レビューメディア「ジグソー」

超手軽で高機能な地デジキャプチャー

まず初めにzisgow様並びにI-O DATA様はじめ関係者の皆様
この度は「I-O DATA Mac専用 USB接続 地デジキャプチャー GV-M2TV」のレビューに選出いただき、誠にありがとうございました。

Mac専用の地デジキャプチャーデバイスということで、珍しい製品だなという印象を受けておりますが、レビューを読んで頂いた皆様に特徴がよく伝わるように記事を作成したいと思います。また、本レビューは地上デジタルの受信状態を紹介する関係上、受信画面の状態を掲載する必要がありますが、これらは著作権法で保護されているため、モザイク処理を施したいと思います。画像の状態が分かりづらい場面があることをご理解いただきたいと思います。また、m2TV専用アプリケーションも、コンテンツ保護方式に則っているアプリケーションのため、スクリーンショットが撮れないケースがあります。その為、iPhoneによるカメラ再撮とMacのスクリーンショットの併用でレビューを行いたいと思います。


【本製品の特徴】
I-O DATA Mac専用 USB接続 地デジキャプチャー GV-M2TV
Mac専用の地デジキャプチャーデバイス装置。これまでもMacで地デジを視聴するためのデバイスはいくつか発売されていましたが、専用のキャプチャボックスを使用するものがほとんどであり、その分だけ場所をとってしまいました。今回のGV-M2TVのようにUSBメモリ大の大きさのものは私が知るかぎり見かけなかったように思います。これならば邪魔にもなりません。

主要スペックです。ホームページ(http://www.iodata.jp/product/av/tidegi/gv-m2tv/spec.htm)より抜粋させて頂きました。

***抜粋***
受信方式 ISDB-T
受信チャンネル 地上デジタル000~999(CATVパススルー対応)
地上デジタル放送機能 字幕放送、マルチ音声、二重音声、EPG、データ放送
映像形式 MPEG2-Video(MP@HL)
音声形式 MPEG2-Audio AAC
TV-RF入力 UHF/VHF/CATV
USBポート USB 2.0(High Speed)
外形寸法 約25(W)×約75(H)×約12(D)mm(突起部含まず)
質量 18g
質量(梱包時) 約115g
電源 +5V(USBポートより供給)
消費電流 500mA
使用温度範囲 5~35℃
使用湿度範囲 20~80%(結露なきこと)
各種取得規格 VCCI Class B、RoHS指令準拠
保証期間 1年保証
***抜粋ここまで***

一部表現を変更しています。
本体はUSBスティックタイプということもあり、18gと非常に軽量です。
近年では地デジのフロントエンド部が非常に小型化、ワンチップ化された事も手伝って、こうした商品が製造可能となったのでしょう。バックエンドはソフトウェアなので、CPUの処理能力が向上するに連れていくらでも多機能になれます。おそらくこの製品はTSパケット(デジタル放送の各種信号を細かく分けて伝送する入れ物)のみをやりとりしていて、デコード処理は全てソフトが行なっていると予想します。


では、送付いただいたレビュー品をご紹介していきます。
はこ
はこ


今回はI-O DATA様から直送されてきました。ありがとうございます。
箱を開封すると、メッセージと共に製品が同梱されておりました。

同梱品
同梱品


メッセージを要約しますと、ご丁寧にレビューに応募したことへのお礼と、ユーザ視点でのレビューをお願いしたい旨が記載されておりました。お礼したいのはむしろこちらの側なのですが・・・
そして赤いプチプチでくるまれているのがGV-M2TVです。

本体はこ
本体はこ


シンプルな外観です。本体が白なのに合わせて、箱も白なのでしょうか。ごちゃごちゃしていないのがとても良いです。

ロゴ
ロゴ


OS X LION対応で、かつ「地デジ」ロゴが記載されています。ちなみに言うまでもありませんが、地デジ専用チューナです。3波には対応してません。

箱を開封してみました。

同梱品
同梱品



写真左上から右に向かって、セットアップガイド、注意書き、B-CASシュリンク、下段は左から本体、セットアップ用CD-ROM、アンテナ接続ケーブルです。アンテナ接続ケーブルがついているのを見て気づいた方もいらっしゃると思いますが、本体にはアンテナはありません。あくまでアンテナから通常のテレビにアンテナ線を引き込むのと同じ感覚で、本体にアンテナをつないで使用します。

