タッチパネル搭載のディスプレイは、小型のものはこのメーカーがほとんどといってよく、ほかに選択肢がない。しかし、接触不良に難を抱えており、質は必ずしも良くない。

値段も高く、タッチパネル付きでなければこれくらいの値段で、大きくてかなり質のいいディスプレイが手に入るだろう。

それでもタッチパネルが必要ですか、とまず自らに問うべきだ。タッチパネルは確かに便利だが、それをしてもなお、不満が募る物である。

この製品の最大の問題点。
映像や電源の端子のは左横面の上、電源や調節のスイッチは右横面の上。常に端子に力が掛かる配置設計のため、3か月もすると映像と電源、どちらも接触不良が発生し、ケーブルに少し触れるだけでPCとの接続が切れるようになった。
設定を変えれば上下逆でも使えるが、スタンドは使いにくくなるためあまりとりたくない方策。

確実な比較がないので何ともいえないが、少なくとも「いいもの」ではない。もっと発色のいいものはいくらでもある。
ただ、自分が今まで使ってきたディスプレイは「良くないもの」に当たるものなので、そこから進歩したという点で特に不満はない。

輝度、コントラスト、音量など100段階設定。一般的な設定は一通りある。

178/178。

横から見ると多少は暗くなるものの、色はほとんど変化なし。視野角はそんなに問題ない。

ベゼルがそれぞれ3cmあるので13.3インチとしては大きい。HPなどにある公式の写真よりベゼルは間違いなく広く、大きさに関しては1303Hを参考にしたほうがイメージのずれはなさそう。

保護フィルムは13.3インチ用だと縦が微妙に足りない感じで、15.6インチ用の横を2mmほど切って使用。

電源供給は本体にmicroUSBx2、それに対してY字のUSBケーブルが2本付属。一応、普通のmicroUSBケーブルでも動くが、輝度を高くすると付かないことがあった。スペック上は5V/2A必要なので、1本だと本体側の電力が弱かったり、ケーブルの質が悪いと使えない可能性もある。
左上のあたりに電源系があるので、必然的にその付近が「温かく」なる。「熱く」はならないので、膝とかに乗せて使う分には問題なさそう。

スピーカーは本体の裏側に穴があるため、音の響きが良くない。音質も悪く、おまけ程度。ラジオとか聞くのには便利だけれど、音楽とかには向かない。イヤホンジャックはノイズが入って使い物にならなかった。