1. マザーボードのファームウェアでAMTの基本設定を行なう
2. 管理に利用するPC(クライアント)に管理ソフトウェアをインストールする
検証機のパーツ構成
【サーバ】
CPU:Intel i7-3770
M/B:Intel DQ77MK
SSD:Intel 510 250GB
MEM:OCMEMORY OCM2400CL10D-8GBN 8GB(4GB*2) DDR3-1600動作
【クライアント】
CPU:Intel i7-2600K
M/B:ASUS P8Z68-V PRO/GEN3
SSD:Intel 510 250GB
MEM:A-DATA AX3U1866GC4G9B-DG2(4GB*2)
AMTの基本設定はPCを起動させ、POST画面でCtrl+Pを押すと表示されるAMTファームウェアのメニュー(Intel Management Engine BIOS Extention)から設定できる。
具体的には、初期パスワード(admin)を入力して、自分のパスワードを設定する。
自分のパスワードを設定し、あとはIPアドレスを設定する程度でよく、ほかは特にいじる必要はない。(今回はDHCPでIPの自動取得を利用した)
これで前準備は完了。
Intelのツールを利用すると、電源やBIOSのリモートコントロールが可能に
IntelのvProのWebサイトにいくと、多数の管理ソフトがリストアップされている。
その中で設定も簡単だったのが、「Intel(R) vPro(tm) Platform Solution Manager」。
ダウンロードサイト
ダウンロードをして、インストールを実行しますが、インストール途中に悩むことなく、「次へ」をクリックしてください。
これでインストールが完了しました。
このソフトウェアが秀逸で、私が使った限りでは、ホストPCのIPを入力、ユーザー名、パスワードの入力だけで、リモートできました。
設定が終わると、各種コントロールパネルが現れます。
KVM Remote Controlで「connect」をクリック。
「Pwrmgmt」-Normal-TurnOnで、PCの電源を投入できます。F2を押してBIOSに入ってみましょう。
閲覧だけではなく、すべての設定が行えました。
動作自体はもっさりしてますが、このようにリモート操作もできました。
このように、通常のリモート操作では行えないBIOSの制御や、今回は実行してませんが、OSのインストールまで行えるAMTの技術。
パーソナルユースで、ここまで使うかどうかは別として、非常に便利な機能だと思いました。
今回のレビューでは、失敗談は省略してます。ですので、非常に簡単に導入できたように思われるでしょうが、設定はできてもリモート操作ができなかったりと、結構苦戦しました。
私の環境では、今回の手順が一番楽で簡単でした。
予断ではありますが、DQ77MKがAMT動作中は、電源がOFFでも、マザーボード上のランプが常に点滅します。よって、PCケースのサイドにアクリル窓が有る場合、目障りなので避けましょう。因みに、私はアクリル窓付にケースです(^^ゞ