zigsow様
Intel様
この度はレビュアーに選出頂き有難うございます。

今回の御題は以前のショットガンレビューで頂いた
G-GEAR GA7J-E31/FF1のパワーアップです。
第二世代のCore i7 2600に対して
第三世代のCore i5 3570Kはどの様な立ち位置になるのか。

いつもの箱で到着しました。

リテール品なのでCPUクーラーが付属しています。

コスタリカ産の石の様です。

OC耐性が楽しみですね。

ところで、このつくもたんPCですが、
最近不調気味でして、GPUエラーのBeep音を出したり
稼働中にいきなりブラックアウトしたり、といった現象が起きていました。
原因は明らかにGPUなのですが、今一原因が分からず、
他のカードで代用しようかと思っていましたが、
ふと思い立って、このGeForceGTX570をバラしてみました。
するとグリスがほぼ固体化してるではないですか。
こりゃ駄目だ、という事でグリスを一旦全部拭き取り、
新たにグリスを塗りなおしてみました。
すると今までの不調が嘘の様に正常稼働してくれました。
同様の症状が出ている方は試してみると良いかもしれません。
（ただし保証は受けられなくなりますので自己責任で）

グリスを拭き取ってツルツルの570。

もしGPUが死亡してたらGeForce660Ti辺りを買おうかと思ってたのですが
そうならなくて助かりましたｗ

GPUが正常になったところで3570Kへの換装を行います。
このPCのマザーはMSI製のP67A-S40というOEM専用の物ですが、
現状ではTsukumoからはBIOSのアップデートが行われておりません。
当然、このままではIvy世代の3570Kは使えません。
そこで一般販売されているP67A-C43のBIOSを使う事にします。
まずはMSIのグローバルサイトへ行ってBIOSファイルをダウンロードします。
（日本のHPには過去製品は既に載っていない為）
8/18時点の最新版ファイルは7673v51.zipです。
更新内容にIvyサポートとあるので、これで動作すると思われます。

当然、これも保証対象外の行為なので自己責任で。

これを解凍すると7673v51.exeが出来る訳ですが、
実行すると「USBメモリに入れやがれ、コラ」と怒られます。

USBメモリにコピーして実行すると警告画面が出ますのでチェックを入れてOKを押下します。

すると現状のBIOSVerと更新するBIOSVerが表示されますので、
確認の後、OKを押下します。（SSは既に更新してしまったので5.1→5.1の状態になってます）
暫くするとBIOSの更新が終わり、自動的に再起動します。
更新中はマウス操作も出来ないのでハングと勘違いしてリセットしたりしない様に。

BIOS更新後はUEFI画面が大幅に変更されていますが
設定出来る内容はあまり変わりませんｗ

CPUの換装ついでにCPUクーラーも付属の物から
ThermaltakeのCLP0574に換装してみました。
せっかくのK付きなので冷却も強化しておこうかと。
ちなみにこのCLP0574はDIYイベントのガチャの4等だった物です。
2011系CPUで使えなかったので積んであったのですが、ここで役立ちましたｗ

それでは各種ベンチで2600と3570Kを比較していきます。

壁紙はつくもたん関係色々ですｗｗｗ

まずは3DMark11から。

Core i7 2600定格：P5888

Core i5 3570K定格：P5765

Core i5 3570K 4.2GHz：P5869

3DMark11はどちらかというとGPUの差が出るので

CPUの差はあまりスコアに出ない様です。

次は3DMarkVantageです。

Core i7 2600定格：P22515/GPU：22138/CPU：23729

Core i5 3570K定格：P21671/GPU：22320/CPU：19931

Core i5 3570K 4.2GHz：P22302/GPU：22506/CPU：21709

3DMarkVantageのCPU測定はHTの有無がかなりスコアを左右します。

HT付きの2600に対してHT無しの3570Kは大分不利なのですが、

実際のスコアではそこまで引き離されていません。

OC次第では2600を軽く抜けそうです。

次もHTが物を言うCINE BENCHです。

Core i7 2600定格：CPU：6.85

Core i5 3570K定格：CPU：5.91

Core i5 3570K 4.2GHz：CPU：6.45

やはりHTの有る2600が有利ですが、

3570Kも健闘しています。

OC時はほぼ誤差程度でしょう。

1スレッド辺りの処理能力は確実に3570Kの方が上ですね。

おまけのFF14ベンチ。

FF14PCなんだから当然ですねｗｗｗ

Core i7 2600定格：HIGH：5378

Core i5 3570K定格：HIGH：5323

Core i5 3570K 4.2GHz：HIGH：5547

FF14ベンチではHTの有無は殆どスコアに出ない様です。

CPU周波数がモロに影響している様で、OCした3570Kが頭一つ出ています。

おまけその2

Windowsエクスペリエンス。

Core i7 2600定格の時。

Core i5 3570K定格の時。

Core i5 3570K 4.2GHzの時。

プロセッサスコアは2600→3570Kで7.6に下がったけど、

4.2GHzにOCすると7.7で戻りました。

ディスクやメモリはワケワカｗ

結果からすると、

3570K(OC) ≒ 2600定格 > 3570K定格

といった感じになりました。

2600から3570Kに買い替える意味は薄いと思いますが、

OCでパフォーマンスの向上を狙ったり、

逆OCで省エネを目指す事が出来るので

どちらかを選択するのであれば3570Kを選択したい所です。

価格帯も2600が24,000円前後、3570Kが19,500円前後とお得ですしｗ