「インテル® アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー」とは！？

トランザクション認証の保護

マルウェアがユーザーのネットワーク・セッションをハイジャックすることで、ユーザー自身の PC

から企業システムにログインを試みるという、セキュリティー上の新たな脅威が出現しています。

プロテクテッド・トランザクション・ディスプレイ機能を備えたインテル® アイデンティティー・プロテク

ション・テクノロジー (インテル® IPT) は、PC の前にいるユーザーだけが見られる安全な PIN パ

ッド入力を通じて、ユーザー自身の存在を確認します。この PIN パッドは、プロセッサー内のグラ

フィックス・ハードウェアによって描画されるため、オペレーティング・システムからは認識されませ

ん。

ユーザーがマウスのクリックによって PIN の数字を 1 桁ずつ入力すると、これらの座標情報

がチップセットに転送され、同時に検証が行われます。PIN パッドの内容は、オペレーティング・シ

ステムから認識されないため、マルウェアはマウスのクリック状況を取得できません。



オペレーティング・システムよりも下位レベルでの保護

プロテクテッド・トランザクション・ディスプレイ機能を備えたインテル® IPT を利用することで、オペ

レーティング・システムからトランザクションの監視や改ざんを行えなくなります。

これにより、安全性を維持しながら PC の画面上に機密情報を表示したり、ユーザーの個人情報

を収集できるようになります。

PC のディスプレイに表示される特定の内容は、プロセッサーに統合されたグラフィックス・ハード

ウェアによって描画されます。

このため、上位のソフトウェア・レイヤーにさらされることなく、PC の前にいるユーザーだけがその

表示内容を閲覧できます。

インテル® IPT は、PC の前にユーザーがいることを確認し、マルウェアによるスクレイピングか

ら PC のディスプレイを保護します。

この組込み型のセキュリティー機能を企業システムや Web サイトに適用することで、ユーザーア

カウント、インターネット・ビジネス、金融機関などに対する極めて高度な攻撃から身を守ることが

できます。


以上のようなことが、「Ｉｎｔｅｌ®アイデンティティー・プロテクション・テクノロジー」による保護機能だそうです。