今回はi7搭載のNUC5i7をレビュー
リビングのTVに接続しているPCを置き換えする事にする
箱を開けてびっくり、手のひらサイズ とは聞いていたが、本当にすっぽり収まる
いつも通りで簡素で特徴の無いレビューではありますが、12V接続による使用を追記にて記載して行けたらと思います
小さい とにかく小さい
付属品は本体 アダプタ 各国用コンセントプラグ VESAマウント用プレート シール 紙類
HDDと並べてみると小さいのがわかる
アダプタ
アダプタ本体にコンセントプラグをスライドして取り付ける事が可能で、各国で使用できるのだろう
ここについては、日本でしか使わないし必要もない けど一応全部付けたりはずしたりしてみました
VESAマウント用プレート
VESAマウントは、モニタなどの背面にあるネジ穴4箇所。
モニタアームなどを取り付けする部分をプレートを使いPCを搭載するための物として使用できる
いい案だが、当方のようにTVに付ける場合はVESAマウントの穴が無いので、両面テープで貼付けすることにする(笑
シール
シールはPC同様に可愛い小さいシールが付いていた
一般的なCPU等付属シールの半分くらいの大きさかな
シールは大事に取っておく主義なので、クリアファイルに挟んでとっておく
紙類
説明書等ですが、しっかり読まないとダメです
完成品じゃないので、組み立て時にちゃんと読まないと壊す可能性があります
外部端子
USB3.0*4 miniDP miniHDMI LANポート イヤホンジャック(同軸マイク付きが使える) アダプタポート
USB3.0ポートの一つは充電用に使えるよう、黄色く色が付いている
今回はテストのタイミングでUSB用の電力メーターが壊れてしまったため、出力を測れなかった
追記で対応できればと思う
miniHDMI
1.4a対応 4Kに対応するようだが、当方には4K TVなんて物が無かった
120hzのモニタはあるのだが、旧型でHDMI1.4aに対応していなかったため60hzでの接続
かなしい
miniDP
Apple Thunderboltポートと形状が一緒である
電気屋でminiDP用コネクタなどが無い場合、Apple Thunderbolt~~ なんて書いてあるものが使えたりします
この二つのコネクタは規格品であるので、詳細はWikipediaなどを参照
イヤホンジャック
穴は一つ
市販のPC用二軸のヘッドセットは使えない
携帯などに付属するマイク付きイヤホン1軸タイプであれば、マイクも使用できる
定かでは無いが、一軸を二軸に分けるアダプタなんかも売ってたような気がする
それを使えば二軸タイプのヘッドセットも使えるだろう
LANポートは普通 至って普通
今どきなので1000BASE-Tに対応は当たり前
しかし標準で802.11acのWifiが搭載されているので、867(866)mbpsで通信できる
応答速度を酷く要求されるゲームでもしない限りはWifi接続でいいだろう
アダプタポート
至って普通の穴です
19Vと書いて居るが、12V以下でも動くとの情報を発見
レビューが終わった後に自己責任で車載用のアダプタを作ってテストしてみます
トップの黒いパネルが交換式になっている
インテル以外のメーカーが色々なオプション付きを販売してくれるのでは無いだろうか
BIOS(UEFI)セッティングとWindowsとドライバ
初ベアボーンや自作だと一番引っかかるのはここでしょう
Windowsのインストールから実用起動まで
*Windowsをインストールする
まずはBIOS(UEFI)の設定
写真のような画面でUEFI起動のセッティングをしよう
難しく見える場合は調べながらやってみると意外と簡単
セッティング無しでも使える設定にはなっているが、自分の使用環境に合わせて設定することで軽くなったり、起動を早くすることができる
ドライブがついてない機種なので、USBにて外付けのDVDドライブを用意するか、USBメモリを用意する必要がある
今回はUSBメモリにWindows8.1のインストールプログラムを作り、インストールした
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/create-reset-refresh-media
ここにあるメディアクリエイションツール と言う物で別PCで作れる
インストール後はドライバが必要になるが、ドライバディスクなどは付属していない
事前にintelウェブサイトからダウンロードしておく事をオススメする
https://downloadcenter.intel.com/product/87570/Intel-NUC-Kit-NUC5i7RYH
ここに30個以上あるが、必要な物は数種類 わからなければドライバパッケージのような物もあるので、それをダウンロードすればいい
ドライバを充て、Windows Updateを掛けておわりっ!
