レビューメディア「ジグソー」

FN1242Aに次ぐ期待の国産DAC-IC

本日、到着。

Rev1.2です。

1セットのみの確保です。デュアルモノの製作は予定外です。

とにかく電源が・・・w

 


2015.09.20

 

ちょっと話は脱線します。

 

タイトルに、「FN1242Aに次ぐ」と書きましたが、その理由をご存じの方はいらっしゃると思いますが、少し説明を。

 

新潟精密のDAC-ICは、FN1241とFN1242Aの2種類が存在します。(後継製品の企画もあったそうな)

このうちFN1242Aは、秋月電子で\800ととても安価に売られていたのですが、メーカーが倒産したので流通在庫のみの販売だったんですね。

 

一時期は大量の買い占め問題とかネットでも話題になりました。

 

 

しかし、FN1242Aがこれほど(一部の方々に)人気があったのは何故なんでしょうね?

あらためて考えてみたり。

 

このDAC-ICの音質が好きな人はいると思います。私もその一人ですけど。

ヘンに色付けがなくて、ヴォーカル曲やクラシックなどにとても合っていると思います。

 

ただ、音質はICだけで決まるものではないので、大まかな傾向だけの話と思ってください。

 

 

あとは、PCM2DSD機能を持っていたことでしょうか。

 

それに希少性も加わってヤフオクでの高騰を呼んでしまったのかもしれませんね。

(細かな経緯は省略w)

 

いずれにしましても、国産のDAC-ICはそれほど多くなく、私も日本人ですのでなんとなく国産を応援したくなったりしますw

 

FN1242Aは既に入手困難ですから、いつまでもこだわるのはどうなのかなと思います。

 

 

そんな経緯で個人的にはそろそろFN1242Aと決別してもいいんじゃないかと考えてますし、今の時代に合った性能や機能性を有し、入手しやすいICを積極的に扱うほうが幸せになれるのではないかとw

そう考えています。

 

旭化成エレクトロニクス製のDAC-ICは439Xシリーズがありましたが、その後継となる449Xはこれから採用メーカーも増えてゆくと思います。

 

自作基板も出てきたので、これからはそちらに期待しましょう!と、そういう思いで書いています。

 

<独白ここまで>


2015.09.20

 

あれ、パーツ揃ってるじゃない。

これさえあれば、完成しますね。

じゃあ、取り掛かりますかw

 

できました!

 

って、パーツの取り付けはそれほどでもないです。

DSD原理基板みたく、256コの抵抗をはんだ付けする苦悩と比べたら楽勝です。

 

あとは、火入れですね。

あ、電源がw そろそろ電源トランスを取り寄せましょう。

 


015.09.27

 

というわけで、DSD原理基板よりも先に出音することになりました。

経緯はこちらから

 

当DSD基板は電圧出力なので、IVアンプとの接続にはVI変換のための抵抗を挟みます。

とりあえず、仮組みしてみました。

 

仮組みとはいえ、ひどいなぁ(笑)

ヒーター電源用の基板は結構発熱します。

が、各系統の電圧はとりあえず正常。

 

まずは、DSDで聴いていたのでP2D基板からDSD入力で試してみます。

 

音出ました。

 

が、ちょっとハムノイズが出ていますね。

これは仮組みで結線が乱雑なので、このあたりを整理しないといけなさそうです。

 

が、それなりにボリュームを上げてゆくとまともに聴けます。

DAC1242-2.1から切り替えた印象は、

 

全体的に音像がふわ~っと広がる感じですね。

DAC1242-2.1のほうがこじんまりまとまっていてタイトな感じです。

 

これはIVアンプの違いなのかな。

 

いつものように、私のリファレンスで視聴してみます。

 

Gauchoは、音像が小さくまとまる録音なので、これがあまり広がって聴こえるのは良くないんです。

が、悪くないです。

 

トランペットやサックスなど管楽器の音が厚みが出ていて艶っぽくて聴きごたえありますねぇ。

これは音楽好きには好みの傾向だと思います。

 

AK4490S自体はおそらく、クリアでフラットな音質のような気がします。

これにハイブリッドIVアンプのテイストが重なって前述の印象になるのかもしれません。

 

ハム対策はケーシングなどしっかりと見直さないとダメですね。

あ、あとP2D基板からDAC基板までがちょっと長めのフラットケーブルなので、まずはこれをなんとかしないと。

 

とりあえず、HDMI基板によるLVDS接続ですか、ね。

 

それと、電圧出力のためハイブリッドIVアンプの手前に1KΩのVI変換用抵抗を入れていますが、

手持ちのKOA金被を使っているので、これをもう少しイケてる!?抵抗に入れ替えるなどのオプションも検討したいところです。

 

とりあえず、Vishay VSRとか。


2015.10.04

 

DSDの再生はOKだったので、今日はPCMの再生を試してみました。

 

P2Dリクロック基板側の設定をPCMパススルーに変更します。(1pin Close)

DAC基板側のSW1でPCM入力設定に(1=OFF 2=OFF)

 

RPiからは24bit 88.1KHzで送り出していますので、それは設定変更なしで。

 

音出ました。

 

DSDもいいですけど、PCMもいいですねぇ。

フィルターが豊富なので、いろいろ試してみたいです。

 


 

2015.10.24

 

<予告編> 

 

IVアンプ基板側のヒーター電源をL、R独立に。

I2S-HDMI基板を実装(←まだやってなかったのか?)

 


2015.10.24追記

 

エージングもかなり進んできたので、少し感想を。

 

いつまでも聴いていたくなる音色です。

これ、ハイブリッドIVアンプの音なのかな。

 

いろんなソースを聴いていますが、クラシック、ヴォーカル曲などがとても合っています。

真空管使っているから「暖かい音」とかではないです。

 

とてもレンジが広くて音像の定位もイイです。

 

あと、PCMとDSDの音の違いがわかりません。

DSDのほうが少しあっさりしている感じがしますが、これはPCMのデジタルフィルターのせいかもしれませんね。

 


2015.12.05

 

AK4490のデジタルボリュームについて追記

 

http://www.akm.com/akm/jp/aboutus/news/20140501AK4490_001/

 

「ディジタルボリュームとソフトミュート機能はPCM/DSD入力データと外部ディジタルフィルタ入力データに対して同じように機能します。従って、データの形式を意識することなく再生レベル等のコントロールが可能です。」

 

ということで、DSDでもデジタルボリュームが使えるんですね。

これはとても嬉しい仕様です。

 

パワーアンプに直結すれば、プリアンプレスで使えます。

 

 

  • 購入金額

    3,900円

  • 購入日

    2015年09月19日

  • 購入場所

    やなさんの頒布

20人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (34)

  • CR-Xさん

    2015/09/19

    リセットIC付Rev.入手おめ(^o^)丿
  • mr_osaminさん

    2015/09/19

    やなさん、リバイスが早いので初版売り切れでさっそく次版は改版されています。
    これだと2電源で済むので経済的w
  • harmankardonさん

    2015/09/19

    期待しています.

    私には,QPFのハンダ付けは,無理です.
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