この度は、IO DATA カードリーダー USB2-W63RW/Bのレビュー機会を戴き、zigsow様をはじめとする関係者の方々に深く感謝します。
私が普段利用するメモリカードは、
(1) デジタルカメラ Nikon D800E,Nikon D3,CASIO EX-ZR100
(2) スマートフォン docomo GALAXY S2
(3) データ受渡し用 USB アダプター
が非常に多く、それ以外では、デジタルビデオカメラで静止画を撮る時位しか思い浮かびません。
使うメモリの種類は、Compact Flash , SD Card , micro SD Card , MemoryStick Duo位です。
稀に友人から頼まれて、上記以外のメディアを使うことがあるくらいです。
デジタルカメラでは、私はカメラ本体からメモリーカードを抜いてカードリーダーを使って画像データを転送します。
デジタルカメラにUSBケーブルを繋いでもPCに転送できますが、カメラ毎にUSBケーブルが異なっていたりして面倒です。
一方、スマートフォンに関しては、充電のためにUSBケーブルを繋ぐので、わざわざメモリーを抜くことはしません。
スマートフォンの場合、本体の裏蓋を外し、バッテリーも取らないとメモリーにアクセスできないので殆ど外すことはありません。
パッケージ外観
パッケージは、ブリスターパックに入っていて、付属品は、USBケーブルと取扱説明書だけです。
USBケーブルは、USB 2.0 mini Bオス-Aオスです。
このカードリーダーは、65種以上のメディアに対応し、SDHC,SDXCのUHS-1にも対応したモデルです。
対応メモリーカード一覧表
私が、このカードリーダーで一番気に入った点は、殆どのメモリーカードをアダプターなしで直接挿せるところです。
取扱説明書を読むと、MemoryStick microだけは、アダプターが必要なようですが、私が普段使うメディアでは、アダプターなしで使えることがとても嬉しいです。
多彩なメモリー形状に対応したソケット
また、micro SDカードでは、専用のプッシュロック式スロットがあり、安心して使うことが出来ます。
我が家では、micro SDやmini SDカードアダプタ,MemoryStick Duoアダプターが多数あり、micro SDカードアダプターでは、SDXC非対応であったり、ライトプロテクトスライダースイッチがアダプター挿入時に勝手に動いて、意図せずライトプロテクトになったりと結構面倒なので、アダプターなしで使えるカードリーダーはメリットがあります。
コンパクトフラッシュに関しても、Type 1,2両対応で、UDMA転送にも対応しているので安心して使えます。
コンパクトフラッシュに関しては、ソケットがカードリーダーの奥についていて、深く挿せるのでガイドに沿った挿入が出来て安心です。
コンパクトフラッシュのコネクターには、多数のピンが立っているので、差し込み口が浅いと、斜めに刺さってコネクターのピンを曲げてしまうのではないかという心配があるのですが、ガイド部分が長く奥深くにコネクターがあると、安心して使うことが出来ます。
PCの3.5インチベイに入れている、AINEX カードリーダーは、挿せるストロークが浅いので、いつも気を使って挿しています。
デスクトップPCのカードリーダーとの比較
CFカードのはみ出し程度からコネクタ位置を比較
同時にレビューさせて戴いている SONY VAIO Duo 11には、MemoryStick / Duo , SD Cardリーダーを内蔵しています。
そこで、今回は、この内蔵カードリーダーを用いて、ベンチマークしたいと思います。
内蔵のカードリーダーは、PCI Express接続なので、USB 3.0対応並みの速度ではないかと思います。
メディアの読み書き速度が、ボトルネックになることをなるべく避けるために、私が持っているメディアの中で、高速なメディアを集めてみました。奇しくも全てがSanDisk製となってしまいました。
ベンチマークに使用したメモリメディア
コンパクトフラッシュ
デジタル1眼レフカメラに使っているものです。
Extream DUCATI Editionで、公称転送速度45MB/sのものです。
メモリスティック デュオ
デジタルビデオカメラに使っているものです。
ビデオカメラでの静止画撮影用なので、速度は余り気にせずに購入したものです。
SDXCカード
デジタル1眼レフカメラに使っているものです。
3,630万画素(約60MB/コマ)のデジタルデータや、1080ｐでの動画撮影を行うため購入した、公称転送速度95MB/sを謳う Extream Proカードです。
このカードは、UHS-1対応なので、class 10以上の高速転送に対応しています。
micro SDXCカード
様々なアダプタ(USBメモリ,SDカード,コンパクトフラッシュ)を介して、データ受渡しに使う用途です。
class 6なのですが、UHS-1対応なので、他のclass 10 micro SDカードより速いと思い選択しました。
ベンチマーク結果
結果としては、内蔵カードリーダーとほぼ同程度の転送速度が確認できました。
内蔵カードリーダーもUSH対応なので、内蔵カードリーダーと同程度の速度が出せたのは立派だと思います。
対応メディアが多い分安心して使えるカードリーダーだと思います。
残念ながら、SDXCカードの公称転送速度である95MB/sには及びませんでしたが、これは、USB 2.0対応のインターフェイスがボトルネックになっているのではないかと思います。
今回レビューさせていただいたカードリーダーは、対応メディアも非常に多く、殆どカードアダプターなしで使えることに好感を持ちました。
更に、ファームウェアのアップデートにも対応しているとのことなので、長く付き合える商品だと思います。
また、転送速度に関しても、ダントツではありませんが、結構速い速度で読み書きできるので、使いやすいカードリーダーだと思います。
しかし、USBインターフェイスは、今後 USB 3.0に移行することは明らかであり、デジタルカメラは、コンパクトデジタルカメラも含み、更なる高画素化が進み、カードリーダーでは、より大きなサイズのデータを読み書きすることが増えると思います。
次期商品では、是非ともUSB 3.0に対応したカードリーダーとして戴き、更にストレスのない読み書きを実現して戴きたいと思います。
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