その後FastBootのセッティングをし、今回の構成だと約10秒で起動する
自分の環境ではUEFIの設定で
無線LANOFF
IROFF
LANBootOFF
BluetoothOFF
など、 いらないモジュールを軒並みOFFにすることで起動速度の高速化やドライバを入れないと言う軽量化を行っている
日常的な使用部分について
*通常の使用感
ゲーム以外の部分での使用感については、SSD搭載 最新i7搭載と言うことで良好
起動は10秒程度 そこから3秒以内にブラウザが使える
各種ソフトも全くウェイトタイム無し といえるほどのレスポンスで稼働してくれる
小型故に色々懸念していたが、構成から考えるとグラボを積んでないだけで、下手な事務用PCよりは高性能である
SSDを積んでいると言う時点で、あらゆる動作のレスポンスはHDDとは比較にならない
CPUの性能も低電力版の割には頑張っていると思う
コア単位では初期世代のi7 同クロックと同じくらいの性能はありそうだ
i7と付いているが、現世代のデスクトップ版i7と比べるとかなり貧弱なのでそこは注意
*エンコード
QSVを使ったエンコードを試してみた
機材
①本NUC@3.4Ghz 2コア機(4スレッド)
②X5670@4Ghz 6コア機(12スレッド)
手持ちのDVDを一度PCに取り込みMP4(H264)に変換する
使ったソフトはHandBrake0.10.2
一分経過時のSS
NUC5i7 QSV無
NUC5i7 QSV有
エンコード機
時間が経ってもアベレージはこの辺で大体安定している
旧型CPUとはいえ6コア機(Xeon4Ghz)に8割まで迫れるとは・・・
QSVの画質は大型TVに同時出力しても動いてる場面で判断出来る程の差が無かった
エンコード機でGPUエンコードも出来るが、画質が???って程悪いのでやりません
この性能であれば電力差を考えたらNUCで・・・となりそうなのだが、後述にて残念なお知らせ
期待はしてなかったから予想の範囲内
*Windowsのエクスペリエンスインデックスの数値(外部ソフトで表示)
グラフィック以外はかなり頑張っている様子
*メジャーで身近なベンチを数種類
FFベンチ ドラクエベンチ 新ゲームのベンチからドラゴンズドクマにて、最高設定でのスコア
ベンチマークの最低設定や中間設定でのテストはしていない
理由は後述する温度です・・・
比較する機種は当方所有のエンコード専用マシン
X5670 4Ghz 6コア
メモリ24G
グラボGTX960OC
FFベンチDx9 最高設定
エンコード機 NUC5i7
FFベンチDx11 最高設定
エンコード機 NUC5i7
ドラクエベンチ 最高設定
エンコード機 NUC5i7
ドラゴンズドグマベンチ 最高設定
エンコード機 NUC5i7
*ゲームはアーキエイジと言うMMOオンラインゲームをプレイ
グラフィックはかなり良く、オブジェクトの数が半端じゃないので負荷が高いゲーム
全て同じ場所 同じ方向で負荷は大体揃えてある
シチュエーションはエンコード機の平均フレームレートが出る場所にした
エンコード機
フルHD最高設定
NUC5i7
フルHD最高設定 フルHD最低設定 1024x768最低設定
色の違いは雲が動いているせい
プレイアブルとは言えないレベルだった
ある程度の視野距離が無いと不便なゲームなので、最低設定でプレイはちょっと難しい
ちなみに、リビングで使っていた中古で5000円で購入したPCに付いている、旧世代のRADEON HD4850はフルHD最高設定で15FPS程度だった(今回のレビュー製作時期にちょうど壊れました)
発熱がやばい コレはマジやばいっす
*各種温度のモニタリング
①通常使用程度(ブラウジング)での温度状況をモニタリング
②各種ベンチ時の温度(ドラゴンズドグマベンチ中を抜粋)
③アーキエイジ後の温度(アーキエイジ終了後)
④エンコード後の温度
自分の設定では80度時にファンを100%にしている
この温度でいいのか とは思うが小型機故に限界だろう
北海道 エアコン有 PC周りの風通し良と考えるとコレはちょっと問題だ
別のマシンでも出来る事ではあるので、ハードな使用で寿命を縮める事も無い
今後はゲーム エンコードはしないでおこうと思った
精神衛生的には温度が問題だろう
*総評
今回の構成であれば一般的な作業での引っ掛かりやウェイトタイムが全くなく、快適に使えると思う
しかし、性能を活かした作業を行うと温度が常に100度に達してしまう
i5搭載のNUCとクーラーが同じと言うのが問題・・・かな
超小型機故、置き場所や消費電力は下がるが、PC性能としては同様の快適さは別の構成でも可能である
自作でPCが製作出来る人であれば、ワンサイズ大きくはなってしまうが温度を下げた同性能近辺の構成を同価格帯で取るのは容易と考える
ハッキリ言えば、全く重い処理をしない人向け
もしくは温度なんて知らないよ 見なきゃ大丈夫
と言う人向けではないだろうか
せっかくの性能を活かす事が出来ないと言うのも、困った話ではあるがさすがに無視出来ない温度だ
トップパネルが多メーカーから販売されそうなので、クーラー搭載可能なパネルが販売される事を切に願う所
12V駆動による起動成功
番外編として
暑くて死にそうで写真を撮れなかったのでそこは勘弁してください
ちょっとどこかの情報で12V以下でも駆動できるとの情報を得たので試したい
12Vで駆動できると言うことは車でバッテリーから直で使えるんではないのか!と・・・
って事でちょっと試してみました
アクセサリー電源をスイッチにしたバッ直リレーハーネス(HID用リレー改)を作りました
電源のコネクタ部は以前買ったジャンプスターターについてた一部がぴったり
とりあえず電源だけ挿してスイッチON
青いランプが光ります 起動しております
と ここで問題で、HDMIに対応した車載モニタなんて持ってない事にイマサラ気づきました
起動だけはします
落ちが貧弱ではありますが、しばらく先にモニタを手に入れて車載映像をアップ出来たら・・・と思います
申し訳ないです
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