2008年にニコンが血迷って発売した「メディアポート」UP300x。
これは何かというと「片眼ディスプレイつき一体型メディアプレイヤー」。
要するにヘッドホンにディスプレイがついているので、ドラゴンボールのスカウターよろしく頭に装着して片目でディスプレイを見ることのできるデバイスなのです。
となると「ああ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)ね」と結論づけたくなりますがこれは違う。メディアプレイヤー機能を持っているので、音楽や動画などのコンテンツを *他に外付けの機器をつけずに、単体で* 再生できる…というのが最大の特徴でありこの商品のアイデンティティ。
そのアイデンティティを具体的な「使い方」としてイメージできるか否かが、この商品に対しての評価に直結するのかなあと思います。
というのも…
この商品。あらゆる設計が、
「究極快適通勤娯楽マシン」として使った時真価を発揮するように出来ている
のです。
世の中にある「動画」コンテンツは、そのほとんどは「一回見たらそれっきり、二度と見返すことはない『消費するだけ』のコンテンツ」です。テレビ番組なんかほとんどそうですよね。
そういう「消費する」コンテンツは別に高画質の大画面で見る必要なんか全然なく、ご飯を食べながら…など「何かしながら」だらっと見ることが多い…というところまではイメージしていただけるでしょうか。
動画プレイヤーというとみんなついつい動画再生品質(画質)などを気にしてしまいがちですが、本当に多いコンテンツはこういう「ながら見」で「消費」するもの。そういったコンテンツをいかに気軽に快適に「消費」できるかが本当はもっとも重要なんですよ。
UP300xはその点で
・ヘッドホンにディスプレイも含めて全て一体化されているので、両手がフリーでケーブルも全くない(これが実に楽ちん!)
・片眼ディスプレイなので「ながら見」ができる(実際これで電車に乗りながら動画を見ながらスマートフォンでTwitter、なんてのも普通にリラックスしてできます)
・両手がフリーなので歩きながら・立ちながら・つり皮につかまって荷物を持ちながらでも快適に動画視聴可能(これ重要!)
と本当に「究極の」動画「消費」マシンなのです。わかるかなー。
え?通勤!?これ外で使うの!?…と抵抗を感じるかもしれませんが、だいじょうぶ、みんなそこまであなたのことなんか見てやしません。誰も気にしません(もしくは気にしないフリをしてくれます!)。
だらっと「消費する」動画コンテンツを「ながら見」してると、意外なほどリラックスできるものです。気合入れて動画を「見るぞ!」という姿勢じゃないからでしょうか。
通勤時間をリラックスして快適な時間に変えるマシン、ほんと、唯一無二なんですよねこれ。
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購入金額
69,800円
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購入日
2008年12月20日
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購入場所
ニコンダイレクト
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