レビューメディア「ジグソー」

M.2スロット、OC設定ができてPCIスロットも使いたい

購入経緯
Asrcok Z97 Killerを購入した経緯は、8月に購入したH97マザーにM.2スロットがないこと
当初はM.2スロット用のPCI-Expressインタフェースカードを買えば良いと考えていたのですが、実装する為にはx4スロットが取り付けられるx8スロットしかありません。別用途で購入したDualポートGigabitネットワークカードが収まってPCI-Expressスロットが埋まってしまったこと。x1スロットは2個浮いています。それならM.2スロットのあるマザーボードでどうせならZ97系でと考えました。

最悪BroadwellタイプのCPUまでは使えるので性能が出る安いi5系今後発売されれば粘れます。
スペック的にはH97 Perfomance以上でM.2スロット、PCIスロットもあってほしいのでAsrcokのExtreme系のようなPCIスロット無しモデルは除外、電源フェーズ8個以上を条件としました。
新品で買えば保障は2年つくので新品で探したのですが、Z170やH170系にマザーボードが切り替わった影響で新品は流通があっても高いこと、こちらの希望に合致したマザーが見つからず、再生品で保障2週間でと探しましたがこれも見つからず、やむえず中古も含めてチェックしていました。やはりいいお値段で送料込みですと1万2,3000円くらいかかってしまいます。
中古でも保障期間はせいぜい2週間程度なので、それならとヤフオクで探したところ初期不良で5日みてくれるものがありました。
それがこのマザーボードで送料込みで6900円でした。

 

このマザーの特徴は?
このマザーボードの売りはKillerといわれるゲーミング用ネットワークICE220X系が搭載されていることです。ところがその評判は・・・・あまり芳しくなくネットワークゲームでの性能向上はたいしたことがなくと散々な言われようです。実際帯域制御を行うアプリがかなり相性が出るようで、ドライバーだけなら問題ないという人もいますが、それならintelのNICでも良いという話になります。
これは後述します。
Z97チップセットを採用しており倍率ロック解除CPUのOC機能が標準装備されていること、PCIスロットが2本あるためPCIカードも使うことができる。その一方PCI-Exスロットが、x16が2本、x1が2本なのでPCI-Exカードを利用した拡張性には劣る。
どちらかと言うとPCIカードでサウンドカードやLANカードなどの資産があって継承する場合のユーザー向けと思われます。

 

組み立てとOC設定
実際に届いた現物はマザーボードのみ、H97マザーからパーツの移動だけなので30分ほどで完了しました。まず搭載BIOSを見たところ最新のP2.20、BIOSROM上にそのシールが貼られていました。
H97マザーからCPUを載せ替えて、最小構成でのWindows7起動と複数のアプリの動作確認をして問題もなく、そのまま一日色々やってみましたが特に異常なしでした。実際CPU部分のピン曲がりもありません、大して使われた形跡もないマザーボードでどういった経緯でマザーボードが単品で出てきたのか少し疑問でした。BIOSのタイムスタンプが2015/5/29で入手が11月頭ですから私のように用途が変わってマザーのみ買い換えたのかもしれません。

 

続いてOC設定です。
i5-4690Kの項目でも記載しましたOC4.3GHzからグリスをMX-4変更してのOC設定も4.5GHzで安定動作しています。
H97のようなザクッとした設定ではなく、より細かい設定が可能になっています。細々とした設定変更ですが失敗すると厄介なので、UEFI側でインストールされているOC設定でまず4.5GHzに切り替えてそこから各設定値を追い込んでいく(コア電類の電圧を下げていく)方法で詰めました。
H97マザー時代よりは若干コア電圧を盛りましたが1.25Vで空冷で問題ありません。H97マザー側ですと4.4GHzで負荷試験をかけると100度まで跳ね上がるような状態でしたからOCができるマザーの威力と考えて良さそうです。もう一声4.6GHz常用も考えましたが、このあたりでの0.1GHzの上昇でコア電圧の盛り方が極端に変わるのでOCCT4.41やPrim95で落ちない範囲に設定を追い込むのも手間の割に見返りもいまいちと判断して中止しています。OC自体は元が3.5GHzから4.5GHzになったので約30%の向上です。基本的に構成を元に戻しただけなので、動作周波数が0.2GHz程度の上昇だと体感はほとんど変わりませんが

