商品は返品し返金していただきましたが、どうにも気になって仕方ないのでネットでいろいろ調べてみましたところ、自動巻きのクロノグラフを発表したのはZENITH社のエル・プリメロが世界初ですが、市場に出たのは諏訪精工舎製が先だったようです。36,000振動/時間のハイビートと21,600振動/時間の違いがありますが、いずれも自動巻きのクロノグラフキャリパーとして機械式時計の絶頂期に開発されました。
現在でも運針が安定するので高級機とされているピラーホイル式(コラムホイール式)が採用されています。
「世界のセイコー」という看板を背負っての開発だったでしょうから、中が見えなくとも外観からもその意気込みが伝わってきたのではないでしょうか。
運よくコレクションとして大切に保管して眺めて楽しんでいたという、ミントコンディションに近い状態の個体を見つけ、一晩悩んで、一期一会と思い購入してしまいました。
金メッキのケースが上手に凄みを和らげ、上品さも持ち合わせていますが、じっくり手にとって見ますと、クオーツ時代到来前の、開発コストを考えずに最高峰を目指した当時の気迫が伝わってきます。
縁あって私の手元に来た時計ですので、オーバーホールして大事にいたしますね。
同時代のCITIZEN社のクロノグラフも気になっていますが、アブナイ、アブナイ・・・
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購入金額
63,200円
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購入日
2012年08月30日
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購入場所
アンティーウォッチマン
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