レビューメディア「ジグソー」

zigsowプレミアムレビュー 「intel Desktop Board Extreme Series DP67BGB3」

僭越ながらレビュアーに選出いただきましたのでいろいろ買いそろえてきましたよ。
intelご担当者様、zigsow管理者様、ありがとうございます。お陰様でたくさん経済貢献できました(涙)

ということで、今回組んでみるPCの構成はこのとおり。

[MotherBoard]
  intel DP67BGB3(今回のレビュー製品)

[CPU]
  intel 2nd Generation Core i7 2600K 3.4-3.8GHz

[MEM]
  Patriot Memory Signature Line PSD38G1600KH(DDR3 1600 4GB x 2)

[Storage]
  intel SSDSA2CW080G3 (intel SSD 320 SATA2 80GB) for System
  Western Digital WD5002AALX-00J37A0 (WD5002AALX SATA3 500GB) for Data

[Graphics]
  InnoVision GeForce 9600GT Armour(もらい物)

[Power Supply]
  Owltech Seasonic Xseries 650W 80PLUS GOLD SS-650KM

[Case]
  Owltech OWL-612-SLT/430(もらい物)


マザーボードとケース、グラフィックスカード以外はすべてレビュー品到着翌土曜日に、雨の秋葉原で揃えてきました。ものリンクのものがそれらですね。

マザーボード・CPUが intel ということで最近発売開始した Intel SSD 320シリーズを勢いで購入しちゃったので、それをシステムドライブとして組み上げてみます。


【組み立て編】
 さて、まずは組み立てていきます。内容物等については既出のレビューを見ていただけるとよいかと。
特筆するとすればやはりマニュアル類でしょうか。 英語マニュアルの一枚紙はCPUを載せるところからストレージを繋ぐまで注意すべきところも含めて絵を中心とした手順書になっていて、次に何に取りかかればよいのかがとってもわかりやすいです。
 それからこのマザーにはWi-Fi/Bluetoothモジュールがついているのです。これいいですね。
でも今回はまだ実装していません。なぜかというと自宅の環境をGbEで統一してあることと5インチベイの裏に貼り付けるタイプだから。まぁ気が向いたら付けてみます。

ただ、自作PCの組み立てに慣れていない人が躓くだろうと思われる箇所が数点ありましたね。
かくいう私も久しぶりの自作なのでまんまと引っかかってしまいました(笑)

頂き物のPCケース(OWL-612-SLT/430)にはあらかじめ430WのSeasonic製電源が搭載されています。これでは心許ないと感じたのでちょうど代替わりで安く出ていたSS-650KMを換装しました。

Fig.1 電源換装(SS-650KM)
Fig.1 電源換装(SS-650KM)




Fig.2 Owltech OWL-612-SLT/650改
Fig.2 Owltech OWL-612-SLT/650改



ココにマザーボードが収まるのですが、まずはCPU、CPUファン、メモリーを載せていきます。
うちのCPUさんはマレーシア産ですね。

Fig.3 Core i7 2600K
Fig.3 Core i7 2600K



で、できあがったマザーボードをケースに収めてグラフィックカードを挿します。。。

そして電源を適宜接続。それぞれが脱着可能なモジュラーケーブルになっているのでとっても楽です。ペリフェラル4pinはまったく使ってないです。いやはや時代を感じる瞬間ですね。
612SLTに収めるとこんな感じです。

Fig.4 搭載図(ケースにマザー+電源+CPU+メモリー+VGA+SSD)
Fig.4 搭載図(ケースにマザー+電源+CPU+メモリー+VGA+SSD)



はい、ココまではホントに簡単に載せることが出来ました。
唯一迷ったところ、フロントパネルのLED・スイッチ周りをピンヘッダーへ挿すときに悩みました。
マザーボードのドキュメントをintelサイトから落としてきて数分間にらめっこ。
-Intel Desktop Bard DP67BG - Technical documents
http://www.intel.com/Products/Desktop/Motherboards/db-DP6...

結局一番わかりやすかったのはマザーボードに付属のピンアサインのステッカーでした。
[DP67BG_TechProdSpec.pdf]のp.49にも載ってるんですけどね、HDDのピンを逆に挿してました(汗)久々にやると勘が鈍ってますね。。。


気を取り直して、まずはBIOSの設定を確認し、そのあとにストレージを載せました。
ドクロさんが光っています。ストレージへのアクセスがあると目の部分の赤LEDが光ります。

Fig.5 電源On
Fig.5 電源On





【OSインストール編】
 今回はExtremeマシンということで、敢えて光学ドライブを搭載していません。
OSインストールで取った手法は、USBメモリインストール。

このツールを使えばイメージの作成はとっても楽ちん。

-Windows 7 USB/DVD ダウンロード ツール
http://www.microsoftstore.jp/Form/Guide/downloadTool.aspx

