海外出張が立て続けに決まり、日本のドラマやオリンピックが見れないと落ち込んでいたら、遠隔から自宅にあるテレビを操作できるワイヤレスチューナー「PIX-BR310W」の存在を知り、幸いのことにレビューする機会をいただきましたので、さっそく申し込んでみました。
2016年7月に、カナダのオンタリオ州トロントに行ってきました。トロントは、オンタリオ湖岸の北西に位置し、人口およそ590万人で、北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ4番目の大都市になります。天気にも恵まれていましたが、1日の観光を除くとほとんどは、仕事でしたのでホテルに缶詰めでしたので日本のテレビが見たくなって仕方ありません。
カナダ トロント市街
また、8月には、台湾 台北市と、太魯閣渓谷(タロコ渓谷)で有名な花蓮(ファーレン)に行ってきました。8月といえば、そうオリンピックです。もちろん現地でも放映していますが、日本人の活躍を放送してくれません。
開封ー設置ー視聴。とても簡単です。
ホームページとマニュアルを見て、まずはスペックの学習を行いました。
PIXELAのPIX-BR310Wは、タブレットやスマホから手軽にテレビを観られるワイヤレステレビチューナーです。iOS、Android、WindowsいずれのOSにも対応。無料アプリをダウンロードして、かんたんな設定だけですぐにテレビのライブ視聴を楽しむ事ができ、外付けドライブをつなげば、視聴中の番組の録画や番組表からの予約録画にも対応。オプション機能を追加することで、外出先からのリモート視聴も可能です。外出先から手軽にライブ視聴や録画番組を楽しみたい人には便利なワイヤレステレビチューナーと書いてあります。
なお、ラインナップにはPIX-BR310Lがありますが、PIX-BR310Wはダブル録画(裏番組録画)に対応した高機能版となります。
接続できる機種は、Android、iOS、Windows、Mac、AppleTV、なんとXbox Oneまで利用できるので家庭内に、たくさんのデバイスを持っている人には、うってつけのガジェットになります。
箱を開けて、さっそく設置してみます。機器は、いたってシンプルでACアダプタ、アンテナ端子、ネットワークコネクタ、USBポート(HDD用)、そしてB-CASカードのフルサイズの挿入口となります。まずは、一番場所に制限があるアンテナを接続します。アンテナケーブルは付属していないので事前に用意しておく必要があります。B-CASを差し込みネットワークに接続しまします。以前までは、ルータのNAS機能に接続して利用していたHDDを思い切って、こちらに接続してみました。
さっそく電源を入れてみます。HDDがなければ無音に近いですが、HDDの自動電源機能がないので常に起動しているため、そちらの音はどうしても聞こえてきてしまいます。接続環境を絵にしてみました。我が家にある機種はすべて接続しようと思っています。
まずは、海外に持っていくAndroidタブレットのNexus7から接続してみます。OSのバージョンは6.0.1になります。Google Playで「ワイヤレスTV(StationTV)」を検索してインストールしました。
この後は、画面の指示に従って進めていくと、簡単にテレビを見ることができます。操作感としては、サクサク動いており映像をみるソフトにありがちな不安定な動きは全くありません。
録画も簡単に設定できて、インターネットを見ながらの視聴にも対応できております。タブレットを横にすると自動的に横向き画像になって大きな画面で見ることができます。
いざ、カナダで視聴。。。。あれ?
