もちろん10万円以上の大金を払えば選択肢がないわけではありませんが、一般ユーザーにそこまでの大金は勿論無理。
しかも私のように写真の編集用に使うディスプレイだと、色再現性、特に出荷時点での素直なガンマカーブが欠かせません。出荷時点からガンマが正確であれば、カラーマッチングツールを別途導入しなくても、そこそこの精度でカラーマネジメントが可能になるからです。(もちろん、経年劣化や個体差がありますので、厳密な意味でのカラーマッチングは難しいですが)
そんな中このディスプレイは
・比較的目に優しい
・色再現性が高い
という意味においては現在手に入れることのできる5万円以下のディスプレイの中では最も素晴らしい、というか唯一無二のディスプレイです!!
私のように
・目が疲れやすい、もしくは長時間ディスプレイを見なければならない
・画像やイラスト用途に使うためある程度の色再現性が欲しい
・しかし色再現性は「可能の限り正確」であれば十分で、厳密な精度までは要求しない
なんていう方にはまさにこのディスプレイ1択といっても過言ではないでしょう。
ちなみに以下に簡単にこのディスプレイの設定方法を書いておきます。
詳しい方には不要でしょうが、ご参考まで。
■明るさの目安
輝度0%で31cd/㎡くらい。
24%で80cd/㎡ 39%で120cd/㎡くらい
■iccプロファイルについて
(1)Windowsの場合、以下をダウンロードし、インストール。
http://www.eizo.co.jp/support/db/files/software/public/lc...
(2)コントロールパネル「色の管理」でEV2334W User 6500K G2.2.icmを既定として関連付ける。
(3)カラーマネジメント対応ソフトを使ってICCプロファイルが埋め込まれた画像を開く。
ソフトのカラーマネジメント対応状況はこちらを参照。
Repy's side - カラープロファイル対応実験
http://repy.kyohei.org/lab/icc/
(補足1)
Windowsフォトビューアーは、Windows Live フォト ギャラリーと同様に対応。キヤノンやニコンのRAW現像ソフトも同様。
Susie系のビューアーについては、「カラーマネージメント代行Susie Plug-in」が効くものならOK。
http://nilposoft.info/susie-plugin/
なお、Internet Explorerは、9から?Windows 画像とFAXビューアやWindows Media Center (Vista)と同様、微妙に対応。
壁紙や動画再生ソフトやゲームソフトは対応していない。
(補足2)
EV2334WをsRGBモードとした場合、「色の管理」でEV2334W User 6500K G2.2.icmを
既定として関連付けてはいけない。
sRGB IEC61966-2.1を既定として関連付ける。
Windows7の場合は、何も関連付けず、詳細設定タブをクリックし、「Windows色システムの既定値」の
デバイスプロファイルが「システムの既定(sRGB IEC61966-2.1)」となっていればOK。
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購入金額
46,800円
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購入日
2011年11月01日
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購入場所
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