本体をプチプチから取り出してみました。

本体
本体


ご覧のとおり、非常に小型です。USBメモリを持っているのと、重さもサイズも全く同じ感覚です。

側面
側面


これは側面ですが、先ほどのアンテナケーブルの片側(ミニFプラグ)はここに接続します。

背面
背面



こちらは背面です。ここにB-CASカードを挿入します。B-CASカードは数年前より地上専用カードにミニタイプのカードが登場しました。耐熱性や省スペースに優れているカードで、こうした小さい製品には大変向いています。

本体逆側
本体逆側



本体裏側には「高温注意」と書いてあります。この容積で2.5W消費するので、処理が続くと熱くなるのは致し方ないかもしれません。

アンテナケーブル
アンテナケーブル


これはアンテナケーブルです。ちょっとピントがあってませんが、片側は本体へ、片側はアンテナ線へとつなぎます。
接続
接続



本体につないだところです。本体の端子への接続が多少固いですが、ぐいっと押し込んだらカチッとはまりました。

ミニCAS
ミニCAS


これがB-CASカードです。シュリンク契約なので、開封することでB-CAS契約事項に同意したとみなされます。早速取り出して、本体に装着します。

向き
向き


カードが逆さですが、この向きで合っています。本体にも間違えないように向きが記載されています。

挿入
挿入



おしりの方からするするっと入れていきます。

挿入完了
挿入完了


入りました。出っ張りもなく完全に収まっていますが、収まり過ぎていて手で取り出すことができません。そのために付属品としてカード取り出し器具がついています。おそらく一度装填したら取り出す必要はまずないと思いますので、その器具も使うことは無いと思いますが。

さて、受信準備ができたので、いよいよ専用ソフトのインストールになります。まだ本体はUSB端子に挿しません。ちなみに使用するのはこのMacBook Proです。



まずは付属のCD-ROMを装填して、インストールを開始します。

CD-ROM
CD-ROM


CDアイコンがデスクトップに表示されました。

CDアイコン
CDアイコン


アイコンをダブルクリックすると、いよいよm2TVアプリケーションのインストーラが登場します。

インストーラ
インストーラ



これです。ReadMeファイル、アンインストーラ、アプリ本体とスクリプトファイルが入っています。一応インストール前にReadMeファイルを読んでみます。

Readme
Readme


特に懸念すべきことは記載されていないので、インストールに入ります。インストールは至って簡単で、絵の通り、m2TVとm2TVReservationWithMail.scptファイルをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップで完了です。Macの場合はアプリケーションインストールの際に何も考えなくて良いのがスキです。2つのファイルを選択して、アプリフォルダに放り込みました。

インストール
インストール


インストールが完了すると、アプリケーションフォルダの中にm2TVアプリが存在しますが、未起動の際は図のようになってます。安全なアプリとわかって起動すれば、それ以降は正しいアイコンになります。

初回未起動
初回未起動


初回起動の際は、このようなダイアログが表示されます。

未起動アイコン
未起動アイコン


なるほど。ドライバのインストールが必要と。OKを押すと、ドライバインストールが自動的に開始され、そのまま放送波のスキャンになります・・・が、うっかりの私は本体を挿入し忘れていたため、警告されてしまいました。

未接続
未接続


はいごめんなさい。一度アプリを終了して、本体を挿します。

本体装填
本体装填


そしてアンテナ線をつないでおきます。

アンテナ接続
アンテナ接続


そして再びアプリを起動してみます。すると自動的にチャンネルスキャン処理に移行します。受信する地域の選択を求められます。

スキャン
スキャン


今回は東京で試しているので、東京を選択します。

スキャン初回
スキャン初回


受信可能な周波数帯を1chずつスキャンして、放送が実施されていればチャンネルリストに自動的に加えていきます。

スキャン開始
スキャン開始


このへんは市販の受信機と同じ動作です。1chあたりのスキャンも数秒程度で終わっているようです。放送波を検知すると、Lockと表示されます。

ロック
ロック


そこで放送局が検知できると、リストに加えているようです。おそらくNIT(Network Information Table)を検知しているのでしょう。

OK
OK


これを繰り返して13-62chまでスキャンの結果、東京地区ですので、NHK総合、Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、MX、放送大学がサーチ出来ました。リストにはサーチできたチャンネルが並んでいます。

チャンネルリスト
チャンネルリスト


試しに一番先頭のNHK総合を選局してみます。選局はクリックでOKです。

某局(モザイク処理しています)
某局(モザイク処理しています)


