Microsoft認定プログラム MCP体験レビュー

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れいんさんれいんさんの体験レビュー

MCP取得のきっかけ

初めて触れたマイクロソフト製品はWindows2000でした。

学生の頃、パソコンについて興味はあるけれど、OSの動作原理や処理の流れなどの知識は無く、ただ漠然と好きという気持ちだけがありました。
某IT会社への就職が決まり、同じ新人教育を受ける同僚に、既に知識を習得している方もいらっしゃって、その影響で、しっかりとOSの動作原理や処理の流れを学習したくなっていきました。
しかし本格的な学習を始めることなく、時間だけが過ぎる状況が続きました。
当時パソコンについてそれほど深い知識が無かった私にとって、基本的な使い方を覚えていくので精一杯だったからです。シャットダウンの仕方すらも知りませんでした。
新人教育期間も半分が過ぎていき、配属先での先輩にあたる方と会話する機会がありました。
先輩に同じ同僚でもすでに知識などで負けていてこのまま業務ができるのかと不安な気持ちを伝えたところ、MCP認定試験に合格することで、合格までに学習した内容がそのまま日常の業務に役立つ知識になると社内の先輩に教えて頂きました。
それまでMCP認定試験の存在を知らなかった私にとっては目の前の道が開けたような気持ちになりました。
MCP認定試験のことを後日同僚に教えてあげたところ、同じように興味を持ち、どちらが先に合格するか競争することになり、学習を始めました。

学生のころそんなに勉強してなかったので、自分に合った学習方法ってのがわかりませんでした。
ですから要点とかをノートにまとめたりとかして・・・。
結局この勉強方法は私には合ってなかったようです。

MCPを取得するまでの受験対策

初めての受験はとても緊張しました。

MCP取得済みの先輩からのアドバイスによりまずは教科書となるものを購入してそれを使用して学習することから始めました。さまざまな出版会社から発行されている対策本をいくつか購入して、読むことから始めました。ポイントとなるような箇所をノートに書き出していくこともありました。
1か月ほど学習した後、初めての受験をしました。同じ試験合格を目指していた同僚と同じ試験会場で、同じタイミングで受験予約しました。
試験は別途運営会社が提供している試験会場へ行き、受験者一人ひとりに割り当て有られた専用のパソコンを使って回答していきます。
回答は選択肢をマウスでチェックして進めていきますが、複数選択する問題や、操作手順を並べ替える問題もありました。
制限時間が決まっていて、今回の試験では90分でした。
制限時間を過ぎるか、自ら試験終了ボタンを押すことで試験終了となります。
試験が終了すると、即座にパソコン画面に合否が表示されるので、この瞬間が一番緊張するところになります。
結果同僚は合格しましたが、私はあともうちょっとといったところで不合格でした。
とても悔しく、すぐには学習再開となりませんでしたが、同僚のサポートのおかげもあり、2週間後に再度受験して、初めてのMCP合格することができました。

初めて取得したMCPです。試験終了して部屋から出ると、このようなスコアレポートが渡されます。
その試験を合格した証明書にもなりますので、大切に保管しましょう。
不合格であってもスコアレポートは渡されます。

MCP取得履歴

これまで取得してきたMCPは下記内容になります。(取得順、2014.01現在)

070-067 Implementing and Supporting Microsoft Windows NT Server 4.0
→初めてのMCP取得
070-059 Internetworking with Microsoft TCP/IP on Microsoft Windows NT 4.0
070-081 Implementing and Supporting Microsoft Exchange Server 5.5
070-215 Installing, Configuring, and Administering Microsoft Windows 2000 Server
070-210 Installing, Configuring, and Administering Microsoft Windows 2000 Professional
070-217 Implementing and Administering a Microsoft Windows 2000 Directory Services Infrastructure
070-219 Designing a Microsoft Windows 2000 Directory Services Infrastructure
070-218 Managing a Windows 2000 Network Environment
→MCPより上位であるMCSA (Windows2000バージョン)認定
070-216 Implementing and Administering a Microsoft Windows 2000 Network Infrastructure
→MCSAより上位、つまり最上位であるMCSE (Windows2000バージョン)認定
070-272 Supporting Users and Troubleshooting Desktop Applications on a Microsoft Windows XP Operating System
070-271 Supporting Users and Troubleshooting a Microsoft Windows XP Operating System
→MCDST認定
070-214 Implementing and Administering Security in a Microsoft Windows 2000 Network
→MCSA Security (Windows2000バージョン)認定
070-220 Designing Security for a Microsoft Windows 2000 Network
→MCSE Security (Windows2000バージョン)認定
070-292 Managing and Maintaining a Microsoft Windows Server 2003 Environment for an MCSA Certified on Windows 2000
→MCSA (Windows2003バージョン)認定
070-296 Planning, Implementing, and Maintaining a Microsoft Windows Server 2003 Environment for an MCSE Certified on Windows 2000
→MCSE (Windows2003バージョン)認定br> 070-621 Pro:Upgrading Your MCDST Certification to MCITP Enterprise Support
→MCTS (Windows Vista Configuration)認定
→MCITP (Enterprise Support Technician)認定
070-284 Implementing and Managing Microsoft Exchange Server 2003
→MCSA Messaging (Windows2000バージョン)認定
→MCSA Massaging (Windows2003バージョン)認定
070-623 Pro: Microsoft Desktop Support - CONSUMER
→MCITP (Consumer Support Technician)認定
070-299 Implementing and Administering Security in a Microsoft Windows Server 2003 Network
→MCSA Security (Windows2003バージョン)認定
070-298 Designing Security for a Microsoft Windows Server 2003 Network
→MCSE Security (Windows2003バージョン)認定
070-285 Designing a Microsoft Exchange Server 2003 Organization
→MCSE Messaging (Windows2000バージョン)認定
→MCSE Massaging (Windows2003バージョン)認定
070-228 Installing, Configuring, and Administering Microsoft SQL 2000 Enterprise Edition
070-229 Designing and Implementing Databases with Microsoft SQL Server 2000 Enterprise Edition
→MCDBA(SQL Server 2000バージョン)認定
070-648 TS:Upgrading Your MCSA on Windows Server 2003 to Windows Server 2008, Technology Specialist
→MCTS:Windows Server 2008 Network Infrastructure Configuration認定
→MCTS:Windows Server 2008 Active Directory Configuration認定
070-649 TS:Upgrading Your MCSE on Windows Server 2003 to Windows Server 2008, Technology Specialist
→MCTS:Windows Server 2008 Application Platform Configuration認定



