SSDはIntel SSD 320 Series 300GB。
Intel 320シリーズ 300GB
搭載先はMacBook Pro 13インチ (early2011)。
実はこのPC、既にIntel SSD 320 Series 160GBに換装済だったりする。
なのでHDDとSSDという観点というより、SSD320シリーズ間での比較かも。
SSDは、容量が大きいほど高速という特徴があるので、同じシリーズでも性能アップが期待できる。
■SSDのコピー
まず新SSDを外付けのストレージとして繋ぐ。
私はFireWire800の外付けストレージとして繋いだ。
次に旧SSDの内容を新SSDにコピー。
使うのはOSXに標準で搭載されているディスクユーティリティ。
ディスクユーティリティ
新SSDをフォーマット後、復元を選択し、ソースを旧SSD、復元先を新SSDにして復元実行。
"復元"でコピー
120GBをコピーするのに45分かかった。USB2.0接続だともっとかかるかも。
■換装
MacBookPro13の裏側
赤印で示したネジ10箇所を精密ドライバーで全部取る。
裏蓋が開きます。
裏蓋を開くとメモリやSSDにアクセスできる。
右上に見えるのがSSD
SSDは薄いケーブルでつながってる。強度的に怖いので、強く引っ張ったりしないように注意が必要。
SSDの接続部。
後は、SSDを入れ替えて、裏蓋を閉めれば換装完了。
慣れてれば5分もかからないくらい簡単。
■Trim有効化
SnowLeopardではTrimが有効化されないので、Trim Enablerというソフトを使って有効化。これをしないとSSDの実力が出し切れない。詳しい内容は省略。
■換装後の性能チェック
SSDのベンチ。
ソフトはXBenchです。
旧160GBのSSDと新300GBのSSDで比較。
旧160GB↓
Disk Test 337.45
Sequential 222.75
Uncached Write 266.48 163.62 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 270.22 152.89 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 122.72 35.91 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 424.57 213.39 MB/sec [256K blocks]
Random 695.68
Uncached Write 515.29 54.55 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 492.83 157.77 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 2109.29 14.95 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 765.74 142.09 MB/sec [256K blocks]
新300GB↓
Disk Test 359.73
Sequential 239.64
Uncached Write 359.93 220.99 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 309.35 175.03 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 120.77 35.34 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 416.52 209.34 MB/sec [256K blocks]
Random 721.16
Uncached Write 508.51 53.83 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 565.15 180.92 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 2092.84 14.83 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 750.30 139.22 MB/sec [256K blocks]
シーケンシャルWriteとランダムWrite[256K blocks]が確かに上がっいる。逆に他はほとんど変化なし。実際に使ってみて体感できるほどの差はない。
ちなみに、このMacBookを買ったときに最初に入っていたHDD(320GB)のベンチ↓
Disk Test 50.31
Sequential 122.80
Uncached Write 141.10 86.63 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 134.58 76.15 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 85.29 24.96 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 157.97 79.39 MB/sec [256K blocks]
Random 31.64
Uncached Write 11.13 1.18 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 79.48 25.44 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 64.17 0.45 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 118.79 22.04 MB/sec [256K blocks]
さすがにSSDとHDDの差は圧倒的。
実際に使ってみても、アプリの起動の速さはSSDの方がはるかに快適。
今までブラウザのアイコンをクリックしてからブラウザが開くまで、瞬き1回分かかってたのがかからなくなったという感じ。
■起動時間チェック
最後に起動時間テスト。
電源ONからデスクトップ画面表示までを測った結果↓
旧160GB...20秒
新300GB...45秒
HDD...75秒
なんか新300GBの方が遅い…
これは今後調査の必要あり。
⇛2011/06/12追記
SSD交換後、システム環境設定→起動ディスク で
交換後のSSDを起動ディスクに指定するのを忘れてました。
起動ディスクに指定すると、新SSDも起動時間は20秒でした。
■おわりに
SSDって容量が少ないのが欠点だったけど、300GBあれば十分実用的。MacBook Proは換装も簡単だし、やって後悔することは無いと思う。HDDより圧倒的に快適なのは間違いなし。あとはお値段が3万円くらいまで落ちてくれればいいんだけど。
