Seagateが、時折忘れた頃に出してくるのが、HDDにSSDを追加してアクセスを

高速化した、いわゆるHybridｰHDD。

今回、その製品で初めての3.5インチモデルが登場。

実はまだ容量で困ってるとか、そういうことはないのだけど、ちょいと速度がふらつく傾向こそあるが、シーケンシャルも結構速いというので、一つ買ってみた。

プラッタは一枚で１TBとのことなので、この２TBモデルは二枚のプラッタを格納している。

二枚プラッタのHDDとしては、かなりずっしりと重い。

裏面写真。この基板に、NANDフラッシュが直付けされているそうだが、特に他のHDDと比較して基板が大きいということはない。

見た目はごくごく、普通のHDDだ。

接続も普通、認識も普通のHDDと変わりない。

SSDが内蔵されているという点については、殆ど意識することが出来ない。

こちらが、CDMの取得結果。

SSHDは何度かベンチを取ることで速度が上がる傾向があるというので、四回ほど取得してみたが、だいたい同じような数字が出た。

確かに、HDDとしてはかなりの高速ドライブとして完成している。

また、このドライブにソフトウェアのインストールを行った場合、起動速度は一般的なHDDよりかなり高速になる。

ちなみに、シヴィライゼーションVを試しに起動してみたところ、起動完了までのタイムは、

SSD520Pro(250G）からだと21秒、

このHDDからは37秒、

東芝DT01ACA100（１TB)からは43秒だった。

なお、本製品は二度三度と起動を繰り返すことで、頻繁に使うデータをSSD側に集めるよう学習する。

二度目以降、いきなり30秒ジャストくらいに短縮したので、実際に効果はあるようだ。

単純にHDDとしても高速なので、性能のほうは満足出来る。

ただ、問題は価格。

２TBの7200rpmなHDDって、既に7500円くらい。

価格差がかなり大きいので、今回の製品もネタで終わる予感がする。