レビューメディア「ジグソー」

防犯用

 屋内に防犯カメラを付ける必要性を感じたため、無線LAN搭載で NASと連携が出来動体検知機能のあるモノを探すと以前プレミアムレビューが行われた本品が安く出ていたので購入してみました。

 ところが必要性を感じてはいたものの喉元過ぎればなんとやらという事でまたしても購入から半年以上経ってから箱を開けたのでした(^^;

 仕様をざっと見ると

  カメラ:130万画素CMOSセンサー
  対応解像度:SXVGA、VGA、QVGA
  最大撮影レート:VGA/QVGA 30fps、SXVGA 10fps
  無線規格:IEEE802.11n,g,b
  有線規格:100BASE-TX/10BASE-T
  対応OS:Windows 8/7/Vista/XP、Mac OS X 10.6~10.8
  対応モバイル端末OS:Android 2.2~2.4/3.2/4.0/4.1、iOS 4.0~6.0

 といったところで、画素数が低かったり LANの規格が最速でなかったりしていますが、この程度あれば防犯目的なら十分といったところでしょう。

 箱を開け中身を出してみると、カメラ本体の他電源コード 2種類(AC、USB)と説明書類の他にちょっと重めの箱が入ってました。

 箱の中身はスタンドがバラバラになって入っており、本体が軽い(約90g)のでスチール製のこのスタンドに載せておけば特に固定しなくても倒れそうにありません。

 雲台は 90度しか曲がりませんが、台座にはネジ穴があり添付のネジで壁に固定する事も出来るのでどの角度でもカメラを設置する事が出来ますね。

 本体前面にはレンズとランプがあり、電源ON時には青色に点灯しています。

 黄緑色に点灯時はネットワーク接続中、早い点滅時はデータ送受信中、遅い点滅時は WPS接続中となっています。

 上にあるアンテナは 90度曲がるようになっています。

 背面には、スタンド固定穴、LANコネクタ、DC IN、WPS/初期化ボタンがあり、初期化時は 10秒以上ボタンを押すことで初期値に設定を戻せます。

 設置は本体に電源接続後、WPSを利用できれば簡単に繋ぐ事が出来ます。

 ただ私は勝手に設定されるのが嫌いなので、いつもこの手の設定は有線LAN接続して行います(^^;

 続いて Windows PCで I-O DATAのサイトから「Magical Finder」をダウンロードして利用します。
 (Androidや iOSの場合は「LCAMView」を検索しインストールした後、添付の
 「簡単接続シート」にある QRコードを読み込めばすぐに映像を見る事が出来ます)

 「Magical Finder」はネットワーク上から I-O DATA製品を見つけてきて、IPアドレスの設定とブラウザ画面を呼び出すツールで、DHCP運用ならばこのまま「ブラウザ」をクリックすればブラウザが起動し、「ActiveX」のインストールした後、映像が表示されます。

 しかしながら、うちでは DHCPが不調な事もあり全ての機器に IPアドレスを振っているので今回は「IP設定」ボタンを設定してからブラウザにとびます。


 ちなみに「IP設定」では DNSの設定が行えない為、個別に設定する必要があります。

 更に今回 WPSで行っていないので無線LANの設定と外部ネットワークから接続するための設定を行います。

 NASの設定は「システム」の中の「NAS保存設定」で行います。

 更に動体検知も行いたいので、「動作検知」の「動作検知設定」から行ないたい操作を選んで有効にします。

 とここでよく調べなかった私がいけなかったのですが、動体検知では動画を撮りたかったのですが、本品では画像をメールで送るか FTPサーバーに送るかしかできません。

 室内の明かりでは静止画だと動いていると被写体ブレをおこしてハッキリ映らない事が多いので動画を撮りたかったのですが...

 このままでもとりあえず映像確認、静止画/動画保存、動体検知での静止画保存が行えますがなんとかして、動体検知で動画を保存できないか調べてみると「LiveCaputure3」というアプリケーションで行えそうです。

 「LiveCaputure3」は PCに接続された WEBカメラやネットワークカメラ、デスクトップ画面の監視・配信を行なえるアプリケーションです。

 前のバージョンは使用した事があるのですが、その時は接続できるネットワークカメラが少なかったのですが、現行バージョンでも I-O DATA製のネットワークには対応していない(プロファイルが無い)ようです。

 案の定、他のネットワークカメラ(メーカー)名で設定しても接続出来ません。

 諦めかけていた時、匿名ログインにする事で接続できたという情報を見つけ試してみると、見事映像が映りました(^^

 これで当初の予定通り、動画の動体検知も行う事が出来ます。

 ただし本品を匿名ログインにしてしまうと、ブラウザからは NASへの保存が出来なくなってしまうようなので、どの様に運用したいかをしっかりと定める必要がありそうです。

 もっと高機能・高画質なネットワークカメラはありますが、どれも結構なお値段がします。

 当初の思惑とは違い単品で動体検知での NASへの動画録画は出来ませんでしたが、この価格でここまで出来る事を考えたらかなりコストパフォーマンスは良いですね。
  • 購入金額

    5,280円

  • 購入日

    2013年11月12日

  • 購入場所

    イートレンド

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