レビューメディア「ジグソー」

スピード感溢れるR&B!

所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。メジャーのレア盤からインディーズのパワープッシュ盤まで広くご紹介できればと考えています。

1986年のNANIWA EXPRESS

 

解散後、メンバーの消息が殆どつかめなかったが、1990年になってそのうち二人の消息が入ってきた。一人はドラマー東原力哉。彼は同じフュージョンフィールドで渡辺香津美と組んでRESONANCE VOXで相変わらずのエネルギー炸裂ドラムをたたいていた。後一人はベーシストの清水興。彼は、R&Bフィールドにいた.....

JAYE公山とSILKY藤野のツインボーカル、ゴージャスな王道を走るダンスナンバー、炸裂する金管、ドライブするベース...そうHUMAN SOUL

このインディーズデビュー盤はのっけから「Delight Of Love」の軽快なブラスとドライブするベースで始まる。さらにこの勢いは2曲目「She's A Tigress」でも続く。今度は「As Season Goes By」はバラードだ。踊れる曲が次々と繰り出される。非常に質の高いダンストラックだと思う。

この後、このバンドは2枚のインディーズ盤CDと3枚のメジャー盤を残して解散(解散後にインディーズ+メジャーベスト盤発売)。後の盤にも良い曲はちりばめられているが、でもトータルとしてみるとこのインディーズ1stが最もエネルギーに溢れている。本当に「Delight Of Love」のイントロを聴いたときには鳥肌が立った。でもあんまり売れはしなかったんだろうね。知る人ぞ知る、から出ることはなかった。

このバンドは10年遅かったか、10年早かった、と思う。EWFなど洋楽SOULが健在なりし時であれば「和製SOUL」で行けただろうし、久保田利伸や平井堅、宇多田ヒカルなど日本でSOULを消化した人たちが足場を築いた後であればまた行きようがあった。打ち込み全盛の90年代初頭には肉体派、肉感派はスマートではなかったのかもしれない。残念です。

このインディーズ盤デビューアルバムを再発の方でなくて持っているヒトは今どれくらいいるのだろう...
このデビューアルバムを再発の方でなくインディーズ盤で持っているのがツウ?

 

【収録曲】
1. Delight Of Love
2. She's A Tigress
3. As Season Goes By
4. Baby,I'm For Real
5. I'll Never Let You Go Away
6. The Mission Quite-Possible
7. Feel The Fire
8. Blue Mercedes
9. It's Like Magic (Bonus Track)
10. Rock Me Tonight(Bonus Track)

 

「Delight Of Love」

更新: 2020/08/02
必聴度

後には名曲カバーの比率が高まるが、オリジナルも良い曲が多い

このスピード感ある新世代ファンクの路線を突き進んで欲しかったなぁ...

  • 購入金額

    2,800円

  • 購入日

    1991年頃

  • 購入場所

15人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • cybercatさん

    2020/08/03

    日本人離れした二人のヴォーカリストに手練れのバック...なんで売れなかったんだろ、という感じです。

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