070-646 Pro:Windows Server 2008 Server Administrator
→MCITP(Server Administrator Windows Server 2008バージョン)認定
070-647 Pro:Windows Server 2008 Enterprise Administrator
→MCITP(Enterprise Administrator Windows Server 2008バージョン)認定
070-431 TS:Microsoft SQL Server 2005 - Implementation and Maintenance
→MCTS(SQL Server 2005バージョン)認定
070-447 UPGRADE:MCDBA Skills to MCITP Database Administrator by Using Microsoft SQL Server 2005
→MCITP(Database Administrator SQL Server 2005バージョン)認定
070-680 TS:Windows 7, Configuring
→MCTS:Windows7 - コンフィギュレーション認定
070-686 Pro:Windows7, Enterprise Desktop Administrator
→MCITP:エンタープライズデスクトップアドミニストレーター7認定
070-685 Pro:Windows 7, Enterprise Desktop Support Technician
→MCITP:エンタープライズデスクトップサポートテクニシャン7認定
070-417 Windows Server 2012へのアップグレード
→MCSA:Windows Server 2012認定

WindowsNT4.0バージョンから初めて、Windows2000→Windows2003→Windows 2008→Windows2012と資格取得していきました。製品について試験体系などが違ってくるので、受験するバージョンに応じてどのような試験が提供されているか確認していく必要があります。

初めてMCPを取得した当初、ウェルカムキットというものが郵送されてきます。
内容物は、ピンバッチ、証明書、IDカードになってて、取得した実感を具現化したようなものでかっこいいという理由も重なって取得を続けることができました。
2014年現在ではこのような郵送物は廃止となってしまい残念なところです。



MCP合格のための10の秘訣

これまで経験してきた合格までの秘訣というほどのものではありませんが、おすすめできる行動などをまとめます。

■試験範囲を確認して学習する

その試験についてどのような技術が問われるのか、試験範囲が公開されています。
試験合格の基本となりますので、ここはまず最初に確認したい事項です。

■関連する書籍・資料を1度は読み切る

対策用教科書以外でも、マイクロソフト発行のリソースキットやホワイトペーパなどの技術資料を入手することができます。せめて1度だけでも読み通すことで、おぼろげながらイメージが残り、他の学習をしていくと残っているイメージが関連づけられて印象強く覚えることができます。

■学習することを休まない

業務で忙しく、学習できない時間など多くあるのですが、そんな中でも、教科書をせめてその日の1ページだけでも学習を進めることで、継続的に学習していく習慣がついていきます。
ほんの少しだけでも進めることで結果として継続しているんですから、それが自信にも繋がっていきました。

■同じようにMCP取得を目指す仲間を見つける

一人でMCP取得するのは案外難しいものなので、同じ目標を目指す仲間を見つけることで競争相手としてモチベーションも維持できます。

■試験用環境を構築して実際に操作してみる

サーバの設定画面やインストールなど実際に試験用環境を構築して操作することで、イメージとして捉えやすくなります。言葉を覚えていくことよりもイメージで学習を進めるほうが、印象が強く記憶に残りやすかったです。

■合格するまで他の試験について学習したり受験しない

不合格になったとしても、取得した点数までは知識が習得できている証拠です。
ただ合格点には届かなかった結果なだけです。
最初から学習するのとは違って、足りない知識を補うだけで合格できる確率が高いことになります。
ですから、合格するまで学習と再受験を続けることが大切です。