冒頭にも書きましたが、著作権処理が行われていないため、著作権者に配慮の上モザイク処理して掲載しています。非常に見づらいですが、受信は正常にできています。クリックするだけで簡単選局が出来ました。

見た感じ、映像と音声のリップシンクズレ(タイミングのズレ)などは無く、画像もスムーズにデコードされていて、テレビと何ら変わりありません。あっさり受信できてしまいました。

とここで、インストール直後のアプリケーションバージョンは、2.0.0です。

バージョン
バージョン


このバージョンに対して、アップデートが無いかどうかを確認しました。ファイルメニューから、アップデートの確認有無ができます。

アップデート
アップデート



すると付属アプリはVer2.0.0でしたが、2.0.1がリリースされているようでしたので、最新の状態にすることにしました。

アップデート
アップデート


ダウンロードは、専用のサイトに本体のシリアルを入力することでアップデータをダウンロードできます。
アップデート
アップデート



インストールは初回と同じ手順なので、ここでは省きます。完了したら再度起動します。一度チャンネルスキャンは完了しているので、前回スキャンしたチャンネル一覧が最初から表示されます。

次に、最新のアプリの状態で、メニューバーの中身を見ていきたいと思います。

メニューのm2TVは先程の状態と変わりません。

ファイルメニュー
ファイルメニュー


ここは、録画したコンテンツをどうするかのメニューです。

チャンネルメニュー
チャンネルメニュー


受信しているチャンネルに対しての各種操作です。デジタル放送では、多様な音声モードがあるため、それらの操作もここで行うようです。

表示メニュー
表示メニュー


表示するオブジェクトに関するメニューです。字幕のOSDや、データ放送ブラウザの起動などもここから行います。また、番組表などへの遷移もここから行います。

また、画面左上のリンゴマークの中には「環境設定」という項目があり、アプリに関する設定ができます。

環境設定
環境設定


環境設定の、一般設定画面です。諸々の設定が可能です。

環境設定2
環境設定2


環境設定の、録画・再生に関する設定画面です。CMスキップの間隔等が設定できます。

環境設定3
環境設定3


環境設定の、データ放送に関する設定画面です。データ放送が受信できることは本アプリの特徴の一つでもあるので、ここでは迷わず「データ放送を利用する」にします。さらに、収録の際のTSにデータ放送も含める事が出来るようなので、そちらもONにしておきます。

設定関係はひと通り終わったので、明日以降はデータ放送の動作や字幕の表示、録画コンテンツの扱いについてレビューしたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

(2012/2/23追記)
さて、今日はソフトの動きについてレビューしたいと思います。
まず、昨日までの設定で、デフォルトでオフとなっているデータ放送の利用を許可したので、データ放送がどのように表示されるかを確認してみたいと思います。

データ放送は、チャンネルリスト下部にあるdボタンを押す(またはメニューバーから選択する)と、ブラウザが起動します。

dボタン
dボタン


ちょっと小さくて分かりづらいですが、これをクリックするとデータ取得が始まります。データ放送の仕組みとして、TSパケットの中にデータ放送用のプログラムが繰り返し伝送(カルーセル)されていて、先頭のプログラムを見つけるまでは周期の頭を探さなければならないため、データ放送が起動するまでにはある程度時間がかかります。そのサーチを行なっている間は、データ取得中のメッセージが表示されます。この間、TV視聴は継続して可能です。

取得中
取得中


ところが、今回のテスト中、10分待っても取得中のままというケースがありました。放送局からの送出状態も疑いましたが、試しに市販のテレビで確認したところ正しくデータ放送を表示できていたので、アプリケーション上の一時的な不定状態か、バグの可能性もあります。一旦アプリを落として再起動後に同じ事を試したところ、取得からまもなくしてデータ放送が正しく表示されました。

データ放送表示
データ放送表示


市販の受信機と全く同様にデータ放送が利用できます。通常はリモコン操作でカーソル移動を行いますが、パソコン上で起動しているので、カーソル移動はもちろんですがクリックでもコンテンツの遷移が可能です。このへんはPCの利点と言えるのではないでしょうか。リモコンでの操作は限界があるので、こうしたストレスのない使い方は素晴らしいと思います。また、リモコンで用意されている4色のボタンは、ウィンドウ下部にアイコンとして用意されています。