立ち上がり遅いアプリが気持ち程度1、2秒程度ですが早くなりました。元から早いアプリではほとんど変化はみられません。

 

Killerについて
さて、このマザーの売りであるKillerについてです。元の構成でPCI-ExpressスロットにintelのDualポートギガビットNICを使っていました。
これを外してオンボードのLANをenableにして、Killerのサイトからダウンロードした最新のドライバと帯域制御アプリをインストールしました。
謳い文句は「ネットゲームにおけるCPU負荷を下げ、ネットワークの帯域制御でパフォーマンスUP」ということですが、ネットを当たってみるとおもしろい評価記事が見つかりました。
http://www.4gamer.net/games/118/G011863/20130505001/
http://news.mynavi.jp/kikaku/2014/07/22/004/

 

どちらも実際のファイル転送テストを行い、他社の一般的なネットワーク用IC搭載のNICとの比較を行っています。この結果は良好で性能的には十分です、4gamerの方では実際のゲームではどうかというテストを敢行。結論は・・・ちょっと残念な結果になっています。
こちらの自宅では簡易的に光回線の転送速度測定サイト速度測定を複数回行ってみました。
幸いこちらはV6プラス(最終的に問題が発生して2016/2月末で解約)という固定IPでの接続もテスト可能でしたのでNICだけ変えても回線速度サイトが同じなら条件同じでテストできます。(固定IPだと接続するテスト用サーバーも同じになる)結果だけ言うとKillerもインテルNICもほとんど差が出ませんでした。時間帯も変えてみましたが、どちらもほとんど同じ数値を出しており、NICとしてだけなら現ドライバーでも普通に動作しています。ネット検索すると散見する帯域アプリ無しのドライバーだけならintelNICと大差ないという話は、上記の評価記事こちらの実験からも事実だったようです。

 

続いてネットゲームでは帯域制御アプリでの変化があるかですが、こちらは普段自分がやっているネットゲーム(あえてタイトル名は伏せます)クライアントのできが酷いのか光回線にしてもラグが酷い某S社の『HDDクラッシュアップデーターを配布したり』、『DDos攻撃を受けてとサービス停止』に追い込まれても総責任者が居座ったままの国産MOで試しています。
AsrockはX-LANという同様のアプリがあるため、どちらが使い勝手が良いかという話はあります。
実際使った感じではX-LANの方が余計なことをやらないので使い勝手は良い分、性能向上ははほとんどみられません。小さい透過ブロック部分にPing速度と負荷がみられるので状況の把握はしやすいのですがそれだけです。

 