外出先から見る場合のみ必要で、自宅のネットワークなら無料なのですが、リモート接続は有料になります。機種によって購入方法が違うので、若干手間取ります。まずは、AndoroidタブレットのNexus7とスマートフォンのHUAWEI P8 liteで利用したいたので、Google Playから購入しました。
それぞれの価格は、以下の通りになります。
・Android版 ワイヤレスTV(StationTV) リモート視聴プラグイン 300円
・iOS版 ワイヤレスTv リモート視聴機能 360円
・Windows版 ワイヤレスTv視聴機能 300円
Google Playは、同じアカウントなら2台にインストールできます。Nexus7(Andoroid 6.0.1)とP8 lite(Android 5.1)に、それぞれ無事にインストールすることができました。
トロントで宿泊したホテルは、チェルシー ホテル (CHELSEA HOTEL TORONTO)になります。このホテルは、ダウンタウン中心部に位置してイートンセンターへのアクセスも徒歩3分と便利です。部屋はモダンなスタイルで落ち着いており、ネットワーク環境も無料の無線LAN(平均15MBbps)、有線LAN(平均25MBbps)もありました。
さて、現地のホテルに着いてネットワーク環境を整えます。Nexus7は、Wi-Fiモデルなので、ホテルの無線LANに接続してインターネットが使えることを確認しました。回線速度は、約15MBbpsと海外ホテルでは、まあまあのスピードです。ワイヤレスTvを立ち上げて、接続を試みてみますと、残念ながら、チューナーに接続することができませんでした。
なぜ接続ができないのかをネットで説明書を確認しました。リモート接続するには、家にいる間にWi-Fiで接続して設定を完了しておく必要があったのです。てっきりプラグインを購入すれば、すぐに使えると思って失敗してしまいました。
しかたないので、自宅は、パソコンからであればVPNを使って外部から接続できるようにしてあるので、トロントにいる間は自宅のネットワークにログインして視聴しました。
さっそく、Windows 10のストアからワイヤレスTvアプリをインストールしました。こちらも簡単にインストールできて、自宅のネットワーク内なのでチューナーを見つけることができました。ホテルのネット環境が悪い時に10MBbpsまで落ちることもありましたが十分視聴することができました。
自宅に帰って、さっそく設定
せっかく購入したAndroid用のリモート接続プラグインを活用するために、Nexus7を使って設定します。設定画面から接続設定を行います。「外出先から現在のチューナーに接続する」をONにします。プラグンがインストールされていなければ、この設定はできないです。最近のほとんどのルータは、UPnPに対応しているので有効もONにしておきましょう。そうすることで、面倒なネットワークの設定は必要なくなります。しかし、我が家の場合は、いろいろ複雑な設定をしているので、手動で設定が必要です。
次に、外出先から接続するために端末登録も必要ということで「端末設定」を開いて、「リモート接続用としてこの端末をチューナーに登録」をONにします。ここで、注意が必要なのは、最大で6台までしか登録できないです。後から、登録解除を自由にできるので複数端末を持っている方は計画的に設定する必要があります。
さっそく、実験してみます。自宅のWi-Fiの接続を機除して、スマートフォンのテザリングを使って使用してみます。アプリを再起動して、最初の使用場所の選択で外出先(すべての機能)を選択すれば視聴できるようになります。
この設定を終わらせておかなければ、外出先から接続して視聴ができませんので、くれぐれもご注意ください。
今度こそ、台湾からオリンピックを見る。
8月には、台湾に出張がありましたので、設定を万全にして挑みました。宿泊先は、一般のホテルでなく、はやりの民泊でコンドミニアムにしました。はじめての経験でしたが、ホテルと違ってアメニティやベットメイキングがないですが、キッチンもついているので連泊するには便利だと感じました。
さあ、さっそく接続してみます。ネットワークの環境は、無線LAN(平均50MBbps)と優秀です。きれいに映りました!!
画像の途切れもありません。1時間くらい見ているときに、一瞬途切れることが2-3回ありましたが、気になるほどではありません。
オリンピックで、日本の選手も見れて、大満足です。
操作性も、直感的で番組表から選択できて快適です。日本と1時間しか変わりのない台湾なので、決勝などは朝方に集中するので録画機能を多く使いました。録画した番組も途切れもなく見ることができましたので、オリンピックも日本にいるのとそん色なく堪能することができました。
価格と対応機種には大満足。1点問題が。
PIX-BR310L 10,000円~
PIX-BR310W 13,000円~
※実売価格 価格.com調べ 2016年8月
この価格、この手軽さで豊富な対応機種を考えれば安いと思うですが、後からリモート接続用のアプリを有償で購入しなければならないので、なんとなく余分に取られている気がしてしまいます。どうせなら本体価格を上げてコミコミにしてくれるとよかったです。
あと、スマートフォンのP8 liteは、Android 5.1はちゃんと映像も音声も視聴できたのですが、ポケモンGoに対応するために、Android 6.0.1にアップデートしたら、音声のみで映像が映らなくなってしまいました。
いつか、どちらかのメーカーのアップデートで使えるようになる日を待っています。
今後は、以前から使っていたSony nasune(ナスネ)との比較も行ってレビューをしたいと思っています。
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