■不合格後、どのような内容の問題が不安で答えることができなかったか確認する

残念ながら不合格になったときに継続して取り組んでいることなのですが、答えを自信持って出せなかった問題についてどのような内容だったのか、受験後翌日までに確認しています。
受験が終わるとだんだん記憶が薄れていきますが、近い時間で確認することで、その確認内容が精度高いものになっていきます。

■まったく試験のことを考えない

一度同じ試験を4度連続で不合格となり、スランプとなったことがありました。
何度繰り返してもう苦痛だと思ったときは、どのような学習も不効率になってくるので、半年ほど試験のことを考えたり、学習することをやめた時期がありました。まったくしなかったのです。久しぶりに学習を再開すると気付かなかった不明点などがすぐに気づき、その部分を重点的に学習することで試験合格することができました。

■ジンクスも精神的な安定剤になる

受験していて良い印象だった試験会場や、試験を受ける時間帯、曜日、受験日に食べるものなど、自分なりのジンクスを作り上げると、とても精神的にリラックスできます。
合格との直接的な関係は無いのですが、受験中にリラックスできることはパフォーマンスに大きく左右されることは私の経験としておすすめできることです。
よく受験する試験会場を私は決めていて、たいていお仕事が休日になる土曜日午前中に受験します。受験会場に入る2時間前にお気に入りのカフェにいき、試験対策の資料や本を見ながら、豆乳のカプチーノと軽食を食べるのがジンクスになっています。

■MCP受験を楽しむこと

ただ合格を目指して学習していくだけでは、途中でやる気がなくなりがちです。合格したら自分だけのご褒美などを決めたり、ブログでアピールしたりと人によって楽しみ方はさまざまです。MCP受験するための学習なども含めて楽しむことが何よりも大切になってきます。合格すると有名なお店のケーキ食べたり、同僚とまだ現状でも資格取得で競い合っているので、合格したらメールで自慢したりとそのような楽しみ方をしています。

MCPを取得によるメリットは

マイクロソフト製品がさまざまな状況で利用されている状況で、技術者として認定される重みを感じることができます。

MCPを初めて取得すると、個人・企業それぞれにメリットがあります。企業についてのメリットについては割愛させて頂きますが、個人についてのメリットで特に有用たったものを記載していきます。
・取得した資格の有効期限はありません。いつまでも保障されます。
・取得した資格のロゴを名刺などで使用できるようになります。
・取得した資格の証明書のデジタルダウンロードができるようになります。
・資格者メンバーサイトにアクセスできるようになり、最新の製品情報などをいち早く入手することができます。

MCPもマイクロソフト製品に合わせて常に変化していきますので、特典内容なども変わってきています。
取得してきた過去には、専用のIDカードが送られてきて、取得した喜びを物理的に感じることができました。
もうIDカードの発行は実施していないのですが、とても嬉しかったことを印象強く覚えています。

MCPを取得してどのように仕事に活かすことができたか

自信を持って業務に取り組むことができるようになりました。

私はさまざまなマイクロソフト製品を選択し、システム設計・保守などを業務の一部として担当しています。主にサーバ製品を取り扱うことが多いです。さまざまなことが実現可能なマイクロソフト製品はとても魅力的ではありますが、その機能をフルで活用させるには豊富な知識と経験が必要になってきます。経験は実際に業務に携わって磨いていくしかありませんが、基本的な操作や正しい使い方などの知識はMCP取得によって効率的に学習していくことができました。
またお客様からの問い合わせに自信を持って回答できるようになっていきました。
MCPを取得したという事実が身に付いた知識を裏付けているので、それが自信に繋がっていったのです。
今携わっている業務がなによりのライフワークとなってきたのもMCP取得を続けていった効果がとても大きいです。

その製品についてのプロフェッショナルをマイクロソフトが証明してくれるのがMCPです。
そして次期製品が登場するとその製品に合わせて試験も提供されるのもマイクロソフトが常に技術者は自己学習していくことを強く望むからですね。
新しい技術が登場すれば、それだけ新しい技術・知識が確立された証拠となるわけです。
体系的に学習していくことができるMCPはIT技術に関わる人にとって、生涯学習することができる認定プログラムになっているのです。

MCPとは直接関係のないコンピュータに関連する技術書も読むようになりました。
ちょっとしたきっかけでもっと深く学習したく意欲的になっていきました。
私にとって、MCP取得が深く学習する楽しさを教えてくれたきっかけとなったのです。


一般受験者の声でMCPの価値を知ろう!

営業職でもMCPは有効!

初めてMCPを取得したのはいつだったかなあと、メンバーサイトにアクセスしてMicrosoft Certified Professional Transcriptを確認してみると、「Implementing and Supporting NT Server 4.0」を1997年に取得していました。もう15年以上も前ですね。当時、MCPという資格があることは知っていましたが、お金がかかるということもあり受験は考えていませんでした。資格を取ったからと言って …

かげちゃんさんかげちゃんさんの体験レビュー
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