このツールでUSBにISOイメージを展開してUSBブートすれば、このExtreme環境では
なんと10分でOSインストールが終わってしまいます。 しかもお手軽。



【チューニング編】
 いくつかベンチマークを取ってみました。

 まずはストレージ。

Fig.6 System(intel SSD 320 SATA2 80GB)
Fig.6 System(intel SSD 320 SATA2 80GB)



Fig.7 Data (WD5002AALX SATA3 500GB)
Fig.7 Data (WD5002AALX SATA3 500GB)



まぁまぁこんなもんでしょう。
システムドライブを80GBにしたので今後プログラムをどんどんインストールしていくと
すぐ逼迫してしまうんじゃない? まぁそういうことでProgram Filesあたりをデータ側
へ移行してみた結果、Windows Experience Indexにも影響が出てしまったのはご愛敬。


Fig.8 WEI (i7 2600K, 8GB, 80GB+500GB, 9600GT)
Fig.8 WEI (i7 2600K, 8GB, 80GB+500GB, 9600GT)




ここで数日悩んだのです。え?何かって? それはですね、頂き物のグラフィックカード
のファンがかなりイオン、、いや、異音を放っておりまして、ぴっかぴかのマザーボード
で久しぶりの自作PCなんだし、ここもいっときます?ってな感じで心の中の悪魔さんが
Mension送ってくるわけですよ。

というわけでつい先日、買ってきましたよ。秋葉原で。
まぁしばらく悩んでいたのにも理由がありまして、Prescott世代のケースに収まるグラ
フィックカードってなかなかないもんですな。何せこのご時世売られているカードは殆ど
230mmオーバーなんですもの。探していたんです。ピタッと収まるグラフィックカードを。

そこで選んだカードはこれ。


Fig.9 新しいグラボゲット~
Fig.9 新しいグラボゲット~



intel マザーにintel CPUにintel SSDとなると、AMD系列のグラフィックカードは選べない
わけで、これ一択でした。個人的にもがんばれGeForce派なので満足満足。

[Graphics]-Update!
  msi N550GTX-Ti Cyclone II 1GD5/OC



Fig.10. グラフィックカードのクリアランス
Fig.10. グラフィックカードのクリアランス




因みに寸法は 210x140x35mm(ブラケット/突起物含まず) なのでこんな風にマザー
ボード上に収まるのです。めでたしめでたし。
とっても静かになりました。

グラフィックカードを新調したので改めてWEIを回してみたよ。


Fig.11 WEI (i7 2600K, 8GB, 80GB+500GB, GTX550 Ti)
Fig.11 WEI (i7 2600K, 8GB, 80GB+500GB, GTX550 Ti)




FFXIV公式ベンチも回してみました。

Fig.12 FFXIV (i7 2600K, 8GB, 80GB+500GB, GTX550 Ti)
Fig.12 FFXIV (i7 2600K, 8GB, 80GB+500GB, GTX550 Ti)



因みにタスクバーの通知領域に出ている数字4組はCore i7 2600Kの各コアの温度です。

基本的に何もいじらずにこの性能です。
これはOver Clockが楽しみですね。



2011/05/10 追記

【耐久度編】
 さて、組み上がり以来殆ど電源上げっぱなしのロードテスト耐久編に持ち込んでいるわけですが、その中でトラブルが1件あったのでご報告ですよ。

 いつものように電源上げっぱなしでおやすみなさいの後、朝起きてみると同じネットワークスイッチに収容されているすべての機器がネットワークに接続していない模様。
 1.レビュー機の画面はスクリーンセーバーでフリーズ。キーボードを叩いてみる → 反応なし
 2.メインPCから今回のレビュー機に向けてPC名でpingを打ってみる → 反応なし
 3.収容されているネットワークスイッチのLEDを確認すると、接続中の全ポートのLEDが激しく点滅。。。

あー、こりゃNIC暴走してますね。
 4.レビュー機からLANケーブルを抜いてみる → メインPCおよび周辺の収容機器がオンライン回復&NWスイッチのLEDがおとなしくなる

むぅ、NICのドライバーか。。。そもそもDP67BGに付属していたメディアから読み込んでセットアップしているのだけども。
intelさんのサイトに行って、Intel Driver Update Utility (http://www.intel.com/p/en_US/support/detect/?iid=dc_iduu) で検出されるすべてのドライバーを片っ端からインストール。
そしてしばらく放置。。。

