。

時期も時期ですので、おでんや湯豆腐と合わせて楽しむのが良さそう。

私はこれだけで楽しめます。

一緒に頂戴したチョコレートと合わせても美味しいですよ。

松井酒造さんは、数年前まで酒販店でしたが、新しくマンションを建設なさった時に良い水が出たのを機に、もう一度造り酒屋として再出発なされたと伺っております。

この数年で吉田神社だけでなく金閣寺や銀閣寺の御神酒御用達のブランドとして地位を確立されています。

「洛中の造り酒屋はうちだけどす。」と仰っていたのは佐々木酒造さん。　あの佐々木蔵之介さんの生家です。　うちだけどすと言えなくなってご機嫌斜めだとか、、。

佐々木酒造さんの清酒は未体験なんで比較できませんが、京都は伏見の清酒とは少し風味が違う松井酒造さんの清酒。

あくまでもなめらかで、静かに、柔らかい味わいです。

特にこの神蔵は凄い清酒でした。　一昨年の誕生日にいただいたのですが、もし栓を開ける機会があれば　ぜひお伝えしたいです。

京都のお土産として　お漬物　お菓子　そして松井酒造の清酒も　オススメできます。