有線インターネット(au ひかり マンションギガ)を導入しておよそ 1 年半の間、主に "VAIO が IEEE802.11ac に対応していないから"という理由で無線 AP は BUFFALO 製の 11a/b/g/n 対応ルータである WZR-600DHP3 をブリッジモードで使用してきました。
当時は 11ac 対応端末が Xperia Z1 f と Xperia Z Ultra のシングルストリーム対応機器のみで、VAIO が 11n で 200Mbps 台後半の速度を出していたこともあり、これらの端末のためにあえて ac を導入しようとは思わなかったのですが、気づけば iPad Air2 や iPhone 6 plus を購入しており、AP (ルータ)の値段もこなれてきたこともあり購入に踏み切りました。
購入後すぐに iPhone 6s plus に買い替えたこともあり、ac の 2 ストリーム対応端末が 2 台と今ではすっかり ac ユーザーになっています。
VAIO も保証期間が満了した際には SSD と一緒に Wi-Fi モジュールを交換しようと考えています。
n (5GHz) の速度はきっちり超えてきますが…
インターネット回線が導入時から今まで一貫して 800Mbps を超える超高速を維持しているため、速度の比較は speedtest.net で行いました。
11n 対応の旧ルータでは、40MHz 対応の iPad Air 2 で 200Mbps 台前半、20MHz の Xperia Z5 Compact で 110Mbps 程度でした。
11ac に対応した本製品だと Air 2 で 440Mbps 程度、Z5C で 200Mbps 程度と、大まかに言って 2 倍前後の向上がみられました。
速度は確実に向上していて、さすが ac だなぁ、と思う一方で、規格値は 300Mbps から 866.6Mbps に 2.9 倍も向上しているのに実測値ではこの程度か、と思わないこともありません。
もっと大きなアンテナを備えた AP、あるいは子機側が PC であったり無線 AP 同士の接続ならもう少し速度が違ってくるのかもしれませんが、 "よくある"組み合わせで規格値の 70% から 50% 強になってしまったのは速度向上を諸手を挙げて喜べない複雑な気持ちになります。
使うのは簡単だけど性能を発揮するのが難しいとは、なんだか玄人向きの仕様にも思えてきます。
有線全ポート Giga 対応で最もバランスの良い製品
無線部 866+300Mbps (ここを足すのは正直ややこしい書き方だなぁと感じています) の NEC 製無線 LAN ルーターには現在 3 種類のラインナップがあります。
WF1200HP2, WG1200HS, WG1200HP がそれなのですが、これらの違いは有線部の仕様と無線 LAN 機能の違いにあります。
WG1200HP がこのクラスの"全部入り"で、有線ポートはすべて Gigabit, 無線 LAN にはビームフォーミング機能があり、さらにルータだけではなく中継器や子機として動作する機能も搭載しています。
WG1200HS は有線部が Gigabit ですがビームフォーミングや中継・子機機能がありません。
WF1200HP2 は有線が 100Mbit になりますが中継・子機機能があります。
私の場合、インターネット側が800Mbpsを発揮する以上、有線 Giga の 2 モデルから選択するわけですが、正直な話、将来子機として転用することを考えると WG1200HP が魅力的でした。
しかし、WG1200HS の中古品が安く販売されているものを店頭で見かけ、"今"必要な機能が十分備わっているからということで購入しました。
結果としては、私のようにワンルームマンションで 1 人暮らしをする場合、無線 AP は 1 台あれば十分で、とても良い選択になったと感じています。
これまで使っていた n の仰々しいルータと比べて半分程度の小ささなのに高速に通信ができるようになり、もっと早く変えておけば、と思いました。
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購入金額
3,650円
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購入日
2016年09月25日
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購入場所
Sofmap イオンモールKYOTO店
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