それでも2日後の朝、現象が再現されました。 ぬー、困った。これでは常用メイン機にはなれませんよ。

こうなったら自動検出に頼らずに新しいバージョンのドライバー全部落として更新してやれ!ってな感じで下記ドライバーを上書きしてみましたよ、っと。
Title                                         Release Date  Version
USB 3.0: Renesas Electronics USB 3.0 Driver               4/29/2011    2.0.34.1
Chipset: Intel® Chipset Device Software for Intel® Desktop Boards 4/22/2011    9.2.0.1030
LAN: Intel® PRO Network Connections LAN Driver           4/15/2011    16.2

で、放置、、、
まぁうんちくはこの辺にして、こんなのやってみた。

まずは、マザーボードをですね。という前に前回クリアランスがどうこう言って結局どうなの的な画しか載せてなかったので全体図どうぞ。

Fig.13 全体図
Fig.13 全体図




そして、ここからケーブル全部引っこ抜いて裏返しバックパネルの図。


Fig.14 CPUの真裏らへん
Fig.14 CPUの真裏らへん




ここへ、バックプレートをペタっと。


Fig.15 あらぴったり。
Fig.15 あらぴったり。




なんや、付くやん。

というわけで、裏返してケースに収めてネジ止めて各種コードをつなぎ直してB2Bモードにしてスイッチおーん!

LGA1156OC用のIntel製CPUクーラーどーん!

Fig.16 BXXTS100H搭載の図
Fig.16 BXXTS100H搭載の図





ね。きっちり収まっとりますがな。

Fig.17 クーラーアップの図
Fig.17 クーラーアップの図




メモリーフル搭載しても何とか大丈夫っぽいですな。

で、どのくらい冷えるようになったかというと、、、

Fig.18 使用前:78℃
Fig.18 使用前:78℃




Fig.19 使用後:60℃
Fig.19 使用後:60℃


※提供:Intel Extreme Tuning Utility 2.1 - Memory Stress Test

ほほぅ、-18℃ ですか。なかなかの成績ですな。
これである程度のOCは耐えれそうですね。

それならば! 同じくIntel Extreme Tuning Utility 2.1にてお手軽Autotuneちょい盛り45-120min設定やってみましたところ、こんな設定にしてくれました。


Fig.20 Intel Extreme Tuning Utility 2.1 - Slightly Over Specification 45-120min
Fig.20 Intel Extreme Tuning Utility 2.1 - Slightly Over Specification 45-120min




ぼちぼちですがOCマザーっぽくなってきましたね。

<Intel Extreme Tuning Utility 2.1のAutotuneについて>
 このAutotuneですが、一つずつ項目の変更をしては自動再起動する動作を繰り返してチューニングしていきます。クロックを上げて再起動。電圧足りなきゃ下げて再起動。電圧上げて再起動。クロック上げて再起動。そうやって各値を収束させていくようです。
なので、”How long should Autotune take?”の項目で選ぶ時間が長ければ長いほどより正確な値でチューニングされる、ということになるわけですね。
 で、今回のチューニング結果で ”Your last autotune session failed" って表示されてますが、おそらく最後の再起動で Turbo Boost Power Max を変更するときに再起動に失敗したようなんですね。それでだと思います。やっぱり電源との相性は結構シビアなようですね。
とはいえ、元々相性の悪いと巷で言われているSeasonicでこれですからうちの子は当たりなんですかね。よかったよかった。


それからチューニングのコンセプトなのですが、水冷とかで頂点目指したりとかの方向ではないのであしからずです。
何を今更って感じですね。すみませんm(_ _)m
えー、どちらかというと、うちでは24h運転が基本ですのでね。ほどほどに行きたいと思います。
が、チューニング精度を上げるために次回は Slightly Over Specification 140-260min を回してみますよ。

このLEDって消せるのかな。。。
このLEDって消せるのかな。。。



ではまた。

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (3)

  • ねこじーさん

    2011/05/05

    レビューお疲れ様です。
    これと2600kだとFFベンチは結構いい数字が出ますよね。
    OCレポも楽しみにしてます。
      
    レビューとは関係ないですけど、ケース内の配線上手ですねw
  • Lionheartさん

    2011/05/06

     コメントありがとうございます。
     拙い文章で恐縮です(^^;
     確かにこのM/Bは組みやすいですね。ケースが空っぽの状態から
     およそ2時間くらいで 拙レビュー[Fig.4] の状態になりました。

     配線は、、、光学ドライブ非搭載なので空いている5インチベイ辺りに
     隠しているだけですよ~(笑)
     まだいじる予定があるのでタイラップも巻いてない状態でして。
     綺麗に仕上がったら追記しますよ。
  • Lionheartさん

    2011/05/24

    んー、他の皆さんのDP67BGB3はいろいろと苦戦している模様が綴られていますが、うちの子はNIC暴走以外何ともないので困った(?)もので・・・

    こんな画像でも載せてみますか・・・


    現在までの稼働時間:559Hrs
    電源On回数:110回

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