科学が極端に発達し、人々が超高層ビルに住み、空飛ぶ車で移動する。亜光速技術も開発され宇宙へと気軽に旅行できるようになった遙かな未来の地球。そこへ宇宙の「もっとも邪悪な知性」が飛来する。襲撃を阻止するために宇宙人のモンドシャワ人が隠した４大元素を司る石そして「第五の要素」を求めてタクシー運転手（元宇宙軍パイロット）、ＴＶスター、そしてモンドシャワ人のＤＮＡから復元された少女リールーら異色のチームと邪悪な知性側に立つゾーグらの戦いを描く

豪華なキャスト、オレンジ色の鮮やかな世界観、登場する宇宙人の衣装などもジャン・ポール・ゴルチエ監修でおしゃれ・・・といかにも大作っぽい要素が並んでますが、そんな格調高い映画ではなく、シュールなギャグ映画だとおもってます。

もともとギャグ描写はいくつもあるんですが、それ以前にストーリーがツッコミどころ満載。かつて地球に降り立ったモンドシャワ人はメカっぽい格好な のに、４つの石を探すヒントにするためにＤＮＡから再生されたリールーは普通の軽装な地球人風の女性だったり、４つの石が見つかってモンドシャワ人の遺跡にセットした後、それぞれの元素を注入しなければいけないことに気付いた時の対応が「それでいいんかいｗ」的な内容だったり、第５の要素が見つかって完成 したビームで迎撃の用意ができた主人公らが狙いやすい遺跡の真上に落ちてくる「邪悪な知性」とか・・・。

ちなみにこの映画のせいか分かりませんが、公開された年にミラはがっかり映画に送られるラズベリー賞を獲得しています。いや、ミラの演技は悪くなかったと思いますけどね。

上記のようにシナリオはあれなんですが美術と曲が凄いイイからなんだかんだ言って最後までツッコミながら見ちゃうんですねｗぜひ皆さんも凄く暇なときに軽食を片手にご覧下さい。