データ放送には、インターネット接続によって放送波では流していないコンテンツを取得、表示する機能が設けられています。Macは無線LAN環境に接続された状態でテストしているので、この機能が使えるかどうかも試してみました。NHKの場合、NHKデータオンラインというコンテンツがそれに該当するので、テストしてみたところ、ちょっとした不具合が発生してしまいました。
通常、スムーズにコンテンツが遷移するはずなのですが、一時的にノーコンとなった直後、下記写真のような状態になってしまいました。

遷移不具合
遷移不具合


分かりづらいかもしれませんが、テレビ画面の位置が変わっただけで、コンテンツが何も表示されていません。ウィンドウ下部には操作アイコンだけが表示されています。暫く様子を見ていましたが、この状態のまま何も変化がありませんでした。もしかしたらこれもバグの可能性もあります。

とはいえ、通常のTV視聴だけではなくデータ放送まで楽しめるのは、キャプチャ製品としては非常に魅力的です。今後こうしたバグはソフトウェアのアップデートによって確実に解消されていくでしょうから、その時を期待して待ちたいと思います。

今日のレビューはここまでです。明日以降は、マルチタッチジェスチャーと、iPhoneを使った録画コンテンツの持ち出しについて行いたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

(2012/2/25追記)
今日はiPhoneを使った視聴についてレビューしてみたいと思います。
GV-M2TVは、「Mac専用」の製品ですから、Apple製品との連携は期待が大となるべきポイントだと思います。Appleには「iPhone」がありますので、これを使って受信した放送を視聴することが出来るようになっています。



このiPhoneに、まずは視聴に必要なアプリケーションをインストールします。そのアプリケーションは、株式会社マキエンタープライズの「TVPlayer」というアプリケーションです。まずはApp Storeからアプリケーションを検索します。ホーム画面にある、おなじみのアイコンをクリックします。

AppStore
AppStore


App Storeの検索画面で、TVPlayerと検索します。全部入力しなくても候補が出てきます。

TVP検索
TVP検索


候補にあるTVPlayerを選択すると、アプリの詳細が記載されています。

TVP説明
TVP説明


このアプリは無料です。また、GV-M2TVの専用アプリではなく、同じI-O DATAの他製品、BUFFALOなどの製品でも使用できる汎用的な視聴アプリケーションです。早速これをインストールして、起動します。

初期画面
初期画面


はじめはなにも表示されていません。画面の右上に、「+」マークがあるのでこれをクリックします。

サーバ一覧
サーバ一覧


サーバ一覧画面に遷移します。ここでは、TVPlayerが接続出来るサーバ一覧が表示されますが、現在は何も表示されていません。
m2TVをサーバとするには、m2TVアプリケーションを受信していない状態にして起動しておきます。

サーバ発見
サーバ発見


少しすると、サーバを発見したようです。サーバ名を選択すると、サーバ(m2TV)で録画したものがライブラリに格納されており、それらがリストとなって表示されます。

録画リスト
録画リスト


あとは簡単で、見たいものをクリックするだけで視聴開始です。

視聴開始
視聴開始


放送波ではMPEG-2 Video(ワンセグはH.264)で圧縮されていますが、ビットレートが高すぎるためにiPhone用にMac側でトランスコードをかけ、H.264圧縮してストリーミングが開始されます。液晶の解像度やビットレートに限界があるので、さすがに細かい文字などは一部見づらいところもありますが、それでもテレビとして視聴が可能です。

視聴時には、ズーム機能があります。画面右上に矢印アイコンがありますので、これを押すとズームされます。但し、縦画面で見ている際には、単純ズームのため周辺が切れます。

縦ズーム
縦ズーム


横にしてみた場合でも、ズームが可能です。どちらかというと、画面サイズに最適化するイメージです。

横ズーム
横ズーム


同時に、録画したものだけを見るのではなく、放送をリアルタイムにストリーミングする機能もあります。録画一覧画面は、画面下の「チャンネル」というボタンをクリックします。するとサーバ側から現在視聴可能なチャンネル一覧が取得できます。

チャンネル一覧
チャンネル一覧


リモコンと同じ感覚ですね。一つ不具合があるのですが、この時間帯に、TOKYO MXではSD2chのまだら放送を実施していました。ストリーミングではSD2ch側がリストに反映されていませんでした。あとはチャンネルを選択するだけで、リアルタイムストリーミングが開始されます。但しこのアプリケーションでは、同一ネットワーク内でWifi環境がない場合は利用できません。

