Intel純正マザーの特徴はシンプルな機能とそれに伴う低消費電力性。有線LANコントローラも安定のIntelでレガシーデバイスを切り捨てるのが早くPS/2ポートも数世代前から消え失せている。そのコンシューマー向け最後のマザーボードのひとつが本製品。Haswellをサポートした8シリーズで残念ながらソケットが同じHaswell Refreshはサポートされない。HaswellがVRMを内蔵したせいでソケット回りがスカスカで頼りない印象だが、UEFIのグラフィカルモードも実装されXPMや簡単なメモリのOCにも対応している。8シリーズのチップセットにはUSB3.0のバグ修正にともなうC1とC2ステップのゴタゴタがあったが、不安ならチップセットのヒートシンクを剥がして刻印を確認するとよい。H87のC1ならSR139、C2はSR175。CPU-Zではチップセットのステッピングを正しく認識できないらしい。Core i5 4570S、DDR3L-1600 8GBx2、PX-256M5S、IP-P300HF7-2、Windows 7 Homeの構成でアイドル消費電力は11.0Wを記録した。