初のDualCoreスマホとして結構なヒットとなった、SAMSUNG製スマートフォン『Galaxy SII』は、正直言って、性能はともかく「不具合の多い機種」であった。

特に酷かったのが、充電障害。

MicroUSBの端子が、充電の度に抜き差ししているうちに接点不良を起して死ぬ。
この接点不良、実に分り難い壊れ方をするのも特徴の一つで、充電してはいるが「本来の充電速度の半分以下」になったり、ちょっと傾くと充電しなくなったり、充電に問題はないけども放電が異常に速くなるなど・・・

「MicroUSBの不良と分り難い」壊れ方をするのが、実に嫌らしいのである。

そういうわけで、この手の障害が出たら修理に出すほかないのだが、既にこの時期では当たり前だが保証切れ。

とはいえ、性能的にはまだWifiなりで使い道があるだけに、捨てるのは惜しい。

そういうわけで、何かヒントはないものかと検索してみたら、端子基板だけ交換すれば大概治るという。
価格も1400円弱と、割とお手頃。

まあ、死んで元々、治れば儲けもの程度の意識で、発注してみたのがコレだ。

こちらが、保守用のMicroUSB端子基板である。
本来はLTEモデル用の機材らしいが、筐体を少し加工すれば３GモデルであるSC-02Cでも利用出来る。

ただし、本来のSC-02C用ではないので、充電表記が一部「充電していない」と表示される場合がある。

それ以外は、特に問題なし。

充電していないと表示されていても、きちんと充電中はバッテリーアイコンが点滅するし、充電率は上がっていくので、ちゃんと充電されていることがわかる。

無論、交換する場合は本体の分解が必要だが、T5のトルクスドライバーと精密ドライバセットとギターのピックがあれば、ちょっとの勇気さえあれば誰でも開けられる。

交換後の充電は、すこぶる快適。
この問題が出て眠らせてる人は、一度お試しあれ。