ではKillerは・・・・体感上の変化はありませんそれどころか、上記のネットゲームだけが突然落ちる現象が出ました。最初は設定ミスかと制御アプリの設定、FireWallの設定、ウィルス対策アプリの設定を見直しましたが、何をやっても突如落ちる症状が出ます。OCの影響かと動作クロック関係を元のデフォルトに戻しましたが同じ。
マザーボードの不具合かどうかの切り分けで、帯域アプリを止めて、起動時のサービスも停止させた帯域アプリ無しのKiller問題なし、Killer+X-LANで試しても問題なしでした。
おそらくですがKillerの帯域制御アプリとネットゲームで使用されているnProGameGuardで相性が出たようです。このnProGameGuardも評判が悪いアプリなのでどちらを残すかでしたが、最終的にネットゲームとセットのnProを削除できず帯域制御アプリを削除する結果になりました。
2週間ほど経過してから念のため帯域アプリを再インストールして落ちることを覚悟で再度試した結果ですが、某S社のタイトルでは早くなっていません。もう一社の別タイトルのMMOでも同様に変化はありませんでした。これも4gamerの記事と合致しています。この結果からKillerオンボードLANはdisable設定になり、インテルのDulaポートギガビットNICがメインになりました。
ちょっとかわいそうな気もしますが1Gの光回線で実行速度700M近く出ていると帯域制御であれこれしなくても、十分な帯域(通り道)は確保できているのでCPUの処理能力や足回り(メモリ速度や容量、HDDをSSD化やSSDのRaid化)の影響の方が大きいようです。光100M契約で実行速度が夜間5M以下まで落ち込むようならば、帯域制御アプリは効いてくると思います。
余談になりますが、もう一つのタイトルはあまりにラグが酷いので、RAMDisk上にクライアントすべてフォルダーごと移してプレーしていた時期がありました。この当時はADSL回線(Max7M程度)でしたがラグは一切発生していません。
ネットゲームなどは10M程度でも帯域が確保できていれば、裏で何かよほど大きいものをダウンロードしているわけでもなければPC側の処理能力(CPU、グラボ、HDDへのアクセス)依存なので、わざわざぶつかる帯域制御アプリを運用意味もなくintelNICと性能でも大差がないKillerを選択する必要もが見いだせません。FPSゲームではping速度も重要ですが、契約プロバイダでpingが10ms以下の高速なところを契約してあれば帯域制御もそこまで必要ではないかもしれません。

 

オンボードサウンド
こちらはRealTekのICが採用されています7.1chまで対応し光出力もあります。
搭載されているALC1150は192KHz24bitまで対応しており、同じスペックの手持ちCS4344やPCM1793を採用したDACと比較した限りですが遜色ないDACともいえると思います。オンボードでNE5532ヘッドホンアンプも搭載しており600Ωまでのヘッドホンもドライブできます。オペアンプ1発なのですが侮れません。実際の音はヘッドホンで音楽を聞いた範囲では比較的丸みがあり990FX-extrem4のサウンド出力よりは耳に刺さらないので良い印象です。また国産のニチコンオーディオグレードのFGという電解コンがALC1150とオペアンプ周りに使用されており、ちょっとしたサウンドカードが搭載されていると考えても差し支えありません。少し前まではこのパーツ周りは台湾系電解コンメーカーの固体コン採用が多かったのですが、音質にこだわるという意味でオーディオグレードの電解コンを搭載した様子です。

 

まとめ

OC設定がより細かくやれるようになり、OCでの安定性が向上したことが切り替えて一番実感したことでした。M2スロットがついたので将来的に高速なSSDの増設も可能。中古で売るにしても評価ポイントになると期待しています。最近の傾向ですがCPU自身もグラボ機能がありますので、この手のマザーであればCPUとメモリと電源があれば最低限動作するPCは完成します。

このマザーボードはPCIスロットを利用する必要がある人でゲームもOCも楽しみたい人向けというところでしょう。ネットワークに関してはKillerのドライバーのみで帯域制御を入れなければ十分安定すると思います。サウンドとネットワークは一定水準レベルにあるのでマザーボード1枚でいけるようにはなっていますが、PCI-Exでの拡張する場合は注意が必要です。

(SLIやCrossFireをしてしまうと残っているのがPCI-Exはx1ポートが2個になります。)

 最初からこのマザーでも良かったといえますが、オークションは出物ですのでH97マザーは予備として保管してあります。

 

2014/3/12追記

電気代ですが、こちらは仕事でも使うためほぼ一日中電源ONのこともあります。前のFX8350機では平均的に月1万円程度かかっていましたが、9月以後の電気代を見ると目に見えて下がっており12月に暖房関係で1万超えましたが、それ以後は1月の8000円を2、3月は6000円程度まで下がっています。

この先夏場で扇風機を使いはじめるとまた電気代は上昇しますが、FX8350機時代よりも電気代は明らかに安くなったと思います。

  • 購入金額

    6,900円

  • 購入日

    2015年11月03日

  • 購入場所

    ヤフオク

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