次に、ダビング機能についてです。せっかく持ち出しデバイスがあるのだから、やはり持ち出ししてみたいですよね。もちろん対応しています。

予めm2TVを使ってライブラリに録画してあるコンテンツをリスト形式で表示した時に、各コンテンツの左側にチェックボックスがついています。ダビングしたい番組にチェックをつけると、画面右上にダビング開始ボタンが表示されますので、それを押すだけです。

ダビング
ダビング


ダビングが開始されます。

ダビング中
ダビング中


あとはダビングが終わるのを待つだけです。先程、TVPlayerを初めて起動した時には何も表示されていませんでしたが、ダビングされたものがそこに表示されるようになっています。また、この製品はARIB規格に準拠した製品ですので、コピー信号制御には従った動作を行います。つまり、ダビング10が番組に指定されていれば、コピーは9回まで可能、ということになります。

明日以降も引き続きレビューしたいと思います。宜しくお願いします。

(2012/2/28追記)
前回のレビューの修正です。iPhoneで視聴する際に、Mac側で録画したコンテンツをH.264に変換していると書いたのですが、本製品の仕組みを調べたところ、どうもワンセグを録画しているようです。トランスコードしているわけでは無いようですので、修正させて頂きます。失礼しました。

さて、今回で最終レビューとなります。今回はマルチタッチジェスチャで何が出来るの?というレビューです。Macにはタッチパッドがついていて、様々なアクションで様々な動作を行うことができます。これをマルチタッチジェスチャと呼んでいます。

マルチタッチジェスチャ

m2TVアプリでも、マルチタッチジェスチャを使った動作ができます。
例えば、チャンネルリスト一覧が表示されているときに、3本指でパッドをスライドすると、リストが回転して次のメニューになります。

スライド
スライド


ちょっとピンぼけで申し訳ないのですが、リストが回転している様子がお分かり頂けますでしょうか。右から左、左から右とスライドさせることで、いちいちマウスでメニューをクリックすることなく、必要なウィンドウを表示させることができます。

視聴中は、チャンネルの変更ができます。この場合は、スライドさせた瞬間にチャンネルが変化するのではなく、画面の中心にチャンネル名が表示され、必要なチャンネルで止めたところから選局動作が始まります。

局名
局名


おそらく、地デジは選局後から画面表示まで遅延があるため、それを吸収しているのではないかと推測します。逆にこの方が使い勝手が良く、便利だと思います。欲を言うならば、局名+番組名が表示できると良いと思いました。これ以外にも、メニューを非表示にする、ズーム、巻戻し、早送りなどもマルチタッチジェスチャで可能です。本体で視聴している場合は、マルチタッチジェスチャに慣れている場合は非常に快適な操作ができると思います。


今回レビューさせて頂いたGV-M2TVですが、使用した感じを良い点、悪い点でまとめさせて頂きます。

【良い点】
・コンパクト
・低消費電力
・専用アプリケーション付属
・録画、ストリーミングが出来る
・アンテナ端子がついている
・アプリケーションの動作が軽快
・データ放送が視聴できる
・字幕が表示できる
・EPG全局表示が可能

【悪い点】
・アプリ動作に一部不安定なところがある(特にデータ放送)
・まだら放送への対応が不十分(チャンネルリストに表示されない)
・EPG表示に時間がかかる(EPG1週間分をすべて取得してから表示するようなので、直近のEIT(p/f)、EIT(sch)を取得した順に表示してもらいたい)
・録画がワンセグサービスのため、HDTV側とワンセグで異なる番組を実施していた場合は意図したものと異なるコンテンツが録画されるケースがある
・リアルタイム視聴しながら、過去に録画したコンテンツのストリーミングができない

といった点がありました。トータル的には、はじめにも書きましたがコンパクトながら高機能な製品ですので、アナログテレビに簡易チューナをつけてテレビを視聴するよりはこちらの方が格段に良いです。また、Mac専用製品という特徴を活かしたユニークな製品でもあり、MacとテレビをMacらしさで融合するという開発コンセプトも非常に気に入っています。部屋にテレビを置くスペースが惜しい人でも、この製品があればテレビを気軽に視聴することができます。今後の機能追加によって、もっともっと良い製品に生まれ変わっていくことを期待しつつ、本レビューを終わりたいと思います。

長文ながらご覧いただきありがとうございました。

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